ISO イメージファイルからライブ USB メモリの作成 (Windows 上で動く Live USB Creator を使用)
◆ Linux のライブ USB メモリの作成について説明する. Live USB Creator を使用する.このソフトウェアは Windows で動く. Ubuntu, Fedora, Debian, OpenSUSE, ArchLinux, Damn Small Linux など,数多くの Linux のライブ USB メモリを作ることができるソフトウェア.
- Windows でライブ USB メモリを作成します.
- FAT フォーマットの USB メモリを使う(USB メモリ内のデータは全て消えるので要注意).
- FAT フォーマットの USB メモリなので,ISO イメージ・ファイルのサイズがおおよそ 4 Gバイト以下でないと動かない.
- Live USB Creator は、Ubuntu 以外の種々の Linux ディストリビューションに対応している.
但し,対応リストに載っていない Linux の場合ではライブ USB メモリが作れない場合があります(しかも,エラーメッセージが出ない)。
- ポータブル 版 VirtualBox を自動で組み込む機能があります.便利.
◆ ライブ USB メモリをパソコンに挿入し,パソコンを起動すると Linux がライブ起動できるようになります(ハードディスクにインストールしなくても動く).
* USBメモリから起動するように BIOS で設定しておくこと.
◆ Live USB Creator で作成したライブ USB メモリでライブ起動するとき, ファイルの変更はリブート時に消える(Live モード)ようにもできるし, USB メモリに記録する(Persistent モード)こともできる.
◆ ライブ USB メモリを使って,内蔵のディスクに Linux をインストールすることもできる.
◆ Linux Live USB Creator には、ポータブル版 VirtualBox が付属していて,Windows の VirtualBox 上で動く仮想マシンとして動作させることも簡単にできる.
* ポータブル 版 VirtualBox の機能を使うときは,.data/VirtualBox/Machines/<マシン名>/<マシン名>.xml 内に記述されたメモリサイズを、エディタ等で調整すること.小さすぎて起動できない(エラーメッセージも出ない)場合がある.

* Fedoraを使いたい場合には、 https://fedorahosted.org/liveusb-creator/ の使用も検討できる
Live USB Creator のダウンロードとインストール
- Web ページを開く
- 「Download 」をクリック
- ダウンロードする
- ダウンロードしたファイルを実行する.
最初に言語を選ぶ
- 「次へ」をクリック
- インストール先フォルダを確認の後,「インストール」をクリック
- インストールが始まる
- 「完了」をクリック
ライブ USB の作成
- 前準備
十分な容量を持った USB メモリ (FAT でフォーマットしておくこと)を準備しておく. USB メモリ内のデータは全て消えるので,必要なデータがあれば必ず移しておくこと.
- Windows でLive USB Creator を起動
- 設定とライブ USB メモリの作成
- STEP 1: USB メモリの選択
USB メモリ(USB メモリのドライブ名)を選ぶ
- STEP 2: ソースの選択
- 手元に ISO イメージファイルがある場合 → ISO/IMG/ZIP
- 手元に CD あるいは DVD ディスクがある場合 → CD
- ダウンロードしたい場合 → ダウンロード
- ソースの選択後、オペレーティングシステムが自動認識されるので待つ
OS の種類は自動設定されるので、それにまかせるのが基本.
自前で ISO イメージファイルを作った場合、 うまく OS の種類が認識できないことがある.次の手順を踏む
- 「オプション (Optiion)」でオペレーティングシステムを選ぶ.
- Live USB Creator を終了し、もう1度起動
- 再び、「STEP 1: USB メモリの選択」と
STEP 2: ソースの選択」を行う.今度は選択できる
* どうしても自動で識別させたい場合、 ISO イメージファイルを使う場合, ISO イメージファイル名に「ubuntu」のような単語を含めておくと、うまくいくかも知れない(未確認)
- STEP 3: 保存領域の設定
保存領域のサイズをスライダを動かして設定
* ISO ファイルを自前で作った(つまり、システムのリミックスを自前で行ったなどの)場合,「ライブモード (Live Mode)」しか選べない(つまり、保存領域である persistent 領域を作れない)ことがある.
- STEP 4: オプション
デフォルトのままでいいでしょう.
- STEP 5: 作成開始
「雷アイコン」をクリック
- STEP 1: USB メモリの選択
これでライブ USB メモリができた.
USB メモリ内の syslinux/syslinux.cfg を確認しておく
次のようになっている(Linuxの種類のよって中身が変わるはず)
