Blender 4 のインストール(winget を使用しないインストール)、メニューの日本語化、Wavefront OBJ ファイルのインポート(Windows 上)
【概要】 Blenderは3次元コンピュータグラフィックス・アニメーション制作のためのオープンソースソフトウェアである。初期設定は英語表示だが、初期スプラッシュ画面での設定、または設定メニューから日本語に変更できる。Blenderでは、Wavefront OBJ形式ファイルなどの3Dモデルの形状情報をインポートできる。インポート操作は、「ファイル」→「インポート」メニューで行う。
【目次】
【サイト内の関連ページ】
- Blender の機能の説明、実演など: 別ページにまとめている。
Blender
Blenderは、3次元コンピュータグラフィックス・アニメーションソフトウェアである。 3次元モデルの編集、レンダリング、光源やカメラ等を設定しての3次元コンピュータグラフィックス・アニメーション作成機能がある。
- ファイル形式は、Stanford Triangle Format (ply)、Wavefront OBJ (obj)、3D Studio Max (3ds)、Stereo-Litography (stl) 等に対応。
- Windows 版、Linux 版、Mac OS X 版などがある。
Blender のインストール
- blender.org の ウェブページを開く
- 「Download」をクリック
- 種類の選択
Windows 上にインストールする場合は、Windows 用を選ぶ。
- ダウンロードが始まるので確認
インターネットが混雑している場合などは、ダウンロードに時間がかかる場合がある。しばらく待つ。
- ダウンロードした .msiファイルを実行
- ようこそ画面では「Next」をクリック。
- ライセンス条項の確認
- セットアップの画面。設定を変える必要はない。「Next」をクリック。
- インストールの開始。「Install」をクリック。
- インストールが始まる
- インストール終了の確認
- 確認のため起動する。
スタートメニューで「blender」、「blender 4.2」
- Blender の画面が表示される。
- Blender のメニュー等の日本語化
表示が英語になっている場合は、最初の画面の「Language English (English)」のところで、「Japanese (日本語)」を選ぶ。
あとで言語を変える場合は、「Edit」、「Preferences...」、「Interface」、少し下にスクロールし、「Language」のところで言語を変えることができる。
スプラッシュ画面を再び出す場合は、メニューで「スプラッシュ画面 (Splash Screen)」を選ぶ。
- Blender のインストール後に、Windows の システム環境変数 BLENDER_PATH の設定を行う。
Windows では、コマンドプロンプトを管理者として開き、次のコマンドを実行することにより、システム環境変数 BLENDER_PATH の設定を行うことができる。
コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページで説明
powershell -command "[System.Environment]::SetEnvironmentVariable(\"BLENDER_PATH\", \"C:\Program Files\Blender Foundation\Blender 4.2\blender.exe\", \"Machine\")"
Blenderに Wavefront OBJ形式ファイルをインポート
<前準備>
説明のため Wavefront OBJ形式ファイル、Wavefront MTL形式ファイルを使う。この資料で使用している Wavefront OBJ形式ファイル、Wavefront MTL形式ファイルは、次からダウンロードできる。
Wavefront OBJ 形式ファイルとは、3次元コンピュータグラフィックスのファイル形式。ポリゴンなどの情報が書かれているファイル。
Wavefront MTL 形式ファイルとは、マテリアルの情報が書かれているファイル。
インポート手順
- Blender を起動
Windows のスタートメニューの「Blender」の下に「blender」がある。
- Blender が起動する。
新しく Blender のファイルを作成する場合は、「ファイル (File)」、「新規 (New)」、「全般 (General)」。
- 中央にある立方体のオブジェクト(灰色のもの)を削除する。中央にある立方体のオブジェクトを左クリックし、「DEL キー」を押して削除する。
- Wavefront obj ファイルをインポートする。メニューで「ファイル (File)」、「インポート (Import)」と操作し「Wavefront (.obj)」を選択する。
- インポートするファイルを選び、「OBJ をインポート」をクリック。(ここでは sample.obj を選んでいる)
sample.obj をインポートした場合、マウスホイールを操作して、ズームアウトしていくと、オブジェクトが現れる。