ルーティングとIPアドレスの関係
2002年7月11日
浩志
ルーティングとは
パケットがネットワーク間を渡され、最終
に配信されるまでの過程
直接ルーティング
間接ルーティング
ルーター
送られてきたアドレス情報に基づいてパ
ケットを転送するかどうかを決定
到達可能なネットワークを列挙したテー
ル(ルーティングテーブル)を維持
新たに利用可能になったネットワークの
ルートを調査
故障で使えなくなったルートを削除
直接ルーティング
同じネットワーク上の他のマシンにデータを配信
158.152.30.248 158.152.62.113
158.152.48.100
192.36.134.100
2層ヘッダ データ(宛先マシンのIPアドレスを持つ)
間接ルーティング(1)
他のネットワーク上のマシンにデータを配信
158.152.30.248 158.152.62.113
158.152.48.100
192.36.134.100
2層ヘッダ データ(宛先マシンのIPアドレスを持つ)
192.36.134.67
2層ヘッダ データ(宛先マシンのIPアドレスを持つ)
間接ルーティング(2)
MAC=006A9C136251
IP=192.10.5.1
MAC=080087123456
IP=192.10.5.100
MAC=080087789ABC
IP=192.15.20.1
MAC=080087234567
IP=192.15.20.2
MAC=08008789ABCD
IP=192.12.6.100
MAC=009B2459C8D2
IP=192.12.6.100
1
2
第2層ヘッダ
SA=006A9C136251
DA=080087123456
IPヘッダ
SA=192.10.5.1
DA=192.12.6.1
IPデータ
第2層ヘッダ
SA=080087789ABC
DA=080087234567
IPヘッダ
SA=192.10.5.1
DA=192.12.6.1
IPデータ
第2層ヘッダ
SA=08008789ABCD
DA=009B2459C8D2
IPヘッダ
SA=192.10.5.1
DA=192.12.6.1
IPデータ
192.10.5.0 Direct
192.15.20.0 Direct
192.12.6.0 Via 192.15.20.2
192.12.6.0 Direct
192.15.20.0 Direct
192.10.5.0 Via 192.15.20.1
ルーター1 ルーティングテーブル ルーター2ルーティングテーブル
ルーティングプロトコル
ルーターは専用のプロトコルを使ってル
ト(経路)の変更を調べる
最善で最新の情報に基づいてルートの決定
が行われ、最適なルートの決定を保証
ゲートウェイプロトコル
IGPs(Interior Gateway Protocols):自律システム内
RIP,OSPF
EGPs(Exterior Gateway Protocols):自律システム間
EGP,BGP
スタティックルート
あらかじめルーティングテーブルを作っておく
ルーターやホストが経路情報をやり取りしないの
で、ネットワークにかかる負荷が少ない
新たなネットワークが追加されるたびに、ルー
ターのルーティングテーブルに経路情報を追加
する必要がある
規模の大きなネットワークになると、管理が不
可能になる
デフォルトルート
ルーティングテーブル上に、目的のネットワー
クがなかった時に適用される
Host A Host B Host C
ルーター1ルーター2ルーター3
ルーター4
ルーター1デフォルト
ルートとして指定する
だけでよい
ルーター5
Network B ;ルーター2
Network C :ルーター3
デフォルトルート:ルーター4
Network A Network B Network C
Network D
Network E
Network F
ルーティングとサブネットマスク
IPアドレスのどこまでがネットワークIDでどこまで
がホストIDかを識別する必要性
IPアドレスのクラスごとのサブネットマスク
クラスA255.0.0.0
クラスB255.255.0.0
クラスC255.255.255.0
自分のIPアドレスと宛先アドレスをサブネットマス
クを使っAND(論理積)計算
ARPAddress Resolution Protocol
ARP
-ルーティングテーブルにはIPアドレスしか記載
れていない
-実際にはそのIPアドレスを持つMACアドレスに
対してデータを送信する必要
ARPIPアドレスを元にMACアドレスを問い合
わせるプロトコル
Proxy ARP
ルーターが代理でARP要求に応答
A B C
X Y Z
A B C
X Y Z
ARP要求(AXの通信) ARP応答(ルータが代理で応答)
サブネットマスクやデフォルトゲートウェイの設定を必要とすることな
間接ルーティングが行われる