マイクロソフト Office のフォーム

【概要】Microsoft Formsは,Webブラウザから簡単にフォームを作成・共有できるアプリケーションである.フォーム作成時にはプレビュー機能で表示確認が可能で,Power Automate(旧Microsoft Flow:業務自動化ツール)と連携して回答者への自動メール送信やSharePointリストへの保存が設定できる.また,既存フォームを複製して新規作成することもできる.

Office フォームの作成

  1. Webブラウザを新しく開き,Office 365 にサインインします

    https://portal.office.com

  2. Forms」を選択します
  3. 新しいフォームを作成」を選択して,フォームの作成を開始します
  4. フォーム作成画面では,質問の編集やタイトルの設定が可能です.画面右上の「・・・」アイコンから詳細設定を行えます.
  5. フォームの作成完了後,「プレビュー」を選択して内容を確認できます.

    この機能により,回答者の視点からフォームの表示を事前に確認することができます

    プレビュー画面に切り替わります.

    ※ プレビュー画面の「送信」ボタンで,フォーム回答の動作検証が可能です

    ※ 確認後は画面右上の「戻る」を選択して編集画面に戻ります

  6. フォームの送信は以下の画面から実行できます

フォームの提出時に,本人確認メールを自動送信する

ユースケース:フォーム提出時に,提出者へ自動で受理確認メールを送信する仕組みを構築します.

この機能はFlow を使用して実現します

  1. まずFlowを起動します
  2. テンプレートから作成」画面が表示されたら,同オプションを選択します
  3. 検索欄で「メールと SharePoint に対するフォームの処理」を検索します
  4. 検索結果から「メールと SharePoint に対するフォームの処理」を選択します
  5. 画面が切り替わりますので,内容を確認後,「続行」を選択します.
  6. 作成されたフローのタイトルを適切な名称に変更します
  7. フォームIDの欄(2箇所)に対して該当するフォームIDを設定します
  8. 電子メールの「宛先」設定には,フォームで収集する電子メールアドレス欄を指定します
  9. メールの「件名」と「本文」を適切に設定します
  10. SharePoint リストへの保存設定を行います

    保存が不要な場合は,「Create Item」セクションを削除します(右側の「...」から削除可能)

    保存が必要な場合は,「サイトのアドレス」と「リスト名」をメニューから選択します.なお,SharePoint リストは事前に作成しておく必要があります

  11. 設定完了後,「保存」を選択して内容を保存します
  12. 設定後は,回答者に以下のような確認メールが自動送信されます

Office フォームのコピー

ユースケース:既存のOffice フォームや他者が作成したフォームを基に,新しいフォームを作成します

  1. フォームを複製するため,「共有」を選択します
  2. 複製のためのリンクを取得」を選択します
  3. コピー」を選択してリンクをコピーします
  4. このリンクの貼り付けをする準備ができた」という確認メッセージを確認します
  5. 新しいブラウザタブを開き,Office 365 にサインインします
  6. 新しいタブのアドレスバーを右クリックし,「貼り付け」を実行して,先ほどコピーしたリンクを貼り付けます
  7. 「このフォームを複製して,自分のフォームとして使用できます」というメッセージが表示されたら,「複製する」を選択します
  8. フォーム編集画面に移行します
  9. この画面で必要な編集を行うことができます
  10. すべての設定項目を必ず確認します
  11. 編集完了後,「プレビュー」で表示を確認します.

    回答者の視点からフォームの表示を確認できます

    プレビュー画面が表示されます.

    ※ プレビュー画面の「送信」ボタンでフォーム回答の動作を検証できます

    ※ 確認後は画面右上の「戻る」を選択して編集画面に戻ります

  12. フォームの送信は以下の画面から実行できます
* 「送信」を選択するとフォーム回答の動作を検証できます.確認後は画面右上の「戻る」を選択して編集画面に戻ります