Ubuntu で SpatiaLite GUI を使ってみる

【概要】SpatiaLite GUIは、空間データベースSpatiaLiteをGUIで操作するソフトウェアである。コマンドライン操作に比べ、直感的にデータベースの作成やデータの入出力を行える。本記事では、Ubuntuにおける基本操作として、起動と終了、データベースの新規作成とオープン、ESRI Shapefileの読み込みと書き出しを解説する。

【目次】

  1. SpatiaLite GUI の基本操作
    1. 前準備
    2. SpatiaLite GUI の起動と終了
    3. データベースの新規作成とオープン
    4. ESRI Shapefileの読み込み
    5. ESRI Shapefileの書き出し

SpatiaLite GUI の基本操作

SpatiaLiteは、SQLiteデータベースに空間データ機能を追加した軽量な空間データベースである。PostGISのようなサーバー型データベースと異なり、単一ファイルで空間データを管理できる。

SpatiaLite GUI を使用すると、以下の操作をGUIで実行できる。

前準備

ESRI Shapefile(GISで広く使用されるベクタデータ形式)の読み込みを行う場合は、読み込みたいESRI Shapefileのファイル名を確認しておく。

以下はUbuntuでの実行画面例である(QGISが配布しているサンプルデータセットを使用)。

ESRI Shapefileのファイル一覧表示例

SpatiaLite GUI の起動と終了

SpatiaLite GUI を起動するには、ターミナルで以下のコマンドを実行する。

 spatialite_gui 
SpatiaLite GUIの起動画面

SpatiaLite GUI を終了するには、「Files」→「Quit」と操作する。

データベースの新規作成とオープン

SpatiaLiteデータベースを新規作成すると、空間データの格納、空間検索、空間演算が可能になる。

データベースを新規作成するには、「Files」→「Creating a New (empty) SQLite DB」と操作する。

新規データベース作成メニューの選択

ダイアログが表示されるので、データベースファイル名を設定する。

データベースファイル名の設定画面

既存のデータベースファイルをオープンするには、「Files」→「Connecting an existing SQLite DB」と操作する。

既存データベース接続メニューの選択

ダイアログが表示されるので、オープンしたいデータベースファイルを選択する。

データベースファイルの選択画面

ESRI Shapefileの読み込み

ESRI Shapefileを読み込むと、既存のGISデータをSpatiaLiteデータベースで管理・検索できるようになる。

読み込みを行うには、SpatiaLite GUI を起動し、データベースファイルをオープンした状態で以下の操作を行う。

  1. 「Files」→「Advanced」→「Load Shapefile」と操作する。
    Load Shapefileメニューの選択
  2. インポートしたいファイルを選択する。
    インポートするShapefileの選択画面
  3. テーブル名、カラム名、キャラクタセット・エンコーディング(文字コード)、SRID(空間参照系の識別子、例: 日本測地系2011の平面直角座標系はEPSGコードで指定)を設定する。エンコーディングとSRIDの設定を誤ると、文字化けや座標のずれが発生するため注意が必要である。
    インポート設定画面
  4. 完了メッセージが表示されることを確認する。
    インポート完了メッセージ
  5. 読み込んだデータをプレビューするには、インポートしたテーブルのカラム名を右クリックし、「Map Preview」を選択する。
    Map Previewメニューの選択

    プレビューが表示される。

    地図プレビューの表示画面

ESRI Shapefileの書き出し

SpatiaLiteデータベース内のデータをESRI Shapefileとして書き出すと、他のGISソフトウェアでデータを利用できる。

書き出しを行うには、SpatiaLite GUI を起動し、データベースファイルをオープンした状態で以下の操作を行う。

  1. 「Files」→「Advanced」→「Export as Shapefile」と操作する。
  2. エクスポートしたいテーブルを選択する。
  3. 出力先ディレクトリとファイル名を設定する。
  4. 必要に応じてエンコーディングやオプションを設定し、エクスポートを実行する。
  5. 完了メッセージが表示されることを確認する。