68000アセンブラの簡単なサンプルプログラムです.
お断り: 68000 クロス開発環境で最も入手が容易で、しかも使いやすい GNU の文法にあわせています
/* コメント */次のようには書かない
; コメント
A: .ds 10000
「moveq.l #128 %d0」はだめ,代わりに「move.l #128,d0」
次の例を見てください.「プログラム本体」の部分の先頭には 「.section .text」 を書く.「データ領域確保の部分」には,「.section .data」 か「.section .bss」を書く. 「.section .data」になるのは dc 疑似命 令などで値を指定してデータ領域確保している部分です. 「.section .bss」になるのは ds 疑似命 令などで大きさを指定してデータ領域確保している部分です. スタック領域(これも一種のデータ領域です)を確保するコードも 「. section .bss」になる.
.section .text
.even
/* プログラム本体 */
.section .data
.even
/* データ領域確保(疑似命令dc, ascii なとを使用) */
.section .bss
.even
/* データ領域確保(疑似命令 ds なとを使用) */
「.section .text」, 「.section .data」, 「.section .bss」は,望む順番で何度も繰り返して書くことができる. 間違い(例えば,プログラム本体の部分なのに「.section .data」と書いたな ど)のときは,うまく動作しません.
.equ DATA, 0x10000
.dc.b 'a','b','c','d','e',0次のようには書かない.
.ascii "abcde\0"
.asciz "abcde"
.dc.b 'abcde',0
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