Solaris 11.4 のインストール

このページでは,Solaris 11.4 のインストール手順を図解などで説明します

目次

  1. 準備
  2. Solaris 11 のダウンロード
  3. インストール
  4. パッケージの更新, GNOME のインストール

準備

システム設定項目(事前に決めておく事項/調べておく事項)

設定項目 データ型 本 Web ページでの設定値
ホスト名(コンピュータの名前) 文字列 solaris
ネットワークアドレスは固定 IP アドレスか DHCP か ブール値
ホスト IP アドレス IP アドレス
ネットマスク 文字列
デフォルトルータ(ゲートウエイ) IP アドレスまたは完全修飾形式のホスト名
DNS サーバ(ネームサーバ) IP アドレスまたは完全修飾形式のホスト名
タイムゾーン 文字列 Asia / Japan
初期ユーザのフルネーム 文字列 kunihiko kaneko
初期ユーザのユーザ名 文字列 kaneko
初期ユーザのパスワード 文字列 <秘密の文字列>
特権ユーザのパスワード (root のパスワード) 文字列 <秘密の文字列>
システムコンソールのキーマップ 文字列 Japan / Japan または 英語(US) / 英語(US)

* ネットワークアドレスは固定 IP アドレスか DHCP か

上記に書いた設定は、間違って入力した場合でも、あとで、修正できるので、あまり悩まないように。

Solaris 11 のダウンロード

  1. Solaris のダウンロードの Web ページを開く

    https://www.oracle.com/solaris/solaris11/downloads/solaris-downloads.html

  2. Installation from CD/DVD or USB」をクリック.
  3. ライセンス条項を確認し,「x86 Text installer」をクリック.
  4. 続行する
  5. サインイン」を行う.
  6. ダウンロードが始まる

インストール

  1. ダウンロードした ISO イメージファイルを用いて起動
  2. キーボード・レイアウトの選択
  3. 言語の選択
  4. インストールしたいので「1」を選択
  5. インストール開始画面

    続行したいので「F2」キーを押す

  6. システムの発見法を設定

    ローカルのディスクにインストールするときは「Local Disks」を選ぶ.その後,「F2」キーを押す

  7. ディスクの設定

    表示を確認し, 「F2」キーを押す

  8. パーティションの設定

    特に必要がなければ「Use the entire disk」を選び, 「F2」キーを押す

  9. ホスト名の設定
  10. ネットワークに関する設定

    ネットワーク設定を行いたいので,ネットワークカードを選び 「F2」キーを押す

  11. ネットワークに関する設定

    DHCP を使いたいときは「DHCP」を選び 「F2」キーを押す

  12. タイムゾーンの設定

    「Asia」を選び 「F2」キーを押す

    「Japan」を選び 「F2」キーを押す

    タイムゾーンとして「Asia/Tokyo」が表示されるので,確認し, 「F2」キーを押す

  13. ロケールの設定

    ロケールとして「Japanese」が表示されるので,確認し, 「F2」キーを押す

  14. ロケールの設定

    特に問題が無ければ「Japan (ja_JP.UTF-8)」を選び, 「F2」キーを押す

  15. 現在の日時の設定
  16. キーボードの設定
  17. 特権ユーザのパスワード, 初期ユーザのフルネーム, 初期ユーザのユーザ名, 初期ユーザのパスワード の設定
  18. 登録
  19. 設定内容の確認
  20. インストールが始まる
  21. インストールの完了

    「F8」キーを押して再起動する

パッケージの更新, GNOME のインストール

  1. 起動
  2. ログイン
  3. (必要な場合のみ) sendmail の削除

    必要に応じて,sendmail を削除する

    sudo pkg uninstall smtp-notify
    sudo pkg uninstall sendmail
    
  4. パッケージの更新
    sudo pkg update
    
  5. GNOME のインストールと gdm の自動起動設定

    終わるまでしばらく待つ.

    参考 にしたWeb ページ(現存しない): http://blogs.oracle.com/stw/entry/getting_gdm_to_work_on

    sudo pkg install slim_install
    sudo svcadm enable gdm
    
  6. (必要な場合のみ)package-manager のインストール
    pkg install pkg:/package/pkg/package-manager
    
  7. 試しにログインしてみると次のような画面が現れる