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Linux で Eclipse 4.2 のダウンロード,インストール,設定,日本語化,基本操作

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Linux マシンで,Eclipse 4.2 のダウンロードとインストール日本語化を行う手順を図解で説明する. さらに,Eclipse を使うときに欠かせないプロジェクトの作成,Eclipse でのクラスの定義と実行という基本操作の手順も図解で説明する.その他,Eclipse の設定やプラグインについても説明する.

【この Web ページの目次

【関連 Web ページ】

Windows での Eclipse のインストール手順は,別の Web ページに記述している.


インストール前に,あらかじめ決めておく事項

Eclipse 4.2 のインストールに取りかかる前に,Eclipse インストールディレクトリと,Eclipse のワークスペースを置くディレクトリを決めておくこと. これらディレクトリは,好きに決めていいですが, Eclipse のワークスペースを置くディレクトリは,半角文字でスペースを含まないこと. この Web ページでは,次のように書きます.


Eclipse 4.2 インストール手順 (Linux 版)

前準備

  1. Eclipse インストール開始時に,「Java SE Development Kit」のインストールが済んでいること.
  2. 古いバージョンの Eclipse はアンインストールしておくこと.

    Eclipse インストールディレクトリ /usr/local/eclipse のようなディレクトリ (あるいは似た名前のディレクトリ)があれば,すでに Eclipse のインストール (古いバージョンかも知れない)が済んでいる.

ダウンロード

  1. Eclipse の Web ページを開く

    http://www.eclipse.org/index.phpを開く.

  2. ダウンロード用ページへジャンプ

    ページの上の方にある「Download Eclipse」(オレンジ色のボタン)をクリック

  3. Eclipse パッケージの種類の選択

    Eclipse パッケージの種類が選べる.ここでは,

    などの中から,「Eclipse IDE for JAVA EE Developers」の右横にある「Linux ...」をクリック

    Eclipse パッケージの違いは,同梱されているプラグインの違いです. プラグインは後から簡単に追加できるので,Eclipse パッケージの違いであまり悩まないこと. 違いについての詳細は, http://www.eclipse.org/downloads/packages/compare-packages を参照のこと.

    例えば, Eclipse IDE for Java Developers (別名 Java)の方は, JEE よりプラグインが少ないです(Webツール・プラットフォーム,データツール・プラットフォームなどが入っていません). 従って,あとで必要なプラグインを追加でインストールするという手間はありますが,決して難しい作業ではない. プラグインのインストールについては, Eclipse の 「Web, XML, and Java EE 及びエンタープライズ開発」に関するプラグインのインストール, 「データツール・プラットフォームのインストール」の Web ページをなどを見てください.

  4. ダウンロードサイトの選択

    「Download from:」の右横に,「Japan ...」のように表示されること確認する(Japan で無ければ,「Please choose a mirror close to you」から選びなおす). その後,「Japan ...」のところをクリックすると,ダウンロードが始まる.

  5. ダウンロード開始の確認

    eclipse-jee-juno-SR2-linux-gtk.tar.gz, eclipse-jee-juno-SR2-linux-gtk-x86_64.tar.gz のような名前のファイルがダウンロードされる

    ◆ Ubuntu の場合の例

  6. ダウンロードが終わるまでしばらく待つ.

インストール

  1. (オプション) Fedora 系の Linux では、事前に GTK+ をインストールしておくことを薦める

  2. Ubuntu では openjdk-6 と openjdk-7 の両方をインストールし、openjdk-7 の方を update-java-alternatives コマンドで選択しておく

    sudo apt-get -yV  install openjdk-6-jdk 
    sudo apt-get -yV  install openjdk-6-jre
    sudo apt-get -yV  install openjdk-6-jre-headless 
    sudo apt-get -yV  install openjdk-6-jre-lib 
    sudo apt-get -yV  install icedtea-6-jre-cacao
    sudo apt-get -yV  install openjdk-6-jre-headless 
    sudo apt-get -yV  install icedtea-6-jre-jamvm
    sudo apt-get -yV  install icedtea-6-plugin
    #
    sudo apt-get -yV  install openjdk-7-jdk 
    sudo apt-get -yV  install openjdk-7-jre
    sudo apt-get -yV  install openjdk-7-jre-headless 
    sudo apt-get -yV  install openjdk-7-jre-lib 
    sudo apt-get -yV  install icedtea-7-jre-cacao
    sudo apt-get -yV  install openjdk-7-jre-headless 
    sudo apt-get -yV  install icedtea-7-jre-jamvm
    sudo apt-get -yV  install icedtea-7-plugin
    #
    sudo apt-get -yV  install icedtea-netx-common
    sudo apt-get -yV  install icedtea-netx
    # select 1.7.0
    sudo update-java-alternatives  --jre -s `sudo update-java-alternatives -l | grep 1.7.0 | awk '{print $1}'`
    sudo update-java-alternatives  --jre-headless -s `sudo update-java-alternatives -l | grep 1.7.0 | awk '{print $1}'`
    sudo update-java-alternatives  -s `sudo update-java-alternatives -l | grep 1.7.0 | awk '{print $1}'`
    sudo update-java-alternatives -l 
    

  3. 先ほどダウンロードしたファイルを解凍

    /usr/local の下に解凍する. すると,eclipse という名前のサブディレクトリができる. つまり,/usr/local/eclipse ができる.確認しておく.

    ◆ 操作手順の例 (32 ビット Ubuntu の場合)

    cd /usr/local
    sudo tar -xvzof /tmp/eclipse-jee-juno-SR2-linux-gtk.tar.gz
    

    ◆ 操作手順の例 (64 ビット Ubuntu の場合)

    cd /usr/local
    sudo tar -xvzof /tmp/eclipse-jee-juno-SR2-linux-gtk-x86_64.tar.gz
    


環境設定と起動チェック

必ず行うべき環境設定を下記に示す.

先に,日本語化 を行ってもよいでしょう.

  1. Eclipse の起動

    Linux の場合には /usr/local/eclipse/eclipse のようになる.

    /usr/local/eclipse/eclipse
    

  2. ワークスペースの作成

    Eclipseを起動すると,最初の画面で,「Select a workspace」と出る. ここでは,先ほど作ったディレクトリ(/home/.../workspace)を,ワークスペースのディレクトリとして設定する.OK を押すと,ワークスペースが作成される.

  3. Eclipse で,「インストール済みの JRE」の設定の確認

    Eclipse で 「Window(ウィンドウ)」→「Preferences(設定)」→「Java」→「Installed JRE(インストール済みのJRE)」 と操作すると、下のように「インストール済みの JRE」の設定が確認できる。

    【インストール済みの JRE】の変更手順

    1. ここで「search」ボタンを押して,新しいディレクトリを選ぶ

    2. その後,いま選んだ新しいディレクトリの方にチェックが入っていることを確認する(入っていなければチェックし直す).

  4. 行番号の表示

    今開いている設定用ウインドウで,「general(一般)」→「Editors(エディタ)」→「Text Editor(テキストエディタ)」

    Show line numbers (行番号の表示)」をチェック

  5. (オプション) 文字コード設定

    Eclipseでテキストファイルを扱う場合の文字コードについて,問題があれば,変更できる.

    今開いている設定用ウインドウで,「general(一般)」→「ワークスペース」

    「テキスト・ファイル・エンコード」と, 「新規テキスト・ファイルの行区切り文字」を設定

  6. (オプション) Emacs風キーバインド

    今開いている設定用ウインドウで,「一般 (General)」 → 「キー (Keys Modify)」 → 「スキーム(Scheme)」のプルダウンから 「Emacs」

  7. ビルド・パスの確認

    今開いている設定用ウインドウで,「Java」→「Build Path(ビルド・パス)」

    「Source and output folder(ソース及び出力フォルダー)」 で,「Folders(フォルダー)」にチェック されているはず.確認しておく.

    「Source folder name (ソース・フォルダー名)」と「Output folder name (出力フォルダー名)」をここままでもよいし,好きに設定してもよい(何でも良いが,別のディレクトリになるように設定すること).

  8. java コンパイラのランレベルの確認

    今開いている設定用ウインドウで,「Java」→「Compiler(コンパイラ)」

    Compiler compliance Level が,「1.6」のようになっている.確認しておく.


日本語化  

Eclipse 4.2 に,Pleiades をインストールすると,Eclipse が日本語化される.

  1. Pleiades の Web ページを開く

    http://mergedoc.sourceforge.jp/

  2. 「Pleiades の概要」に目を通しておく

  3. 「安定版」を選択

    「Pleiades 本体ダウンロード」があるので, 「安定版」を選んでクリック

  4. ダウンロード開始

  5. ダウンロードが終わったら,解凍する

    解凍してできたファイルを確認の上, Eclipse のディレクトリ /usr/local/eclipse にコピー. 上書きするか聞いてくるので,「すべて上書き」.

    cd /usr/local/eclipse
    sudo unzip /tmp/pleiades_1.3.4.zip
    

  6. eclipse.ini に1行追加

    /usr/local/eclipse/eclipse.iniの最後に,-javaagent:plugins/(以下略)の1行を追加(下記).

    ------変更後の eclipse.ini の例--------------------------------------
    -startup
    plugins/org.eclipse.equinox.launcher_1.3.0.v20120522-1813.jar
    --launcher.library
    plugins/org.eclipse.equinox.launcher.gtk.linux.x86_64_1.1.200.v20120522-1813
    -product
    org.eclipse.epp.package.jee.product
    --launcher.defaultAction
    openFile
    -showsplash
    org.eclipse.platform
    --launcher.XXMaxPermSize
    256m
    --launcher.defaultAction
    openFile
    -vmargs
    -Dosgi.requiredJavaVersion=1.5
    -Dhelp.lucene.tokenizer=standard
    -XX:MaxPermSize=256m
    -Xms40m
    -Xmx512m
    -javaagent:/usr/local/eclipse/plugins/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleiades.jar
    

※ Linuxでは,「-javaagent:plugins/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleiades.jar」の部分は,フルパスに変えて, 「-javaagent:/usr/local/eclipse/plugins/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleiades.jar」のようにした方がトラブルが少ないでしょう.

Linux でも Eclipse の日本語化に特に問題はありません.下は Ubuntu 12.04 での動作画面です.


Eclipse の基本操作

基本操作として,新規プロジェクトの作成,HelloWorld クラス作成, 保存, 実行を試す.

あらかじめ決めておく事項

プロジェクトの新規作成

下記の手順で,プロジェクトを新規に作成します.

プロジェクトを作成すると,ワークスペースのディレクトリ(/home/.../workspace)の下に, プロジェクトのディレクトリができます.プロジェクトのディレクトリの下には,デフォルトでは,src, bin の2つのサブディレクトリができます.

  1. プロジェクトの新規作成の開始

    「ファイル」→「新規 (New)」→「プロジェクト (Project)」
    または,パッケージ・エキスプローラ内で,右クリック→「新規 (New)」→「プロジェクト (Project)」

  2. Java」の展開

    新規プロジェクトのウインドウが開くので, 「Java」を展開する.

  3. Java プロジェクト」の選択

    展開した「Java」の下にある 「Java プロジェクト」を選び,「次へ」をクリック.

  4. プロジェクト名の指定

    新規Javaプロジェクトのウインドウが開くので,プロジェクト名を付ける(1行目). プロジェクト名には好きにつけて良いが,全角文字は避ける.分かりやすい名前が良い.

  5. Java 設定

    Java 設定はデフォルトのままでよい.「完了」をクリック

  6. (オプション) 関連付けられたパースペクティブを開きますか

    関連付けられたパースペクティブを開きたいので, 「はい」をクリック

  7. (オプション) 手動で新しいパースペクティブを開く操作

    手動で新しいパースペクティブを開きたいときは,次のように操作する.

    1. ウインドウ」→ 「パースペクティブを開く」→ 「その他」と操作する

    2. Java パースペクティブの選択

      Java パースペクティブを開きたいので, 「Java (デフォルト)」を選び, 「OK」をクリック

  8. Java EE パースペクティブが開いたことの確認

パッケージとクラスの作成

パッケージ名は hoge.hoge.com のようなドメイン名を付ける習慣があることに注意してください. この Web ページでは,パッケージ名は,hoge.hoge.com と書き, 作成するクラスのクラス名は,HelloWorld と書きます.

  1. (もし,パッケージ・エクスプローラが開いていなければ)パッケージ・エクスプローラを開く

    「ウインドウ」→「ビューの表示」→「パッケージ・エクスプローラ」 と操作します.

    パッケージの作成,クラスの作成などの作業は,パッケージ・エクスプローラで行うことにします.

  2. パッケージを新規作成すべきプロジェクトの選択

    パッケージ・エクスプローラ(左側のウインドウ)を使って,パッケージを新規作成します.

    パッケージ・エクスプローラ内にプロジェクト一覧が表示されているはずです. 先ほど作成したプロジェクトの中にパッケージを作成したいので, 先ほど作成したプロジェクトのプロジェクト名(つまり HelloWorld)を選んで右クリック.

  3. クラスの新規作成の開始

    パッケージ・エクスプローラ(左側のウインドウ)を使って,クラスを新規作成します.

    新規」→「クラス」と操作します.

    ※ 「新規」を選んだとき,「クラス」が現れないことがあります. そのときは, 「新規」→「その他」→「Java」→「クラス」と操作します.

  4. Java パッケージ名とクラス名の指定

    Java パッケージ名,クラス名を入力できるウインドウが開くので,設定を行う.

    1. 「パッケージ (package)」には,パッケージ名を書く (2行目の「パッケージのところ). ここでは,「hoge.hoge.com」と書く. ドメイン名の形で書くことになっているので注意.
    2. 「クラス名」を付ける(4行目の「名前」のところ).ここでは HelloWorld と書く.
    3. 作成するメソッド・スタブの選択」にある public static void main(String[] args)にチェックする.main メソッドをもったクラスを作るため.

クラス定義

前準備として,パッケージ hoge.hoge.com とクラス HelloWorld を新規作成済みであること.

  1. クラスファイル一覧の表示

    パッケージ・エクスプローラで, プロジェクト名の下の 「Java リソース; src」または「src」の下を展開すると,パッケージ名 hoge.hoge.com の下に,クラスファイル一覧が出ます.

  2. 定義したいクラスのファイルを開く

    HelloWorld クラスを定義したいので, パッケージ・エクスプローラの パッケージ名の下にあるクラスファイル一覧の中から, 「HelloWorld.java」をクリック. すると,エディタが現れます.

    このように,Eclipse のパッケージエクスプローラで,定義したいクラスの「クラス名.java」クリックすると,エディタが開くことになっています.

    なお,別のクラスを追加したいときは, パッケージ名を右クリックして「新規」→「クラス」です.

  3. エディタでクラス定義を行う

    下記のクラス定義をカットアンドペーストしてみて下さい(テスト用に作ったクラス定義です). (パッケージ名を「hoge.hoge.com」と書いているので,パッケージ名を別の名前にしている場合には,適切に読み替えてください).

    ----------------------ここから---------------------
    package hoge.hoge.com;
    
    public class HelloWorld {
        public static void main(String args[])
        {
            System.out.println("Hello Java World !");
        }
    }
    ----------------------ここまで----------------------
    

  4. ソースを保存

    「ファイル」→「保管」または CTRL+S で保存される. 保存時にコンパイルされる

    コンパイル時のエラーや警告があれば, Eclipse 内の問題・ビューに表示されるので確認する.

実行

  1. 実行したいクラスを選び,右クリック

    パッケージ・エクスプローラで,パッケージ名の下にクラスファイル一覧が出ているので,実行したいクラスの「クラス名.java」 (つまり,HelloWorld.java)右クリック

  2. 実行」 → 「Javaアプリケーション (Java Application)」と操作

    ■ もしくはAlt+Shift+Xを押し,J を押すという操作でもよい.

  3. Eclipse 画面の下の方にコンソールが立ち上がり,「Hello Eclipse World!」と出力されるので確認する.