Solaris 11.4 のインストール
このページでは,Solaris 11.4 のインストール手順を,画面例を用いて説明する. 使用するのは x86 Text Installer(テキストインストーラ)である.インストール後に,パッケージの更新と GNOME デスクトップのインストールを行う.
【目次】
準備
システム設定項目(事前に決めておく事項/調べておく事項)
| 設定項目 | データ型 | 本 Web ページでの設定値 |
| ホスト名(コンピュータの名前) | 文字列 | solaris |
| ネットワークアドレスは固定 IP アドレスか DHCP か | ブール値 | DHCP |
| ホスト IP アドレス | IP アドレス | (DHCP のため設定しない) |
| ネットマスク | 文字列 | (DHCP のため設定しない) |
| デフォルトルータ(ゲートウェイ) | IP アドレスまたは完全修飾形式のホスト名 | (DHCP のため設定しない) |
| DNS サーバ(ネームサーバ) | IP アドレスまたは完全修飾形式のホスト名 | (DHCP のため設定しない) |
| タイムゾーン | 文字列 | Asia/Tokyo |
| ロケール | 文字列 | Japan (ja_JP.UTF-8) |
| 初期ユーザのフルネーム | 文字列 | kunihiko kaneko |
| 初期ユーザのユーザ名 | 文字列 | kaneko |
| 初期ユーザのパスワード | 文字列 | <秘密の文字列> |
| 特権ユーザのパスワード(root のパスワード) | 文字列 | <秘密の文字列> |
| システムコンソールのキーマップ | 文字列 | Japanese または US-English |
ネットワークアドレスの決め方は次の通りである.
- 固定 IP アドレス: サーバとして使う場合など,IP アドレスを固定して割り当てる.IP アドレス,ネットマスク,デフォルトルータ,DNS サーバを事前に調べておく.
- DHCP: DHCP クライアントとして設定する.IP アドレスなどは DHCP サーバから自動で取得する.
上記の設定は,インストール後にも変更できる.
Solaris 11.4 のダウンロード
ダウンロードには Oracle アカウントが必要である.アカウントは無料で作成できる.
- Solaris のダウンロードの Web ページを開く
https://www.oracle.com/solaris/solaris11/downloads/solaris-downloads.html
- 「Installation from CD/DVD or USB」をクリックする.
- ライセンス条項を確認し,「x86 Text Installer」をクリックする.
USB メモリから起動する場合は「x86 USB Text Installer」を選ぶ.SPARC マシンの場合は SPARC 用のファイルを選ぶ.
- 続行する
- 「サインイン」を行う.
- ダウンロードが始まる
- ダウンロード後,ページに記載の sha256 ダイジェストと照合し,ファイルが壊れていないことを確認する.
インストール
- ダウンロードした ISO イメージファイルを用いて起動する
- キーボードレイアウトを選ぶ
- 言語を選ぶ
- インストールするので「1」を選ぶ
- インストール開始画面
続行するので「F2」キーを押す
- ディスクの検出方法の設定
ローカルのディスクにインストールするときは「Local Disks」を選ぶ.そして「F2」キーを押す
- ディスクの設定
インストール先のディスクを選ぶ.表示を確認し,「F2」キーを押す
- パーティションの設定
ディスク全体を使う場合は「Use the entire disk」を選ぶ.そして「F2」キーを押す. この操作でディスク内の既存のデータは消去される.
- ホスト名の設定
ホスト名を入力する.そして「F2」キーを押す
- ネットワークの設定
使用するネットワークカードを選ぶ.そして「F2」キーを押す
- ネットワークの設定
DHCP を使うときは「DHCP」を選ぶ.そして「F2」キーを押す. 固定 IP アドレスを使うときは「Manually」を選び,IP アドレス,ネットマスク,デフォルトルータ,DNS サーバを入力する
- タイムゾーンの設定
「Asia」を選ぶ.そして「F2」キーを押す
「Japan」を選ぶ.そして「F2」キーを押す
タイムゾーンとして「Asia/Tokyo」が表示される.確認して「F2」キーを押す
- ロケール(言語)の設定
「Japanese」が表示される.確認して「F2」キーを押す
- ロケール(地域と文字コード)の設定
「Japan (ja_JP.UTF-8)」を選ぶ.そして「F2」キーを押す
- 現在の日時の設定
日付と時刻を確認する.そして「F2」キーを押す
- キーボードの設定
キーボードの種類を選ぶ.そして「F2」キーを押す
- 特権ユーザのパスワード, 初期ユーザのフルネーム, 初期ユーザのユーザ名, 初期ユーザのパスワード の設定
入力して「F2」キーを押す
- サポート登録の設定
Oracle のサポート登録を行う画面である.登録しない場合は,入力欄を空のままにして「F2」キーを押す
- 設定内容を確認する.そして「F2」キーを押す
- インストールが始まる
- インストールの完了
「F8」キーを押して再起動する.再起動の前に,ISO イメージファイル(または USB メモリ)を取り外す
パッケージの更新, GNOME のインストール
以下の操作にはインターネット接続が必要である.パッケージは IPS(Image Packaging System)の pkg コマンドで管理する.
- 起動
- ログイン
インストール時に設定した初期ユーザのユーザ名とパスワードでログインする
- (必要な場合のみ) sendmail の削除
メール送信機能を使わない場合は,sendmail と,メールで障害通知を送る smtp-notify を削除できる. 端末で,次のコマンドを実行する.
sudo pkg uninstall smtp-notify sudo pkg uninstall sendmail - パッケージの更新
端末で,次のコマンドを実行する. 更新後は,新しいブート環境(BE)で起動するために再起動が必要になる場合がある.
sudo pkg update
- GNOME のインストールと gdm の自動起動設定
テキストインストーラでインストールしたシステムには,デスクトップ環境が含まれていない. デスクトップ環境をインストールするには,solaris-desktop パッケージをインストールする. gdm(GNOME Display Manager)を有効にすると,起動時にグラフィカルなログイン画面が表示される. 端末で,次のコマンドを実行する.インストールが終わるまで時間がかかる.
sudo pkg install solaris-desktop sudo svcadm enable gdm
- 再起動
端末で,次のコマンドを実行する.
sudo reboot - ログインすると,次のようなデスクトップ画面が表示される