Google Firebase の Cloud Firestore における,プロジェクト作成からコレクションとドキュメントの追加までの詳細手順
【目次】
Google Firebase の主要機能と特徴
高度なクラウドストレージ機能を提供し,開発者のニーズに応える充実した機能を実装しています.

統合データベース機能により,Python,JavaScriptとのシームレスな連携性を実現し,効率的な開発環境を提供します.

堅牢な認証システム(ID,パスワード)等のセキュリティ機能と,柔軟な課金管理システムを完備しています.
* iOS,Android,Webプラットフォームに完全対応しており,利用には Google アカウントの登録が必須となります.
Cloud Firestore へのアクセスとプロジェクト選択画面の表示
- Firebase 公式サイトへのアクセス
- 「使ってみる (GET STARTED)」を選択
- Google アカウントでの認証
既存のログインセッションが有効な場合は,認証画面をスキップして次のステップへ自動的に進みます.
- Firebase コンソールの表示確認
Cloud Firestore プロジェクトの新規作成手順
- Firebase コンソールにて「プロジェクトを追加」を選択
* 画面遷移が正常に行われない場合は,ブラウザでのサインアウト後に再度ログインすることで解決できる場合があります.
- プロジェクトの初期設定
最初のステップとして「地域/ロケーション」の設定を展開します.
必要な設定項目
- プロジェクト名:開発目的に合わせた識別しやすい名称を設定
- アナリティクス地域:日本を選択
- 利用規約:詳細を確認の上で同意(非同意の場合は Firebase の利用が制限されます)
- プロジェクト作成完了後,「次へ」を選択して設定を進めます.
- 設定確認画面の表示
「Spark プラン」(無料プラン)が正しく選択されていることを確認します.
- Cloud Firestore の利用を開始するため,「Cloud Firestore」を選択します.
- データベース作成を開始するため,Cloud Firestore セクション内の「データベースを作成」を選択します.
- セキュリティ設定の選択
* 開発環境でのテスト目的の場合は,「テストモードで開始」を選択し,「有効にする」を実行します.
- データベース作成プロセスの実行
- データベース作成完了の確認
この管理画面から,データベースの操作,コレクションの作成,ドキュメントの追加などの各種機能にアクセスできます.

データベースへのコレクションとドキュメントの追加方法
実装する具体的な内容は以下の通りです.
- コレクションID: productsの作成
- ドキュメントの構成要素
フィールド: id, タイプnumber, 値1 フィールド: name, タイプstring, 値apple フィールド: price, タイプnumber, 値100
- コレクション作成を開始するため,「コレクションを追加」を選択します.
- コレクションIDとしてproductsを入力し,「次へ」を選択して進みます.
- 最初のフィールドとしてid(number型,値1)を入力し,「フィールドを追加」を選択します.
- 次のフィールドとしてname(string型,値apple)を入力し,「フィールドを追加」を選択します.
- 最後のフィールドとしてprice(number型,値100)を入力し,「保存」を選択して確定します.
- 作成したコレクションとドキュメントの内容を確認します.