金子邦彦研究室インストールまとめWindows のまとめ

Windows のまとめ

概要】 Windowsの操作,プログラム作成,各種ツールの活用,Windowsの保守には,次のことが役立ちます.まず,フォルダオプションの設定により,ファイル名拡張子や隠しファイルを表示することができます.また,Windowsでは「コマンドプロンプトを使用して操作する方法や管理者権限での実行方法も重要です.さらに,環境変数やパスの設定により,システムの設定を柔軟にカスタマイズすることができます.さまざまなソフトウェアの活用も重要であり,ファイル検索ソフトウェアやテキストエディタ,ファイル転送ツール,リモート接続ツールなどが作業効率を向上させます.また,CSVファイルの管理方法やデータの形式についても理解する必要があります.プログラミング言語としてPythonやC/C++を活用する場合,それぞれのインストール方法や処理系,開発ツール,ライブラリの扱い方について学ぶ必要があります.さらに,GitCMakeなどのプログラミング関連ツールを活用することで,効率的な開発が可能です.Windowsシステムの保守には,Windows Updateの実行やシステムイメージのチェック・修復,ディスクの空き領域の確認などが必要です.

目次

  1. サイト内の主な Windows 関連ページへのリンク
  2. Windows のインストールとセットアップ
  3. フォルダオプションと設定
  4. コマンドプロンプトの利用
  5. 環境変数,パスの設定
  6. ファイル操作(展開,圧縮,文字コード変換),ファイル名検索,テキストエディタ
  7. データファイル
  8. フリーソフトウェア
  9. プログラミング言語 Python とツール
  10. プログラミング言語 C/C++ とツール
  11. プログラミング言語 Java
  12. Windows のパッケージマネージャ
  13. Windows システムの運用保守
  14. WSL2 と Linux コマンド

1. サイト内の主な Windows 関連ページへのリンク

2. Windows のインストールとセットアップ

Windows 11 のクリーンインストール

Windows 11 のクリーンインストールの手順は次の通り.

  1. まず,Windows 11のライセンスキーを確認.
  2. Microsoft の公式ページ(https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows11)から Windows 11 の ISO イメージファイルをダウンロードする.
  3. Rufus(https://rufus.ie/ja/)をダウンロードしてインストールする.Rufus は,ブータブル USB メモリを作成するためのツールである.
  4. Rufus を起動し,Windows 11 の ISO イメージファイルを選択.そして,ブータブル USB メモリを作成する.
  5. ブータブル USB メモリからの起動

    作成したブータブル USB メモリを用いて,インストール対象のパソコンを起動する.

    これはBIOSメニューやブートメニューを用いて行う.あるいは, Windows を再起動し,BIOSメニューを出すためのコマンドとして「shutdown /r /fw /t 0」を使うこができる.

  6. 画面の指示に従って,Windows 11 のインストールを進める.
  7. インストール中,Windows 11 のライセンスキーの入力が求められるので入力する.

注意点として, インストール対象のパソコンの重要なデータはバックアップを取ってからインストールを開始することを推奨する.

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Tiny 11 のインストール手順: 別ページ »で説明している.

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Windows 11 のセットアップ

Windows 11のセットアップでは,不要なプリインストールアプリをスクリプトで一括削除し,サービス設定もスクリプトで行う.ディスクのクリーンアップ,デフラグ,そして空き領域のゼロフィルもWindowsでは「コマンドプロンプトから実施できる.別のWebブラウザや,いくつかの便利なフリーソフトウエアのインストールも推奨される.さらに必要に応じてプログラミングに便利なWSL 2Ubuntu 22.04もセットアップする.最後に必要に応じてMicrosoft PC Manager のインストール,Microsoft Sysinternalsツールをダウンロードし,システムツールの使用準備を行う.これらの手順により,簡単で確実にWindows 11のセットアップが可能である.

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3. フォルダオプションと設定

エクスプローラーで,ファイル名拡張子や隠しファイルの表示を行う

  1. エクスプローラーを開く(フォルダアイコンをクリック,またはWindowsキー + Eキー).
  2. 表示タブをクリック.

    「ファイル名拡張子」をチェック,「隠しファイル」をチェック.

    設定の例

    設定の例

Windows エクスプローラーで隠しファイルの表示,ファイル名拡張子ファイルの表示

ファイル名拡張子(.pdf, .pptx など)が表示されるようになる. そして,隠しファイル(既定では非表示のファイルやフォルダ)が表示されるようになる.

手順

  1. エクスプローラーを開く.

    デスクトップのフォルダアイコンをクリックするか,Windows キー + E キーを押す(同時押し)か,タスクバーのフォルダアイコンをクリック.

  2. エクスプローラーのメニューの「表示」をクリック
  3. 「表示/非表示」で,「ファイル名拡張子」をチェック,「隠し項目」をチェック.

コマンドによる手順

上の操作の代わりに,コマンドでも実行できる.

  1. Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行

    コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページ »で説明

  2. 次のコマンドを実行
    powershell -command "Set-ItemProperty -Path 'HKCU:\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Advanced' -Name 'Hidden' -Value 1"
    powershell -command "Set-ItemProperty -Path 'HKCU:\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Advanced' -Name 'ShowSuperHidden' -Value 1"
    powershell -command "Set-ItemProperty -Path 'HKCU:\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Advanced' -Name 'HideFileExt' -Value 0"
    

4. コマンドプロンプトの利用

端末

端末は,物理的なハードウェア(機材)としての端末と,ソフトウェアとしての端末(しばしば「端末エミュレータ」と呼ばれる)の二つの形態がある.端末エミュレータは,ハードウェアの端末と同等の機能をソフトウェアとして実現している.ソフトウェアとしての端末の一例として,Windowsでは「コマンドプロンプト」が該当する.端末の画面には,通常,シェルのプロンプトが表示される.シェルのプロンプトにはコマンドを入力することが可能で,入力したコマンドを実行して結果を確認することができる.

Windows のコマンドプロンプト

Windowsコマンドプロンプトは,操作ツールである. 文字入力により,ファイル操作,システム情報の確認,システムの設定やインストールなどのさまざまな操作を行うことができる.GUIでは難しい高度な操作が可能であり,複雑な作業を自動化可能である.

システムの設定やインストールなどのシステム全体に影響を与える操作は,Windowsでは「コマンドプロンプト管理者として実行」することが必要になる場合がある.コマンドプロンプトを「管理者として実行」しない通常の状態では,操作に制限がある場合がある.

次はコマンドプロンプトを,Windows 10 で起動している画面である.

Windows のコマンドプロンプトを開く

Windowsコマンドプロンプトは,操作ツールである. 文字入力により,ファイル操作,システム情報の確認,システムの設定やインストールなどのさまざまな操作を行うことができる.GUIでは難しい高度な操作が可能であり,複雑な作業を自動化可能である.

【コマンドプロンプトを開く手順】

Windows のコマンドプロンプトを管理者として実行

システムの設定やインストールなどのシステム全体に影響を与える操作は,Windowsでは「コマンドプロンプト管理者として実行」することが必要になる場合がある.コマンドプロンプトを「管理者として実行」しない通常の状態では,操作に制限がある場合がある.

【コマンドプロンプトを管理者として実行する手順】

Windows Terminal を管理者として実行

Windows 11 で,Windows Terminal を管理者として開くときは,検索窓で「Windows Terminal」あるいは「Terminal」を入れ,メニューで「管理者として実行する」を選ぶ.

5. 環境変数,パスの設定

環境変数とパスの設定は,プログラミングやソフトウェア開発作業において重要な役割を果たす. これらの設定は,システムがプログラムやコマンドを正しく認識し,またそれらを適切な場所から実行するために必要である. 環境変数とパスが適切に設定されていると,フルパスを指定せずにコマンドやプログラムを簡単に実行することができる.

環境変数

Windows環境変数は「PC」のプロパティで設定する

Windows で,環境変数の設定を行うには,マイコンピュータを右クリック → プロパティ→ 詳細設定 → 環境変数をクリック

  1. Windowsのスタートメニューを開き,コントロールパネル→システムとセキュリティ→システム と辿る
  2. 左側のメニューに「システムの詳細設定」という項目があるのでそこを選択
  3. 「詳細設定タブ」の一番下「環境変数」を選択し,環境変数を変更するウィンドウ<を開く
  4. 値の変更の場合には,下側のグループ「ユーザ環境変数」,「システム環境変数」のなかから環境変数を探してダブルクリック

パスを通す

環境変数PATH」は,シェルがコマンドを実行する際にどのディレクトリを検索対象にするかを定めるものである.そのため, フルパスを指定せずにコマンドやプログラムを簡単に実行することができようになる.実行したいコマンドやプログラムのパスを 環境変数PATH」に追加する操作を「パスを通す」という.

Windows では,「PC」 → 「プロパティ」 → 「詳細設定」 → 「環境変数」のように操作して, 環境変数の設定画面を出す.

Windows のパス長の制限の解除

  1. Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行

    コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページ »で説明

  2. 次のコマンドを実行
    reg add "HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\FileSystem" /v "LongPathsEnabled" /t REG_DWORD /d "1" /f
    

6. ファイル操作(展開,圧縮,検索,文字コード変換),ファイル名検索,テキストエディタ

Windows パソコンで PC を開く

Windows パソコンで,「PC」を開きたいときは,検索窓で「PC」と入れて,開くことができる.

7-Zip

ファイル圧縮・展開(解凍)ツール

winget を用いたインストールコマンド: winget install --scope machine 7zip.7zip

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関連項目

7-Zip のインストール

7-Zip のインストール(Windows 上)

  1. Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行

    コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページ »で説明

  2. 次のコマンドを実行

    次のコマンドは,7-Zipをインストールし,パスを通すものである.

    winget install --scope machine 7zip.7zip
    powershell -command "$oldpath = [System.Environment]::GetEnvironmentVariable(\"Path\", \"Machine\"); $oldpath += \";c:\Program Files\7-Zip\"; [System.Environment]::SetEnvironmentVariable(\"Path\", $oldpath, \"Machine\")"
    

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関連項目7-Zip

7-zip を用いた展開(解凍)の手順例(Windows上)

  1. 圧縮ファイルを右クリックし、表示されるメニューから「7-Zip」→「展開」を選択
  2. 展開先のフォルダを指定(既定(デフォルト)は現在のフォルダ)

    必要に応じて「サブフォルダを作成」オプションを選択

  3. OK」をクリックして展開を開始

ファイル名検索ソフト Search Everything

ファイル名によるファイル検索ツール

Search Everything は、Windowsで使用できる高速なファイル検索ツールである。このソフトウェアは、コンピュータ内のすべてのファイル名とフォルダ名を自動的にインデックス化することで、高速な検索を実現している.

winget を用いたインストールコマンド: winget install --scope machine voidtools.Everything stnkl.everythingtoolbar machine ql-win.quicklook

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AnyTXT Searcher

全文検索によるファイル検索ツール

主な機能:全文検索,複数のファイル形式に対応,検索結果のプレビュー

winget を用いたインストールコマンド: winget install --scope machine AnyTXT.AnyTXTSearcher

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文字コードの変換(Windows 上)

Windows での文字コード変換ソフトウェアには,charsetConverter などがある.

テキストエディタ

「テキストエディタ」はテキストファイルを編集する機能を持ったソフトウェア.

Windows には,「メモ帳 (notepad)」や,「ワードパッド (wordpad)」などのテキストエディタが標準で備わっている.これらは,テキストファイルの作成や編集に利用できる. その他,より高機能なテキストエディタやソースコードエディタとして,Visual Studio CodeNotepad++などがWindows で利用可能である. これらは,プログラミングや文書作成に置いて便利なツールになる.

関連項目

Notepad++, Emacs エディタ

Notepad++

機能豊富なテキストエディタ

主な機能:シンタックスハイライト,マクロ,プラグイン

Notepad++には,Windowsの標準の「メモ帳」にない便利な機能がある.代表的なものは次の通りである.

winget を用いたインストールコマンド: winget install --scope machine Notepad++.Notepad++

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関連項目

テキストエディタ, Notepad++ のインストール(Windows 上), Notepad の設定

Notepad++ のインストール(Windows 上)

  1. Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行

    コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページ »で説明

  2. 次のコマンドを実行

    次のコマンドは,Notepad++圧縮・展開(解凍)ツールをインストールし,パスを通すものである.

    winget install --scope machine Notepad++.Notepad++
    powershell -command "$oldpath = [System.Environment]::GetEnvironmentVariable(\"Path\", \"Machine\"); $oldpath += \";c:\Program Files\Notepad++\"; [System.Environment]::SetEnvironmentVariable(\"Path\", $oldpath, \"Machine\")"
    

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関連項目Notepad++

Notepad++の設定

関連項目Notepad++

Emacs エディタ

Emacs はエディタ.

高度なカスタマイズが可能.プログラミングやテキスト編集に利用されている.

Emacsの操作は,キーボードによるコマンドが中心で,そのコマンドを通じてテキスト編集,ファイル操作,文字列の置換,画面操作など,幅広い作業を行うことが可能である. 詳細な操作指示は通常,画面の最下部(ミニバッファ)で行う. Emacsにはメニューバーも存在し,メニューからも一部の機能を利用できる.メニューを使う場合,操作に応じてダイアログ画面が開くこともある.以下に,Emacsでよく使われる主要な操作とそのキーボードショートカットをまとめている.

これらはあくまで基本的な操作である. ここに挙げた以外にも,豊富な機能があり,カスタマイズも可能である.

Emacsは,最初は少し難しいと感じるかもしれないが,強力な機能があり,カスタマイズ可能も可能であることから, マスターすれば,コーディングや文書作成の効率を向上させることが可能である. Emacsの機能は多岐にわたる.

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関連項目

テキストエディタ

7. データファイル

CSV

CSVファイルは,"Comma Separated Values"の略で,データがカンマで区切られたテキストファイルを指す.CSVファイルにはいくつかのバリエーションがあるが,たとえばMicrosoft Excelで使用されるCSVファイルは以下のような形式になります. 例:

りんご,150,4,200,12月30日に購入した
みかん,30,2,60,"25円のものを買う予定だったが,売り切れだった"

この例では,2行のテキストファイルが示され,各行に5つのデータが含まれている. このExcelのCSVファイルから次の3つの特徴が読み取ることができる.

  1. データは半角カンマで区切られている.
  2. 1行が1つのデータセットを表す.
  3. データそのものが半角カンマを含む場合,そのデータ全体はダブルクオートで括られる.

8. フリーソフトウエア

Web ブラウザ

Firefox

Webブラウザ

主な機能:トラッキング防止機能,豊富な拡張機能

winget を用いたインストールコマンド: winget install --scope machine Mozilla.Firefox

主なFilefox アドオン: Superpower ChatGPTuBlock(ポップアップブロック),Falcon(履歴検索),Simple Translate (翻訳)

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関連項目

Firefox のインストール(Windows 上)

Firefox のインストール(Windows 上)

  1. Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行

    コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページ »で説明

  2. 次のコマンドを実行

    次のコマンドは,Firefoxをインストールし,パスを通すものである.

    winget install --scope machine Mozilla.Firefox
    powershell -command "$oldpath = [System.Environment]::GetEnvironmentVariable(\"Path\", \"Machine\"); $oldpath += \";c:\Program Files\Mozilla Firefox\"; [System.Environment]::SetEnvironmentVariable(\"Path\", $oldpath, \"Machine\")"
    

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関連項目Firefox

Google Chrome

Webブラウザ

主な機能:高速なページ読み込み,Googleサービスとの統合,豊富な拡張機能

winget を用いたインストールコマンド: winget install --scope machine Google.Chrome.EXE

主なGoogle Chrome アドオン: Superpower ChatGPTuBlock (ポップアップブロック),Falcon (履歴検索), DeepL翻訳 (翻訳)

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関連項目

Google Chrome のインストール(Windows 上)

Google Chrome のインストール(Windows 上)

  1. Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行

    コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページ »で説明

  2. 次のコマンドを実行

    次のコマンドは,Google Chromeをインストールし,パスを通すものである.

    winget install --scope machine Google.Chrome.EXE
    powershell -command "$oldpath = [System.Environment]::GetEnvironmentVariable(\"Path\", \"Machine\"); $oldpath += \";c:\Program Files\Google\Chrome\Application\"; [System.Environment]::SetEnvironmentVariable(\"Path\", $oldpath, \"Machine\")"
    

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関連項目Google Chrome

プログラミング開発環境

Windows での C/C++ コンパイラ

Windows での C/C++ コンパイラには Visual Studio の C/C++, msys2 の C/C++ などがある

Build Tools for Visual Studio 2022(ビルドツール for Visual Studio 2022)

Build Tools for Visual Studio 2022は,Windowsで動作するMicrosoftの開発ツールセットである.主にC++プログラミングに使用される.このツールセットには,コンパイラ,リンカ,ランタイムライブラリ,その他のビルド関連ツールが含まれる.

一方,Visual Studioは統合開発環境(IDE)である.いくつかの種類があり,Build Tools for Visual Studioの機能を含むか連携して使用するものである.主な機能には,コードエディタ,デバッガー,ソリューションエクスプローラー,チーム開発機能,デバッグツール,IntelliSenseなどがある.また,グラフィカルユーザーインターフェース(GUI)を提供し,C++,C#,Visual Basic,F#,Python,JavaScriptなど多言語をサポートしている.

winget を用いたインストールコマンド】

次のコマンドは,Build Tools for Visual Studio 2022と VC2015 再配布可能パッケージをインストールするものである.

winget install --scope machine Microsoft.VisualStudio.2022.BuildTools 
winget install --scope machine Microsoft.VCRedist.2015+.x64

【Build Tools for Visual Studio とVisual Studio の主な違い】

【Build Toolsを使用してC++プログラムを64ビットでコンパイルする手順】

x64 Native Tools Command Prompt は,Build Tools for Visual Studio のコマンドに加え,通常のWindowsコマンドも実行可能

  1. x64 Native Tools Command Prompt を開く

    スタートメニューから「Visual Studio 2022」→「x64 Native Tools Command Prompt」を開く

  2. コンパイル

    clコマンドでコンパイル(例:cl hello.cpp)

  3. 実行可能ファイルの確認

    生成された実行可能ファイル(例:hello.exe)を確認

注意点:

fopen関数使用時は,セキュリティ警告を抑制するため,ソースコード先頭に #pragma warning(disable: 4996) を追加

関連する外部ページ

Build Tools for Visual Studio 2022(ビルドツール for Visual Studio 2022)の公式ダウンロードページ: https://visualstudio.microsoft.com/ja/visual-cpp-build-tools/

関連項目Build Tools for Visual Studio 2022 のインストール(Windows 上)

Build Tools for Visual Studio 2022 のインストール(Windows 上)

インストールの判断

Build Tools for Visual Studio は,開発ツールセットである. Visual Studio は統合開発環境であり,いくつかの種類があり,Build Tools for Visual Studioの機能を含むか連携して使用するものである.インストールは以下の基準で判断してください:

不明な点がある場合は,Visual Studio 全体をインストール を行う方が良い.

手順

  1. Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行

    コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページ »で説明

  2. 次のコマンドを実行

    次のコマンドは,Build Tools for Visual Studio 2022と VC2015 再配布可能パッケージをインストールするものである.

    winget install --scope machine Microsoft.VisualStudio.2022.BuildTools 
    winget install --scope machine Microsoft.VCRedist.2015+.x64
    
  3. Visual Studio Installer の起動

    起動方法: スタートメニューの「Visual Studio Installer」を選ぶ.

  4. Visual Studio Build Tools 2022 で「変更」を選ぶ.
  5. C++ によるデスクトップ開発」をクリック.そして,画面右側の「インストール」の詳細で「v143 ビルドツール用 C++/CLI サポート(最新)」,「ATL」,「MFC」をチェックする.その後,「インストール」をクリック.
  6. ダウンロードとインストールが始まる

    [image]
  7. インストール終了の確認

    [image]
  8. コンパイラの動作確認
    1. Visual Studio の x64 Native Tools コマンドプロンプトを起動.

      起動方法: Windows のスタートメニューで「Visual Studio 2022」の下の「x64 Native Tools Command Prompt for VS 2022」で起動する.(あるいは類似のものを探す).「x64」は,64ビット版の意味である.

    2. エディタを起動. ここではメモ帳 (notepad) を使っている.

      x64 Native Tools コマンドプロンプト で,次のコマンドを実行する. ファイル名は hello.c としている.

      C:
      cd %HOMEPATH%
      notepad hello.c
      
    3. いまメモ帳で開いたファイルを, 次のように編集する(コピー&ペーストしてください).そして保存する.
      #include<stdio.h>
      int main() {
          printf("Hello,World!\n");
          printf("sizeof(size_t)=%ld\n", sizeof(size_t));
          return 0;
      }
      

      [image]
    4. x64 Native Tools コマンドプロンプト を新しく開き,次のコマンドを実行

      結果として,「Hello,World!」「sizeof(size_t)=8」と表示されればOK.

      del hello.exe
      cl hello.c
      .\hello.exe
      

      実行結果例

      [image]

関連する外部ページ

Build Tools for Visual Studio 2022(ビルドツール for Visual Studio 2022)の公式ダウンロードページ: https://visualstudio.microsoft.com/ja/visual-cpp-build-tools/

サイト内の関連ページ

Windows での ビルドツール for Visual Studio 2022 (Build Tools for Visual Studio 2022) のインストール(winget を使用しないインストール): 別ページ »で説明している.

Visual Studio

Visual Studioは統合開発環境(IDE)である.いくつかの種類があり,Build Tools for Visual Studioの機能を含むか連携して使用するものである.主な機能には,コードエディタ,デバッガー,ソリューションエクスプローラー,チーム開発機能,デバッグツール,IntelliSenseなどがある.また,グラフィカルユーザーインターフェース(GUI)を提供し,C++,C#,Visual Basic,F#,Python,JavaScriptなど多言語をサポートしている.

winget を用いたインストールコマンド:

次のコマンドは,Visual Studio Community 2022と VC2015 再配布可能パッケージをインストールするものである.

winget install --scope machine Microsoft.VisualStudio.2022.Community
winget install --scope machine Microsoft.VCRedist.2015+.x64

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関連項目Visual Studio のインストール(Windows 上)

Visual Studio のインストール(Windows 上)

インストールの判断

Build Tools for Visual Studio は,開発ツールセットである. Visual Studio は統合開発環境であり,いくつかの種類があり,Build Tools for Visual Studioの機能を含むか連携して使用するものである.インストールは以下の基準で判断してください:

不明な点がある場合は,Visual Studio 全体をインストール を行う方が良い.

手順

  1. Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行

    コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページ »で説明

  2. 次のコマンドを実行

    次のコマンドは,Visual Studio Community 2022と VC2015 再配布可能パッケージをインストールするものである.

    winget install --scope machine Microsoft.VisualStudio.2022.Community
    winget install --scope machine Microsoft.VCRedist.2015+.x64
    
  3. Visual Studio Installer の起動

    起動方法: スタートメニューの「Visual Studio Installer」を選ぶ.

  4. Visual Studio Community 2022 で「変更」を選ぶ.

    [image]
  5. C++ によるデスクトップ開発」をチェック.そして,画面右側の「インストール」の詳細で「v143 ビルドツール用 C++/CLI サポート(最新)」をチェックする.その後,「インストール」をクリック.

    [image]
  6. コンパイラの動作確認
    1. Visual Studio の x64 Native Tools コマンドプロンプトを起動.

      起動方法: Windows のスタートメニューで「Visual Studio 2022」の下の「x64 Native Tools Command Prompt for VS 2022」で起動する.(あるいは類似のものを探す).「x64」は,64ビット版の意味である.

    2. エディタを起動. ここではメモ帳 (notepad) を使っている. ファイル名は hello.c としている.
      C:
      cd %HOMEPATH%
      notepad hello.c
      

      [image]
    3. いまメモ帳で開いたファイルを, 次のように編集する(コピー&ペーストしてください).そして保存する.
      #include<stdio.h>
      int main() {
          printf("Hello,World!\n");
          printf("sizeof(size_t)=%ld\n", sizeof(size_t));
          return 0;
      }
      

      [image]
    4. x64 Native Tools コマンドプロンプト を新しく開き,次のコマンドを実行

      結果として,「Hello,World!」「sizeof(size_t)=8」と表示されればOK.

      cd %HOMEPATH%
      cl hello.c
      .\hello.exe
      

      実行結果例

      [image]

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関連項目Visual Studio

YouTube 動画:

NVIDIA CUDA ツールキット

NVIDIAのGPUを使用して並列計算を行うためのツールセット

主な機能: GPU を利用した並列処理,GPU のメモリ管理,C++をベースとした拡張言語とAPIとライブラリ

winget を用いたNVIDIA CUDA ツールキット 11.8のインストールコマンド: winget install --scope machine Nvidia.CUDA --version 11.8

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関連項目

NVIDIA CUDA ツールキット 11.8 のイントール(Windows 上)

NVIDIA CUDA ツールキット 11.8 のイントール(Windows 上)

NVIDIA CUDA ツールキットの動作に必要なもの

手順

  1. Windows では,NVIDIA CUDA ツールキットインストール中は,なるべく他のウインドウはすべて閉じておくこと.
  2. Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行

    コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページ »で説明

  3. 次のコマンドを実行

    次のコマンドは,NVIDIA CUDA ツールキットをインストールし,パスを通すものである.

    winget install --scope machine Nvidia.CUDA --version 11.8
    
  4. NVIDIA CUDA ツールキットのインストールが終わったら,ユーザ環境変数 TEMP の設定を行う.

    Windowsユーザ名が日本語のとき,nvcc がうまく動作しないエラーを回避するためである.

    ユーザ環境変数 TEMP に「C:\TEMP」を設定するために, コマンドプロンプトで,次のコマンドを実行する.

    mkdir C:\TEMP
    powershell -command "[System.Environment]::SetEnvironmentVariable(\"TEMP\", \"C:\TEMP\", \"User\")"
    

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関連項目NVIDIA CUDA ツールキット

Git バージョン管理システム

分散型のバージョン管理システム

主な機能:変更履歴管理,ブランチ作成と管理,コード共有と共同編集

Git は.ソフトウェア開発プロジェクトの効率的な管理を可能にする分散型のバージョン管理システムである.主な特徴として,変更履歴の追跡と管理,ブランチ機能,リモートリポジトリとの同期がある.「git clone」 コマンドは,リモートリポジトリのコピーをローカルマシンに作成する.これにより,コピーを用いた作業をオフラインでも作業でき,さらに,後で,リモートリポジトリと同期を取ることができる.

winget を用いたインストールコマンド: winget install --scope machine Git.Git

関連する外部ページ

関連項目

Git のイントール(Windows 上), Git の利用

Git のイントール(Windows 上)

  1. Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行

    コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページ »で説明

  2. 次のコマンドを実行

    次のコマンドは,Gitをインストールし,パスを通すものである.

    次のコマンドでインストールされるGitは 「git for Windows」と呼ばれるものであり, Git,MinGW などから構成されている.

    winget install --scope machine Git.Git
    powershell -command "$oldpath = [System.Environment]::GetEnvironmentVariable(\"Path\", \"Machine\"); $oldpath += \";c:\Program Files\Git\cmd\"; [System.Environment]::SetEnvironmentVariable(\"Path\", $oldpath, \"Machine\")"
    

関連する外部ページ

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関連項目Git バージョン管理システム, Git の利用

Git の利用

Gitは,ソフトウェア開発プロジェクトの履歴を管理し,複数の開発者が協力して作業できるようにする分散型のバージョン管理システムである.

主な概念と機能

Gitの基本的な使用フロー

Gitの基本コマンド

リポジトリのホスティングと共有

コードレビューと統合,タスクトラッキング

関連する外部ページ

関連項目Git バージョン管理システム, Git のイントール(Windows 上)

CMake ビルドシステム生成ツール

クロスプラットフォームのビルドシステム生成ツール

主な機能:ビルド用のファイルの自動生成,クロスプラットフォーム対応,GUI

Windowsでは,CMakeのオプションを確認したい場合,「cmake-gui」コマンドを使用してCMakeのGUIを起動することで確認できる.このcmake-guiでは,ビルドオプションの設定やビルドの実行も可能であり,異なるプラットフォームやコンパイラに対応したビルドファイルを視覚的に生成することができる.

winget を用いたインストールコマンド: winget install --scope machine Kitware.CMake

関連する外部ページ

関連項目

CMake のインストール(Windows 上), CMake の使用方法

CMake のインストール(Windows 上)

  1. Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行

    コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページ »で説明

  2. 次のコマンドを実行

    次のコマンドは,CMakeをインストールし,パスを通すものである.

    winget install --scope machine Kitware.CMake
    powershell -command "$oldpath = [System.Environment]::GetEnvironmentVariable(\"Path\", \"Machine\"); $oldpath += \";c:\Program Files\CMake\bin\"; [System.Environment]::SetEnvironmentVariable(\"Path\", $oldpath, \"Machine\")"
    

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関連項目CMake ビルドシステム生成ツール, CMake の使用方法

CMake の使用方法

CMakeの使用方法は次の通りである.

この方法により,CMakeはビルドプロセスの自動化を実現している.また,cmake-guiコマンドを使用することで,GUIを通じてビルドオプションの設定やビルドの実行も視覚的に行うことができる.

次に示すコマンドは,さまざまなバージョンのVisual Studio や NMake のために,プロジェクトのビルド環境を設定し,ビルドを実行する.そのために,buildディレクトリを作成し,適切なオプションでCMakeを実行後,ビルド構成を「Release」に設定し,ビルドを行う.

Visual Studio 2022 64 ビット版を使うときは次の通り

rmdir /s /q build
mkdir build
cd build
cmake -G "Visual Studio 17 2022" -A x64 -T host=x64 ..
cmake --build . --config RELEASE

Visual Studio 2019 64 ビット版を使うときは次の通り

rmdir /s /q build
mkdir build
cd build
cmake -G "Visual Studio 16 2019" -A x64 -T host=x64 ..
cmake --build . --config RELEASE

Visual Studio 2017 64 ビット版を使うときは次の通り

rmdir /s /q build
mkdir build
cd build
cmake -G "Visual Studio 15 2017 Win64" -T host=x64 ..
cmake --build . --config RELEASE

Visual Studio 2015 64 ビット版を使うときは次の通り

rmdir /s /q build
mkdir build
cd build
cmake -G "Visual Studio 14 2015 Win64" -T host=x64 ..
cmake --build . --config RELEASE

nmake を使うときは次の通り

rmdir /s /q build
mkdir build
cd build
cmake -G "NMake Makefiles" ..
nmake

主なオプション

参考: Visual Studio のバージョン番号は次の通り.

Visual Studio 2013: vc12
Visual Studio 2015: vc14
Visual Studio 2017: vc15
Visual Studio 2019: vc16
Visual Studio 2022: vc17

古いバージョンの Visual Studio をアンインストールした場合, いくつかの情報などが残っている可能性があるが,次のコマンドで 消すことができる.

cd C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio\Installer\resources\app\layout 
.\InstallCleanup.exe -full

CMake でビルドパスやソースパスを指定したいときは, 次のように指定する.

cmake -B <ビルドパス> -S <ソースパス>

CMake のジェネレータ

CMake のジェネレータは,次のページに説明がある.

https://cmake.org/cmake/help/latest/manual/cmake-generators.7.html

Visual Studio Code

高機能で拡張性の高いテキストエディタ

主な機能:コード補完,デバッグ機能の統合,Git連携

Visual Studio Code は,テキストエディタとしての 機能を備え,豊富な拡張機能をもち,ソースコードの編集やデバッグを効率的に行うことができる開発環境である. 多様なプログラミング言語に対応しており,ソースコードのシンタックスハイライトやコード補完,Gitの統合など,ソースコードの編集やデバッグに便利な機能を幅広く提供している.

winget を用いたインストールコマンド: winget install --scope machine Microsoft.VisualStudioCode

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関連項目Visual Studio Code のインストール(Windows 上), Visual Studio Code の設定

Visual Studio Code のインストール(Windows 上)

  1. Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行

    コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページ »で説明

  2. 次のコマンドを実行

    次のコマンドは,Visual Studio Codeをインストールし,パスを通すものである.

    winget install --scope machine Microsoft.VisualStudioCode
    powershell -command "$oldpath = [System.Environment]::GetEnvironmentVariable(\"Path\", \"Machine\"); $oldpath += \";c:\Program Files\Microsoft VS Code\"; [System.Environment]::SetEnvironmentVariable(\"Path\", $oldpath, \"Machine\")"
    

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関連項目Visual Studio Code, Visual Studio Code の設定

Visual Studio Code の設定

  1. Windows で,コマンドプロンプトを実行

  2. 次のコマンドを実行

    次のコマンドは,次の拡張機能をインストールするものである.

    • Python language support with extension access points for IntelliSense (Pylance), Debugging (Python Debugger), linting, formatting, refactoring, unit tests, and more.
    • Language pack extension for Japanese
    • Explorer and quety SQLite datasbes
    • Popular extensions for Java development that provides Java IntelliSense, debugging, testing, Maven/Gradle support, project management and more
    • C/C++ IntelliSense, debugging, and code browsing.
    • Python Preview
    cd "c:\Program Files\Microsoft VS Code\"
    code --install-extension ms-python.python
    code --install-extension MS-CEINTL.vscode-language-pack-ja
    code --install-extension alexcvzz.vscode-sqlite
    code --install-extension vscjava.vscode-java-pack
    code --install-extension ms-vscode.cpptools
    code --install-extension dongli.python-preview
    
  3. 次を settings.json に追加する.

    Visual Studio Code のメニューで,「ファイル (File)」,「基本設定 (Preferences)」,「設定 (Settings)」と操作する. 次に,ページの右上にある小さなファイルアイコン(Open Settings のアイコン)をクリック. settings.json ファイルを編集できるようになるので,次を追加する.

    {
      "files.autoSave": "afterDelay",
      "editor.formatOnSave": true,
      "editor.tabSize": 4,
      "editor.fontFamily": "Consolas, 'Courier New', monospace",
      "editor.fontSize": 14,
      "git.enabled": true
    }
    

    この追加により,次の設定が行われる.

関連項目Visual Studio Code, Visual Studio Code のインストール(Windows 上)

ファイル転送ツール,リモート接続ツール

Windows の curl

最近の Windows では,HTTP通信を行うためのツールである curl が標準に備わっている.そのため,特別にインストールすることなく,すぐに使用することが可能である.

MobaXTerm (リモート接続ツール )

リモート接続ツール

主な機能:SSH,Telnet,RDP,X11サーバー内蔵,タブ化されたメニュー

MobaXTermは,Windows上で動作し,SSHやVNCを使ったリモート接続やファイル転送を容易に行えるソフトウェアである.ターミナル機能,シェル環境(busyboxとcygwin)と各種コマンド,Xサーバ機能を含む.このXサーバにより,Windows上でUNIX/Linuxのグラフィカルなアプリケーションを直接実行できる.インターフェースはタブ形式で,複数の接続を一元管理できる.

winget を用いたインストールコマンド: winget install --scope machine Mobatek.MobaXterm

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関連項目

MobaXTerm のインストール(Windows 上)

MobaXTerm のインストール(Windows 上)

  1. Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行

    コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページ »で説明

  2. 次のコマンドを実行

    次のコマンドは,MobaXTermをインストールし,パスを通すものである.

    winget install --scope machine Mobatek.MobaXterm
    powershell -command "$oldpath = [System.Environment]::GetEnvironmentVariable(\"Path\", \"Machine\"); $oldpath += \";c:\Program Files (x86)\Mobatek\MobaXterm\"; [System.Environment]::SetEnvironmentVariable(\"Path\", $oldpath, \"Machine\")"
    

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関連項目

MobaXTerm

ファイル転送ツール FileZilla

FileZillaは,簡単にファイル転送ができるアプリケーション.Windows,Mac,Linuxなど,様々な環境で使用できる.

FileZillaの主な機能は,ファイルのアップロードとダウンロードである.ドラッグ&ドロップ操作で,複数のファイルやフォルダを一度に転送できるので,大量のデータも簡単に扱える.また,リモートサーバー上のファイルやフォルダの内容を,自分のパソコン上のファイルと同じようにビジュアルに確認できる.この機能により,ファイルを素早く見つけることができる.インターネット接続が不安定な場合で,転送が中断した場合でも,自動的に再接続し,中断したところから転送を再開する機能がある.これにより,大容量ファイルの転送も確実に完了させることができる.セキュリティ面では,パスワードの保存機能がある.

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Windows でのファイル転送ソフト FileZilla のインストール: 別ページ »で説明している

関連項目FileZilla を用いたファイル転送の手順例

FileZilla を用いたファイル転送の手順例

  1. FileZillaを起動する
  2. 上部のクイック接続バーに以下の情報を入力:
  3. 「クイック接続」ボタンをクリックして接続
  4. 左側(ローカルサイト)で転送元のフォルダを選択
  5. 右側(リモートサイト)で転送先のフォルダを選択
  6. 選択したファイルをドラッグ&ドロップして転送開始

その他のフリーソフトウエア類

ShareX スクリーンショットツール

スクリーンショットツール

主な機能:多機能キャプチャ,多機能キャプチャ

winget を用いたインストールコマンド: winget install --scope machine ShareX.ShareX

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VideoLAN VLC Media Player メディアプレイヤー

メディアプレーヤー

主な機能: 数多くの動画・音声形式のサポート

winget を用いたインストールコマンド: winget install --scope machine VideoLAN.VLC

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Blender 3次元コンピュータグラフィックス・アニメーションソフト

3次元コンピュータグラフィックス・アニメーションソフトウェア

主な機能:3Dモデリング,アニメーション,レンダリング,ノードベースのマテリアル編集

winget を用いたインストールコマンド: winget install --scope machine blender

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Shotcut

動画編集ソフト

主な機能:豊富なフィルタ

winget を用いたインストールコマンド: winget install --scope machine Meltytech.Shotcut

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OBS Studio

配信・録画ソフト

主な機能:ライブ配信,さまざまなプラグイン

winget を用いたインストールコマンド: winget install --scope machine OBSProject.OBSStudio

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Audacity

音声編集ソフト

主な機能:マルチトラック編集,ノイズ除去,豊富なエフェクト

winget を用いたインストールコマンド: winget install --scope machine Audacity.Audacity

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GIMP

画像編集ソフト

主な機能:レイヤー,豊富なフィルター

winget を用いたインストールコマンド: winget install --scope machine GIMP.GIMP

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Windows での Wget のインストール

Wget のページ http://gnuwin32.sourceforge.net/packages/wget.htm からダウンロードしてインストール:

詳しくは: 別ページ »で説明

9. 便利なフリーソフトウェア

便利なフリーソフトウェアのインストール

必要なフリーソフトウェアを選択して,インストールする.

FileZillaはファイル転送・リモート接続のために有用である.Kokomiteはマウス拡大,GreenShotはスクリーンショットの撮影・編集に役立つ.

  • Files エクスプローラー風のファイルマネージャー

    https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/files/

  • Search Everything: 高速なファイル名検索ツール.大量のファイルの中から目的のファイルを見つけることができる.
  • AnyTXT Searcher (文字列によるファイル検索)
  • FileZilla: ファイル転送.リモートサーバーへのファイルのアップロードやダウンロードに便利.
  • kokomite: マウス拡大ツール.
  • GreenShot: スクリーンショットツール.画面上の特定の領域やウィンドウをキャプチャして保存することができる.簡単な画像編集機能も備えている.

    ディープラーニング関連のフリーソフトウェアのインストール

    理工学分野のフリーソフトウェア

    理工学分野での研究や開発を支援する多様なフリーソフトウェアを紹介する. Dockerはコンテナ技術を,SQLite3はリレーショナルデータベースを,QGISは地理情報システムを提供する. OctaveとRは数値解析や統計分析を,AnacondaはPythonプログラミング環境を, LaTeXは高品質な文書作成を可能にする. さらに,GIMP,FreeCADは画像編集から3Dモデリングまで,各種のビジュアル作成・編集を支える.そしてKiCadはPCB設計を効率化する.

    その他,便利な機能をもったフリーソフトウェアの紹介

    フリーソフトウェア利用上の注意

    フリーソフトウェアは一定の条件下で無償で利用することが可能である. 利用者自身が利用条件を必ず確認し,それを遵守することが求められる. インストールが上手くいかない,または正常に動作しない場合でも,対処する責任は利用者にある.

    スクリーンショット GreenShot

    GreenShotは,Windowsで利用可能なフリーウェアのスクリーンショットツールである.Print Screenキーを押すことにより,全画面,アクティブウィンドウ,任意の範囲,あるいは特定の要素を簡単にキャプチャすることができる.また,ユーザーは,キャプチャした画像を即座にクリップボードにコピーしたり,内蔵の画像エディタで編集したり,またはファイルとして保存したりすることができる.

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    マウスカーソル拡大ツール kokomite

    kokomiteはマウスカーソル拡大ツールである.小さなスクリーンや高解像度ディスプレイでの作業においてカーソルの追跡を容易にし,視認性が向上し,生産性を向上させる.プレゼンテーションでの利用にも適している.マウスカーソルの大きさや色などをカスタマイズ可能である.

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    10. プログラミング言語 Python とツール

    プログラミング言語 Python や関連するツールの知識とスキルは重要である. 特にPython のインストール方法や開発環境,便利なツール(例えば,Jupyter Notebook)に慣れておくことは有用である.

    Python

    プログラミング言語の1つ

    主な特徴:読みやすく書きやすい文法,幅広い応用範囲,豊富なライブラリ.

    winget を用いたインストールコマンド】

    次のコマンドは,Python ランチャーと,Python 3.10 をインストールするものである.

    winget install --scope machine Python.Launcher
    winget install --scope machine Python.Python.3.10
    

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    関連項目

    Python 3.10 のインストール(Windows 上)

    Python 3.10 のインストール(Windows 上)

    1. Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行

      コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページ »で説明

    2. 次のコマンドを実行

      次のコマンドは,Python ランチャーと,Python 3.10 をインストールするものである.

      winget install --scope machine Python.Launcher
      winget install --scope machine Python.Python.3.10
      

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    関連項目

    Python

    Google Colaboratory

    Google Colaboratory について:別ページ で説明している.

    Windows での Python のインストール

    Windows での Python のインストール: 別ページ »で説明.

    Python, pip, Python 開発環境,Python コンソールのコマンドでの起動

    Python, pip, Python 開発環境,Python コンソールのコマンドでの起動: 別ページ »で説明.

    複数の Python の同時インストール

    Windows での複数の Python の同時インストール: 別ページ で説明している.

    Python ランチャー

    Python ランチャー: 別ページ »で説明している.

    venv

    venv は,Python の仮想環境を作成する機能を提供するモジュールである.Python の仮想環境は隔離されており,特定のバージョンのPythonや,特定のバージョンやPythonパッケージを管理するのに役立つ.

    venv について: 別ページ »で説明している.

    virtualenv, virtualenv-wrapper

    virtualenv, virtualenv-wrapper について: 別ページ »で説明している.

    pip

    pip について: 別ページ »で説明している.

    Poetry のインストール,アンインストール(Windows 上)

    PoetryはPythonの仮想環境の作成機能を有し, またpyproject.toml ファイルに基づくパッケージ管理の機能を持つ. そして,プロジェクトが依存するパッケージを自動的にインストールするとともに,インストールの問題が起きないように,パッケージ間のバージョンの調整も行う. さらに,Pythonパッケージを簡単にビルドし,PyPI(Python Package Index)で公開できる機能を持つ.

    Poetry のインストール

    Windows では, コマンドプロンプトを管理者として開き, 次のコマンドを実行.

    curl -sSL https://install.python-poetry.org | python -
    

    Poetry のアンインストール

    Windows では, コマンドプロンプトを管理者として開き, 次のコマンドを実行.

    curl -sSL https://install.python-poetry.org | python - --uninstall
    

    Python の setup.py の実行

    Python の setup.py の実行: 別ページ »で説明している.

    Python コンソール (Python のシェル)

    Python コンソールについて:別ページ で説明している.

    Blender の Python コンソール (Python 処理系のシェル)

    Blender の Python コンソールについて:別ページ で説明している.

    2to3

    2to3: 別ページ »で説明している.

    Jupyter Qt Console

    Jupyter Qt Console は Python コンソールの機能を持ったソフトウェア.

    Jupyter Qt Console について:別ページ で説明している.

    Jupyter ノートブック (Jupyter Notebook)

    Jupyter ノートブックは,Pythonなどのプログラムのソースコードやその実行結果などを1つのノートとして保存し公開できる機能をもったノートブック.

    Jupyter ノートブック について:別ページ で説明している.

    JupyterLab

    Jupyter LabPython プログラム作成に関する種々の機能を持ったソフトウェア.

    JupyterLab について:別ページ で説明している.

    spyder

    Spyder について: 別ページ »で説明している.

    PyCharm

    PyCharm は Python プログラム作成に関する種々の機能を持ったソフトウェア.

    PyCharm について:別ページ で説明している.

    Windows での PyCharm Community Edition のインストール: 別ページ »で説明

    Python のディストリビューション Anaconda3

    Anaconda3 について:別ページ で説明している.

    Windows での,Python と Anaconda 内の Python の共存

    Windows での,Python と Anaconda 内の Python の共存: 別ページ »で説明している.

    11. Windows での C/C++ 開発環境

    Visual Studio の Native Tools コマンドプロンプト

    Visual Studioビルドツール(Build Tools) をコマンドラインで使いたいときは, Visual Studio の Native Tools コマンドプロンプトを使う.

    Native Tools コマンドプロンプトの起動方法

    Build Tools for Visual Studio 2022(ビルドツール for Visual Studio 2022)の場合で,起動方法を説明する.

    起動は,Windows のスタートメニューで「Visual Studio 2022」の下の「x64 Native Tools Command Prompt for VS 2022」で起動する.

    起動し,確認のため「where cl」を実行した画面を下に示す.

    [image]

    vcvarsall.bat による起動方法

    ※ あるいは,コマンドプロンプト を開くたびに,次のコマンドを実行するという方法もある.

    vcvarsall.bat x64
    あるいは
    vcvarsall.bat x86
    

    vcvars64.bat, vcvars32.bat を使う方法もあるが,vcvarsall.bat の方が,場所を探しやすい印象があるので,そちらを使うことにする.

    Visual Studio Community 2019 vesion 16.1の場合,vcvarsall.batの場所は次の通りである.

    [image]
    [image]

    実際に,Windowsのコマンドプロンプトで vcvarsall.bat を使い,cl や nmake 使えるようになったか確認する手順は次の通りである.

    "C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio\2019\Community\VC\Auxiliary\Build\vcvarsall.bat" x64
    where cl
    where nmake
    
    [image]
    "C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio 14.0\VC\vcvarsall.bat" x64
    where cl
    where nmake
    
    [image]

    以上で確認できる通り,vcvarsall.bat は, cl や nmake などをコマンドを使えるように設定するためのものである.

    なお,上記の結果が得られないときは Visual Studio のビルドツールがうまくインストールできていない. その場合は, 最新の Visual Studio Installer を起動して・ビルドツールを追加するという操作が良いだろう.

    vcvarsall.bat x64 と vcvarsall.bat x86 の違いは, 64 ビットのプログラムを生成するか, 32 ビットのプログラムを生成するかの違いである. 特に問題が無い限り,x64 の方が良かろう.

    [image]

    Microsoft Visual Studio のバージョン番号

    Visual Studio のバージョン番号は次の通り.

    Visual Studio 2013: vc12
    Visual Studio 2015: vc14
    Visual Studio 2017: vc15
    Visual Studio 2019: vc16
    Visual Studio 2022: vc17
    

    Microsoft Visual Studio の C/C++ の 64ビット環境

    Microsoft Visual Studio の C/C++ の 64ビット環境をシェルで使うには,次の 2つの方法がある.

    msys2 の C コンパイラ

    Windows での C/C++ コンパイラには Visual Studio の C/C++, msys2 の C/C++ などがある

    msys2 での hello.c のコンパイル操作例は次の通り.hello.exe という名前のファイルができる.

    gcc -o hello.exe hello.c
    

    デバッガを使いたい場合には,-g オプションを付ける.

    gcc -g -o hello.exe hello.c
    

    Cygwin でコンパイルしたプログラムを,Cygwin をインストールしていない他のソコンで使う場合には,-mno-cygwin オプションを付ける

    gcc -mno-cygwin -o hello.exe hello.c
    

    コンパイルしたプログラムについて,使用している DLL 名を表示させたい. objdump コマンドを使う.

    objdump -p hello.exe | grep "DLL"
    

    デバッガ gdb

    起動は,gdb <ファイル名>で行う.

    gdb hello.exe
    

    gdb の終了は「quit」である.

    quit
    

    デバッガ gdb の機能

    デバッグ

    デバッグを行うソフトウェアとしては gdbなどがある. Visual Studio Code のプラグインには,デバッガとの連携機構を持つものがある. PyCharm は,Python プログラムのデバッグの機能を持つ.

    デバッガには,ブレークポイント,ブレークポイントでの変数値表示,ステップ実行などの機能がある. ステップ実行には,次の操作がある.

    msbuild の実行

    msbuild の実行例は次の通り

    msbuild hoge.sln /p:Configuration=Release /t:Rebuild /m
    msbuild hoge.sln /p:Configuration=Release /p:Platform="x64" /target:all /m
    

    ninja

    Ninja はビルドシステム.

    12. プログラミング言語 Java

    Java JDK (Java Development Kit) のインストールと Java プログラムの実行

    JDK は Java プログラムのコンパイルに必要である.

    【Java のバージョンの確認】

    Java のバージョンは,次のコマンドで確認できる.

    java -version
    
    [image]

    【Windows での Java プログラムの実行】

    Windows で,ファイル Main.java を編集し実行するために,次のコマンドを, コマンドプロンプトで実行する.

    cd %USERPROFILE%
    notepad Main.java
    javac -encoding UTF-8 Main.java
    java Main
    

    Main.java として次の Java プログラムを実行すると,結果として「3.000000」が表示される.

    class Ball {
        double x;
        double y;
        String color;
        public Ball(double x, double y, String color) {
            this.x = x;
            this.y = y;
            this.color = color;
        }
        public double dist() {
            return this.x + this.y;
        }
    }
    
    public class Main {
        public static void main(String[] args) {
            Ball a = new Ball(1, 2, "red");
            Ball b = new Ball(3, 4, "green");
            System.out.printf("%f", a.dist());
        }
    }
    

    サイト内のJava 関連ページ

    13. Windows のパッケージマネージャ

    ライブラリ

    ライブラリは,さまざまなアプリケーションから 共有される機能をまとめたソフトウェアのこと. アプリケーションと,ライブラリは,アプリケーションの実行時までにリンクされる.

    vcpkg

    vcpkg は,C や C++ のライブラリを管理する機能を持ったソフトウェア.Windows, Linux, MacOS で動く. ダウンロードされたファイルは,downloads 下に保存される.

    vcpkg の GitHub のページ: https://github.com/microsoft/vcpkg

    Windows での vcpkg のインストール

    1. 事前に Git のインストールを行っておく.インストールについては, 別項目で説明している.
    2. Git の公式ページ: https://git-scm.com/ , Visual Studio 2015 Update 3 以上のインストールが必要.
    3. Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行

      コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページ »で説明

    4. 次のコマンドを実行
      cd c:\
      git clone https://github.com/microsoft/vcpkg
      .\vcpkg\bootstrap-vcpkg.bat
      

    winget

    wingetは,Microsoftが開発したWindowsのパッケージマネージャーである.Windows Package Managerの略称である.

    winget を用いてソフトウェアをインストールするには,コマンドプロンプトを管理者として実行し,「winget install」コマンドのオプションにソフトウェア名を指定する.「winget upgrade --all」コマンドを使用して,インストール済みのパッケージを一括で更新することもできる.

    winget のインストール

    wingetは,Microsoftが開発したWindowsのパッケージマネージャーである. アプリケーションの検索,インストール,更新,削除をコマンドで簡単に行える. 最新のWindows 10/11には標準搭載されているが,古いバージョンのWindowssでは手動でインストールする必要がある.

    【手順の概要】

    Windowswingetをインストールするには,GitHubのwinget-cliページ(https://github.com/microsoft/winget-cli)から最新のmsixbundleファイルをダウンロードし,実行して指示に従う.wingetを使用すると,Git,CMake,Wget,7-Zipなどのソフトウェアを簡単にインストールできる.コマンドプロンプトを管理者として実行し,「winget install」コマンドにソフトウェア名を指定することでインストールを行う.インストール後,環境変数Pathにソフトウェアのパスを追加することで,コマンドプロンプトから直接実行できるようになる.

    1. Web ブラウザの GitHub の winget-cli のページを開く

      https://github.com/microsoft/winget-cli

    2. 画面右側の「Releases」の下の「Windows Package Manager ...」をクリック
      [image]
    3. Windows Package Manager のページでダウンロードする

      このとき,msixbundle のファイルを選ぶ

      [image]
    4. 画面の指示に従い,インストールを行う
    5. 確認のため,コマンドプロンプトを開き,次のコマンドを実行する.
      winget -v
      
      [image]

    関連する外部ページ

    GitHub の winget-cli のページ: https://github.com/microsoft/winget-cli

    Chocolatey

    Chocolatey は,Windows で動くパッケージマネージャ. アプリケーションのインストールや更新が簡単にできるようになる.

    choco のオプションには,次のようなものがある

    miniconda3

    miniconda は,Python, conda, pip などのソフトウェア.さまざまな追加ソフトウェアをインストールできる機能がある.

    URL: https://docs.conda.io/en/latest/miniconda.html

    Windows での miniconda3 のインストール手順は, 別ページ »で説明している.

    14. Windows システムの運用保守

    Windows 10 でのアンインストール

    Windows 10 でのアンインストールは, スタートメニューで「設定」,「アプリ」のように操作し,アプリが表示されるので, 右クリックメニューでアンインストール.

    Windows 11 でのアンインストールは, 検索窓が便利(検索窓で「アンインストール」のようなキーワードを入れる).

    Windows 11 や Windows 10 の更新

    Windows 10 は,自動更新を設定している場合には,自動で更新される.

    自動で更新されない場合は, 次のサイトを利用できる.

    Windows Update の実行

    次の手順で行う

    Windows の検索窓で「windowsupdate」と入れ,検索し,実行する.

    上の手順がうまく動かない場合は,次を手順で解決する可能性がある(古い Windows 10 の場合)

    1. Windows のスタートメニューを右クリックし,「ファイル名を指定して実行

    2. 次を実行
      ms-settings:windowsupdate-action
      

      これで,Windows Update が自動的に始まる

    Windows のバージョン情報の確認

    Windows の検索窓で「winver」と入れ,検索し,実行する

    Windows のバージョン情報を確認する.

    AMD プロセッサを使うときの Windows の設定

    AMD社製プロセッサの場合は,システム環境変数 MKL_DEBUG_CPU_TYPE に,値「5」を設定する.

    Microsoft Sysinternalsツール

    WindowsMicrosoft Sysinternalsツールは,マイクロソフトが提供する一連のシステムツールのセットである.

    WindowsMicrosoft Sysinternalsツールの公式ページ: https://docs.microsoft.com/sysinternals/

    その中の,特に便利なツールには,次のようなものがある.

    Microsoft Sysinternalsツールをダウンロードしてパスを通す手順

    次を実行することにより,Microsoftの「Sysinternals」公式ページからツールをダウンロードし, c:\SysinternalSuite に展開し,パスを通すことができる. WindowsMicrosoft Sysinternalsツールの利用条件については,利用者自身で確認してください.

    1. Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行

      コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページ »で説明

    2. 次のコマンドを実行
      cd %USERPROFILE%
      curl -O https://download.sysinternals.com/files/SysinternalsSuite.zip
      mkdir c:\SysinternalSuite
      powershell -command "Expand-Archive -Path SysinternalsSuite.zip" c:\SysinternalSuite
      powershell -command "$oldpath = [System.Environment]::GetEnvironmentVariable(\"Path\", \"Machine\"); $oldpath += \";c:\SysinternalSuite"; [System.Environment]::SetEnvironmentVariable(\"Path\", $oldpath, \"Machine\")"
      

    システムイメージのチェック

    システムイメージをチェック

    dism /online /cleanup-image /scanhealth
    

    システムイメージをチェックし,Windows Update を使用して修復

    dism /online /cleanup-image /restorehealth
    

    Windows でのシステムファイルの検証と修復

    Windows のシステムファイルをスキャンして, Windows\System32\dllcache にあるキャッシュコピーを用いて修復.

    sfc /scannow
    

    Windows でディスクの空き領域を 0 で埋める

    sdelete の URL: https://docs.microsoft.com/ja-jp/sysinternals/downloads/sdelete

    Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行

    sdelete -z c:
    

    ARPテーブルの表示

    ARP テーブルには,ネットワークにつながっている機器の IP アドレスが格納されている. 「arp -a」コマンドにより表示することができる.

    AVS (アドバンスト・ベクトル・エクステンション)

    プロセッサの機能の1つ. AVS (アドバンスト・ベクトル・エクステンション) があるかどうかを確認するためには, CPU ID を調べる.

    CPU ID

    CPU ID を調べるために,インテル プロセッサー識別ユーティリティーを使うことができる. インテル プロセッサー識別ユーティリティー Windows 版は次の Web ページからダウンロードできる.

    https://downloadcenter.intel.com/ja/download/7838/Intel-Processor-Identification-Utility-Windows-Version

    Windows のステレオミキサーを有効にする

    1. Windows10 でサウンドのプロパティ
    2. 録音」を選ぶ
    3. 右クリックメニュー.「オーディオミキサー」がチェックされていなければチェックする.
    4. ステレオミキサー」が無効になっているときは,有効にする

      ステレオミキサーが表示されていないときは,オーディオドライバを更新する

    5. ステレオミキサー」を選び,「既定値に設定」をクリック

    15. WSL 2 と Linux コマンド

    WSL2

    WSL 2WSL 2 上の Ubuntu 22.04 のインストールにより,プログラミング等で便利な場合がある.

    WSL 2 のインストールにより,Ubuntu,Debian,openSUSE の Linux ディストリビューションを Windows にインストールし,Windows のサブシステムとして動かすことができるようになる.

    WSL のコマンド

    サイト内の関連ページ

    WSL2 のインストール,WSL2 上のサブシステムとして Ubuntu 22.04 をインストール

    Windows 11 での手順を示す.

    1. 「Windows の機能の有効化または無効化」で,Hyper-V,Linux 用 Windows サブシステム,仮想マシンプラットフォームを有効にする
      1. Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行

        コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページ »で説明

      2. Windows の更新

        次のコマンドを実行

        powershell -command "Start-Process ms-settings:windowsupdate"
        
      3. Hyper-V,Linux 用 Windows サブシステム,仮想マシンプラットフォームを有効にする.

        次のコマンドを実行

        powershell -command "Enable-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName Microsoft-Hyper-V -All -n"
        powershell -command "Enable-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName HypervisorPlatform -n"
        powershell -command "Enable-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName Microsoft-Windows-Subsystem-Linux -n"
        powershell -command "Enable-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName VirtualMachinePlatform -n"
        
      4. その後,Windowsの再起動を行う.

        次のコマンドを実行

        shutdown /r /t 0
        
    2. システムの再起動が終わったら,再び,Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行
    3. Windows Subsubsystem for Linux, 仮想マシンプラットフォームのオプションコンポーネントを有効化する. WSL の既定(デフォルト)のバージョンを 2 に設定する

      次のコマンドを実行

      powershell -command "dism.exe /online /enable-feature /featurename:Microsoft-Windows-Subsystem-Linux /all /norestart"
      powershell -command "dism.exe /online /enable-feature /featurename:VirtualMachinePlatform /all /norestart"
      wsl --set-default-version 2
      
    4. インストール可能な Linux ディストリビューションの確認

      次のコマンドを実行.

      wsl -l --online
      
    5. Ubuntu-22.04 を,Linux サブシステムとしてインストール

      次のコマンドを実行. このときに,ユーザ名とパスワードの設定が求められる.

      このときに設定したパスワードは,sudo コマンドの実行で必要になるので覚えておくこと. パスワードが画面に表示されないのは正常動作である.

      wsl --update
      wsl --install -d Ubuntu-22.04
      
    6. Linux サブシステムの bash シェルの起動.

      次のコマンドを実行.

      wsl
      
    7. bash シェルで確認のため,次のコマンドを実行.このとき,先ほど設定したパスワードを入れる
      sudo ls
      
    8. ダウンロード元が海外 (Ubuntu本家やfr) になっている場合,日本に設定.OSのシステム更新.C/C++ コンパイラ,Python 3 ヘッダファイル・ライブラリ,エディタ nodepadqq 等のインストール.
      sudo sed -i 's/\/\/archive.ubuntu.com/\/\/jp.archive.ubuntu.com/g' /etc/apt/sources.list
      sudo sed -i 's/\/\/us.archive.ubuntu.com/\/\/jp.archive.ubuntu.com/g' /etc/apt/sources.list
      sudo sed -i 's/\/\/fr.archive.ubuntu.com/\/\/jp.archive.ubuntu.com/g' /etc/apt/sources.list
      sudo apt -y udpate
      sudo apt -yV upgrade
      sudo apt -yV dist-upgrade
      sudo apt -y install build-essential python3-dev python3-pip notepadqq
      exit
      

    Linux コマンド

    Windows で Ubuntu のサブシステムをインストールするときのために,主なコマンドをまとめておく.