Windows のまとめ

概要】 Windows の操作,プログラム作成,各種ツールの活用,Windows の保守には,次のことが役立ちます.まず,フォルダオプションの設定により,ファイル名拡張子や隠しファイルを表示することができます.また,Windowsでは「コマンドプロンプトを使用して操作する方法や管理者権限での実行方法も重要です.さらに,環境変数やパスの設定により,システムの設定を柔軟にカスタマイズすることができます.さまざまなソフトウェアの活用も重要であり,ファイル検索ソフトウェアやテキストエディタ,ファイル転送ツール,リモート接続ツールなどが作業効率を向上させます.また,CSVファイルの管理方法やデータの形式についても理解する必要があります.プログラミング言語としてPythonやC/C++を活用する場合,それぞれのインストール方法や処理系,開発ツール,ライブラリの扱い方について学ぶ必要があります.さらに,GitCMakeなどのプログラミング関連ツールを活用することで,効率的な開発が可能です.Windowsシステムの保守には,Windows Updateの実行やシステムイメージのチェック・修復,ディスクの空き領域の確認などが必要です.

目次

  1. サイト内の主な Windows 関連ページへのリンク
  2. Windows のインストールとセットアップ
  3. フォルダオプションと設定
  4. コマンドプロンプトの利用
  5. 環境変数,パスの設定
  6. ファイル操作(展開,圧縮,文字コード変換),ファイル名検索,テキストエディタ
  7. データファイル
  8. フリーソフトウェア
  9. プログラミング言語 Python とツール
  10. プログラミング言語 C/C++ とツール
  11. プログラミング言語 Java
  12. その他のプログラミング言語
  13. データベース管理システム
  14. Windows のパッケージマネージャ
  15. Windows システムの運用保守
  16. WSL2
  17. VirtualBox
  18. MinGW,Cygwin

サイト内の関連ページ

1. サイト内の主な Windows 関連ページへのリンク

2. Windows のインストールとセットアップ

Windows 11 のクリーンインストール

Windows 11 のクリーンインストールの手順は次の通りである.

  1. まず,Windows 11のライセンスキーを確認する.
  2. Microsoft の公式ページ(https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows11)から Windows 11 の ISO イメージファイルをダウンロードする.
  3. Rufus(https://rufus.ie/ja/)をダウンロードしてインストールする.Rufus は,ブータブル USB メモリを作成するためのツールである.
  4. Rufus を起動し,Windows 11 の ISO イメージファイルを選択する.そして,ブータブル USB メモリを作成する.
  5. ブータブル USB メモリからの起動

    作成したブータブル USB メモリを用いて,インストール対象のパソコンを起動する.

    これはBIOSメニューやブートメニューを用いて行う.あるいは, Windows を再起動し,BIOSメニューを表示するためのコマンドとして「shutdown /r /fw /t 0」を使用できる.

  6. 画面の指示に従って,Windows 11 のインストールを進める.
  7. インストール中,Windows 11 のライセンスキーの入力が求められるため,入力する.

重要な注意点として,インストール対象のパソコンの重要なデータは,事前にバックアップを取ってからインストールを開始することを強く推奨する.

サイト内の関連ページ

Tiny 11 のインストール手順: 別ページ »で説明

関連する外部ページ

Windows 11 のセットアップ

Windows 11のセットアップでは,不要なプリインストールアプリをスクリプトで一括削除し,サービス設定も自動化スクリプトで効率的に実施する.システムの最適化として,ディスクのクリーンアップ,デフラグ,空き領域のゼロフィルをコマンドプロンプトから実行できる.また,代替Webブラウザのインストールや,業務効率を向上させる厳選されたフリーソフトウエアの導入を推奨する.開発環境として,必要に応じてWSL 2とUbuntu 22.04のセットアップも可能である.さらに,システム管理ツールとしてMicrosoft PC ManagerやMicrosoft Sysinternalsツールを導入することで,包括的なシステム管理環境を整備できる.これらの手順に従うことで,効率的かつ確実なWindows 11の環境構築が可能となる.

サイト内の関連ページ

3. フォルダオプションと設定

エクスプローラーで,ファイル名拡張子や隠しファイルの表示を行う

  1. エクスプローラーを開く(フォルダアイコンをクリック,またはWindowsキー + Eキーを押下).
  2. 表示タブをクリックする.

    「ファイル名拡張子」と「隠しファイル」の両方にチェックを入れる.

    設定の例

    フォルダオプションの設定例1

    設定の例

    フォルダオプションの設定例2

Windows エクスプローラーで隠しファイルの表示,ファイル名拡張子ファイルの表示

この設定により,ファイル名拡張子(.pdf, .pptx など)が表示されるようになり, また隠しファイル(既定では非表示のファイルやフォルダ)も表示されるようになる.

手順

  1. エクスプローラーを開く.

    デスクトップのフォルダアイコンをクリックするか,Windows キー + E キーを押すか,タスクバーのフォルダアイコンをクリックする.

  2. エクスプローラーのメニューの「表示」をクリックする.
  3. 「表示/非表示」で,「ファイル名拡張子」と「隠し項目」の両方にチェックを入れる.
エクスプローラーの表示設定

コマンドによる手順

上記のGUI操作の代わりに,以下のコマンドでも同様の設定が可能である.

  1. Windows で,コマンドプロンプトを管理者として実行する.

    コマンドプロンプトを管理者として実行する方法は: 別ページ »で説明

    次のコマンドを実行する.

    powershell -command "Set-ItemProperty -Path 'HKCU:\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Advanced' -Name 'Hidden' -Value 1"
    powershell -command "Set-ItemProperty -Path 'HKCU:\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Advanced' -Name 'ShowSuperHidden' -Value 1"
    powershell -command "Set-ItemProperty -Path 'HKCU:\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Advanced' -Name 'HideFileExt' -Value 0"
    

4. コマンドプロンプトの利用

端末

端末には,物理的なハードウェアとしての端末と,ソフトウェアとしての端末(端末エミュレータ)の2種類が存在する.端末エミュレータは,ハードウェア端末と同等の機能をソフトウェアとして実現したものである.Windowsにおいては,コマンドプロンプトが端末エミュレータの代表例である.端末画面には通常,シェルのプロンプトが表示され,ここにコマンドを入力して実行し,その結果を確認することができる.

Windows のコマンドプロンプト

Windows のコマンドプロンプトは,システム操作のための重要なツールである. テキストベースのインターフェースを通じて,ファイル操作,システム情報の確認,システムの設定変更,ソフトウェアのインストールなど,多岐にわたる操作が可能である.GUIでは実現が困難な高度な操作や,複雑な作業の自動化も実現できる.

システムの設定変更やソフトウェアのインストールなど,システム全体に影響を与える操作を行う場合,「管理者として実行」する必要がある.通常の実行モードでは,特定の操作に制限が課される場合がある.

以下は,Windows 10でコマンドプロンプトを起動した画面である.

コマンドプロンプトの画面

Windows のコマンドプロンプトを開く

Windows のコマンドプロンプトは,システム操作のための基本的なツールである. テキストコマンドを通じて,ファイル操作,システム情報の確認,設定変更,インストール作業など,多様な操作を実行できる.GUIでは難しい高度な操作や,反復作業の自動化も可能である.

【コマンドプロンプトを開く手順】

Windows のコマンドプロンプトを管理者として実行

システムの設定変更やソフトウェアのインストールなど,システム全体に影響を与える操作を行う場合,コマンドプロンプトを「管理者として実行」する必要がある.通常の実行モードでは,特定の操作に制限が課される場合がある.

【コマンドプロンプトを管理者として実行する手順】

Windows Terminal を管理者として実行

Windows 11 で Windows Terminal を管理者として実行する場合,検索窓に「Windows Terminal」または「Terminal」と入力し,表示されたメニューから「管理者として実行」を選択する.

Windows Terminalの管理者として実行

5. 環境変数,パスの設定

環境変数とパスの設定は,プログラミングやソフトウェア開発作業の基盤となる重要な要素である. これらの設定により,システムはプログラムやコマンドを正確に認識し,適切な場所から実行することが可能となる. 適切に設定された環境変数とパスにより,フルパスを指定することなくコマンドやプログラムを効率的に実行できる.

環境変数

Windows環境変数は「PC」のプロパティから設定を行う.

Windowsでの環境変数の設定手順:マイコンピュータを右クリック → プロパティ → 詳細設定 → 環境変数を選択

  1. Windowsのスタートメニューから,コントロールパネル → システムとセキュリティ → システムへと進む
  2. 左側のメニューから「システムの詳細設定」を選択
  3. 「詳細設定タブ」の最下部にある「環境変数」を選択し,設定ウィンドウを開く
  4. 値を変更する場合は,「ユーザー環境変数」または「システム環境変数」から該当する変数をダブルクリック

パスを通す

環境変数PATH」は,シェルがコマンドを実行する際の検索対象ディレクトリを定める重要な設定である.適切な設定により,フルパスを指定せずにコマンドやプログラムを効率的に実行することが可能となる.実行対象となるコマンドやプログラムのパスを環境変数PATH」に追加する作業を「パスを通す」という.

Windows環境では,「PC」 → 「プロパティ」 → 「詳細設定」 → 「環境変数」の順に操作して,環境変数の設定画面を表示する.

Windows のパス長の制限の解除

  1. Windowsにおいて,コマンドプロンプト管理者として実行する

    コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページ »で説明

    次のコマンドを実行して制限を解除する

    reg add "HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\FileSystem" /v "LongPathsEnabled" /t REG_DWORD /d "1" /f
    

6. ファイル操作(展開,圧縮,検索,文字コード変換),ファイル名検索,テキストエディタ

Windows パソコンで PC を開く

Windowsパソコンにおいて,「PC」を開く場合は,検索窓に「PC」と入力することで簡単にアクセスできる.

7-Zip

7-Zipは高機能なファイル圧縮・展開(解凍)ツールである.

wingetを用いたインストールコマンド: winget install --scope machine 7zip.7zip

関連する外部ページ

関連項目7-Zip のインストール

7-Zip のインストール(Windows 上)

  1. Windowsにおいて,コマンドプロンプト管理者として実行する

    コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページ »で説明

  2. 次のコマンドを実行する

    以下のコマンドにより,7-Zipのインストールとパスの設定を行う.

    winget install --scope machine 7zip.7zip
    powershell -command "$oldpath = [System.Environment]::GetEnvironmentVariable(\"Path\", \"Machine\"); $oldpath += \";c:\Program Files\7-Zip\"; [System.Environment]::SetEnvironmentVariable(\"Path\", $oldpath, \"Machine\")"
    

関連する外部ページ

サイト内の関連ページ

関連項目7-Zip

7-zip を用いた展開(解凍)の手順例(Windows上)

  1. 圧縮ファイルを右クリックし,表示されるメニューから「7-Zip」→「展開」を選択する
  2. 展開先のフォルダを指定する(既定(デフォルト)は現在のフォルダ)

    必要に応じて「サブフォルダを作成」オプションを選択する

  3. OK」をクリックして展開を開始する

ファイル名検索ソフト Search Everything

Search Everythingは,高速なファイル名検索ツールである.

Search Everythingは,Windows環境で使用できる高性能な検索ツールである.このソフトウェアは,コンピュータ内のすべてのファイル名とフォルダ名を自動的にインデックス化することで,高速な検索を実現している.

wingetを用いたインストールコマンド: winget install --scope machine voidtools.Everything stnkl.everythingtoolbar machine ql-win.quicklook

関連する外部ページ

サイト内の関連ページ

AnyTXT Searcher

全文検索によるファイル検索ツールである.

主な機能として,全文検索,複数のファイル形式への対応,検索結果のプレビューを提供する.

winget を用いたインストールコマンド: winget install --scope machine AnyTXT.AnyTXTSearcher

関連する外部ページ

文字コードの変換(Windows 上)

Windows での文字コード変換ソフトウェアとして,charsetConverter などが利用可能である.

テキストエディタ

「テキストエディタ」は,テキストファイルを編集する機能を持つソフトウェアである.

Windows には,「メモ帳 (notepad)」や「ワードパッド (wordpad)」などのテキストエディタが標準で搭載されている.これらのツールは,テキストファイルの作成や編集に活用できる. また,より高機能なテキストエディタやソースコードエディタとして,Visual Studio CodeNotepad++などがWindowsで利用可能である. これらは,プログラミングや文書作成において効率的なツールとなる.

関連項目Notepad++, Emacs エディタ

Visual Studio Code

高機能で拡張性の高いテキストエディタである.

主な機能として,コード補完,デバッグ機能の統合,Git連携を提供する.

Visual Studio Code は,テキストエディタとしての 基本機能に加え,豊富な拡張機能を備え,ソースコードの編集やデバッグを効率的に実行できる統合開発環境である. 多様なプログラミング言語に対応しており,ソースコードのシンタックスハイライトやコード補完,Gitの統合など,開発に必要な機能を包括的に提供している.

winget を用いたインストールコマンド: winget install --scope machine Microsoft.VisualStudioCode

関連する外部ページ

サイト内の関連ページ

関連項目Visual Studio Code のインストール(Windows 上), Visual Studio Code の設定

Visual Studio Code のインストール(Windows 上)

  1. Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行する.

    コマンドプロンプトを管理者として実行する方法については,別ページ »で説明している.

  2. 次のコマンドを実行する.

    以下のコマンドは,Visual Studio Codeをインストールし,パスを設定するためのものである.

    winget install --scope machine Microsoft.VisualStudioCode
    powershell -command "$oldpath = [System.Environment]::GetEnvironmentVariable(\"Path\", \"Machine\"); $oldpath += \";c:\Program Files\Microsoft VS Code\"; [System.Environment]::SetEnvironmentVariable(\"Path\", $oldpath, \"Machine\")"
    

関連する外部ページ

サイト内の関連ページ

関連項目Visual Studio Code, Visual Studio Code の設定

Visual Studio Code の設定

  1. Windows で,コマンドプロンプトを実行する.
  2. 次のコマンドを実行する.

    以下のコマンドは,次の拡張機能をインストールするためのものである.

    • Python言語サポート:IntelliSense(Pylance),デバッグ(Python Debugger),コード整形,リファクタリング,単体テストなどの機能を提供する.
    • 日本語言語パック拡張機能
    • SQLiteデータベースの閲覧とクエリ実行機能
    • Java開発用の拡張機能パック:Java IntelliSense,デバッグ,テスト,Maven/Gradleサポート,プロジェクト管理などを提供する.
    • C/C++の IntelliSense,デバッグ,コードブラウジング機能
    • Python Preview機能
    cd "c:\Program Files\Microsoft VS Code\"
    code --install-extension ms-python.python
    code --install-extension MS-CEINTL.vscode-language-pack-ja
    code --install-extension alexcvzz.vscode-sqlite
    code --install-extension vscjava.vscode-java-pack
    code --install-extension ms-vscode.cpptools
    code --install-extension dongli.python-preview
    
  3. 次の設定をsettings.jsonに追加する.

    Visual Studio Codeのメニューから,「ファイル (File)」,「基本設定 (Preferences)」,「設定 (Settings)」を順に選択する. 次に,ページ右上の小さなファイルアイコン(Open Settings)をクリックする. settings.jsonファイルが開くので,以下の設定を追加する.

    {
      "files.autoSave": "afterDelay",
      "editor.formatOnSave": true,
      "editor.tabSize": 4,
      "editor.fontFamily": "Consolas, 'Courier New', monospace",
      "editor.fontSize": 14,
      "git.enabled": true
    }
    

    この設定により,次の機能が有効になる.

    • 自動保存機能:

      設定: "files.autoSave": "afterDelay"

      作業の中断やシステムクラッシュによるデータ損失を防ぐため,一定時間後に自動的にファイルを保存する.

    • 保存時の自動フォーマット:

      設定: "editor.formatOnSave": true

      ファイル保存時に自動的にコードのフォーマットを実行し,一貫したコードスタイルを維持する.

    • タブサイズの設定:

      設定: "editor.tabSize": 4

      インデントの一貫性を保持し,コードの可読性を向上させる.

    • フォントとサイズの設定:

      設定: "editor.fontFamily": "Consolas, 'Courier New', monospace", "editor.fontSize": 14

      エディタで使用するフォントと文字サイズを設定し,コードの読みやすさを向上させる.

    • Gitサポートの有効化:

      設定: "git.enabled": true

      Gitバージョン管理機能を有効にし,Visual Studio Code内での効率的なバージョン管理を可能にする.

Notepad++

高機能なテキストエディタである.

主な機能として,シンタックスハイライト,マクロ,プラグインを備えている.

Notepad++は,Windows の標準の「メモ帳」にはない便利な機能を多数搭載している.代表的な機能は次の通りである.

winget を用いたインストールコマンド: winget install --scope machine Notepad++.Notepad++

関連する外部ページ

関連項目テキストエディタ, Notepad++ のインストール(Windows 上), Notepad の設定

Notepad++ のインストール(Windows 上)

  1. Windows において,コマンドプロンプト管理者として実行する

    コマンドプロンプトを管理者として実行する方法: 別ページ »で説明している

  2. 次のコマンドを実行する

    以下のコマンドは,Notepad++をインストールし,パスを設定するものである.

    winget install --scope machine Notepad++.Notepad++
    powershell -command "$oldpath = [System.Environment]::GetEnvironmentVariable(\"Path\", \"Machine\"); $oldpath += \";c:\Program Files\Notepad++\"; [System.Environment]::SetEnvironmentVariable(\"Path\", $oldpath, \"Machine\")"
    

関連する外部ページ

サイト内の関連ページ

関連項目Notepad++

Notepad++の設定

関連項目Notepad++

Emacs エディタ

Emacsは高機能なテキストエディタである.

高度なカスタマイズが可能であり,プログラミングやテキスト編集において広く活用されている.

Emacsの操作は,キーボードによるコマンド入力が中心である.これらのコマンドを通じて,テキスト編集,ファイル操作,文字列の置換,画面操作など,多岐にわたる作業を実行できる. 詳細な操作指示は,通常画面の最下部(ミニバッファ)で行う. また,Emacsにはメニューバーも実装されており,一部の機能をメニューから利用することも可能である.メニュー操作時には,必要に応じてダイアログ画面が表示される.以下に,Emacsにおける主要な操作とそのキーボードショートカットを整理している.

これらは基本的な操作の一部である. 上記以外にも,多数の機能が実装されており,ユーザーの必要に応じたカスタマイズが可能である.

Emacsは,初学者にとって習得に時間を要する場合があるが,強力な機能と高度なカスタマイズ性を備えており, 習熟することで,コーディングや文書作成の生産性を大幅に向上させることができる. Emacsの機能は非常に豊富である.

関連する外部ページ

サイト内の関連ページ

関連項目テキストエディタ Emacs のインストール

Emacs のインストール(Windows 上)

  1. Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行する.

    管理者としての実行手順は,別ページ »を参照のこと.

  2. 以下のコマンドを実行する.

    このコマンドにより,Emacsをインストールし,実行可能とするために環境変数Pathに追加する. C:\Program Files\Emacs配下からemacs.exeを検索し,該当ディレクトリを環境変数Pathに追加する.

    winget install --scope machine GNU.Emacs
    powershell -command "$oldpath = [System.Environment]::GetEnvironmentVariable('Path', 'Machine'); $emacsPaths = Get-ChildItem -Path 'C:\Program Files\Emacs' -Recurse -Filter 'emacs.exe' | ForEach-Object { $_.Directory.FullName }; $newPaths = ($emacsPaths | Where-Object { $oldpath -notcontains $_ }) -join ';'; if ($newPaths) { $newpath = $oldpath + ';' + $newPaths; [System.Environment]::SetEnvironmentVariable('Path', $newpath, 'Machine'); Write-Host 'Emacsのパスが追加されました。' } else { Write-Host 'Emacsのパスは既に設定されているか、見つかりませんでした。' }"
    
  3. init.elの設定を行う.

関連する外部ページ

サイト内の関連ページ

関連項目テキストエディタ Emacs

zlib データ圧縮ライブラリ

zlibは,高性能なデータ圧縮・展開ライブラリである.

ファイルやメモリ上のデータに対する圧縮処理と展開処理を提供する.

関連する外部ページ

関連項目zlib のインストール(Windows 上)

zlib のインストール(Windows 上)

  1. Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行する.

    管理者としての実行手順は,別ページ »を参照のこと.

  2. 以下のコマンドを実行する.

    このコマンドにより,zlibをインストールし,利用可能とするために環境変数に追加する.

    cd /d c:%HOMEPATH%
    rmdir /s /q zlib
    git clone https://github.com/madler/zlib
    cd zlib
    del CMakeCache.txt
    rmdir /s /q CMakeFiles\
    cmake . -G "Visual Studio 17 2022" -A x64 -T host=x64 -DCMAKE_INSTALL_PREFIX=c:/zlib
    cmake --build . --config RELEASE --target INSTALL
    powershell -command "$oldpath = [System.Environment]::GetEnvironmentVariable(\"Path\", \"Machine\"); $oldpath += \";c:\zlib\bin\"; [System.Environment]::SetEnvironmentVariable(\"Path\", $oldpath, \"Machine\")"
    powershell -command "[System.Environment]::SetEnvironmentVariable(\"ZLIB_HOME\", \"C:\zlib\", \"Machine\")"
    

関連する外部ページ

関連項目zlib

7. データファイル

CSV

CSV(Comma Separated Values)は,データをカンマで区切って格納するテキストファイル形式である.CSV形式には複数の種類があるが,代表的なMicrosoft Excel形式の例を以下に示す. 例:

りんご,150,4,200,12月30日に購入した
みかん,30,2,60,"25円のものを買う予定だったが,売り切れだった"

この例は2行のテキストファイルであり,各行に5つのデータフィールドを含む. Microsoft Excel形式のCSVファイルには以下の特徴がある.

  1. データフィールドは半角カンマで区切られる.
  2. 1行が1つのデータレコードを表す.
  3. データフィールド内に半角カンマが含まれる場合,そのフィールド全体をダブルクオートで囲む.

8. フリーソフトウエア

Web ブラウザ

Firefox

高機能でセキュアなWebブラウザである.

プライバシー保護のためのトラッキング防止機能と,機能拡張のためのアドオンを提供する.

winget によるインストールコマンド: winget install --scope machine Mozilla.Firefox

推奨する主要なアドオン: Superpower ChatGPT(AIアシスタント機能), uBlock(広告ブロック), Falcon(履歴検索), Simple Translate(ページ内翻訳)

関連する外部ページ

関連項目Firefox のインストール(Windows 上)

Firefox のインストール(Windows 上)

  1. Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行する.

    管理者としての実行手順は,別ページ »を参照のこと.

  2. 以下のコマンドを実行する.

    このコマンドにより,Firefoxをインストールし,実行可能とするために環境変数Pathに追加する.

    winget install --scope machine Mozilla.Firefox
    powershell -command "$oldpath = [System.Environment]::GetEnvironmentVariable(\"Path\", \"Machine\"); $oldpath += \";c:\Program Files\Mozilla Firefox\"; [System.Environment]::SetEnvironmentVariable(\"Path\", $oldpath, \"Machine\")"
    

関連する外部ページ

サイト内の関連ページ

関連項目Firefox

Google Chrome

Webブラウザ

主な機能:高速なページ読み込み,Googleサービスとの統合,豊富な拡張機能

winget を用いたインストールコマンド: winget install --scope machine Google.Chrome.EXE

主なGoogle Chrome アドオン: Superpower ChatGPTuBlock (ポップアップブロック),Falcon (履歴検索), DeepL翻訳 (翻訳)

関連する外部ページ

関連項目Google Chrome のインストール(Windows 上)

Google Chrome のインストール(Windows 上)

  1. Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行

    コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページ »で説明

  2. 次のコマンドを実行

    次のコマンドは,Google Chromeをインストールし,パスを通すものである.

    winget install --scope machine Google.Chrome.EXE
    powershell -command "$oldpath = [System.Environment]::GetEnvironmentVariable(\"Path\", \"Machine\"); $oldpath += \";c:\Program Files\Google\Chrome\Application\"; [System.Environment]::SetEnvironmentVariable(\"Path\", $oldpath, \"Machine\")"
    

関連する外部ページ

サイト内の関連ページ

関連項目Google Chrome

プログラミング開発環境

Windows での C/C++ コンパイラ

Windows での C/C++ コンパイラには Visual Studio の C/C++, msys2 の C/C++ などがある

Build Tools for Visual Studio(ビルドツール for Visual Studio)

Build Tools for Visual Studioは,Windowsで動作するMicrosoftの開発ツールセットである.主にC++プログラミングに使用される.このツールセットには,コンパイラ,リンカ,ランタイムライブラリ,その他のビルド関連ツールが含まれる.

winget を用いたインストールコマンド】

次のコマンドは,Build Tools for Visual Studio 2022と VC2015 再配布可能パッケージをインストールするものである.

winget install --scope machine Microsoft.VisualStudio.2022.BuildTools
winget install --scope machine Microsoft.VCRedist.2015+.x64

【Build Tools for Visual Studio とVisual Studio の主な違い】

【Build Toolsを使用してC++プログラムを64ビットでコンパイルする手順】 x64 Native Tools Command Prompt は,Build Tools for Visual Studio のコマンドに加え,通常のWindowsコマンドも実行可能

  1. x64 Native Tools Command Prompt を開く

    スタートメニューから「Visual Studio 2022」→「x64 Native Tools Command Prompt」を開く

  2. コンパイル

    clコマンドでコンパイル(例:cl hello.cpp)

  3. 実行可能ファイルの確認

    生成された実行可能ファイル(例:hello.exe)を確認

注意点:

fopen関数使用時は,セキュリティ警告を抑制するため,ソースコード先頭に #pragma warning(disable: 4996) を追加

関連する外部ページ

Build Tools for Visual Studio 2022(ビルドツール for Visual Studio 2022)の公式ダウンロードページ: https://visualstudio.microsoft.com/ja/visual-cpp-build-tools/

関連項目Build Tools for Visual Studio 2022 のインストール(Windows 上), Build Tools for Visual Studio 2019 のインストール(Windows 上)

Build Tools for Visual Studio 2022 のインストール(Windows 上)

インストールの判断Build Tools for Visual Studio は,開発ツールセットである. Visual Studio は統合開発環境であり,いくつかの種類があり,Build Tools for Visual Studioの機能を含むか連携して使用するものである.インストールは以下の基準で判断してください:

不明な点がある場合は,Visual Studio 全体をインストール を行う方が良い.

Build Tools for Visual Studio 2022 のインストール手順

  1. Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行

    コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページ »で説明

    次のコマンドを実行

    次のコマンドは,Build Tools for Visual Studio 2022と VC2015 再配布可能パッケージをインストールするものである.

    winget install --scope machine Microsoft.VisualStudio.2022.BuildTools
    winget install --scope machine Microsoft.VCRedist.2015+.x64
    
  2. Visual Studio Installer の起動

    起動方法: スタートメニューの「Visual Studio Installer」を選ぶ.

  3. Visual Studio Build Tools 2022 で「変更」を選ぶ.
  4. C++ によるデスクトップ開発」をクリック.そして,画面右側の「インストール」の詳細で「v143 ビルドツール用 C++/CLI サポート(最新)」,「ATL」,「MFC」をチェックする.その後,「変更」をクリック.
  5. ダウンロードとインストールが始まる
  6. インストール終了の確認

コンパイラの動作確認

  1. Visual Studio の x64 Native Tools コマンドプロンプトを起動.

    起動方法: Windows のスタートメニューで「Visual Studio 2022」の下の「x64 Native Tools Command Prompt for VS 2022」で起動する.(あるいは類似のものを探す).「x64」は,64ビット版の意味である.

  2. エディタを起動. ここではメモ帳 (notepad) を使っている.

    x64 Native Tools コマンドプロンプト で,次のコマンドを実行する. ファイル名は hello.c としている.

    C:
    cd /d %USERPROFILE%
    notepad hello.c
    
  3. いまメモ帳で開いたファイルを, 次のように編集する(コピー&ペーストしてください).そして保存する.
    #include<stdio.h>
    int main() {
        printf("Hello,World!\n");
        printf("sizeof(size_t)=%ld\n", sizeof(size_t));
        return 0;
    }
    
  4. x64 Native Tools コマンドプロンプト を新しく開き,次のコマンドを実行

    結果として,「Hello,World!」「sizeof(size_t)=8」と表示されればOK.

    del hello.exe
    cl hello.c
    .\hello.exe
    

    実行結果例

関連する外部ページ

Build Tools for Visual Studio 2022(ビルドツール for Visual Studio 2022)の公式ダウンロードページ: https://visualstudio.microsoft.com/ja/visual-cpp-build-tools/

サイト内の関連ページWindows での ビルドツール for Visual Studio 2022 (Build Tools for Visual Studio 2022) のインストール(winget を使用しないインストール): 別ページ »で説明

関連項目Build Tools for Visual Studio(ビルドツール for Visual Studio)

Build Tools for Visual Studio 2019 のインストール(Windows 上)

Build Tools for Visual Studio 2019 のインストール(Windows 上)は, NVIDIA CUDA ツールキット 10.1NVIDIA CUDA ツールキット 11.0NVIDIA CUDA ツールキット 11.3NVIDIA CUDA ツールキット 11.4NVIDIA CUDA ツールキット 11.5NVIDIA CUDA ツールキット 11.6 などの利用において便利である.

Build Tools for Visual Studio 2019 のインストール手順

  1. Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行

    コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページ »で説明

    次のコマンドを実行

    次のコマンドは,Build Tools for Visual Studio 2019と VC2015 再配布可能パッケージをインストールするものである.

    winget install --scope machine Microsoft.VisualStudio.2019.BuildTools
    winget install --scope machine Microsoft.VCRedist.2015+.x64
    
  2. Visual Studio Installer の起動

    起動方法: スタートメニューの「Visual Studio Installer」を選ぶ.

  3. Visual Studio Build Tools 2019 で「変更」を選ぶ.
  4. C++ によるデスクトップ開発」をクリック.そして,画面右側の「インストール」の詳細で「v142 ビルドツール用 C++/CLI サポート(最新)」,「ATL」,「MFC」をチェックする.その後,「インストール」をクリック.
  5. ダウンロードとインストールが始まる
  6. インストール終了の確認

コンパイラの動作確認

  1. Visual Studio の x64 Native Tools コマンドプロンプトを起動.

    起動方法: Windows のスタートメニューで「Visual Studio 2019」の下の「x64 Native Tools Command Prompt for VS 2019」で起動する.(あるいは類似のものを探す).「x64」は,64ビット版の意味である.

  2. エディタを起動. ここではメモ帳 (notepad) を使っている.

    x64 Native Tools コマンドプロンプト で,次のコマンドを実行する. ファイル名は hello.c としている.

    C:
    cd /d %USERPROFILE%
    notepad hello.c
    
  3. いまメモ帳で開いたファイルを, 次のように編集する(コピー&ペーストしてください).そして保存する.
    #include<stdio.h>
    int main() {
        printf("Hello,World!\n");
        printf("sizeof(size_t)=%ld\n", sizeof(size_t));
        return 0;
    }
    
  4. x64 Native Tools コマンドプロンプト を新しく開き,次のコマンドを実行

    結果として,「Hello,World!」「sizeof(size_t)=8」と表示されればOK.

    del hello.exe
    cl hello.c
    .\hello.exe
    

    実行結果例

サイト内の関連ページWindows での ビルドツール for Visual Studio 2019 (Build Tools for Visual Studio 2019) のインストール(winget を使用しないインストール): 別ページ »で説明

関連項目Build Tools for Visual Studio(ビルドツール for Visual Studio)

Visual Studio

Visual Studioは統合開発環境(IDE)である.いくつかの種類があり,Build Tools for Visual Studioの機能を含むか連携して使用するものである.主な機能には,コードエディタ,デバッガー,ソリューションエクスプローラー,チーム開発機能,デバッグツール,IntelliSenseなどがある.また,グラフィカルユーザーインターフェース(GUI)を提供し,C++,C#,Visual Basic,F#,Python,JavaScriptなど多言語をサポートしている.

winget を用いたインストールコマンド:

次のコマンドは,Visual Studio Community 2022と VC2015 再配布可能パッケージをインストールするものである.

winget install --scope machine Microsoft.VisualStudio.2022.Community
winget install --scope machine Microsoft.VCRedist.2015+.x64

関連する外部ページ

関連項目Visual Studio のインストール(Windows 上)

Visual Studio のインストール(Windows 上)

インストールの判断Build Tools for Visual Studio は,開発ツールセットである. Visual Studio は統合開発環境であり,いくつかの種類があり,Build Tools for Visual Studioの機能を含むか連携して使用するものである.インストールは以下の基準で判断してください:

不明な点がある場合は,Visual Studio 全体をインストール を行う方が良い.

Visual Studio Community 2022 のインストール手順

  1. Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行

    コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページ »で説明

    次のコマンドを実行

    次のコマンドは,Visual Studio Community 2022と VC2015 再配布可能パッケージをインストールするものである.

    winget install --scope machine Microsoft.VisualStudio.2022.Community
    winget install --scope machine Microsoft.VCRedist.2015+.x64
    

Visual Studio での C++ によるデスクトップ開発,CLI のインストール(Windows 上)

  1. Visual Studio Installer の起動

    起動方法: スタートメニューの「Visual Studio Installer」を選ぶ.

  2. Visual Studio Community 2022 で「変更」を選ぶ.
  3. C++ によるデスクトップ開発」をチェック.そして,画面右側の「インストール」の詳細で「v143 ビルドツール用 C++/CLI サポート(最新)」をチェックする.その後,「インストール」をクリック.

コンパイラの動作確認

  1. Visual Studio の x64 Native Tools コマンドプロンプトを起動.

    起動方法: Windows のスタートメニューで「Visual Studio 2022」の下の「x64 Native Tools Command Prompt for VS 2022」で起動する.(あるいは類似のものを探す).「x64」は,64ビット版の意味である.

  2. エディタを起動. ここではメモ帳 (notepad) を使っている. ファイル名は hello.c としている.
    C:
    cd /d %USERPROFILE%
    notepad hello.c
    
  3. いまメモ帳で開いたファイルを, 次のように編集する(コピー&ペーストしてください).そして保存する.
    #include<stdio.h>
    int main() {
        printf("Hello,World!\n");
        printf("sizeof(size_t)=%ld\n", sizeof(size_t));
        return 0;
    }
    
  4. x64 Native Tools コマンドプロンプト を新しく開き,次のコマンドを実行

    結果として,「Hello,World!」「sizeof(size_t)=8」と表示されればOK.

    cd /d c:%HOMEPATH%
    cl hello.c
    .\hello.exe
    

    実行結果例

関連する外部ページ

サイト内の関連ページ

関連項目Visual Studio

YouTube 動画:

NVIDIA CUDA ツールキット

NVIDIAのGPUを使用して並列計算を行うためのツールセット

主な機能: GPU を利用した並列処理,GPU のメモリ管理,C++をベースとした拡張言語とAPIとライブラリ

winget を用いたNVIDIA CUDA ツールキット 11.8のインストールコマンド: winget install --scope machine Nvidia.CUDA --version 11.8

関連する外部ページ

関連項目NVIDIA CUDA ツールキット 12.5 のインストール(Windows 上), NVIDIA CUDA ツールキット 11.8 のインストール(Windows 上), NVIDIA CUDA ツールキットのインストール時の注意点

NVIDIA CUDA ツールキット 12.5 のインストール(Windows 上)

NVIDIA CUDA ツールキットの動作に必要なもの

手順

  1. Windows では,NVIDIA CUDA ツールキットインストール中は,なるべく他のウインドウはすべて閉じておくこと.
  2. Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行

    コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページ »で説明

  3. 次のコマンドを実行

    次のコマンドは,NVIDIA GeForce Experience,NVIDIA CUDA ツールキット 12.5 をインストールするものである.

    wmic path win32_VideoController get name
    winget install --scope machine Nvidia.GeForceExperience
    winget install --scope machine Nvidia.CUDA --version 11.8
    powershell -command "[System.Environment]::SetEnvironmentVariable(\"CUDA_HOME\", \"C:\Program Files\NVIDIA GPU Computing Toolkit\CUDA\v12.5\", \"Machine\")"
    
  4. NVIDIA CUDA ツールキットのインストールが終わったら,ユーザ環境変数 TEMP の設定を行う.

    Windowsユーザ名が日本語のとき,nvcc がうまく動作しないエラーを回避するためである.

    ユーザ環境変数 TEMP に「C:\TEMP」を設定するために, コマンドプロンプトで,次のコマンドを実行する.

    mkdir C:\TEMP
    powershell -command "[System.Environment]::SetEnvironmentVariable(\"TEMP\", \"C:\TEMP\", \"User\")"
    

関連する外部ページ

サイト内の関連ページ

関連項目NVIDIA CUDA ツールキット, NVIDIA CUDA ツールキット 11.8 のインストール(Windows 上), NVIDIA CUDA ツールキットのインストール時の注意点, NVIDIA ドライバ

NVIDIA CUDA ツールキット 11.8 のインストール(Windows 上)

NVIDIA CUDA ツールキットの動作に必要なもの

手順

  1. Windows では,NVIDIA CUDA ツールキットインストール中は,なるべく他のウインドウはすべて閉じておくこと.
  2. Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行

    コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページ »で説明

  3. 次のコマンドを実行

    次のコマンドは,NVIDIA GeForce Experience,NVIDIA CUDA ツールキット 11.8 をインストールするものである.

    wmic path win32_VideoController get name
    winget install --scope machine Nvidia.GeForceExperience
    winget install --scope machine Nvidia.CUDA --version 11.8
    powershell -command "[System.Environment]::SetEnvironmentVariable(\"CUDA_HOME\", \"C:\Program Files\NVIDIA GPU Computing Toolkit\CUDA\v11.8\", \"Machine\")"
    
  4. NVIDIA CUDA ツールキットのインストールが終わったら,ユーザ環境変数 TEMP の設定を行う.

    Windowsユーザ名が日本語のとき,nvcc がうまく動作しないエラーを回避するためである.

    ユーザ環境変数 TEMP に「C:\TEMP」を設定するために, コマンドプロンプトで,次のコマンドを実行する.

    mkdir C:\TEMP
    powershell -command "[System.Environment]::SetEnvironmentVariable(\"TEMP\", \"C:\TEMP\", \"User\")"
    

関連する外部ページ

サイト内の関連ページ

関連項目NVIDIA CUDA ツールキット, NVIDIA CUDA ツールキット 12.5 のインストール(Windows 上), NVIDIA CUDA ツールキットのインストール時の注意点, NVIDIA ドライバ

NVIDIA CUDA ツールキットのインストール時の注意点

NVIDIAのGPUを使用して並列計算を行うためのツールセット

主な機能: GPU を利用した並列処理,GPU のメモリ管理,C++をベースとした拡張言語とAPIとライブラリ

NVIDIA CUDA ツールキットの動作に必要なもの

Windows でインストールするときの注意点

関連する外部ページ

関連項目NVIDIA CUDA ツールキット, NVIDIA CUDA ツールキット 12.5 のインストール(Windows 上), NVIDIA CUDA ツールキット 11.8 のインストール(Windows 上)

Git バージョン管理システム

Git は分散型のバージョン管理システム

主な機能:変更履歴管理,ブランチ作成と管理,コード共有と共同編集

Git は.ソフトウェア開発プロジェクトの効率的な管理を可能にする分散型のバージョン管理システムである.主な特徴として,変更履歴の追跡と管理,ブランチ機能,リモートリポジトリとの同期がある.「git clone」 コマンドは,リモートリポジトリのコピーをローカルマシンに作成する.これにより,コピーを用いた作業をオフラインでも作業でき,さらに,後で,リモートリポジトリと同期を取ることができる.

winget を用いたインストールコマンド: winget install --scope machine Git.Git

関連する外部ページ

関連項目Git のインストール(Windows 上), Git の利用

Git のインストール(Windows 上)

  1. Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行

    コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページ »で説明

  2. 次のコマンドを実行

    次のコマンドは,Gitをインストールし,パスを通すものである.

    次のコマンドでインストールされるGitは 「git for Windows」と呼ばれるものであり, GitMinGW などから構成されている.

    winget install --scope machine Git.Git
    powershell -command "$oldpath = [System.Environment]::GetEnvironmentVariable(\"Path\", \"Machine\"); $oldpath += \";c:\Program Files\Git\cmd\"; [System.Environment]::SetEnvironmentVariable(\"Path\", $oldpath, \"Machine\")"
    

関連する外部ページ

サイト内の関連ページ

関連項目Git バージョン管理システム, Git の利用

Git の利用

Gitは,ソフトウェア開発プロジェクトの履歴を管理し,複数の開発者が協力して作業できるようにする分散型のバージョン管理システムである.

主な概念と機能

Gitの基本的な使用フロー

Gitの基本コマンド

リポジトリのホスティングと共有

コードレビューと統合,タスクトラッキング

関連する外部ページ

関連項目Git バージョン管理システム, Git のインストール(Windows 上)

CMake ビルドシステム生成ツール

クロスプラットフォームのビルドシステム生成ツール

主な機能:ビルド用のファイルの自動生成,クロスプラットフォーム対応,GUI

Windowsでは,CMakeのオプションを確認したい場合,「cmake-gui」コマンドを使用してCMakeのGUIを起動することで確認できる.このcmake-guiでは,ビルドオプションの設定やビルドの実行も可能であり,異なるプラットフォームやコンパイラに対応したビルドファイルを視覚的に生成することができる.

winget を用いたインストールコマンド: winget install --scope machine Kitware.CMake

関連する外部ページ

関連項目CMake のインストール(Windows 上), CMake の使用方法

CMake のインストール(Windows 上)

  1. Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行

    コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページ »で説明

  2. 次のコマンドを実行

    次のコマンドは,CMakeをインストールし,パスを通すものである.

    winget install --scope machine Kitware.CMake
    powershell -command "$oldpath = [System.Environment]::GetEnvironmentVariable(\"Path\", \"Machine\"); $oldpath += \";c:\Program Files\CMake\bin\"; [System.Environment]::SetEnvironmentVariable(\"Path\", $oldpath, \"Machine\")"
    

関連する外部ページ

サイト内の関連ページ

関連項目CMake ビルドシステム生成ツール, CMake の使用方法

CMake の使用方法

CMakeの使用方法は次の通りである.

この方法により,CMakeはビルドプロセスの自動化を実現している.また,cmake-guiコマンドを使用することで,GUIを通じてビルドオプションの設定やビルドの実行も視覚的に行うことができる.

Windows では,CMake のオプションを確認したい場合には,「cmake-gui」コマンドを使用して,CMake のグラフィカルユーザインタフェースを起動することにより確認ができる.このcmake-guiで,ビルドオプションの設定や,ビルドの実行も可能である.

次に示すコマンドは,さまざまなバージョンのVisual Studio や NMake のために,プロジェクトのビルド環境を設定し,ビルドを実行する.そのために,buildディレクトリを作成し,適切なオプションでCMakeを実行後,ビルド構成を「Release」に設定し,ビルドを行う.

Visual Studio 2022 64 ビット版を使うときは次の通り

rmdir /s /q build
mkdir build
cd build
cmake -G "Visual Studio 17 2022" -A x64 -T host=x64 ..
cmake --build . --config RELEASE

Visual Studio 2019 64 ビット版を使うときは次の通り

rmdir /s /q build
mkdir build
cd build
cmake -G "Visual Studio 16 2019" -A x64 -T host=x64 ..
cmake --build . --config RELEASE

Visual Studio 2017 64 ビット版を使うときは次の通り

rmdir /s /q build
mkdir build
cd build
cmake -G "Visual Studio 15 2017 Win64" -T host=x64 ..
cmake --build . --config RELEASE

Visual Studio 2015 64 ビット版を使うときは次の通り

rmdir /s /q build
mkdir build
cd build
cmake -G "Visual Studio 14 2015 Win64" -T host=x64 ..
cmake --build . --config RELEASE

nmake を使うときは次の通り

rmdir /s /q build
mkdir build
cd build
cmake -G "NMake Makefiles" ..
nmake

主なオプション

参考: Visual Studio のバージョン番号は次の通り.

Visual Studio 2013: vc12
Visual Studio 2015: vc14
Visual Studio 2017: vc15
Visual Studio 2019: vc16
Visual Studio 2022: vc17

古いバージョンの Visual Studio をアンインストールした場合, いくつかの情報などが残っている可能性があるが,次のコマンドで 消すことができる.

cd C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio\Installer\resources\app\layout
.\InstallCleanup.exe -full

CMake でビルドパスやソースパスを指定したいときは, 次のように指定する.

cmake -B <ビルドパス> -S <ソースパス>

CMake のジェネレータ

CMake のジェネレータは,次のページに説明がある.

https://cmake.org/cmake/help/latest/manual/cmake-generators.7.html

Ninja ビルドシステム

Ninja はビルドシステム.

主な機能:ビルドの実行,特定のターゲットのビルド,並列ビルド,ディレクトリの変更,ヘルプの表示,ツールの実行

winget を用いた NinjaMeson のインストールコマンド: winget install --scope machine Ninja-build.Ninja mesonbuild.meson

関連する外部ページ

関連項目Ninja のインストール(Windows 上), Ninja の使用方法

Ninja のインストール(Windows 上)

  1. Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行

    コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページ »で説明

  2. 次のコマンドを実行

    次のコマンドは,winget を用いた NinjaMeson をインストールし,パスを通すものである.

    winget install --scope machine Ninja-build.Ninja mesonbuild.meson
    

関連する外部ページ

関連項目Ninja ビルドシステム, Ninja の使用方法

Ninja の使用方法

関連項目Ninja ビルドシステム, Ninja のインストール(Windows 上)

Meson ビルドシステム

Meson はビルドシステム.

主な機能: プロジェクトの初期化,ビルドの実行,プロジェクトの実行,複数の言語サポート,クロスコンパイル

winget を用いた NinjaMeson のインストールコマンド: winget install --scope machine Meson-build.Meson mesonbuild.meson

関連する外部ページ

関連項目Meson のインストール(Windows 上), Meson の使用方法

Meson のインストール(Windows 上)

  1. Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行

    コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページ »で説明

  2. 次のコマンドを実行

    次のコマンドは,winget を用いた NinjaMeson をインストールするものである.

    winget install --scope machine Meson-build.Meson mesonbuild.meson
    

関連する外部ページ

関連項目Meson ビルドシステム, Meson の使用方法

Meson の使用方法

関連項目Meson ビルドシステム, Meson のインストール(Windows 上)

SWIG

SWIGは,C/C++プログラムと他のプログラムとを接続するためのソフトウェア開発ツール

主な機能:インターフェース解析,グルーコード生成,多数のプログラミング言語をサポート

winget を用いたインストールコマンド: winget install --scope machine SWIG.SWIG

関連する外部ページ

関連項目SWIG のインストール(Windows 上), SWIG の利用

SWIG のインストール(Windows 上)

インストール手順

  1. Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行

    コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページ »で説明

  2. 次のコマンドを実行

    次のコマンドは,SWIG をインストールするものである.

    winget install --scope machine SWIG.SWIG
    powershell -command "[System.Environment]::SetEnvironmentVariable(\"SWIG_PATH\", \"C:\Program Files\WinGet\Links\", \"Machine\")"
    

関連する外部ページ

関連項目SWIG, SWIG の利用

SWIG の利用

SWIG の主な機能とコマンドは次の通りである.

関連項目SWIG, SWIG のインストール(Windows 上)

LLVM

LLVMは,モジュール式のコンパイラとツールチェーン

主な機能:コアライブラリ,Clang,LLDB,libc++,LLD

winget を用いたインストールコマンド: winget install --scope machine LLVM.LLVM

関連する外部ページ

関連項目LLVM のインストール(Windows 上), LLVM の利用

LLVM のインストール(Windows 上)

インストール手順

  1. Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行

    コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページ »で説明

  2. 次のコマンドを実行

    次のコマンドは,LLVM をインストールし,パスを通すものである.

    winget install --scope machine LLVM.LLVM
    powershell -command "$oldpath = [System.Environment]::GetEnvironmentVariable(\"Path\", \"Machine\"); $oldpath += \";c:\Program Files\LLVM\bin\"; [System.Environment]::SetEnvironmentVariable(\"Path\", $oldpath, \"Machine\")"
    

関連する外部ページ

関連項目LLVM, LLVM の利用

LLVM の利用

LLVM の主な機能とコマンドは次の通りである.

関連項目LLVM, LLVM のインストール(Windows 上)

ファイル転送ツール,リモート接続ツール

Windows の curl

最近の Windows では,HTTP通信を行うためのツールである curl が標準に備わっている.そのため,特別にインストールすることなく,すぐに使用することが可能である.

MobaXTerm (リモート接続ツール )

リモート接続ツール

主な機能:SSH,Telnet,RDP,X11サーバー内蔵,タブ化されたメニュー

MobaXTermは,Windows上で動作し,SSHやVNCを使ったリモート接続やファイル転送を容易に行えるソフトウェアである.ターミナル機能,シェル環境(busyboxとcygwin)と各種コマンド,Xサーバ機能を含む.このXサーバにより,Windows上でUNIX/Linuxのグラフィカルなアプリケーションを直接実行できる.インターフェースはタブ形式で,複数の接続を一元管理できる.

winget を用いたインストールコマンド: winget install --scope machine Mobatek.MobaXterm

関連する外部ページ

関連項目MobaXTerm のインストール(Windows 上)

MobaXTerm のインストール(Windows 上)

  1. Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行

    コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページ »で説明

  2. 次のコマンドを実行

    次のコマンドは,MobaXTermをインストールし,パスを通すものである.

    winget install --scope machine Mobatek.MobaXterm
    powershell -command "$oldpath = [System.Environment]::GetEnvironmentVariable(\"Path\", \"Machine\"); $oldpath += \";c:\Program Files (x86)\Mobatek\MobaXterm\"; [System.Environment]::SetEnvironmentVariable(\"Path\", $oldpath, \"Machine\")"
    

関連する外部ページ

サイト内の関連ページ

関連項目MobaXTerm

ファイル転送ツール FileZilla

FileZillaは,簡単にファイル転送ができるアプリケーション.Windows,Mac,Linuxなど,様々な環境で使用できる.

FileZillaの主な機能は,ファイルのアップロードとダウンロードである.ドラッグ&ドロップ操作で,複数のファイルやフォルダを一度に転送できるので,大量のデータも簡単に扱える.また,リモートサーバー上のファイルやフォルダの内容を,自分のパソコン上のファイルと同じようにビジュアルに確認できる.この機能により,ファイルを素早く見つけることができる.インターネット接続が不安定な場合で,転送が中断した場合でも,自動的に再接続し,中断したところから転送を再開する機能がある.これにより,大容量ファイルの転送も確実に完了させることができる.セキュリティ面では,パスワードの保存機能がある.

関連する外部ページ

サイト内の関連ページWindows でのファイル転送ソフト FileZilla のインストール: 別ページ »で説明

関連項目FileZilla を用いたファイル転送の手順例

FileZilla を用いたファイル転送の手順例

  1. FileZillaを起動する
  2. 上部のクイック接続バーに以下の情報を入力:
    • ホスト(サーバーアドレス)
    • ユーザー名
    • パスワード
    • ポート番号(ssh 接続の場合は,通常は22)
  3. 「クイック接続」ボタンをクリックして接続
  4. 左側(ローカルサイト)で転送元のフォルダを選択
  5. 右側(リモートサイト)で転送先のフォルダを選択
  6. 選択したファイルをドラッグ&ドロップして転送開始

Wget

HTTP、HTTPS、FTP、FTPSプロトコルを使用してファイルを取得するソフトウェア.

主な機能: 中断されたダウンロードの再開,ディレクトリ・ミラーリング,タイムスタンプ比較.

winget を用いたインストールコマンド: winget install --scope machine GNU.Wget2

関連する外部ページ

関連項目Wget のインストール(Windows 上)

Wget のインストール(Windows 上)

  1. Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行

    コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページ »で説明

  2. 次のコマンドを実行

    次のコマンドは,Wgetをインストールするものである.

    winget install --scope machine GNU.Wget2
    

    wget2コマンドで使用.

関連する外部ページ

関連項目Wget

Blender

Blenderは,3次元コンピュータグラフィックス・アニメーションソフトウェアである. 3次元モデルの編集,レンダリング,光源やカメラ等を設定しての3次元コンピュータグラフィックス・アニメーション作成機能がある.

関連項目bpy (blenderpy), yuki-koyama の blender-cli-rendering

Blender のインストール(Windows 上)

Windows での Blender のインストールは,複数の方法がある.

Blender のモーショントラッキング機能

次の動画は,Blender のモーショントラッキング機能を用いた映像作成について説明している.

https://www.youtube.com/watch?v=lY8Ol2n4o4A

次の動画は,作成された映像,グリーンバックの映像である.

https://www.youtube.com/watch?v=FFJ_THGj72U

bpy (blenderpy)

bpy (blenderpy) では,Blender がPython モジュールになっている.

関連項目Blender yuki-koyama の blender-cli-rendering

Windows での bpy (blenderpy) のインストール(PyPI を使用)

PyPI を用いてのインストールでは,2021年12月時点では,使用する Python はバージョン 3.7,Blender は 2.8. 新しい Blender の Python モジュールを必要する場合には,下の項目を見ること.

https://pypi.org/project/bpy/ の記載により,PyPI の bpy (blenderpy) のインストールを行う.

  1. 次のページで,必要な Python のバージョンを確認する.

    https://pypi.org/project/bpy/

  2. いま確認したバージョンの Python がインストールされていないときは, Python のインストール: 別項目で説明している.を行う.
  3. コマンドプロンプトを管理者として開き次のコマンドを実行する.

    -3.7」のところには, いま確認した Python のバージョンを指定する.

    py -3.7 -m pip install numpy
    py -3.7 -m pip install bpy
    bpy_post_install
    
  4. インストールできたことの確認

    -3.7」のところには, いま確認した Python のバージョンを指定する.

    エラーメッセージが出ていなければ OK.

    py -3.7 -c "import bpy"
    
Windows での bpy (blenderpy) のインストール(ソースコード を使用)

詳しくは,別ページ »で説明

ソースコードからビルドする

  1. Windows では,前準備として次を行う.
  2. タグの確認

    インストールしたい Blender のバージョンにあう Blender のタグを,次のページで探す.

    https://github.com/blender/blender/tags

  3. Visual Studio の x64 Native Tools コマンドプロンプトを起動.

    起動方法: Windows のスタートメニューで「Visual Studio 2022」の下の「x64 Native Tools Command Prompt for VS 2022」で起動する.(あるいは類似のものを探す).「x64」は,64ビット版の意味である.

  4. Blender のソースコードをダウンロード

    v3.0.1」のところには,使用したいバージョンの Blender のタグを指定すること.

    cd %LOCALAPPDATA%
    rmdir /s /q blender
    git clone -b v3.0.1 https://github.com/blender/blender
    
  5. Blender のコンパイル済みのライブラリのダウンロード,Blender のビルド

    Visual Studio Community 2022 を使うときは「make update 2022」,「make release 2022」 を実行.

    終了まで時間がかかるので,しばらく待つ

    cd %LOCALAPPDATA%
    cd blender
    make update 2022b
    make release 2022b
    
  6. Blender の Python モジュールのビルド
    cd %LOCALAPPDATA%
    cd blender
    rmdir /s /q build
    mkdir build
    cd build
    del CMakeCache.txt
    rmdir /s /q CMakeFiles\
    cmake -G "Visual Studio 17 2022" -A x64 -T host=x64 -DWITH_PYTHON_INSTALL=OFF -DWITH_PYTHON_MODULE=ON ..
    cmake --build . --config RELEASE --target INSTALL -- /m:4
    
  7. Python のバージョン, Python のインストールディレクトリを確認
  8. インストール

    c:\Program Files\Python39」のところは, Python のインストールディレクトリを指定すること.

    python -m pip install numpy
    cd %LOCALAPPDATA%\blender\build\release
    copy bin\bpy.pyd c:\Program Files\Python39\Lib\site-packages\
    copy bin\*.dll c:\Program Files\Python39\Lib\site-packages\
    del c:\Program Files\Python39\Lib\site-packages\python36.dll
    xcopy /E bin\3.0 c:\Program Files\Python39\
    
  9. インストールできたかの確認

    コマンドプロンプトで次のコマンドを実行する.

    エラーメッセージが出なければ OK.

    python -c "import bpy; scene = bpy.data.scenes['Scene']; print(scene)"
    

その他のフリーソフトウエア類

ShareX スクリーンショットツール

スクリーンショットツール

主な機能:多機能キャプチャ,多機能キャプチャ

winget を用いたインストールコマンド: winget install --scope machine ShareX.ShareX

関連する外部ページ

VideoLAN VLC Media Player メディアプレイヤー

メディアプレーヤー

主な機能: 数多くの動画・音声形式のサポート

winget を用いたインストールコマンド: winget install --scope machine VideoLAN.VLC

関連する外部ページ

Blender 3次元コンピュータグラフィックス・アニメーションソフト

3次元コンピュータグラフィックス・アニメーションソフトウェア

主な機能:3Dモデリング,アニメーション,レンダリング,ノードベースのマテリアル編集

winget を用いたインストールコマンド: winget install --scope machine blender

関連する外部ページ

サイト内の関連ページ

Shotcut

動画編集ソフト

主な機能:豊富なフィルタ

winget を用いたインストールコマンド: winget install --scope machine Meltytech.Shotcut

関連する外部ページ

OBS Studio

配信・録画ソフト

主な機能:ライブ配信,さまざまなプラグイン

winget を用いたインストールコマンド: winget install --scope machine OBSProject.OBSStudio

関連する外部ページ

Audacity

音声編集ソフト

主な機能:マルチトラック編集,ノイズ除去,豊富なエフェクト

winget を用いたインストールコマンド: winget install --scope machine Audacity.Audacity

関連する外部ページ

GIMP

画像編集ソフト

主な機能:レイヤー,豊富なフィルター

winget を用いたインストールコマンド: winget install --scope machine GIMP.GIMP

関連する外部ページ

9. 便利なフリーソフトウェア

便利なフリーソフトウェアのインストール

必要なフリーソフトウェアを選択して,インストールする.

FileZillaはファイル転送・リモート接続のために有用である.Kokomiteはマウス拡大,GreenShotはスクリーンショットの撮影・編集に役立つ.

  • Files エクスプローラー風のファイルマネージャー

    https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/files/

  • Search Everything: 高速なファイル名検索ツール.大量のファイルの中から目的のファイルを見つけることができる.
  • AnyTXT Searcher (文字列によるファイル検索)
  • FileZilla: ファイル転送.リモートサーバーへのファイルのアップロードやダウンロードに便利.
  • kokomite: マウス拡大ツール.
  • GreenShot: スクリーンショットツール.画面上の特定の領域やウィンドウをキャプチャして保存することができる.簡単な画像編集機能も備えている.

    ディープラーニング関連のフリーソフトウェアのインストール

    理工学分野のフリーソフトウェア

    理工学分野での研究や開発を支援する多様なフリーソフトウェアを紹介する. Dockerはコンテナ技術を,QGISは地理情報システムを提供する. OctaveとRは数値解析や統計分析を,AnacondaはPythonプログラミング環境を, LaTeXは高品質な文書作成を可能にする. さらに,GIMP,FreeCADは画像編集から3Dモデリングまで,各種のビジュアル作成・編集を支える.そしてKiCadはPCB設計を効率化する.

    その他,便利な機能をもったフリーソフトウェアの紹介

    フリーソフトウェア利用上の注意

    フリーソフトウェアは一定の条件下で無償で利用することが可能である. 利用者自身が利用条件を必ず確認し,それを遵守することが求められる. インストールが上手くいかない,または正常に動作しない場合でも,対処する責任は利用者にある.

    スクリーンショット GreenShot

    GreenShotは,Windowsで利用可能なフリーウェアのスクリーンショットツールである.Print Screenキーを押すことにより,全画面,アクティブウィンドウ,任意の範囲,あるいは特定の要素を簡単にキャプチャすることができる.また,ユーザーは,キャプチャした画像を即座にクリップボードにコピーしたり,内蔵の画像エディタで編集したり,またはファイルとして保存したりすることができる.

    関連する外部ページ

    マウスカーソル拡大ツール kokomite

    kokomiteはマウスカーソル拡大ツールである.小さなスクリーンや高解像度ディスプレイでの作業においてカーソルの追跡を容易にし,視認性が向上し,生産性を向上させる.プレゼンテーションでの利用にも適している.マウスカーソルの大きさや色などをカスタマイズ可能である.

    関連する外部ページ

    10. プログラミング言語 Python とツール

    プログラミング言語 Python や関連するツールの知識とスキルは重要である. 特にPython のインストール方法や開発環境,便利なツール(例えば,Jupyter Notebook)に慣れておくことは有用である.

    Python

    Python は,プログラミング言語の1つ

    主な特徴:読みやすく書きやすい文法,幅広い応用範囲,豊富なライブラリ.

    winget を用いたインストールコマンド】

    次のコマンドは,Python ランチャーと,Python 3.10 をインストールするものである.

    winget install --scope machine Python.Launcher
    winget install --scope machine Python.Python.3.10
    

    関連する外部ページ

    サイト内の関連ページ

    関連項目Python 3.10 のインストール(Windows 上)

    Python 3.10 のインストール(Windows 上)

    1. Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行

      コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページ »で説明

    2. 次のコマンドを実行

      次のコマンドは,Python ランチャーと,Python 3.10 をインストールするものである.

      winget install --scope machine Python.Launcher
      winget install --scope machine Python.Python.3.10
      

      Python 3.12 をインストールするときは,次のように操作する.

      winget install --scope machine Python.Launcher
      winget install --scope machine Python.Python.3.12
      

    関連する外部ページ

    サイト内の関連ページ

    関連項目Python

    pip の更新,Python 開発環境のインストール

    pip と setuptools の更新Python 開発環境(JupyterLab, spyder, nteract)のインストール

    1. Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行
    2. 次のコマンドを実行

      次のコマンドを実行することにより,pipとsetuptoolsを更新する,Jupyter Notebook,PyQt5、Spyderなどの主要なPython環境がインストールされる.

      python -m pip install -U pip setuptools requests notebook==6.5.7 jupyterlab jupyter jupyter-console jupytext PyQt5 nteract_on_jupyter spyder
      

    Google Colaboratory

    Google Colaboratory について:別ページ で説明している.

    Windows での Python のインストール

    Windows での Python のインストール: 別ページ »で説明.

    Python, pip, Python 開発環境,Python コンソールのコマンドでの起動

    Python, pip, Python 開発環境,Python コンソールのコマンドでの起動: 別ページ »で説明.

    複数の Python の同時インストール

    Windows での複数の Python の同時インストール: 別ページ で説明している.

    Python ランチャー

    Python ランチャー: 別ページ »で説明

    venv

    venv は,Python の仮想環境を作成する機能を提供するモジュールである.Python の仮想環境は隔離されており,特定のバージョンのPythonや,特定のバージョンやPythonパッケージを管理するのに役立つ.

    venv について: 別ページ »で説明

    virtualenv, virtualenv-wrapper

    virtualenv, virtualenv-wrapper について: 別ページ »で説明

    pip

    pip について: 別ページ »で説明

    Poetry のインストール,アンインストール(Windows 上)

    PoetryはPythonの仮想環境の作成機能を有し, またpyproject.toml ファイルに基づくパッケージ管理の機能を持つ. そして,プロジェクトが依存するパッケージを自動的にインストールするとともに,インストールの問題が起きないように,パッケージ間のバージョンの調整も行う. さらに,Pythonパッケージを簡単にビルドし,PyPI(Python Package Index)で公開できる機能を持つ.

    Poetry のインストール

    Windows では, コマンドプロンプトを管理者として開き, 次のコマンドを実行.

    curl -sSL https://install.python-poetry.org | python -
    

    Poetry のアンインストール

    Windows では, コマンドプロンプトを管理者として開き, 次のコマンドを実行.

    curl -sSL https://install.python-poetry.org | python - --uninstall
    

    Python の setup.py の実行

    Python の setup.py の実行: 別ページ »で説明

    Python コンソール (Python のシェル)

    Python コンソールについて:別ページ で説明している.

    Blender の Python コンソール (Python 処理系のシェル)

    Blender の Python コンソールについて:別ページ で説明している.

    2to3

    2to3: 別ページ »で説明.

    Jupyter Qt Console

    Jupyter Qt Console は Python コンソールの機能を持ったソフトウェア.

    Jupyter Qt Console について:別ページ で説明している.

    Jupyter ノートブック (Jupyter Notebook)

    Jupyter ノートブックは,Pythonなどのプログラムのソースコードやその実行結果などを1つのノートとして保存し公開できる機能をもったノートブック.

    Jupyter ノートブック について:別ページ で説明している.

    JupyterLab

    Jupyter LabPython プログラム作成に関する種々の機能を持ったソフトウェア.

    JupyterLab について:別ページ で説明している.

    spyder

    Spyder について: 別ページ »で説明

    PyCharm

    PyCharm は Python プログラム作成に関する種々の機能を持ったソフトウェア.

    PyCharm について:別ページ で説明している.

    Windows での PyCharm Community Edition のインストール: 別ページ »で説明

    Python のディストリビューション Anaconda3

    Anaconda3 について:別ページ で説明している.

    Windows での,Python と Anaconda 内の Python の共存

    Windows での,Python と Anaconda 内の Python の共存: 別ページ »で説明

    11. Windows での C/C++ 開発環境

    Visual Studio の Native Tools コマンドプロンプト

    Visual Studioビルドツール(Build Tools) をコマンドラインで使いたいときは, Visual Studio の Native Tools コマンドプロンプトを使う.

    Native Tools コマンドプロンプトの起動方法Build Tools for Visual Studio 2022(ビルドツール for Visual Studio 2022)の場合で,起動方法を説明する.

    起動は,Windows のスタートメニューで「Visual Studio 2022」の下の「x64 Native Tools Command Prompt for VS 2022」で起動する.

    起動し,確認のため「where cl」を実行した画面を下に示す.

    vcvarsall.bat による起動方法

    ※ あるいは,コマンドプロンプト を開くたびに,次のコマンドを実行するという方法もある.

    vcvarsall.bat x64
    あるいは
    vcvarsall.bat x86
    

    vcvars64.bat, vcvars32.bat を使う方法もあるが,vcvarsall.bat の方が,場所を探しやすい印象があるので,そちらを使うことにする.

    Visual Studio Community 2019 vesion 16.1の場合,vcvarsall.batの場所は次の通りである.

    実際に,Windows のコマンドプロンプトで vcvarsall.bat を使い,cl や nmake 使えるようになったか確認する手順は次の通りである.

    "C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio\2019\Community\VC\Auxiliary\Build\vcvarsall.bat" x64
    where cl
    where nmake
    
    "C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio 14.0\VC\vcvarsall.bat" x64
    where cl
    where nmake
    

    以上で確認できる通り,vcvarsall.bat は, cl や nmake などをコマンドを使えるように設定するためのものである.

    なお,上記の結果が得られないときは Visual Studio のビルドツールがうまくインストールできていない. その場合は, 最新の Visual Studio Installer を起動して・ビルドツールを追加するという操作が良いだろう.

    vcvarsall.bat x64 と vcvarsall.bat x86 の違いは, 64 ビットのプログラムを生成するか, 32 ビットのプログラムを生成するかの違いである. 特に問題が無い限り,x64 の方が良かろう.

    Microsoft Visual Studio のバージョン番号

    Visual Studio のバージョン番号は次の通り.

    Visual Studio 2013: vc12
    Visual Studio 2015: vc14
    Visual Studio 2017: vc15
    Visual Studio 2019: vc16
    Visual Studio 2022: vc17
    

    Microsoft Visual Studio の C/C++ の 64ビット環境

    Microsoft Visual Studio の C/C++ の 64ビット環境をシェルで使うには,次の 2つの方法がある.

    msys2 の C コンパイラ

    Windows での C/C++ コンパイラには Visual Studio の C/C++, msys2 の C/C++ などがある

    msys2 での hello.c のコンパイル操作例は次の通り.hello.exe という名前のファイルができる.

    gcc -o hello.exe hello.c
    

    デバッガを使いたい場合には,-g オプションを付ける.

    gcc -g -o hello.exe hello.c
    

    Cygwin でコンパイルしたプログラムを,Cygwin をインストールしていない他のソコンで使う場合には,-mno-cygwin オプションを付ける

    gcc -mno-cygwin -o hello.exe hello.c
    

    コンパイルしたプログラムについて,使用している DLL 名を表示させたい. objdump コマンドを使う.

    objdump -p hello.exe | grep "DLL"
    

    デバッガ gdb

    起動は,gdb <ファイル名>で行う.

    gdb hello.exe
    

    gdb の終了は「quit」である.

    quit
    

    デバッガ gdb の機能

    デバッグ

    デバッグを行うソフトウェアとしては gdbなどがある. Visual Studio Code のプラグインには,デバッガとの連携機構を持つものがある. PyCharm は,Python プログラムのデバッグの機能を持つ.

    デバッガには,ブレークポイント,ブレークポイントでの変数値表示,ステップ実行などの機能がある. ステップ実行には,次の操作がある.

    msbuild の実行

    msbuild の実行例は次の通り

    msbuild hoge.sln /p:Configuration=Release /t:Rebuild /m
    msbuild hoge.sln /p:Configuration=Release /p:Platform="x64" /target:all /m
    

    12. プログラミング言語 Java

    JDK (Java Development Kit)

    JDK (Java Development Kit) の主な機能:コンパイラ,仮想マシン,ツール,ライブラリ

    JDK 22, 21, 17, 11, 8u がリリースされている(2024年8月時点)(https://www.oracle.com/jp/java/technologies/javase/jdk-faqs.html

    winget を用いたインストールコマンド,Oracke JDK 21 のインストール: winget install --scope machine Oracle.JDK.21

    関連する外部ページ

    サイト内のJava 関連ページ

    関連項目JDK (Java Development Kit) 21 のインストール(Windows 上), Java のバージョンの確認,コンパイル,実行

    JDK (Java Development Kit) 21 のインストール(Windows 上)

    1. Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行

      コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページ »で説明

    2. 次のコマンドを実行

      次のコマンドは,JDK (Java Development Kit) をインストールするものである.

      winget install --scope machine Oracle.JDK.21
      

    関連する外部ページ

    サイト内のJava 関連ページ

    関連項目JDK (Java Development Kit) , Java のバージョンの確認,コンパイル,実行

    Java のバージョンの確認,コンパイル,実行

    【Java のバージョンの確認】

    Java のバージョンは,次のコマンドで確認できる.

    java -version
    

    【Windows での Java プログラムの実行】

    1. Windows で,ファイル Main.java を編集

      コマンドプロンプトで次のコマンドを実行する.

      cd /d c:%HOMEPATH%
      notepad Main.java
      
    2. Main.java として次の Java プログラムを保存.
      class Ball {
          double x;
          double y;
          String color;
          public Ball(double x, double y, String color) {
              this.x = x;
              this.y = y;
              this.color = color;
          }
          public double dist() {
              return this.x + this.y;
          }
      }
      
      public class Main {
          public static void main(String[] args) {
              Ball a = new Ball(1, 2, "red");
              Ball b = new Ball(3, 4, "green");
              System.out.printf("%f", a.dist());
          }
      }
      
    3. Main.java をコンパイルして実行するために,次のコマンドを, コマンドプロンプトで実行する.

      すると,結果として「3.000000」が表示される.

      javac -encoding UTF-8 Main.java
      java Main
      

    関連する外部ページ

    サイト内のJava 関連ページ

    関連項目JDK (Java Development Kit) , JDK (Java Development Kit) 21 のインストール(Windows 上)

    13. その他のプログラミング言語

    Strawberry Perl

    Strawberry PerlはWindows用のPerl環境.

    主な機能:Perl,コンパイラ(gcc)と関連ツール.外部ライブラリ(暗号化、数学、グラフィックス、XMLなど)

    winget を用いたインストールコマンド: winget install --scope machine StrawberryPerl.StrawberryPerl

    関連する外部ページ

    関連項目Strawberry Perl のインストール(Windows 上)

    Strawberry Perl のインストール(Windows 上)

    1. Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行

      コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページ »で説明

    2. 次のコマンドを実行

      次のコマンドは,Strawberry Perlをインストールし,環境変数 PERL_ENCODING を utf8 に指定するものである.

      winget install --scope machine StrawberryPerl.StrawberryPerl
      powershell -command "[System.Environment]::SetEnvironmentVariable(\"PERL_ENCODING\", \"utf8\", \"Machine\")"
      
    3. 動作確認
      1. Windows で,コマンドプロンプトを実行
      2. エディタを起動

        ここではメモ帳 (notepad) を使っている.

        Windowsコマンドプロンプトを開く. そして,次のように実行して,プログラムファイルを作る. そのファイル名は hello.c としている.

        cd /d %USERPROFILE%
        notepad a.pl
        
      3. いまメモ帳で開いたファイルを, 次のように編集する(コピー&ペーストしてください).そして保存する.
        use strict;
        use warnings;
        use utf8;
        use Encode qw(decode encode);
        # 標準出力をUTF-8に設定
        binmode(STDOUT, ':utf8');
        print "Hello, World!\n";
        
      4. プログラム実行.結果を確認.
        perl a.pl
        

    関連項目Strawberry Perl

    14. データベース管理システム

    SQLite 3

    SQLite 3は,リレーショナルデータベース管理システム

    主な機能: リレーショナルデータベース管理システムとしての基本機能,設定不要での即時利用可能,単一ファイルでのデータベース管理,サーバレス運用(クライアント側のみで完結)

    SQLite 3には以下の特徴がある.

    1. アカウント機能(ユーザ名やパスワード)が存在しない.
    2. 「クライアントサーバモデル」を採用していない.
    3. 設定不要で即座に利用可能である.

    SQLite 3は主にローカルでの使用を想定しているため,クライアントサーバモデルで運用する場合(マルチユーザ環境やネットワーク越しの利用など),SQLite 3自体には並行処理制御やリモート通信の機能が備わっていない.そのため,これらの機能が必要な場合は,利用者側でアプリケーションレベルでの実装が必要となる.

    また,SQLite 3はSQL標準(SQL-92やそれ以降)の全機能をサポートしているわけではなく,一部の機能は省略されている.

    SQLite 3を対話的に使用するには,通常「sqlite3コマンド(SQLite 3 コマンドラインシェル)」を使用する.ただし,多くのプログラミング言語からライブラリとして利用することも可能である.

    winget を用いたインストールコマンド: winget install --scope SQLite.SQLite

    Windows での動作画面例

    Ubuntu での動作画面例

    関連する外部ページ

    サイト内の関連ページ

    関連項目SQLite 3 のインストール(Windows 上), SQLite 3 コマンドラインシェル

    SQLite 3 のインストール(Windows 上)

    1. Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行

      コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページ »で説明

    2. 次のコマンドを実行

      次のコマンドは,SQLite 3をインストールするものである.

      winget install --scope machine SQLite.SQLite
      

    関連する外部ページ

    サイト内の関連ページ

    関連項目SQLite 3, SQLite 3 コマンドラインシェル

    SQLite 3 コマンドラインシェル

    SQLite 3 コマンドラインシェルは,Windows のコマンドプロンプトや Linux のシェルなどで動作するツールである.その主な機能は次の通りである.

    1. SQLite 3のデータベースを新規作成する.

      例:sqlite3 新規データベース名.db

    2. 既存のデータベースを開く.

      例:sqlite3 既存データベース名.db

    3. SQLの編集と実行を行う.

      例:SELECT * FROM テーブル名;

    4. テーブルをCSVファイル形式でエクスポートする.

      コマンド:.mode csv と .output ファイル名.csv,例:.mode csv → .output データ.csv → SELECT * FROM テーブル名;

    5. .explainコマンドを使用してSQL実行計画を表示する.

      コマンド:.explain on,例:.explain on → SELECT * FROM テーブル名 WHERE 条件;

    6. ファイルに記述されたSQLを実行する.

      コマンド:.read,例:.read SQLファイル.sql

    7. データベーススキーマを表示する.

      コマンド:.schema,例:.schema テーブル名

    8. テーブルをテキストファイル形式でダンプおよびリストアする.

      ダンプコマンド:.dump,例:.dump テーブル名 > ダンプファイル.sql,リストアは.readコマンドを使用

    関連する外部ページ

    サイト内の関連ページ

    関連項目SQLite 3, SQLite 3 のインストール(Windows 上)

    MySQL インストーラのインストール(Windows 上)

    1. Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行

      コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページ »で説明

    2. 次のコマンドを実行

      次のコマンドは,MySQL をインストールするものである.

      winget install --scope machine Oracle.MySQL
      

    関連する外部ページ

    サイト内の関連ページ

    Firebird 5

    Firebird 5は,オープンソースのデータベース管理システム.無料で使用可能.

    主な機能:クロスプラットフォーム対応(Windows、Linux、その他),ユーザー管理,認証方式の選択,複数のサーバーモード(Classic,SuperClassic,SuperServer),バックアップユーティリティ,SQL標準への準拠

    winget を用いたインストールコマンド: winget install --location "c:\firebird50" FirebirdProject.Firebird.5

    関連する外部ページ

    サイト内の関連ページ

    関連項目Firebird 5 のインストール(Windows 上)

    Firebird 5 のインストール(Windows 上)

    1. Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行

      コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページ »で説明

    2. 次のコマンドを実行

      次のコマンドは,Firebird 5をインストールし,パスを通すものである.

      winget install --location "c:\firebird50" FirebirdProject.Firebird.5
      powershell -command "$oldpath = [System.Environment]::GetEnvironmentVariable(\"Path\", \"Machine\"); $oldpath += \";c:\firebird50\"; [System.Environment]::SetEnvironmentVariable(\"Path\", $oldpath, \"Machine\")"
      
    3. sysdbaパスワードの設定.

      最初に,「cd c:\firebird50\bin」で,Firebirdのインストールディレクトリに移動する. 既定(デフォルト)のsysdbaパスワードは「masterkey」であり,これを使用して,gsec コマンドで,新しいsysdbaパスワードを設定している

      cd c:\firebird50
      gsec -user sysdba -pass masterkey -mo sysdba -pw 新しいパスワード
      

    関連する外部ページ

    サイト内の関連ページ

    関連項目Firebird 5

    Microsoft SQL Server 2022 Express

    Microsoft SQL Server 2022 Expressは,無料で使える強力なデータ管理システム.

    主な機能:ユーザーモード実行(LocalDB),SQL Server データベースエンジンとリモート接続・管理(Express),フルテキスト検索(Express with Advanced Servicesの一機能)

    winget を用いたインストールコマンド: winget install Microsoft.SQLServer.2022.Express

    関連する外部ページ

    関連項目Microsoft SQL Server 2022 Express のインストール(Windows 上)

    Microsoft SQL Server 2022 Express のインストール(Windows 上)

    1. Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行

      コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページ »で説明

    2. 次のコマンドを実行

      次のコマンドは,Microsoft SQL Server 2022 Expressをインストールするものである.

      winget install --scope machine Microsoft.SQLServer.2022.Express
      

    関連する外部ページ

    関連項目Microsoft SQL Server 2022 Express

    15. Windows のパッケージマネージャ

    ライブラリ

    ライブラリは,さまざまなアプリケーションから 共有される機能をまとめたソフトウェアのこと. アプリケーションと,ライブラリは,アプリケーションの実行時までにリンクされる.

    vcpkg

    vcpkg は,C や C++ のライブラリを管理する機能を持ったソフトウェア.Windows, Linux, MacOS で動く. ダウンロードされたファイルは,downloads 下に保存される.

    vcpkg の GitHub のページ: https://github.com/microsoft/vcpkg

    Windows での vcpkg のインストール

    1. 事前に Git のインストールを行っておく.インストールについては, 別項目で説明している.
    2. Git の公式ページ: https://git-scm.com/ , Visual Studio 2015 Update 3 以上のインストールが必要.
    3. Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行

      コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページ »で説明

      次のコマンドを実行

      cd c:\
      git clone https://github.com/microsoft/vcpkg
      .\vcpkg\bootstrap-vcpkg.bat
      

    winget

    wingetは,Microsoftが開発したWindowsのパッケージマネージャーである.Windows Package Managerの略称である.

    winget を用いてソフトウェアをインストールするには,コマンドプロンプトを管理者として実行し,「winget install」コマンドのオプションにソフトウェア名を指定する.「winget upgrade --all」コマンドを使用して,インストール済みのパッケージを一括で更新することもできる.

    winget のインストール

    wingetは,Microsoftが開発したWindowsのパッケージマネージャーである. アプリケーションの検索,インストール,更新,削除をコマンドで簡単に行える. 最新のWindows 10/11には標準搭載されているが,古いバージョンのWindowssでは手動でインストールする必要がある.

    【手順の概要】 Windowswingetをインストールするには,GitHubのwinget-cliページ(https://github.com/microsoft/winget-cli)から最新のmsixbundleファイルをダウンロードし,実行して指示に従う.wingetを使用すると,Git,CMake,Wget,7-Zipなどのソフトウェアを簡単にインストールできる.コマンドプロンプトを管理者として実行し,「winget install」コマンドにソフトウェア名を指定することでインストールを行う.インストール後,環境変数Pathにソフトウェアのパスを追加することで,コマンドプロンプトから直接実行できるようになる.

    1. Web ブラウザの GitHub の winget-cli のページを開く

      https://github.com/microsoft/winget-cli

    2. 画面右側の「Releases」の下の「Windows Package Manager ...」をクリック
    3. Windows Package Manager のページでダウンロードする

      このとき,msixbundle のファイルを選ぶ

    4. 画面の指示に従い,インストールを行う
    5. 確認のため,コマンドプロンプトを開き,次のコマンドを実行する.
      winget -v
      

    関連する外部ページ

    GitHub の winget-cli のページ: https://github.com/microsoft/winget-cli

    Chocolatey

    Chocolatey は,ソフトウェア管理のためのパッケージマネージャ.

    主な機能: パッケージのインストール,パッケージの更新,インストールされているパッケージの削除,利用可能なパッケージの検索,パッケージ情報の表示,インストール済みパッケージの一覧表示

    winget を用いたインストールコマンド: winget install --scope machine Chocolatey.Chocolatey Chocolatey.ChocolateyGUI

    関連する外部ページ

    関連項目Chocolatey のインストール(Windows 上), Chocolatey の使用方法

    Chocolatey のインストール(Windows 上)

    1. Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行

      コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページ »で説明

    2. 次のコマンドを実行

      次のコマンドは,Chocolateyをインストールするものである.

      winget install --scope machine Chocolatey.Chocolatey Chocolatey.ChocolateyGUI
      

    winget を使わずに,次のコマンドを実行することでインストールすることも可能.

    powershell -command "if (!(Test-Path $env:ChocolateyInstall)) { Set-ExecutionPolicy Bypass -Scope Process -Force; [System.Net.ServicePointManager]::SecurityProtocol = [System.Net.ServicePointManager]::SecurityProtocol -bor 3072; iex ((New-Object System.Net.WebClient).DownloadString('https://chocolatey.org/install.ps1')) } else { Write-Host 'Chocolatey is already installed.' }"
    

    関連する外部ページ

    関連項目Chocolatey, Chocolatey の使用方法

    Chocolatey の使用方法

    Chocolateyの主要な機能とコマンドは次の通り.

    関連項目Chocolatey, Chocolatey のインストール(Windows 上)

    miniconda3

    miniconda は,Python, conda, pip などのソフトウェア.さまざまな追加ソフトウェアをインストールできる機能がある.

    URL: https://docs.conda.io/en/latest/miniconda.html

    Windows での miniconda3 のインストール手順は, 別ページ »で説明

    16. Windows システムの運用保守

    Nmap, Netcat

    Nmap の主な用途:アクティブなホストの検出,稼働中のサービスの検出,セキュリティ上の確認

    Netcat の主な用途:ポートの開放状況の確認,コマンドによるファイル送受信

    インストール

    1. 公式のダウンロードページにアクセス

      https://nmap.org/download.html#windows

    2. 「Microsoft Windows binaries」のところの「Latest stable release self-installer」から exe ファイルをダウンロード.実行

    Nmap の使用例

    次のコマンドは,ローカルマシンをポートスキャンする.

    注意点:他の人のマシンを許可なくポートスキャンしてはいけません. 許可を得たとしても,リモートマシンのスキャンを行うことはネットワークに負荷をかけるので必要最低限にすべきです.

    nmap localhost
    

    Netcat の使用例

    Windows 10 でのアンインストール

    Windows 10 でのアンインストールは, スタートメニューで「設定」,「アプリ」のように操作し,アプリが表示されるので, 右クリックメニューでアンインストール.

    Windows 11 でのアンインストールは, 検索窓が便利(検索窓で「アンインストール」のようなキーワードを入れる).

    Windows 11 や Windows 10 の更新

    Windows 10 は,自動更新を設定している場合には,自動で更新される.

    自動で更新されない場合は, 次のサイトを利用できる.

    Windows Update の実行

    次の手順で行う

    Windows の検索窓で「windowsupdate」と入れ,検索し,実行する.

    上の手順がうまく動かない場合は,次を手順で解決する可能性がある(古い Windows 10 の場合)

    1. Windows のスタートメニューを右クリックし,「ファイル名を指定して実行
    2. 次を実行
      ms-settings:windowsupdate-action
      

      これで,Windows Update が自動的に始まる

    Windows のバージョン情報の確認

    Windows の検索窓で「winver」と入れ,検索し,実行する

    Windows のバージョン情報を確認する.

    AMD プロセッサを使うときの Windows の設定

    AMD社製プロセッサの場合は,システム環境変数 MKL_DEBUG_CPU_TYPE に,値「5」を設定する.

    Microsoft Sysinternalsツール

    WindowsMicrosoft Sysinternalsツールは,マイクロソフトが提供する一連のシステムツールのセットである.

    WindowsMicrosoft Sysinternalsツールの公式ページ: https://docs.microsoft.com/sysinternals/

    その中の,特に便利なツールには,次のようなものがある.

    Microsoft Sysinternalsツールをダウンロードしてパスを通す手順

    次を実行することにより,Microsoftの「Sysinternals」公式ページからツールをダウンロードし, c:\SysinternalSuite に展開し,パスを通すことができる. WindowsMicrosoft Sysinternalsツールの利用条件については,利用者自身で確認してください.

    1. Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行

      コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページ »で説明

      次のコマンドを実行

      cd /d c:%HOMEPATH%
      curl -O https://download.sysinternals.com/files/SysinternalsSuite.zip
      mkdir c:\SysinternalSuite
      powershell -command "Expand-Archive -Path SysinternalsSuite.zip" c:\SysinternalSuite
      powershell -command "$oldpath = [System.Environment]::GetEnvironmentVariable(\"Path\", \"Machine\"); $oldpath += \";c:\SysinternalSuite"; [System.Environment]::SetEnvironmentVariable(\"Path\", $oldpath, \"Machine\")"
      

    システムイメージのチェック

    システムイメージをチェック

    dism /online /cleanup-image /scanhealth
    

    システムイメージをチェックし,Windows Update を使用して修復

    dism /online /cleanup-image /restorehealth
    

    Windows でのシステムファイルの検証と修復

    Windows のシステムファイルをスキャンして, Windows\System32\dllcache にあるキャッシュコピーを用いて修復.

    sfc /scannow
    

    Windows でディスクの空き領域を 0 で埋める

    sdelete の URL: https://docs.microsoft.com/ja-jp/sysinternals/downloads/sdelete

    Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行

    sdelete -z c:
    

    ARPテーブルの表示

    ARP テーブルには,ネットワークにつながっている機器の IP アドレスが格納されている. 「arp -a」コマンドにより表示することができる.

    AVS (アドバンスト・ベクトル・エクステンション)

    プロセッサの機能の1つ. AVS (アドバンスト・ベクトル・エクステンション) があるかどうかを確認するためには, CPU ID を調べる.

    CPU ID

    CPU ID を調べるために,インテル プロセッサー識別ユーティリティーを使うことができる. インテル プロセッサー識別ユーティリティー Windows 版は次の Web ページからダウンロードできる.

    https://downloadcenter.intel.com/ja/download/7838/Intel-Processor-Identification-Utility-Windows-Version

    Windows のステレオミキサーを有効にする

    1. Windows10 でサウンドのプロパティ
    2. 録音」を選ぶ
    3. 右クリックメニュー.「オーディオミキサー」がチェックされていなければチェックする.
    4. ステレオミキサー」が無効になっているときは,有効にする

      ステレオミキサーが表示されていないときは,オーディオドライバを更新する

    5. ステレオミキサー」を選び,「既定値に設定」をクリック

    17. WSL 2

    WSL2

    WSL 2WSL 2 上の Ubuntu 22.04 のインストールにより,プログラミング等で便利な場合がある.

    WSL 2 のインストールにより,Ubuntu,Debian,openSUSE の Linux ディストリビューションを Windows にインストールし,Windows のサブシステムとして動かすことができるようになる.

    WSL のコマンド

    サイト内の関連ページ

    WSL2 のインストール,WSL2 上のサブシステムとして Ubuntu 22.04 をインストール

    Windows 11 での手順を示す.

    1. 「Windows の機能の有効化または無効化」で,Hyper-V,Linux 用 Windows サブシステム,仮想マシンプラットフォームを有効にする
      1. Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行

        コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページ »で説明

      2. Windows の更新

        次のコマンドを実行

        powershell -command "Start-Process ms-settings:windowsupdate"
        
      3. Hyper-V,Linux 用 Windows サブシステム,仮想マシンプラットフォームを有効にする.

        次のコマンドを実行

        powershell -command "Enable-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName Microsoft-Hyper-V -All -n"
        powershell -command "Enable-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName HypervisorPlatform -n"
        powershell -command "Enable-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName Microsoft-Windows-Subsystem-Linux -n"
        powershell -command "Enable-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName VirtualMachinePlatform -n"
        
      4. その後,Windowsの再起動を行う.

        次のコマンドを実行

        shutdown /r /t 0
        
    2. システムの再起動が終わったら,再び,Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行
    3. Windows Subsubsystem for Linux, 仮想マシンプラットフォームのオプションコンポーネントを有効化する. WSL の既定(デフォルト)のバージョンを 2 に設定する

      次のコマンドを実行

      powershell -command "dism.exe /online /enable-feature /featurename:Microsoft-Windows-Subsystem-Linux /all /norestart"
      powershell -command "dism.exe /online /enable-feature /featurename:VirtualMachinePlatform /all /norestart"
      wsl --set-default-version 2
      
    4. インストール可能な Linux ディストリビューションの確認

      次のコマンドを実行.

      wsl -l --online
      
    5. Ubuntu-22.04 を,Linux サブシステムとしてインストール

      次のコマンドを実行. このときに,ユーザ名とパスワードの設定が求められる.

      このときに設定したパスワードは,sudo コマンドの実行で必要になるので覚えておくこと. パスワードが画面に表示されないのは正常動作である.

      wsl --update
      wsl --install -d Ubuntu-22.04
      
    6. Linux サブシステムの bash シェルの起動.

      次のコマンドを実行.

      wsl
      
    7. bash シェルで確認のため,次のコマンドを実行.このとき,先ほど設定したパスワードを入れる
      sudo ls
      
    8. ダウンロード元が海外 (Ubuntu本家やfr) になっている場合,日本に設定.OSのシステム更新.C/C++ コンパイラ,Python 3 ヘッダファイル・ライブラリ,エディタ nodepadqq 等のインストール.
      sudo sed -i 's/\/\/archive.ubuntu.com/\/\/jp.archive.ubuntu.com/g' /etc/apt/sources.list
      sudo sed -i 's/\/\/us.archive.ubuntu.com/\/\/jp.archive.ubuntu.com/g' /etc/apt/sources.list
      sudo sed -i 's/\/\/fr.archive.ubuntu.com/\/\/jp.archive.ubuntu.com/g' /etc/apt/sources.list
      sudo apt -y udpate
      sudo apt -yV upgrade
      sudo apt -yV dist-upgrade
      sudo apt -y install build-essential python3-dev python3-pip notepadqq
      exit
      

    Linux コマンド: 別ページ »で説明.

    18. VirtualBox

    VirtualBox

    VirtualBox は仮想化ソフトウェア.

    Oracle VM VirtualBoxは,多くの64ビットホストOSで動作する仮想化ソフトウェアである.クロスプラットフォーム互換性,OVFフォーマットによる仮想マシンのインポート/エクスポートの機能,Guest Additionsによる拡張機能,SMPやUSBやACPIなどのハードウェアサポート,スナップショット機能,リモートデスクトッププロトコル(RDP)によるリモートアクセスなどの機能を持つ.

    winget を用いたインストールコマンド: winget install --scope machine Oralce.VirtualBox

    関連する外部ページ

    関連項目VirtualBox のインストール(Windows 上), VirtualBox を用いて仮想マシンを作成(Windows 上), Vagrant のインストール(Windows 上)

    VirtualBox のインストール(Windows 上)

    1. Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行

      コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページ »で説明

    2. 次のコマンドを実行

      次のコマンドは,VirtualBoxをインストールし,パスを通すものである.

      winget install --scope machine Oralce.VirtualBox
      powershell -command "$oldpath = [System.Environment]::GetEnvironmentVariable(\"Path\", \"Machine\"); $oldpath += \";c:\Program Files\Oracle\VirtualBox\"; [System.Environment]::SetEnvironmentVariable(\"Path\", $oldpath, \"Machine\")"
      

    関連する外部ページ

    関連項目VirtualBox, VirtualBox を用いて仮想マシンを作成(Windows 上)

    VirtualBox を用いて仮想マシンを作成(Windows 上)

    Oracle VirtualBox で Windows のコマンドラインを使って仮想マシンを作成する.メモリサイズ,ストレージサイズなどの指定も行う.ISOイメージファイルのマウントも行う.

    1. Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行

      コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページ »で説明

    2. Ubuntu 24.04 を公式ページからダウンロード

      次のコマンドを実行

      mkdir C:\VM
      cd C:\VM
      curl -O https://releases.ubuntu.com/24.04/ubuntu-24.04-desktop-amd64.iso
      
    3. 仮想マシンの作成
      • 仮想マシン名: myubuntu
      • OSタイプ: Ubuntu_64 ・・・ 64ビット Ubuntu
      • メモリサイス: 8192MB
      • ストレージコントローラ: SATA Controller
      • 仮想ハードディスクファイル名: C:\VM\myubuntu.vdi
      • 仮想ハードディスクサイズ: 50GB
      • マウントするISOイメージファイル名: C:\VM\ubuntu-24.04-desktop-amd64.iso
      • ネットワーク設定: nat
      • ブート順序: dvd, disk

      次のコマンドを実行

      VBoxManage controlvm "myubuntu" acpipowerbutton
      VBoxManage controlvm "myubuntu" poweroff
      VBoxManage unregistervm "myubuntu" --delete
      VBoxManage closemedium disk "C:\VM\myubuntu.vdi" --delete
      VBoxManage createvm --name "myubuntu" --ostype "Ubuntu_64" --register
      VBoxManage modifyvm "myubuntu" --memory 8192
      VBoxManage storagectl "myubuntu" --name "SATA Controller" --add sata --controller IntelAhci
      VBoxManage createhd --filename "C:\VM\myubuntu.vdi" --size 51200
      VBoxManage storageattach "myubuntu" --storagectl "SATA Controller" --port 0 --device 0 --type hdd --medium "C:\VM\myubuntu.vdi"
      VBoxManage storageattach "myubuntu" --storagectl "SATA Controller" --port 1 --device 0 --type dvddrive --medium emptydrive
      VBoxManage storageattach "myubuntu" --storagectl "SATA Controller" --port 1 --device 0 --type dvddrive --medium "C:\VM\ubuntu-24.04-desktop-amd64.iso"
      VBoxManage modifyvm "UbuntuVM" --nic1 nat
      VBoxManage modifyvm "UbuntuVM" --boot1 dvd --boot2 disk --boot3 none --boot4 none
      VBoxManage showvminfo "myubuntu"
      VBoxManage startvm "myubuntu"
      

    関連する外部ページ

    関連項目VirtualBox, VirtualBox のインストール(Windows 上)

    Vagrant のインストール(Windows 上)

    1. Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行

      コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページ »で説明

    2. 次のコマンドを実行

      次のコマンドは,Vagrantをインストールし,パスを通すものである.

      winget install --scope machine Hashicorp.Vagrant
      

    関連する外部ページ

    関連項目VirtualBox

    19. MinGW,Cygwin

    MinGW のインストール(Windows 上)

    1. Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行

      コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページ »で説明

    2. 次のコマンドを実行

      次のコマンドは,Chocolateyパッケージマネージャーをインストール(但し,Chocolateyがインストール済のときはインストールはスキップ)し,それを使用してMinGW64をインストールする.その後,MinGW64のバイナリディレクトリをシステムのPATH環境変数に追加してパスを通す

      winget install --scope machine Chocolatey.Chocolatey Chocolatey.ChocolateyGUI
      choco install mingw -y
      
    3. bash, ls にパスが通っていることを確認する

      そのために,新しく Windowsコマンドプロンプトを開き,次のコマンドを実行する.

      エラーメッセージが出なければOK.

      where gcc
      where g++
      where gfortran
      where gdb
      
    4. 以下のコマンドを実行して,gcc, g++ のバージョンを確認する.
      gcc --version
      g++ --version
      

    Cygwin のインストール(Windows 上)

    Cygwinは,Linux と類似の機能を提供するツールとライブラリ

    主な機能:ツール,POSIX API(cygwin1.dll)

    1. Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行

      コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページ »で説明

    2. 次のコマンドを実行

      次のコマンドは,Cygwinをインストールし,パスを通すものである.

      winget install --scope machine Cygwin.Cygwin
      powershell -command "$oldpath = [System.Environment]::GetEnvironmentVariable(\"Path\", \"Machine\"); $oldpath += \";c:\cygwin64\sbin\"; [System.Environment]::SetEnvironmentVariable(\"Path\", $oldpath, \"Machine\")"
      powershell -command "$oldpath = [System.Environment]::GetEnvironmentVariable(\"Path\", \"Machine\"); $oldpath += \";c:\cygwin64\bin\"; [System.Environment]::SetEnvironmentVariable(\"Path\", $oldpath, \"Machine\")"
      powershell -command "$oldpath = [System.Environment]::GetEnvironmentVariable(\"Path\", \"Machine\"); $oldpath += \";c:\cygwin64\use\sbin\"; [System.Environment]::SetEnvironmentVariable(\"Path\", $oldpath, \"Machine\")"
      powershell -command "$oldpath = [System.Environment]::GetEnvironmentVariable(\"Path\", \"Machine\"); $oldpath += \";c:\cygwin64\use\local\bin\"; [System.Environment]::SetEnvironmentVariable(\"Path\", $oldpath, \"Machine\")"
      
    3. 再度,Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行
    4. setup-x86_64.exe のダウンロード,wget のインストール
      cd c:\cygwin64
      curl -O https://www.cygwin.com/setup-x86_64.exe
      .\setup-x86_64.exe -q -P wget
      .\setup-x86_64.exe -q -P gcc-core
      .\setup-x86_64.exe -q -P gcc-fortran
      .\setup-x86_64.exe -q -P gcc-g++
      .\setup-x86_64.exe -q -P gdb
      

    関連する外部ページ