Zoomビデオ会議でのプレゼンテーション手順例
【概要】Zoomを使用してPowerPointのスライドとカメラ映像を同時に配信する方法を説明する。スライドを見せながら実演や実物の提示を行いたい場合に有効である。
Zoomでは、参加者のビデオ、音声、パソコン画面を他の参加者にリアルタイムで配信できる。パスワード設定による参加者制限機能や録画機能も備えている。開催者はWebブラウザまたはアプリでサインアップし、招待URLを参加者に送信することで、特別な機材なしでオンライン会議を開催できる。
【目次】
準備するもの
- パソコン(カメラとマイクが必要。内蔵でも外付けでもよい)
- PowerPoint(プレゼンテーションソフト)
- マルチディスプレイ環境(推奨)
マルチディスプレイ環境とは、パソコンに2台以上のディスプレイを接続して使用する構成である。発表者用の操作画面と参加者に見せる画面を分離できるため、スムーズな進行が可能となる。ディスプレイが1台のみの構成をシングルディスプレイ環境と呼ぶ。
Zoomへのサインインを事前に完了しておくこと。
手順
- PowerPointのスライドショー設定を行う
PowerPointの「スライドショー」タブから「スライドショーの設定」を選択する。
- 「種類」の設定を行う
この設定により、スライドショーの表示方法が決まる。
マルチディスプレイ環境の場合:「発表者として使用する(フルスクリーン表示)」を選択する。スライドが片方のディスプレイ全体に表示され、もう一方のディスプレイで発表者ノートや次のスライドを確認できる。
シングルディスプレイ環境の場合:「出席者として閲覧する(ウインドウ表示)」を選択する。スライドショーがウィンドウ内に表示されるため、他のアプリケーションと並べて操作できる。
- PowerPointでスライドショーを起動する
スライドショーは「F5」キーで開始し、「ESC」キーで終了する。
- 配信するコンテンツをデスクトップ上に表示する
ここでは、VLC media playerを使用してカメラ映像を表示する例を示す。VLC media playerは無料の動画再生ソフトウェアで、カメラの映像をリアルタイムで表示する機能を持つ。
「メディア」メニューから「キャプチャーデバイスを開く」を選択する。キャプチャーデバイスとは、カメラやマイクなど映像や音声を取り込む機器のことである。
使用するビデオデバイス(カメラ)を指定する。オーディオデバイスは「なし」に設定する。音声はZoomのマイク機能で配信するため、ここでは不要である。
映像のみを表示する場合は、「表示」メニューから「最小インターフェース」を選択する。再生ボタンなどの操作パネルが非表示となり、映像だけを参加者に見せることができる。
- デスクトップ上のウィンドウ配置を調整する
スライドショーウィンドウとカメラ映像ウィンドウを、参加者に見せたい配置に調整する。必要に応じて、ディスプレイ設定から解像度を変更する。
- Zoomビデオ会議を開始または参加する
https://zoom.usにアクセスする。
*Zoomビデオ会議の開催方法については別ページ »を参照すること。
- Zoomの「画面を共有」機能で共有範囲を設定する
画面共有を開始すると、指定した範囲が参加者全員に表示される。共有中は、デスクトップ上の操作がそのまま参加者に見えるため、見せたくない情報が画面に表示されないよう注意すること。
シングルディスプレイ環境の場合:「Desktop」または「画面」を選択し、画面全体を共有する。
マルチディスプレイ環境の場合:「詳細」タブを選択すると、複数のディスプレイにまたがる範囲を指定できる。これにより、スライドとカメラ映像の両方を一度に共有できる。
注意事項
- 画面共有中は、通知やポップアップが参加者に見える可能性がある。プレゼンテーション前に通知をオフにするか、「おやすみモード」を有効にすることを推奨する。
- 動画やアニメーションを共有する場合は、画面共有の設定画面で「音声を共有」にチェックを入れること。チェックがない場合、パソコンで再生した音声は参加者に聞こえない。
- 共有を終了するには、画面上部に表示される「共有の停止」をクリックする。