VMware Workstation Pro で仮想マシンの仮想ディスクをデフラグして縮小する
目次
- この手順の概要と前提となる用語
- この操作で得られる効果
- 作業前の確認事項
- 操作手順
この手順の概要と前提となる用語
仮想マシンを長期間使用すると、仮想ディスクファイル内にデータの断片化(ファイルが連続した領域に保存されず、分散して配置される状態)が発生する。また、ゲストOS(仮想マシン上で動くOS)上でファイルを削除しても、仮想ディスクファイル(ホストOS上に1個以上のファイルとして保存される、仮想マシンのディスクの実体。拡張子は .vmdk)のサイズは自動的には縮小されない。本手順では、VMware Workstation Pro を使用して、これらの問題を解消する方法を説明する。
かつて個人利用向けに提供されていた VMware Workstation Player は、現在は提供が終了している。Workstation Pro が個人・商用・教育のいずれの用途でも無償で利用でき、Player が持っていたデフラグと圧縮の機能を含んでいる。本手順は Workstation Pro を前提とする。
なお、デフラグと圧縮は目的が異なる。デフラグは断片化を解消するもので、ディスクファイルのサイズは縮小しない。サイズの縮小は圧縮が行う。両方を順に実行することで、性能の改善とサイズの縮小の両方が得られる。
この操作で得られる効果
デフラグ:仮想ディスク内の断片化を解消し、仮想マシンのディスクアクセス性能を改善する。仮想ディスクファイルのサイズは縮小しない。
圧縮:仮想ディスクファイル内の未使用領域を削除し、ホストOS上のディスク使用量を削減する。
作業前の確認事項
本作業を行う前に、以下の点を確認すること。
- 対象の仮想マシンがパワーオフ状態であること(サスペンド状態では実行できない)
- 作業中は仮想マシンを起動しないこと
- ホストOSに、十分な空き容量があること(デフラグには作業用の空き領域が必要になる)
- 処理には数分から数十分かかる場合があるため、時間に余裕があるときに実行すること
操作手順
- VMware Workstation Pro を起動
◆ Windows の場合
◆ Ubuntu の場合
端末で次のコマンドを実行する。
vmware
- 仮想マシン設定の編集画面を開く
対象の仮想マシンを選択し、「仮想マシン設定の編集 (Edit virtual machine settings)」をクリックする。
- ハードディスクを選択
「ハードウェア (Hardware)」タブで、デバイス一覧から「ハードディスク (Hard Disk)」をクリックする。
- デフラグを実行
「ユーティリティ (Utilities)」から「デフラグ (Defragment)」をクリックする。処理には時間がかかる場合がある。
- デフラグ完了の確認
デフラグ処理が完了したことを確認する。
- 圧縮を実行
「ユーティリティ (Utilities)」から「圧縮 (Compact)」をクリックする。処理には時間がかかる場合がある。
- 圧縮完了の確認
圧縮処理が完了したことを確認する。以上で作業は完了である。