NIS スレーブサーバ
Cent OS 4.4 (Linux) 上で NIS スレーブサーバを動かします。
NIS スレーブサーバも、LAN 内の問い合わせに応じるが, LAN 外の問い合わせ には応じないように設定します。
事前に調べておく事項
- NIS ドメイン名
- NIS スレーブサーバの IP アドレス
ifconfig で調べる - NIS スレーブサーバのホスト名
hostname コマンドで調べる。 - DNS サーバ IP のアドレス
- DNS ドメイン名 (NIS ドメイン名とは別物なので勘違いしないこと)
設定
NIS サーバの Web ページ に記述した手順とほぼ同 じなので、ここでは繰り返して書きません。 違いだけを書く。
- NIS サーバソフトのインストール
NIS サーバの Web ページ と同じ手順
- NIS データの作成(passwd, group, hosts の作成)
NIS サーバの Web ページ とは違い、 NIS データの作成(passwd, group, hosts の作成) を行いません 。(NIS マスタサーバから配送されてくるデータを使うので)
- NIS サーバ設定
NIS サーバの Web ページ とほとんど同じですが、 次の手順が違います。
- 「ypinit の実行」において
cd /var/yp /usr/lib/yp/ypinit -m
では無くて、
cd /var/yp /usr/lib/yp/ypinit -s <NISマスタサーバのホスト名>
のように実行します。
- 「make の実行」は必要ありません。
- 「ypinit の実行」において
- NIS サーバにおけるアクセス制限の設定
NIS サーバの Web ページ と同じ手順です。
NIS マスタサーバ側の設定
- Makefile の書き換え
cd /var/yp vi Makefile # 以下のように書き換え ---------------------- NOPUSH=true の行を NOPUSH=false に替える ----------------------
yppush コマンドが、自動的に実行されるようになります。
- ypinit の実行
ypinit の場所がよく分からないときは「locate ypinit」で探して下さい.
cd /var/yp /usr/lib/yp/ypinit -m # 次のように表示されるので確認する --- servers. cent1.db.is.kyushu-u.ac.jp is in the list of NIS server hosts. Please continue to add the names for the other hosts, one per line. When you are done with the list, type a
. next host to add: cent1.db.is.kyushu-u.ac.jp next host to add: --- ここで、NIS スレーブマシンのマシン名を正しく入力します。
設定が終ったら「ctrl+D」で終了させてください。
終了時に、NIS サーバの一覧が表示されるので、正しく設定されていることを確認し、「y」で終了させる