リレーショナルデータベースの基本概念と応用

【概要】 リレーショナルデータベースは,複数のテーブルから構成され,各列がデータの属性を表す.リレーショナルデータベースは,複数のユーザやアプリケーションが共有する.リレーショナルデータベースを管理するデータベース管理システムは,データ定義,データ操作,問い合わせ(クエリ)とその最適化,一貫性維持,アクセス権限によるデータ保護などの機能を提供する統合ソフトウェアである.データモデルは,リレーショナルデータベースの基盤となるものであり,実世界情報を体系的に記述するためのフレームワークであり,データ構造の定義規約,操作体系の定義,一貫性保証のための規約体系から構成される.

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【目次】

  1. 用語
  2. リレーショナルデータベース
  3. テーブルの記述
  4. データ型の記述法, 制約の記述法
  5. データベースブラウザ
  6. リレーショナルデータベースと応用
  7. データの例
  8. まとめ

【関連資料】 資料(パワーポイントファイル)

用語

リレーショナルデータベース

テーブルの記述

リレーショナルデータベースは,複数のテーブルから構成される統合的なシステムである.

テーブルの列は,データの特性を表す属性として定義される.

特定のテーブルが持つ属性名とその順序は,「テーブル名(属性名1,属性名2,…)」という形式で明示的に記述される.

データ型の記述法, 制約の記述法

データ型と制約の例

データベースブラウザ

データベースブラウザは,テーブルの効率的な管理と,SQLクエリの作成・実行を統合的に支援する直感的なインターフェースを提供するツールである.

リレーショナルデータベースと応用

データの例

地図(ベクトル形式の地図,DEM)の効率的な管理と分析

Point Cloud,ポリゴンデータの統合的な処理

トレンド(trend)と外れ値(outlier)の高度な分析

まとめ