VirtualBox で仮想マシンと仮想 CD/DVD デバイスの新規作成
Oracle VirtualBox(VirtualBox)は,1台のPC上で複数のOSを動作させるための仮想化ソフトウェアである。
仮想マシン(PC上に作る仮想的なコンピュータ)を使用することで,現在のOS環境を維持したまま,別のOSを試用したり,開発・検証環境を構築したりできる。
このページでは,仮想マシンの新規作成として次の項目を設定する。
- 仮想マシン名
- ゲスト OS の OS タイプ(仮想マシン上で動かすOSの種類)
- 仮想マシンに割り当てるメモリサイズ
- 仮想ハードディスクのタイプ,保存場所,最大サイズ
- ISO イメージファイル(OSのインストール用ディスクをファイル化したもの)の仮想 CD/DVD デバイスとしての登録
【関連する外部ページ】
VirtualBox の公式ページ: https://www.virtualbox.org/
このページの目次は次のとおりである。
前準備
インストールするオペレーティングシステムの ISO イメージファイルを準備しておく。ISO イメージファイルは,各OSの公式サイトからダウンロードできる。たとえば Ubuntu の場合は Ubuntu 公式サイトから入手する。
あわせて,VirtualBox 本体をインストールしておく。本ページは VirtualBox 7.2 系(2026年6月時点の最新は 7.2.8)を前提とする。
仮想マシンの作成
ここでは,次の設定で仮想マシンを作成する。
- 仮想マシン名: ubuntu2204
- ゲスト OS の OS タイプ: Linux, Ubuntu (64bit)
- メモリサイズ: 4096 MB(ホストPCのメモリに余裕がない場合は2048 MB程度に調整する)
- 仮想ハードディスク: 可変サイズ(使用量に応じてファイルサイズが増加する方式),保存場所 C:\HardDisks\ubuntu2204.vdi,最大 80GB
操作手順は次のとおりである。
- VirtualBox を起動する
Linux の場合は,次の画面が表示される。
Windows の場合はスタートメニューから起動できる。起動すると VirtualBox マネージャー(仮想マシンを管理する画面)が表示される。
- VirtualBox マネージャーの「新規 (New)」をクリックする
「仮想マシンの作成」ウィザードが表示される。このウィザードで,名前とOS,メモリ,仮想ハードディスクを順に設定する。
- 仮想マシン名と,ゲスト OS の OS タイプを設定する
名前に ubuntu2204 を入力する。ISO イメージを指定しない場合は,OS タイプとして Linux,バージョンとして Ubuntu (64bit) を選ぶ。
- メモリサイズを設定する
メモリサイズに 4096 MB を指定する。
- 仮想ハードディスクを作成する
「仮想ハードディスクを作成する」を選ぶ。
- ハードディスクのファイルタイプを選択する
VDI(VirtualBox Disk Image)は VirtualBox 標準の形式である。他の仮想化ソフトウェアとの互換性が必要な場合は,VHDやVMDKを選択する。
- ストレージの割り当て方式を選択する
「可変サイズ」は実際の使用量に応じてファイルサイズが増加する。「固定サイズ」は最初から指定サイズ分の領域を確保する。通常は「可変サイズ」を選択する。VirtualBox 7 のウィザードでは「全サイズを事前割り当て(Pre-Allocate Full Size)」のチェックを外すと可変サイズになる。
- ファイルの保存場所とディスクサイズを設定する
保存場所に C:\HardDisks\ubuntu2204.vdi,最大サイズに 80GB を指定する。
- 仮想マシンが一覧に追加されたことを確認する
仮想 CD/DVD デバイスの登録
ISO イメージファイルを仮想 CD/DVD デバイスとして登録し,仮想マシンのインストールメディアとして使用できるようにする。作成した仮想マシンを選び,設定画面から操作する。
- 設定画面で「ストレージ」をクリックする
- 光学ドライブ(仮想 CD/DVD デバイス)を追加する
- 「追加」をクリックする
- ISO イメージファイルを選択する
- 「選択」をクリックする
- 「OK」をクリックする
- 動作確認のため,仮想マシンを起動する