金子邦彦研究室インストールLinux のインストールCent OS バージョン 7 のインストールと設定

Cent OS バージョン 7 のインストールと設定

 

このページでは,Cent OS のインストール手順をスクリーンショット等を使って説明する. Cent OS は 、Red Hat Enterprise Linux と互換性があり,Red Hat が定める再配布に関する要求を満足するオペレーティングシステムである. 利用条件などは、利用者で確認すること.

目次

サイト内の関連ページ「Linux のインストール」 の Web ページ

先人に感謝

Distro Watch の Web ページ: https://distrowatch.com/table.php?distribution=centos

準備

システム設定項目(事前に決めておく事項/調べておく事項)

設定項目 データ型 本 Web ページでの設定値
ホスト名(コンピュータの名前) 文字列 centos7
ドメイン名 文字列 kunihikokaneko.com
ネットワークアドレスは固定 IP アドレスか DHCP かブール値
ホスト IP アドレスIP アドレス
ネットマスク文字列
デフォルトルータ(ゲートウエイ)IP アドレスまたは完全修飾形式のホスト名
DNS サーバ(ネームサーバ)IP アドレスまたは完全修飾形式のホスト名
初期ユーザのフルネーム 文字列 kunihiko kaneko
初期ユーザのユーザ名 文字列 kaneko
初期ユーザのユーザ ID 正の整数 8010
初期ユーザのパスワード 文字列 <秘密の文字列>
特権ユーザのパスワード (root のパスワード) 文字列 <秘密の文字列>
システムコンソールのキーマップ 文字列 日本語 (Japanese) または 英語 (U.S. English)

※ ネットワークアドレスは固定 IP アドレスか DHCP か

上記に書いた設定は、間違って入力した場合でも、あとで、修正できるので、あまり悩まないように。

Cent OS 7 のダウンロード手順

DVD または CD イメージのダウンロード

  1. まず http://www.centos.org を開く.
  2. Get CentOS Now」をクリック

    [image]
  3. DVD ISO」か 「Minimal ISO」を選ぶ

    [image]
  4. Mirror Site のリストが表示されるので, 国内の Mirror Site からダウンロード

    [image]
  5. ダウンロードが始まるので確認する

    [image]

ダウンロードした .iso イメージファイルを使って起動する.

Cent OS 7 のインストール手順

  1. インストールの開始前に、ネットワークケーブルはつないでおく方がよい
  2. マシンの起動
  3. 起動画面では「Install CentOS 7」を選ぶ、Enter キーを押す.

    [image]
  4. インストールに使用する言語の選択

    Japanese (日本語)または または English (English)を選び, Continue (続行)をクリック

    [image]
  5. インストール先の設定を始める. 「ソフトウェアの選択」をクリック.

    [image]
  6. ソフトウェアを選択できる画面が現れる.選択が終わったら「完了」をクリック.

    [image]
    設定例次のものをチェック

    ベース構成
        開発およびクリエイティブワークステーション
    
    選択した環境のアドオン
        その他の開発
        開発ツール
        Emacs
        グラフィックツール
        プラットフォーム開発
        Python
        セキュリティツール
    

    [image]

    [image]

    [image]

    参考: インストール後, GNOME デスクトップにおいて「アプリケーション」→「システム設定」→「アプリケーションの追加と削除」で, アプリケーションの追加と削除が できるので心配無く. (必要になったとき簡単に追加できる)。

    ※ むやみに、全部チェックする、というようなことは避けておく

  7. 今度は,「インストール先」をクリック.

    [image]
  8. デバイスの選択を行う.

    ※ すでに「デバイスの選択」が行われている場合(すでに,チェックが付いている場合)は,このままで良いか確認する.

    ※ 選択されたデバイスの中身は全て消えることに注意.

    [image]

    情報を更新したいときは次のように操作する.

    • 続けたいので,「更新」をクリック.

      [image]
    • メッセージを確認の上,問題が無いなら,「ディスクの再スキャン」をクリック.

      [image]
    • OK」をクリック.

      [image]
    • 完了」をクリック.

      [image]
    • 次に,「ネットワークとホスト名」をクリック.

      [image]
    • イーサネットが切断されている場合には,「オフ」から「オン」に変える.

      [image]

      IPアドレスなどの設定を行いたいときは, 「インストールを開始」をクリック.

      [image]
    • ホスト名 (=ドメイン名付きのDNS ホスト名を設定する.NIS ドメイン名ではない), をクリック

      [image]
    • ネットワークとホスト名の設定が終わったら,「完了」をクリック.

      [image]
    • インストールを開始したいので,「インストールを開始」をクリック.

      [image]
    • ユーザーの作成を次の手順で行う.
      1. ユーザの作成」をクリック.

        [image]
      2. 設定し,「完了」をクリック.

        [image]
    • Root パスワード設定を次の手順で行う.
      1. ROOTパスワード」をクリック.

        [image]
      2. Root のパスワード(同じものを2箇所に)を設定したら,「完了」をクリック.

        [image]
    • 設定完了」をクリック.

      [image]
    • インストール終了の確認. 「再起動」をクリック.

      [image]
    • ライセンスに関する表示が出る場合がある.そのときは, 「LICENSING」をクリック. ライセンス条項などを確認する.

      [image]

      [image]
    • ログイン画面が現れる

      これで,インストールは終了

      [image]
    • 試しにログインしてみる.

      [image]

      ※ このとき,GNOME の初回ログイン設定が始まる場合がある.

      1. ようこそ画面では,「日本語」を選び,「次へ」をクリック.

        [image]
      2. キーボードレイアウトや入力メソッドの選択を行う

        [image]
      3. 位置情報サービスの設定を行う

        [image]
      4. オンラインアカウントの設定を行うか,スキップする.

        [image]
      5. CentOS Linux を使いはじめる」をクリックする.

        [image]
    • 端末を開くには,デスクトップの右クリックメニューが便利

      [image]
    • アプリのメニューは左上.

      [image]

(オプション)NVIDIA ドライバ

NVidia のカードを使っているときは

をダウンロードすると役に立つかも知れません。

不要なサービスの停止

■ yum を用いたシステム更新

端末を開き,次のコマンドを実行する.

sudo yum check-update
sudo yum update
sudo shutdown -r now 

[image]

[image]

※ 「I this ok [y/d/N]:」に対しては 「y」+ Enter キー

■ epel レポジトリの追加

sudo yum install epel-release

■ 不要なサービスの停止

下記の (a) または (b) の手順で行なう

(a) コマンドラインで行なう場合の実行手順例

sudo /sbin/chkconfig auditd off
sudo /sbin/chkconfig bluetooth off
sudo /sbin/chkconfig cups off
sudo /sbin/chkconfig nfs off
sudo /sbin/chkconfig nfslock off
sudo /sbin/chkconfig psacct off
sudo /sbin/chkconfig smartd off
sudo /sbin/chkconfig --list

(b) コマンドラインでなく、ntsysv を使う場合

sudo /usr/sbin/ntsysv
# ntsysv の画面で稼働すべきサービスの設定を行なうことができる

[image]

■ /etc/resolv.conf の確認

/etc/resolv.conf が正しく設定されているかどうかの確認を行う

/etc/resolv.confには、 DNSで使うドメイン名の設定などを行う。 domain, nameserver, search の行が正しく設定されていることをよく確認すること

  • /etc/hosts.deny

    セキュリティ上の理由から, 外部からの TCP/IP 通信は拒否するように設定しておく.

    vi /etc/hosts.deny
     # 次の1行を先頭に書く
    -----
    ALL: ALL
    -----
    
  • /etc/hosts.allow

    仮に次のように設定しておく. sshd の行は無駄ですが、後で設定を変えるときに便利なようにしている.

    vi /etc/hosts.allow
     # 次の4行を先頭に書く
    -----
    ALL : localhost
    ALL : 127.0.0.1
    sshd: localhost
    sshd: 127.0.0.1
    -----
    

    .emacs のサンプル (古いものです)

    ;; turn on font-lock mode                                                                           
    (when (fboundp 'global-font-lock-mode)
      (global-font-lock-mode t))
    
    ;; enable visual feedback on selections                                                             
    ;(setq transient-mark-mode t)                                                                       
    
    ;; default to better frame titles                                                                   
    (setq frame-title-format
          (concat  "%b - emacs@" system-name))
    
    ; window and font
    (cond
     (window-system
      (set-frame-font "-*-*-medium-r-*-*-16-*-*-*-*-*-*-*")
      (mouse-wheel-mode)))
    
    ; other settings
    (setq next-line-add-newlines nil)
    (load-library "term/bobcat")
    (display-time)
    (setq line-number-mode t)
    (setq text-mode-hook (list
                 (function (lambda ()
                       (auto-fill-mode 1)))))
    (setq display-warning-suppressed-classes ' (font))
    
    ; supress messages
    (setq inhibit-startup-message t)
    (setq initial-scratch-message nil)
    
    ; cc-mode
    (add-hook 'c-mode-common-hook
          '(lambda ()
             (c-set-style "CC-MODE")))
    
    ; kanji code
    (set-language-environment "Japanese")
    (set-default-coding-systems 'euc-japan)
    (set-keyboard-coding-system 'euc-japan)
    (set-terminal-coding-system 'euc-japan)
    (set-clipboard-coding-system 'euc-japan)
    ; (set-w32-system-coding-system 'euc-japan)
    (setq default-file-name-coding-system 'japanese-shift-jis)
    ;(setq default-process-coding-system
    ;       '(euc-japan euc-japan))