cs-14. デジタル社会でのマナー,
情報セキュリティ
デジタル時代のガイド
(コンピューターサイエンス)
URL: https://www.kkaneko.jp/cc/cs/index.html
1
金子邦彦
謝辞:この資料では「いらすとや」のイラストを使用しています
デジタル社会の特徴と影響
個人が情報発信者となる時代
情報の価値向上と個人データの重要性増大
デジタル時代のリスクとマナー
著作権尊重の重要性
オンライン上の自己表現と責任 など
情報セキュリティの基本と対策
コンピュータウイルスの脅威と感染経路
強固なパスワード管理の重要性 など
情報リテラシー
クリティカルシンキング(情報の真偽を見分け
る能力),デジタルリテラシー など
2
14-1 デジタル社会
3
デジタル社会の特徴と影響
デジタル社会
4
情報の広範な流通と共有
個人が情報発信者に
技術革新による社会変革
情報の価値向上
AIとビッグデータが私たちの生活を変革する
人工知能(AI
自然言語処理:
例:ChatGPTによる対
話・相談・文章推敲
画像認識:
例:顔検出システム、自
動運転車の障害物検出
音声認識
例:スマートスピーカー、
音声アシスタント
5
ビッグデータ
マーケティング:
例:個人の嗜好に基づく
商品推薦
医療
例:大量の医療データの
分析による予測
交通
例:交通データによる渋
滞予測
情報の広範な流通と共有
情報が,インターネットで広く流通,共有される
情報が,大規模に次世代に継承される
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個人が情報の発信者に
あらゆる人が情報の発信者となる
検索エンジン Google など
ソーシャルネットワーク LINE など
動画共有 YouTube など
コミュニケーションツール(電子メール)
7
情報の価値向上
8
情報の価値向上と個人データの重要性増大
例:
ビッグデータ分析により企業が消費者行動を予測し、的確な
マーケティング戦略を立案
例:
個人のSNS投稿が企業の評判に大きな影響を与える
技術革新による社会変革
・富の爆発的増大
新しい産業,サービスの誕生
仕事のやり方の変化
価値観やの変化
自動運転:交通事故の減少、移動の効率化
ドローン配送:物流の効率化、過疎地域へのサービス提供
遠隔医療:地域間の医療格差の解消
スマートシティ:エネルギー効率の向上、生活の質の改善
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デジタル社会とコンピュータ
コンピュータでは,データの保管,発信,共有,流通を行
デジタル社会において,コンピュータは,人間の知的能力
を増幅させる役割を持つ
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情報技術の将来
技術革新が続く
技術確認によるさらなる社会変革の可能性
AIによる自動運転技術 運輸業界に影響
ドローン配送 物流の効率化の可能性
ブロックチェーン技術 金融取引の仕組みを変革、新
しい形の通貨(暗号資産)の誕
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デジタル社会まとめ
デジタル社会は,情報高い価値を持つ社会
情報の収集,蓄積,複製,加工,配布が可能な社会
情報のためのインフラ(通信網,各種情報サービス)
が整った
個々が、情報の知識や実践力を持つことが求めれる
私たちの行動は,すでにデジタル化されつつある
12
14-2 情報の蓄積,共有,継承
13
WikiPedia
世界中が編集に参加している百科事典
情報の蓄積,共有,継承に役立つ
https://ja.wikipedia.org/
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Wikipedia に関する演習
検索窓で,自由に,キーワードを使って検索してみな
さい
Wikipedia の編集には世界中の有志が参加している.そ
して,憶測等に基づく不正確な情報混入しないようにさ
まざまな工夫が行われている.
どのように工夫されているか調べてみなさい.
投稿者が守るべきルールやマナー投稿記事の
チェックの体制やルール
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フェイスブック
交流サイト
記事・画像の発信.
他の人の記事・画
像の拡散
「友達であるこ
と」のアピール
(友達申請)
つながりのアピー
ル(タグ付け
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フェイスブック
トランプ大統領のページ
14-3 デジタル社会のリスクと
マナー
17
デジタル社会
リスク
1.情報の誤った拡散
2.プライバシーの侵害
3.セキュリティ脅威
4.デジタル依存
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マナー
1.情報の真偽確認
2.個人情報の慎重な取り扱い
3.セキュリティ意識の向上
4.適切な利用時間管理
情報の誤った拡散,情報の真偽確認
【リスク】
インターネットを用いた交流,情報発信により,誰もが簡
単に世界中に情報を発信できる
不正確な情報悪意のある情報が広まる可能性
マナー
情報の真偽確認が必要
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フェイクニュース
ソーシャルネットで虚偽情報冗談は,深刻な問題
を引き起こす可能性がある.
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嘘や冗談を書く
いろいろな人が面白がる
拡散する
嘘か本当か判断せずに安易
に拡散することも起きる
迷惑がかかる
あらゆる情報の信頼性を確認する習慣が必要です
フェイクサイト
価値のないサイト
・他者の作品を無断でコ
ピーし,自作のように見
せかけ
・価値のない商品を
価値のあるものに見せか
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フェイクサイトに関心を持つのは危険です.
AIによるフェイク生成の仕組み
1. データ収集:大量の画像・音声データを収集
2. 学習:AI がデータを学習.偽の画像・音声の生
成能力を獲得
3. 生成:新たな偽の画像・音声を生成
4. 拡散:SNSなどで急速に拡散
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フェイクビデオ
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情報技術の進歩は、情報の信頼性にも新たな課題をもたら
している。例:人工知能(AI)によるフェイクビデオ
AI の進化により,映像や音声の偽造が容易となり,それ
が事実かどうかの判断が難しくなっている
金子の顔
有名人の声,表情,
語り
金子がその有名人
そっくりで語りだす
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情報の真偽確認
クリティカルシンキング:常に疑問を持つ姿勢
情報源の確認:信頼できるメディアか確認
複数の情報源:複数の情報源で事実を確認
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ソーシャルネットワークのリスクとマナー
【リスク】
プライバシーの侵害
不正確な情報の拡散
仲間内で共有しているつもりでも,世界中に丸見
という場合もある
公開した情報は取り消しが困難
マナー
個人情報の慎重な取り扱い(プライバシーを侵害
しない)
不正確な情報を投稿/拡散しない
誰かが不愉快になる可能性のある投稿/拡散しな
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ソーシャルネットワーク利用時のチェックリスト
投稿前に内容を再確認する
他人のプライバシーを尊重する
著作権を侵害していないか確認する
感情的な投稿を避ける
他の人の個人情報を公開しない.自分の個人情報
の公開も最低限に
知らない人からの友達リクエストに注意する
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これらの注意点を常に意識し、安全で有意義なSNS利用
を心がけよう
セキュリティ脅威とセキュリティ意識の向上
【セキュリティ脅威】
パソコンやスマートフォン警告やオファー
険なものもある
個人情報の窃取、有害なソフトウェアのインス
トールを目的としていることも
【セキュリティ意識の向上】
慌てない
他の人に相談する
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不正サイトへの誘導
電話連絡!
送金!
ウエブサイトへの
アクセス!
を求める詐欺行為
がある
29
個人情報の保護とフィッシング詐欺から身を守るために、
怪しいメールやウェブサイトへのリンククリックしな
ように注意が必要です
問いかけ.
スマートフォンの警告メッセージに遭遇した場合,どのよう
に反応しますか?
30
警告
あなたのスマホに危険があります!
1分以内に開始してください.
いますぐ,次をタップして,無料で,
開始してください
タップ
すぐに反応せず,正規のメッセージであるかを落ち着い
確認しましょう.急がせている場合には特に危険です.
問いかけ.
ウエブサイトで,特別なプレゼントやお金のチャンスが提示
されたら,どうしますか?
31
先着10名!
あなたが選ばれました.
特別なプレゼントです.
次をタップするだけです.
あなたに,お金のチャンスを上げます.
タップ
本当に信頼できるか,慎重な確認が必要です
有害なソフトウェア(マルウェア)の仕組み
侵入:メールの添付ファイル不正サイトからダ
ウンロード
感染:システムに潜伏
活動:個人情報の窃取、システムの破壊など
拡散:他のデバイスやネットワークに感染を拡大
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有害なソフトウェア(マルウェア)の対策
Windows Defender などのウイルス対策
OSやソフトウェアの最新版へのアップデート
不審なメールの添付ファイルを開かない
信頼できないサイトからのダウンロードを避ける
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有害なソフトウェア(マルウェア)に対する
対策チェックリスト
OSとソフトウェアを更新する
パスワードは適切に設定.他の人との貸し借りは
厳禁
不審なメールやリンクに注意する
公共Wi-Fiでパスワードを必要としないものは、
データが暗号化されていなかったり、盗聴目的の
能性もあるので使用しない
重要なデータを定期的にバックアップする
34
14-4 福山大学
情報セキュリティパンフレット
35
情報セキュリティパンフレット
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情報セキュリティパンフ
レット
ICTサービスセンター
福山大学未来創造館1階
開設時間 平日10:00
13:0014:0017:00
福山大学ICTサービスセンターで案内している,
情報セキュリティのガイドブックです
情報セキュリティパンフレットの説明内容
デジタル社会において情報セキュリティは必要不可欠であ
る。
パーソナルな情報の保護: 個々人の情報は重要な資産であ
り、各自が尊重し、守る責任がある。
不正アクセスの防止: オペレーティングシステムのアップ
デート(更新)などの対策が大切である。
データバックアップ: データの消失を防ぐために、定期的
なバックアップを行うべきである。
社会的なルールの理解と遵守: マナーを理解し、遵守する
ことが重要である。
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情報通信機器は便利
パソコンやスマホ、インターネットを活用
情報収集、交流、情報発信
データの整理や活用
授業のための調査,自宅からの授業資料
の閲覧などでも便利
大学生活の充実に大いに役立つでしょう
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ページ1,2
気を付けてほしいこと
誘惑の危険
罠の危険
パソコンやスマホ、インターネットの
利用によって他人に迷惑をかける可能
性もある
39
ページ2
インターネットの利用
便利なこと
40
気を付けて欲しいこと
世界とつながる
情報収集
交流など
悪意を持った人からの
誘惑や罠の危険
に注意が必要
無意識に他人に迷惑を
かける行為にも
気を付けてください
コンピュータウイルス
悪意をもったソフトウエア
情報の漏えい,情報の破壊,システム
の乗っ取りの危険
41
ページ3
コンピュータウイルスの感染経路
(見知らぬ人からのお知らせ)
ここをクリックするとプレゼント!
(見知らぬ人からのお知らせ)
楽しいアプリなので,すぐにインストール
(見知らぬ人からのお知らせ)
添付ファイルは重要ファイルなので,すぐ
に開きなさい
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ページ3
コンピュータウイルスから自分を守る
知らない人からのメールは開かない
電子メールの送信者や,有名人や知人に
なっていても,偽装の可能性を忘れない
ウエブページの怪しげなリンクはクリック
しない
スマホやパソコンのオペレーティングシス
テムは,頻繁にアップデートするか,自動
でアップデートするように設定する
ウイルス対策ソフトウエアを常に活用
43
ページ3
ブログや掲示板に書き込んだ情報は:
ソーシャルネットワークや掲示板に投稿
した情報は,世界中の人の目に触れる
能性がある
投稿した情報は,他人にコピーされて無
断で拡散される場合もある
自分や他人のプライバシを尊重する
44
ページ3,4
大事な情報を守るために
秘密にしたい情報は,インターネットに投
稿しないようにしましょう
他の人のプライバシにも配慮しましょう
電話番号,写真,住所などを公開してはいけ
ません
その場の感情のみで書き込まず,落ち着い
てから投稿しましょう
不安なことは,信頼できる人に相談しま
しょう
45
ページ3,4
パスワード
パスワードは,自分の身分を証明する大切
なもの
46
ページ4
パスワードをきちんと管理する
パソコンや携帯電話などには,パスワード
を設定する
パスワードを他の人に教えてはいけない
学校など,公共のパソコンを使っていると
き,ログインしたまま席を離れてはいけない
生年月日,電話番号,安易な文字列
(「1234」やら)をパスワードに使うのは避
ける
47
ページ4
気を付けて欲しいこと
紛失・盗難に気を付ける
大事なデータは,前もって複製
(バックアップ)しておく
電子メールでの宛先ミスに気を付け
送信前に宛先を必ず確認する
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ページ5
みなさんに気を付けて欲しいこと
インターネットでの行動は意外と多くの人
に見られています
違法行為は絶対にしない
違法行為の例
ソフトウェアの不正コピーや配布
音楽、映画、書籍などの著作物の無断ダウ
ンロードや共有
ライセンス違反(個人利用のソフトウェア
を業務で使用するなど)
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ページ6
全体まとめ
デジタル社会
デジタル社会は、インターネットや情報技術の普及により情報が広く流通・
共有される社会
情報が次世代にも大規模に継承され、個々の人が情報の発信者となる
デジタル社会のマナー
デジタル社会においては、個人が簡単に世界中に情報を発信できるため、情
報の正確性や、プライバシーの侵害に注意が必要
フェイクニュースやフェイクサイトに注意。
情報の信頼性を確認する習慣を持つことが重要。
著作権を尊重することも重要。
情報セキュリティ
情報セキュリティは、デジタル社会において情報やシステムを危険から守る
対策のこと。
AIによるフェイクビデオ等、新たな情報操作技術への対応も大切
パスワードの適切な管理、コンピュータウイルスからの防御、不正アクセス
や盗難への対策、重要なデータのバックアップなどが重要。
個人情報の適切な管理と保護(自分の情報だけでなく、他人の情報も含む)
ソーシャルメディアでの情報共有に注意し、プライバシー設定を適切に行う
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デジタル社会への理解と適応.情報の流通や個人の
情報発信力の増大を把握.AIやビッグデータが社会に
与える影響。技術革新と社会変革の可能性。
情報リテラシーとセキュリティスキルの向。フェ
イクニュース、不正確な情報、コンピュータウイルス
詐欺、個人情報の拡散などのリスクを知る。対策を
デジタル時代の倫理とマナーの習得。オンライン
での責任ある行動。デジタル社会における倫理的判
力。
解決能力と批判的思考力を向上。グローバルな視野
を獲得。
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今回の授業の学ぶ意義と満足感