MakeHuman 1.2 のインストールと機能,Blender 2.93.4 との連携(人体アニメーション)(Windows 上)
Windows での MakeHuman のインストール
おおまかには、zip ファイルをダウンロードし、展開(解凍)するという手順になる.
- 前準備として,Python をインストールしておいた方がよいようである.
Windows での Python のインストール: 別ページ »で説明: 別ページ »で説明
- http://www.makehumancommunity.org/ の Web ページを開く
http://www.makehumancommunity.org/
- Web ページを開いたとき、Cookieに関する警告表示が出る場合がある.そのときは、「OK」をクリック
- 「Downloads」をクリック
- Downloads のところの「download the stable release (1.2.0)」をクリック
- Windows 版が欲しいので,「For Windows, download it here:」のところのリンクをクリック
- .zip ファイルのダウンロードが始まるので確認する.
ダウンロードが終わるまで,しばらく待つ.
- ダウンロードした .zip ファイルを展開(解凍)する.分かりやすいディレクトリに置く.
- makehuman の .exe ファイルを起動する.
- インストールが始まる.ようこそ画面では,「Next」をクリック.
- ユーザの選択(全ユーザが使うか、そうでないか)を行い,「Next」をクリック.
ユーザ名を日本語にしている場合には、「全ユーザが使う(Install for anyone using this computer)」を選ぶほうがよいようである
- インストールディレクトリは,問題が無ければ,既定(デフォルト)のままでよい.「Install」をクリック.
インストールディレクトリに日本語が含まれている場合には動作しない可能性があるので、必ず変更すること
- インストール終了の確認.「Finish」をクリック.
- 試しに起動してみる.起動は,Windows のスタートメニューで簡単にできる.
このソフトでは、人体データが表示される.不愉快に感じる場合には,使用をやめる
- makehuman の起動が確認できたら,makehuman を閉じる
MakeHuman の主な機能
Blender の MHX2 アドオンのインストール(Blender 2.9 対応)
前準備として,Blender のインストールが済んでいること.
MakeHuman 1.2 を使うとき、Blender のバージョンは 2.8 以上でなければならない.
公式の文書で「Blender 2.7 には対応していない」と明記されている.
ここでは,Blender 2.93.4 を用いて説明する(Blender 2.8 以上の場合は同様の手順になる).
なお,Blenderの画面構成や基本操作については,別ページで説明
- http://www.makehumancommunity.org/ の Web ページを開く
http://www.makehumancommunity.org/
- 「Downloads」をクリック
- 「Often-used extensions」の下の
「plugin page」をクリック
- 「Plugins for Blender」の下の
「MHX2 (blender side) (download zip)」の
「download zip」
をクリック
- mhx-blender-latest.zip ファイルのダウンロードが始まるので確認する.
ダウンロードしたファイルは,この後 Blender で使用する.
- Blenderを起動する
- Blender で「編集」,「プリファレンス」と操作する.
- 「アドオン」をクリック.
- 「インストール」をクリック.
- 先ほど
mhx-blender-latest.zip ファイルをダウンロードしたディレクトリ(フォルダ)を開く
- 「mhx-blender-latest.zip」を選ぶ
- 「アドオンをインストール」をクリック.
- 画面が変わる.「MakeHuman」をチェックする
MakeHuman が出ないときは,検索窓に「mh community」と入れて検索する
- Blender のプリファレンスの画面を閉じる
MakeHumanで、mhx2形式で、人体データのエクスポート.Blender 2.93.4 でインポート
- MakeHuman で、人体に骨格(Blenderでは「アーマチャ」ともいう)を付ける.
「ポーズ/アニメーション(Pose/Animate)」 を選び、「リグプリセット」として None 以外を選ぶ.
※ 既定(デフォルト)では「None」になっている.「種類」として「Default」を選ぶ。これで骨格が付く.
- mhx2形式でエクスポートしたいので、「ファイル(Files)」を選び、
「エクスポート(Export)」を選び、
「MakeHuman Exchange (mhx2)」を選ぶ
- ファイル名と、ディレクトリ名を設定したいので「...」をクリック.
- ファイル名と、ディレクトリ名を設定.「保存」をクリックすると、エクスポートされる。
ディレクトリは、分かりやすいディレクトリを選ぶこと。
- ファイルができるので確認する
このあとは Blender での操作である.
Blender 2.93.4 を用いて説明する.
- Blenderを起動する
- 中央の立方体は不要なので削除
立方体を右クリックで選んでから、メニューで削除するのが簡単.
- Blender でmhx2 形式のデータのインポート
「ファイル」→「インポート」
→「MakeHuman (.mhx2)」と操作する
- .mhx2 形式データファイルを選ぶ.「Import MHX2」をクリック.
- 読み込まれるので確認する
- マウス操作で,全体が見やすくなるように調整
- 確認のため骨格(アーマチャ)の中のリンクを、左クリックで選択してみる.
このとき,モードは,ポーズモードで行うこと
- 選択された状態で、移動モードを選び,マウスを動かす
すると、人体が動き、人体表面が変形することが確認できる.
- オブジェクトを移動,回転,拡大縮小するときは,オブジェクトモードを選び,骨格(アーマチャ)を左クリック.
すると,移動などができる
- 次の手順で、カメラの位置を調整
まず,Nキーでシェルフを出し,「カメラをビューにロック」をチェック.
(シェルフを閉じるときも N キー)
- 視点をカメラに変える
「ビュー (View) → 視点 (View) → カメラ (Camera) 」と操作する.
※ 視点をカメラに変えたのを元に戻すには,再び「ビュー (View) → 視点 (View) → カメラ (Camera) 」と操作する.
先ほど、
「カメラをビューにロック (Lock Came to View)」したので、
「カメラ視野(カメラビュー)」を動かすと,同時にカメラも動くようになる
- 視野の自由な平行移動: SHIFTキーとマウスの中ボタンを押しながらマウス移動
- 視野の自由な回転(原点を基準): マウスの中ボタンを押しながらマウス移動
- マウスのホイールでも視点を調整
F12キーでレンダリング
Blender で MH community アドオンを使う
- MakeHuman で「Community」をクリック.
- 画面の指示に従い、「Synchronize」をクリック.
- ダウンロードが始まる.終了するまでしばらく待つ.