Windows で OpenNI2 と KINECT ドライバと NITE のダウンロードとインストール
【概要】
OpenNI2 は、3D センサーや RGB カメラ、IR カメラ、オーディオデバイスなどの入力デバイスと、全身解析・手の位置の解析・ジェスチャ解析・シーン解析(背景分離、床面の座標系、シーン内の人物の識別)といったミドルウエアを扱うためのフレームワークである.本ページは,Windows で OpenNI2、KINECT 用のドライバ Sensor、NITE をダウンロードし,ビルド・インストールする手順を説明する.
【目次】
- 第1章 前準備
- 第2章 KINECT for Windows SDK のダウンロードとインストール
- 第3章 OpenNI2 のダウンロード,ビルド,インストール
- 第4章 KINECT 用のドライバ Sensor のダウンロード
- 第5章 KINECT 用のドライバ Sensor のビルドとインストール
- 第6章 NITE のダウンロードとインストール
- 第7章 動作確認
- 第8章 アンインストール
【関連する外部ページ】
- OpenNI2 の GitHub ページ(Occipital によるフォーク): https://github.com/occipital/OpenNI2
【サイト内の関連情報】
- OpenCV や KINECT の使用法: 別ページ »にまとめ
第1章 前準備
- Microsoft Visual Studio のダウンロードとインストール
https://visualstudio.microsoft.com/ja/downloads/ から,「C++ によるデスクトップ開発」ワークロードを含めてインストールする.OpenNI2 のビルドに使用する.
- Git のインストール
別の Web ページで,Git のインストールについて説明している.ソースコードの取得に使用する.
- Python のインストール
OpenNI2 のビルドスクリプトは Python 3.12 を前提とする.別の Web ページで,Python のインストールについて説明している.
- OpenCV のダウンロードとインストール
別の Web ページで, OpenCV 5 のインストールについて説明している.
第2章 KINECT for Windows SDK のダウンロードとインストール
KINECT for Windows SDK とは,KINECT を用いたジェスチャ認識,音声認識の機能を持つ C++, C#, Visual Basic プログラムを作成するためのソフトウェアである.
https://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=44561 を開き,Kinect for Windows SDK 2.0 をダウンロードしてインストールする.
第3章 OpenNI2 のダウンロード,ビルド,インストール
- OpenNI2 のソースコードのダウンロード
管理者権限でコマンドプロンプトを起動する (手順:Windowsキーまたはスタートメニュー →
cmdと入力 → 右クリック → 「管理者として実行」)。cd /d C:\tmp git clone https://github.com/occipital/OpenNI2.git
- README と LICENSE を確認
- OpenNI2 のビルド
「開発者コマンド プロンプト for VS」を起動し,
OpenNI.slnを Visual Studio で開いてビルドする.または,配布パッケージを作成する場合は次を実行する.cd OpenNI2\Packaging python ReleaseVersion.py x64
- ビルドの結果の確認
- インストール
Packaging\Finalに生成されたインストーラ(.msiファイル)を実行し,画面の指示に従ってインストールする.
- インストールの結果の確認
インストール中にエラーメッセージが出ていないことを確認する.
第4章 KINECT 用のドライバ Sensor のダウンロード
* PrimeSense のものをダウンロードする場合
- KINECT 用のドライバ Sensor のダウンロード
管理者権限でコマンドプロンプトを起動する (手順:Windowsキーまたはスタートメニュー →
cmdと入力 → 右クリック → 「管理者として実行」)。cd /d C:\tmp git clone https://github.com/PrimeSense/Sensor.git
* avin2 のものをダウンロードする場合
- KINECT 用のドライバ Sensor のダウンロード
管理者権限でコマンドプロンプトを起動する (手順:Windowsキーまたはスタートメニュー →
cmdと入力 → 右クリック → 「管理者として実行」)。cd /d C:\tmp git clone https://github.com/avin2/SensorKinect.git cd SensorKinect
第5章 KINECT 用のドライバ Sensor のビルドとインストール
* PrimeSense のものを使う場合
- ビルド
「開発者コマンド プロンプト for VS」を起動し,
Platform\Win32\Sensor.slnを Visual Studio で開いてビルドする.
- ビルドの結果の確認
- インストール
生成されたインストーラ(
.msiファイル)を実行してインストールする.
- インストールの結果の確認
* avin2 のものを使う場合
- ビルド
「開発者コマンド プロンプト for VS」を起動し,
Platform\Win32\Build\SensorKinect.slnを Visual Studio で開いてビルドする. - インストール
生成されたインストーラ(
.msiファイル)を実行してインストールする.
第6章 NITE のダウンロードとインストール
- NITE のソースコードのダウンロード
管理者権限でコマンドプロンプトを起動する (手順:Windowsキーまたはスタートメニュー →
cmdと入力 → 右クリック → 「管理者として実行」)。cd /d C:\tmp git clone https://github.com/OpenNI/NiTE2.git
- ビルドとインストール
「開発者コマンド プロンプト for VS」を起動し,付属のソリューションファイルを Visual Studio で開いてビルドし,生成されたインストーラ(
.msiファイル)を実行してインストールする.
- (オプション) 解像度とフレームレートの設定
サンプル設定ファイル(
Data\Sample-User.xmlなど)内のMapOutputModeの要素で,解像度とフレームレートを指定できる.<MapOutputMode xRes="640" yRes="480" FPS="30"/>
第7章 動作確認
KINECT を USB ポートに接続し,次のプログラムを実行して OpenNI2 が正しく初期化できるか確認する.
#include <iostream>
#include <OpenNI.h>
int main()
{
openni::Status rc = openni::OpenNI::initialize();
if ( rc != openni::STATUS_OK ) {
printf("error");
}
else {
printf("success");
}
openni::OpenNI::shutdown();
return 0;
}
「開発者コマンド プロンプト for VS」で,次のように操作してコンパイルする.
cl /EHsc /I"C:\Program Files\OpenNI2\Include" hoge.cpp /link /LIBPATH:"C:\Program Files\OpenNI2\Lib" OpenNI2.lib
success と表示されれば,インストールは成功している.
OpenNI2 のインストール先には,動作確認用のサンプルプログラム(NiViewer など)が含まれる.次のように実行して映像が表示されるか確認する.
cd "C:\Program Files\OpenNI2\Tools"
NiViewer.exe
第8章 アンインストール
新しい版に入れ替えたい場合や,他のドライバを試したい場合は,先にアンインストールする.
「コントロール パネル」→「プログラムのアンインストール」から,次をこの順にアンインストールする.
- KINECT 用のドライバ Sensor のアンインストール
- NITE のアンインストール
- OpenNI2 のアンインストール