VMware Workstation(vmrun)による仮想マシンのコマンドライン操作
vmrun のセットアップ手順
かつては仮想マシンを操作するためのコマンドとして VIX API(仮想マシンを自動操作するためのライブラリ)を別途インストールしていたが、VIX API は古く(最終版は1.17.0)、現在は提供が終了している。現在の VMware Workstation には、本資料で使うコマンド vmrun が最初から同梱されているため、VIX API を別途ダウンロードする必要はない。また VMware Workstation Player は VMware Workstation Pro に統合され、2024年11月以降は個人・商用を問わず無償で利用できる(配布元は Broadcom のサイト)。
- Broadcom のダウンロードページにアクセス
- Broadcom アカウントでログインする(アカウントがない場合は登録する)。
- 「My Downloads」から VMware Cloud Foundation を選び、VMware Workstation を選択する。
- 適切なバージョンを選択
Linux 環境で利用する場合は、ホスト OS のアーキテクチャに合わせて Linux 版を選択する。
arch コマンド(CPU アーキテクチャを表示するコマンド)の実行結果が「x86_64」の場合は64ビット Linux を選択する。なお、現在の VMware Workstation は64ビット Linux のみに対応している。
セットアップと動作確認
- ダウンロードファイルのインストール実行
Linux 版インストーラは拡張子 .bundle の自己展開ファイルである。次のように実行する(ファイル名はダウンロードしたバージョンに合わせる)。
sudo sh VMware-Workstation-Full.x86_64.bundle
- ライセンス契約の内容を確認し、同意する場合のみ承諾する。
- インストールの開始を承認する。
- インストールの完了を確認する。
仮想マシンの操作
以下のコマンドで使う -T はホストの種別を指定するオプションで、VMware Workstation では「ws」を指定する。<仮想マシンファイル名>には、操作対象の仮想マシンの構成ファイル(拡張子 .vmx)を指定する。
- 電源オフ状態、サスペンド状態、または一時停止状態にある仮想マシンを起動する。
vmrun -T ws start <仮想マシンファイル名>コマンド実行例
- 仮想マシンを強制的にシャットダウンする。
vmrun -T ws stop <仮想マシンファイル名>コマンド実行例
- ホスト OS からゲスト OS へファイルを転送する。-gu はゲスト OS のユーザー名、-gp はそのパスワードを指定するオプションである。
vmrun -T ws -gu guest -gp guestpass CopyFileFromHostToGuest <仮想マシンファイル名> <ホストOSのファイルパス> <ゲストOSのファイルパス>
- ゲスト OS 内でスクリプトを実行する。<インタープリタのパス>にはスクリプトを実行するコマンド(例:/bin/bash)を、<スクリプト本文>にはスクリプトの中身そのものを指定する(スクリプトのファイル名ではない点に注意)。
vmrun -T ws -gu guest -gp guestpass runScriptInGuest <仮想マシンファイル名> <インタープリタのパス> <スクリプト本文>