Fedora 44 のインストールと基本設定
 Distro Watch の Web ページ: https://distrowatch.com/table.php?distribution=Fedora
【目次】
- Fedora 44 のインストールとインストール時の設定
- レポジトリ設定ファイルの取得
- システムの更新
- NTP による時刻合わせの有効化
- グループインストール
- 日本語入力環境
- 不要なサービスの停止
- NVIDIA ドライバ(オプション)
参考情報: Linux の Web ページ
準備
システム設定項目(事前に決めておく事項/調べておく事項)
| 設定項目 | データ型 | 本 Web ページでの設定値 |
| OS の種類 | 文字列 | Fedora 44 Workstation |
| 初期ユーザのフルネーム | 文字列 | kunihiko kaneko |
| 初期ユーザのユーザ名 | 文字列 | kaneko |
| 初期ユーザのパスワード | 文字列 | <秘密の文字列> |
* ネットワークアドレスは固定 IP アドレスか DHCP か
- 固定 IP アドレス: サーバマシンとして使うなどの場合は、外部ネットにつなぎ、IP アドレスを固定的に割り当てる。
- DHCP: DHCP クライアントとして設定する。
上記の設定項目は、インストール後に「設定」画面またはコマンドで変更できる。
Fedora 44 のダウンロード手順
- Fedora Web ページを開く
- WORKSTATION の下の「いますぐダウンロード」をクリック
- 「ダウンロード」をクリック
x86_64 環境では「Intel/AMD 64bit」の Live ISO イメージを選ぶ.
- ダウンロードが始まるので確認する
- 起動用メディアの作成
ダウンロードした .iso イメージファイルを, Fedora Media Writer または Rufus を使って 起動可能な USB メモリに書き込む. 書き込み先の USB メモリの内容は消去されるため,書き込み先のドライブを確認する.
Fedora 44 のインストール
- インストールの開始前に、ネットワークケーブルはつないでおく方がよい
- マシンの起動
- 起動画面
- 起動がはじまるので確認する
- ライブ起動かインストールかの選択画面
インストールしたいので「Install to Hard Drive」を選ぶ
- インストールに使用する言語の選択
インストールに使用する言語の選択では, 日本語 (Japanese)を選び, 続行 (Next)をクリック
- キーボード,日付と時刻,インストール先の確認と設定
インストール先を設定したいので「インストール先」をクリック
- インストール先を選ぶ
選んだディスクの内容は消去される場合があるため,ディスクの選択を確認する.
- 「インストールの開始」をクリック
他の設定を変えることもできる.終わったら「インストールの開始」をクリック.
- インストールが始まる
- インストール終了の確認
「終了」をクリック.
- インストールが終了したので再起動する
「Restart」をクリック. 再起動時に,インストールに使った USB メモリを取り外す.
再起動後の設定
- ようこそ画面では「次へ」をクリック
- プライバシについての設定を行う
適切なものを選び 「次へ」をクリック
- オンラインアカウントの接続
適切に設定するか,あるいは「スキップ」をクリック.
- ユーザー情報の設定
設定し,「完了」をクリック
- パスワードの設定
設定し,「次へ」をクリック
- 設定の終了
「Fedora を使い始める」をクリック
基本設定
レポジトリ設定ファイルの取得
Fedora の公式リポジトリに含まれないパッケージ(一部のマルチメディアコーデック,NVIDIA ドライバなど)は, RPM Fusion のリポジトリで配布されている. free はライセンス上の理由で Fedora に含まれないもの, nonfree は再配布可能だが変更や再配布に制限があるものである.
sudo dnf install -y https://mirrors.rpmfusion.org/free/fedora/rpmfusion-free-release-$(rpm -E %fedora).noarch.rpm
sudo dnf install -y https://mirrors.rpmfusion.org/nonfree/fedora/rpmfusion-nonfree-release-$(rpm -E %fedora).noarch.rpm
sudo dnf install -y rpmfusion-free-release-tainted
システムの更新
sudo dnf check-update
sudo dnf -y upgrade
sudo reboot
NTP による時刻合わせの有効化
Fedora の時刻同期には chrony を使用する. ntpd と ntpdate は Fedora のリポジトリから削除されており,使用しない.
sudo dnf install -y chrony
sudo systemctl enable --now chronyd
sudo timedatectl set-ntp true
sudo chronyc -a makestep
同期状況の確認
timedatectl status
chronyc sources
グループインストール
次の操作でグループ名を確認
LANG=C dnf group list --available
次のように,グループ名を指定してインストール
「System Tools」のところは,インストールしたいグループ名を指定すること.
sudo dnf group install -y "System Tools"
日本語入力環境
日本語入力には,インプットメソッドフレームワークの fcitx5 と, かな漢字変換エンジンの mozc を使用する.
sudo dnf install -y fcitx5 fcitx5-mozc fcitx5-configtool
インストール後にログアウトし,再度ログインする. 「設定」→「キーボード」→「入力ソース」で日本語 (Mozc) を追加する. 入力メソッドの詳細な設定は,fcitx5-configtool(「Fcitx5 設定」)で行う.
不要なサービスの停止
稼働中のサービスと,インストール済みのサービスを確認する.
systemctl list-units -t service
systemctl list-unit-files -t service
* 停止の実行例を以下に示す.
(使用しないサービスだけを停止すること.
disable --now は,サービスの停止と,次回起動時の自動起動の無効化をあわせて行う).
sudo systemctl disable --now bluetooth.service
sudo systemctl disable --now nfs-server.service
sudo systemctl disable --now rpcbind.service
systemctl list-units -t service
停止したサービスを元に戻すときは,次のように実行する.
sudo systemctl enable --now bluetooth.service
(オプション)NVIDIA ドライバ
NVIDIA の GPU を使用する場合は, RPM Fusion nonfree リポジトリで配布されている akmod-nvidia をインストールする. akmod は,カーネル更新時にドライバのモジュールを自動で再ビルドする仕組みである.
sudo dnf install -y akmod-nvidia xorg-x11-drv-nvidia-cuda
sudo reboot
インストール後の確認
nvidia-smi
Secure Boot を有効にしている場合,署名されていないカーネルモジュールは読み込まれない.
その場合は,kmodgenca と mokutil --import で作成した鍵を登録して署名するか,
UEFI の設定で Secure Boot を無効にする.