チーム活動の最適化

概要

活動と成果物:実験と共同論文

主な活動期間:2014年度

共同者:ISD個性心理学協会の構成員(複数)

謝辞:実験へのご協力,共同論文の執筆,改めましてありがとうございました.


活動内容

* 「研究の中身が何なのか具体的に知りたい」などのお問い合わせは歓迎します. 電子メール等でお問い合わせください.研究の内容を平易な言葉で,簡単にご説明する所存です.

問い合わせ先: 金子邦彦(かねこ くにひこ)

研究着手の動機

チームワークの良さ,つまり,「どうして,ある状況ではチームワークが良く,また,ある状況ではそうでないのか」という解明に取り組みたい. これが大きなゴールである. 見知らぬ者同士が,5名程度のグループを作り,チームでの共同作業(互いに,ものを教え合う)という状況で, 他己理解(他人の目を通して,自分を理解する)などのワークを取り込むとき,ワークの中でITの技術を使う. こうした試みで,チームでの共同作業の効率アップ(チーム活動の最適化)が 行えるだろうか,という着想を持った. この目標のもと,人の理解(自分や他者の理解)についての活動を行いたいという協力者を得て,部分的な課題に関する共同実験を実施した.

実験内容の骨子

2014年に,30問から構成される Yes/No 形式の質問形式のアンケートを実施.数十名程度の方の協力者を得た.

  1. アンケートの作問
  2. アンケートの実施,分析(ここで統計に関する技術を使用),結果をチャート化(散布図形式)
  3. アンケートの分析結果(散布図形式)の配布.
  4. チーム分け.その後「相手に,何かを教える」という課題を与え,課題に取り組ませる
  5. 所定の課題についてのチーム活動がやりやすくなったかの感想(主観評価)を得て,チーム活動の最適化に関する結論を得る.

    実験結果

    当初の結果は一部達成できたと考えている.データ,結論等は出版物に記載されている.ここに転載することは控える.(出版物は共著であり著作権に配慮したい.ただし,今後,私単独で進展ができた場合には,引用等を行うことはありえる

    共同で創出された成果物の具体的なリスト

    • 査読付き国際会議での成果発表(Best Paper Award獲得).「チーム活動の最適化」についてのもの.
    • 研究集会等(査読なし)での講演複数.いずれも,同じく「チーム活動の最適化」についてのもの.

    以上,共同実験の期間は,2014年夏から2014年秋.査読付き国際会議での成果発表は2015年初頭.2014年度末で「チーム活動の最適化」に関する共同の終了.その後,その内容での講演の機会等あったが,発展させることはできず.

    • 子育てマスターインストラクター第0期への寄稿(2ページ分) (該当ページ部分を金子邦彦監修として標示)
    • 子育てマスターインストラクター第0期アンケート設問の提供(1点)

    実験および活動

    • 2014年に共同実験を実施.「チーム活動の最適化」について.数十名のご協力を得た.(結果は,個人が特定できないように匿名化の上,主成分分析により,どの回答に何を回答したか判別しにくいように処理した.実験の目的等は事前と事後に関係者に説明した)
    • 内部行事でのゲスト講演(2014年に実施した共同実験成果の報告,大学の学びについての講演)
    • 親睦会等での情報交換(大学での学びについてなど)
    • 2015年度以降は,発展的課題について共同研究を開始できるか検討のため準備作業,打ち合わせ,計画立案(プライバシ情報の取り扱いについても真剣に検討)(種々の理由により共同研究の開始断念に至った)
    • ウェブページでの情報発信に関する意見交換(例えば「AAA で開催された国際会議 XXX での共同論文は,BBB 編以上の中から優秀論文賞に選ばれた」のような言い回しなど,成果の表示方法を含む)

    ※ 用語の使い方:

    • 講演:国内の研究集会での講演,団体等が開催するゲスト講演など(予稿は,論文とは言わずに「予稿」)
    • 共同実験:複数名で実施した実験.成果は共同論文に結実したり,講演で発表したりする.
    • 共同論文:査読付きの国際会議での予稿は「論文」と呼ぶことにしている.査読付き国際誌も論文.大学の部局等が正規に発行する紀要も「論文」と呼ぶこともある.
    • 共同研究:共同での研究活動(共同実験,共同論文などの研究活動を通して成果が得られたもの).競争的外部資金等の外部からの資金を得て実施する共同など.準備段階で終わったものは共同研究と呼ばず「準備」と呼ぶ.研究計画を立てる,競争的外部資金の申請書を書くなどは準備.「XX大学と共同研究」のように「機関名」をあげて呼ぶときは,大学等と取り交わした共同研究契約があると誤解が少ない.(共同研究について.研究の期間,研究の相手方,研究の内容について,ご不明は点はお尋ねください).

    謝辞

    「チーム活動の最適化」に関する実験にご協力いただいた皆様,お蔭さまで国際会議の論文に結実しました(共同の期間は2014年度中).その後,発展的課題について共同研究を開始できるか検討しました.そのときにご尽力くださいました皆様,ありがとうございました(開始に至ることができず,ご心配をおかけしました).

    プライバシ情報の適切な取り扱いについて

    次により,プライバシ情報を適切に取り扱った.

        
    • 匿名化.個人情報(氏名など)は実験で使用しない(収集時のチェックにのみ集める).
    • 主成分分析等により,どの回答者番号がどの設問に何を回答したかの判別が難しくなるようにうえで発表
    • アンケートデータの利用目的の説明・開示
    • 協力者へのアンケート結果の報告

    2016年12月より金子邦彦がウェブページ,ブログ等で報告してきました内容

    その報告におけるプライバシの配慮

    某団体の構成員,当団体の関連団体の構成員,当団体に関係する方,過去,ある団体と関係のあった方(当団体と別団体である場合も含む)(以上,推測を含む)が関係する.それら個人のプライバシ,個人情報の保護等に十分に配慮し,次のような方針で報告を行った.

    • 個人の氏名の記載は,「共同で創出された成果物」,「主な活動」の説明にのみ限る
    • 「構成員」,「関係者」という言葉を使い分ける
    • 仮に,数多くの個人,団体が関わる場合でも,事態の解決に役立つための記載に限り,そうでないと判断される場合には一切言及しない
    • 個人名,団体名の記載は,時間を限定し,無期限に掲載を続けることはしない
    • 記載された個人ご本人,団体ご本人の異議,掲載停止を受け付けることができるように,問い合わせ先を明記する.

    報告内容の骨子

    実験内容,成果物,活動内容等の言及,引用等について,より適切な言及,引用となるように関係者等と共同で解決に取り組んだ.

    成果物に関する正しい言及,記載の例
    金子邦彦は「チーム活動の最適化」について2014年に研究を実施した.

    記載についてご相談させていただく場合があるのは以下の通りである.(このような例が「実際にあった」という報告ではない)

    • XXX は「チーム活動の最適化について」について2014年に研究を実施した (XXXに違う文字列があります場合)   
    • 金子邦彦は「チーム活動の最適化について」について共同研究中である (過去の記事がそのまま残っているように見えます場合でも,ご相談します場合がございますことをご理解下さい)
    • 金子邦彦の研究成果は XXX である (XXXに違う文字列があります場合)

    以上は例示です. 「実際にこのような文面が発見された」という報告ではない. 以上の例示に該当する可能性があると私が判断しました場合が数例ございました,解決に某本部のご協力を得ました.ありがとうございました. 2017年3月までは,強い表現で発信をしておりましたが,2017年3月時点で解決できたと判断しましたため,上記のような短い報告にとどめます. ご心配をおかけしました. そして,ご心配のメッセージなどを下さいました方,本当にありがとうございました. 研究の主体者,研究内容,時期について,きめ細かな配慮の行き届いた正しい記載ができるよう,今後も注意を払います. このことについて,ご理解,ご協力くださいました皆様ありがとうございました.

    最後に,金子邦彦研究室Webページの開設目的は,データベース等の学術研究に関する情報発信など, 学術の進展のためでありますことを改めて申し添えます. 再発防止のため,Web ページでの情報発信に関するポリシーを定め,それに沿って行動を進めていきますことを宣言します.


    問い合わせ先: 金子邦彦(かねこ くにひこ)