de-1. Microsoft Access の起動
と終了,画面の説明,基本操作
1
金子邦彦
(データベース演習)
URL: https://www.kkaneko.jp/de/de/index.html
謝辞:この資料では「いらすとや」のイラストを使用しています
データベース演習のメリッ
以下のよなメリットを提供します。
実践的なスキルの習得: データベースの操作、SQLクエリの作成、デー
タベース設計など、実用的なデータベーススキルを修得する機会を提
供します。
アクィブラーニング: 演習とミニッツレポートを通じて、実際のデー
タベース操作を体験し、問題解決能力を向上させるアクティブラーニ
ングが行われます。
有用な専門知識とスキルの強化: ITエンジニアとしての専門知識とスキ
ルを強化します。
データベースの実用的理解:データベースの実際の操作を通じて、デー
タの保存、検索、分析、意思決定に関する実用的な理解を深めます。
「データベース演習」の授業はデータベースの基本を習得し、将来のIT
エンジニアとしてのスキル向上を図るための貴重な機会であり、現代社
会においてキャリアの発展に大いに役立つスキを提供します
2
データ管理スキル
データ管理の重要性の確認
リレーショナルデータベースの知識の獲得
3
アウトライン
1. はじめに
2. Access の起動とデータベースの
新規作成
3. Access の種々の画面
4. テーブル
5. Access でのテーブルの新規作成
6. Access の終了
7. 授業の全体計画(次のステップ
へ)
4
1-1 はじめに
5
データベースとは何か?
データベーは、特定のテーマや目的に従って収
集された量のデー
データベースは、大規模なデータ多くのユー
ザーで扱ことを想定
データの整合性とセキュリティを重視
6
データベースシステムの役
データの構造化
データを整理。データは分かりやすくなり、関連性のある
データ同士を結び付けることも簡単に。
データの整合
データの整合性を保つための仕組みを提供。データが正確で
矛盾しないよに、制約を設定できる。データの品質が向上
し、誤った情報が排除される。
データの永続性
データを永続的に保存する。データは電源を切っても消えず、
長期間にわたって安全に保管される。データを失心配がな
くなる。
7
Microsoft Access の基本
Microsoft Access は、リレショナルータベー
作成管理るためのソフトェア
ビジュアルで、親しみやすいインターフェースで、
データベース操作が可能
SQL言語もサポートしており、高度な操作が可能
8
リレーショナルデータベースの仕組み
データをテーブルと呼ばれる表形式で保存
テーブル間関連で結ばれる。複雑な構造を持ったデータ
を効率的に管理することを可能に。
9
関連
テーブルと属性
10
テーブル
ID」と「商品」と「単価」の
属性
テーブル
ID」と「購入者」と「商品ID
と「数量」の属性
テーブルは、属性(列)でデータを表現
Microsoft Access を学ぶことのメリット
リレーショナルデータベースのスキルの取得
情報の整理、仕事の効率化
データを効率的に管理し、活用できる能力は極めて
重要。スキルの向上、キャリアの発展につながる
11
1-2 Access の起動と
データベースの新規作成
12
Access のスタート画面
13
Access のスタート画面
14
●最近使ったファイル
最近使ったデータベースが
ある場合、その一覧が
表示される
●他のファイルを開く
すでに作成済みのデータ
ベースを開く
●空のデスクトップデータベース
新しいリレーショナル
データベースを作成中身は
●その他
新しいリレーショナル
データベースを作成.
中身はいろいろ.
Access で空のデスクトップデータベースを作成
15
空のデスクトップ
データベース
をクリック
Accessテーブル
ツール画面が開く
作成」をクリック
ファイル名は変える必要
はない。変えたいときは、
●●.accdb」のよに設定
演習1.Access の利用開始
ページ17,18
トピックス
Access の起動
データベースの新規作成と、
データベースファイル名の設定
16
1. パソコンを使用する
前もって Access をインストールしておくこと
2. Access 起動する
3. Access で、空のデスクトップデータベース新規作成
する.
17
4. テーブルツール画面が表示されることを確認
あとで使ので、そのままにしておきなさい
18
1-3 Access の種々の画面
19
リボンとタブ
20
●リボン
タブ、グループ、コマンドが配置される
●タブ
各タブには、作業の種類ごとにコマンドがまと
められている
ナビゲーションペインとテーブルビュー
21
●ナビゲーションペイン
データベースオブジェクト(テーブル、クエリ、
フォーム、レポートなど)一覧表示され、
クセスできる
●テーブルビュー
ナビゲーションペイン内
テーブルは一覧表示され、
選択、操作ができる
データシートビュー,デザインビューSQLビュー
22
問い合わせ(クエリ)の設計を行う
デザインビュー
SQL の作成、編集を行うSQLビュー
データシートビューは,
テーブルの中のデータを表示。
データの確認、編集、新しいデータ
の追加、検索、コピー&貼り付け
できる。データの操作や確認に便利。
デザインビューは,
テーブル、クエリ、フォーム、レポート
の設計を行う画面
テーブルツール画面の中のリボン、テーブルビュー、
データシートビュー
23
全体でテーブルツール画面
リボン
データシートビュー
テーブルビュー
1-4 テーブル
24
テーブル
テーブルは、データを格納するための表形式の
データ構造
列は「属性」と呼ばれる。
25
ID 商品 単価
1
みかん
50
2
りんご
100
ID属性 単価属性
商品属性
属性のデータ型
属性は、「数値」、「短いテキストなどの特定
のデータ型を持つ
26
ID 商品 単価
1
みかん
50
2
りんご
100
ID属性 単価属性
商品属性
半角数値 短いテキスト 半角数値
属性の追加
テーブルへの属性の追加では、属性の名前とデ
タ型を指定する。(属性についての制約を指定
ることもできる。)
27
ID ID 商品
半角数値 半角数値 短いテキスト
属性の追加前 属性の追加後
データの挿入
テーブルには、行単位でデータを挿入できる
28
空のテーブル
2行のデータが挿入された
ID 商品 単価 ID 商品 単価
1
みかん
50
2
りんご
100
データの保存
さまざまな操作(属性の追加、データの挿入)
行っただけでは、保存されていない
保存のためには、保存の操作が必
29
1-5 Accessでのテーブルの新
規作成
30
テーブルの新規作成
テーブル定義を行
データベース内でデータをどのよに格納するかをデザイン
(設計)し、データベースシステムで設定する
テーブル名の指定
属性名の指定
属性のデータ型の指定: 例、「数字」、「短いテキス
ト」など
データの整合性を保つための制約の指定も可能 例、
「同じ番号は2度現れない」など
続いて、テーブルに実際のデータを追加
テーブル定義で設定した属性、データ型、制約に従ってデー
タベースを整備 31
テーブルの新規作成
テーブル定義
テーブル名商品
属性名ID、商品、単価
属性のデータ型数値、短いテキスト、数値
データの整合性を保つための制約なし
続いて、テーブルに実際のデータを追加
32
ID 商品 単価
1
みかん
50
2
りんご
100
半角数値 短いテキスト 半角数値
そのまま使う
設定する 設定する
1, 2, 3 のような
通し番号が
自動設定される
入れる
演習2
テーブルの新規作成
ページ34~41
トピックス
属性の追加、データ型の指定
データの挿入
テーブルを閉じることにより
保存、そのときにテーブル名
を指定
33
演習.「商品」属性の追加、そのデータ型の設定
34
クリックして追加
を右クリックし、「短い
テキスト」を選ぶ
※もし「テーブル1」が表示されて
いないときは、オブジェクトインド
で、「テーブル1」をダブルク
リック
フィールド1」のところをダ
ブルクリックして、
に表示させてから
フィールド1
演習. 「商品」属性の追加、そのデータ型の設定
35
列名を「商品」に書き
換える
演習. 「単価」属性の追加、そのデータ型の設定
36
さっきと同じよに、「クリッ
クして追加」を右クリック.今度
は、「数値」を選ぶ
今度は「数値
フィールド1」のところをダ
ブルクリックして、
に表示させてから
フィールド1
演習. 「単価」属性の追加、そのデータ型の設定
37
単価」に書き換える
演習.データの挿入
38
画面で「みかん」、「50
と入れる
このとき、自動で行が1つ増える
1, 2, 3 のような
通し番号が
自動設定される
ので確認
演習.データの挿入
39
画面で、2行目に「りんご」、
100」と入れる
このとき、自動で行が1つ増える
1, 2, 3 のような
通し番号が
自動設定される
ので確認
演習.テーブルを閉じることで、保存(1)
40
テーブル」を右クリッ
クし「閉じる」を選ぶ
「・・・変更を保存します
か?」には「はい」を選ぶ
これで保存される
演習.テーブルを閉じることで、保存(2)
41
最初のテーブル保存では、
テーブル名を設定するイン
が開く
テーブル名を「商品」にす
あとで使ので、まだ、Access を終了しないこと
(そのまま残しておく)
演習3
データの挿入と保存
ページ43
トピックス
データの挿入
テーブルを閉じることにより
保存
42
ID 商品 単価
1
みかん
50
2
りんご
100
3
りんご
150
43
半角数値 短いテキスト 半角数値
1, 2, 3 のような
通し番号が
自動設定される 入れる
「商品」のテーブルに、1行増やす
間違ってしまったときは、テーブルの削除
を行ってからやり直した方が早い場合がある
44
テーブルビューで、削除した
いテーブルを右クリックして、
削除
テーブルを削除するときは、
間違って必要なテーブルを削除しない
ように、十分に注意する!
(元に戻せない)
テーブルの作成
45
リボンで、「作成
テーブル」と操作する 空のテーブルが増える
1-6 Access の終了
46
マイクロソフト Access でデータベースを閉じる
47
リボンで、ファ
イル」をクリック
閉じる」をク
リック
データベース
を閉じると、表
示が空になる
マイクロソフト Access の終了
48
全体まとめ
1-1. めに
データベースではデータを整理。整合性とセキュリティを重視
Microsoft Accessはリレーショナルデータベースを簡単に作成し、管理
するソフトェアで、ビジュアルなインターフェースを提供。
1-2. Access の起動とデータベースの新規作成
Accessで新しいデスクトップデータベースを作成
1-3. Access の画面
リボンとタブ:コマンドをまとめたメニュー。
ナビゲーションペインとテーブルビュー:テーブルなどのデータベー
スオブジェクトを管理し操作するインターフェース。
データシートビュー:データの表示と編
デザインビュー:テーブルなどのデータベースオブジェクトの設計
49
全体まとめ
1-4. ブル
テーブルはデータを格納するための表形式のデータ構造。
属性のデータ型:属性は特定のデータ型を持つ。
属性の追加、データの挿入、データの保
1-5. Access でのテーブルの新規作成
テーブルの作成、属性の追加、データ型の設定、データの挿入、保存
の方法
1-6. Access の終了
データベースを閉じる方法とAccessを終了する方法。
50
データ管理スキル
データベースとAccessの基本的な理解を得ることで、
データを組織化し、データを管理する能力が向上
データ管理の重要性の確認
データベースの役割やAccessの使用方法を理解するこ
とで、データ管理の重要性についての視野が広がる。
データベースの専門知識は多くの職種、職業で役立つ
リレーショナルデータベースの知識の獲得
リレーショナルデータベースを知り、テーブル、属性
データの挿入について理解します。このことは、デー
タの管理や分析に役立つとともに、将来の就職機会の
増加、キャリアの発展に役立つ
51
自習
テーブルの作成
1.Microsoft Accessを起動し、新しいデスクトップデータベースを作成し
ます。
2.テーブルビューに移動し、新しいテーブルを作成します。
3.テーブルに "顧客" とい名前を付け、必要な属性(例: 名前、電話番
号)を追加します。属性のデータ型も設定します。
4.いくつかの顧客データ(少なくとも3つ)を手動で挿入します。
5.テーブルを閉じて保存します。
以上を自習することにより、Accessの基本的な操作のスキルを実践的に
学ぶことができます。テーブルの作成により、リレーショナルデータ
ベースの基本的な操作を理解し、将来、問題解決スキルを向上させるこ
とにも役立ちます(結果を提出する必要ありません
52
1-7 授業の全体計画
(次のステップへ)
53
54
この授業で学べること
マイクロソフト Access の威力を実感
データベースの作 (テーブル定義など)
問い合わせ(クエリ)(検索、結合、集計・集約、
並べ替えなど)
その他 SQL の実践的演習
15回の授業計画
55
1
Microsoft Access
の起動と終
了、画面の説明、
GUIの操作
9
ER
2
Microsoft Access
のデータ
ベース操作(1)
10
分解と結合
3
Microsoft Access
のデータ
ベース操作(2)
11
参照整合性制約
、外部キー
4
Microsoft Access
のデータ
ベース操作(3)
12
データベース設計総合演習、
SQL
総合演習
5
SQL
による集計・集約
13
データベース分析
6
SQL
による並べ替え(ソー
ト)
14
データベース活用演習
7
SQL
による結合
15
データベース管理演習
8
SQL
中間まとめ