地図情報システムとデータベース
【目次】
OpenStreetMap、ESRI Shapeに関係するソフトウェア
OpenStreetMap(OSM)は、世界中のユーザが編集に参加できるオープンな地図データプロジェクトである。ESRI Shapeファイルは、ESRI社が策定したGIS分野の標準的なベクタデータ形式である。本セクションでは、これらのデータを編集・表示するソフトウェアを紹介する。
Merkaartor
Merkaartorは、OpenStreetMapデータ編集用のデスクトップアプリケーションである。軽量で直感的な操作が可能であり、Windows、Linux、macOSに対応している。
- Merkaartorのインストール、OpenStreetMapデータのダウンロード(Windows上)別ページ »で説明
- Merkaartorのインストール、OpenStreetMapデータのダウンロード(Ubuntu上)別ページ »で説明
JOSM
JOSM(Java OpenStreetMap Editor)は、Javaで開発されたOpenStreetMap用エディタである。プラグインによる機能拡張が可能で、大規模データの編集や複雑な操作に適している。
- UbuntuでJOSMを使ってみる
- UbuntuでJOSMのインストール
- JOSMを使いOpenStreetMapサーバからのデータのダウンロードと表示
- OpenStreetMapデータのファイルへの保存
- OpenStreetMapデータのファイルからの読み込み
- JOSMを用いた複数OSMファイルのマージ
- JOSMでデータの選択
- JOSMでメモリが確保できないときの対処法
QGIS
QGIS(旧称: Quantum GIS)は、オープンソースの統合GISソフトウェアである。地図データの表示、編集、空間分析など多様な機能を備え、OpenStreetMapデータやESRI Shapeファイルの読み書きに対応している。商用GISソフトウェアの代替として広く利用されている。
- UbuntuでQGISのインストール
- UbuntuでQGISのインストール
- QGISを使いOpenStreetMapデータのファイルからの読み込みと表示
- OpenStreetMapデータのファイルへの保存
- OpenStreetMapサーバからのデータのダウンロード
- QGISのインストール(Windowsの場合)
SAGA GIS
SAGA GIS(System for Automated Geoscientific Analyses)は、地形解析や空間統計に特化したオープンソースGISソフトウェアである。ESRI Shapeファイルの読み込みと表示に対応している。
- UbuntuでSAGA GISのインストール
- SAGA GISを使いESRI Shapeデータ形式ファイルからの読み込みと表示
osmar
osmarは、R言語でOpenStreetMapデータを扱うパッケージである。OpenStreetMapサーバやローカルファイルからデータを取得し、Rの標準的なデータ操作手法で処理できる。統計解析や可視化とGISデータを組み合わせる場合に有用である。
注意: osmarパッケージは2022年6月にCRANリポジトリから削除された。アーカイブ版は引き続き入手可能だが、現在はメンテナンスされていない。代替として、osmdata パッケージの利用を検討されたい。
osmarを用いたデータ処理の基本的な流れは以下のとおりである。
- find()関数で、条件に合致するnode(点要素)やway(線・面要素)のIDを取得する
- subset()関数で、取得したIDに基づきデータの部分集合を作成する
- plot()関数で、作成した部分集合を地図上に描画する
SpatiaLiteのインストールと使用法
SpatiaLiteは、SQLiteデータベースに空間データ機能を追加する拡張ライブラリである。PostGIS(PostgreSQL用の空間拡張)と同様の空間SQL機能を、サーバ不要の軽量なファイルベースデータベースで利用できる。小規模プロジェクトや単体アプリケーションへの組み込みに適している。
- UbuntuでSpatiaLiteのインストール
- SpatiaLiteを使ってみる
- SpatiaLiteデータベースファイルの生成とメタデータのロード
- ESRI Shapeファイルデータのファイルからの読み込み
- ESRI Shapeファイルデータのファイルへの書き出し
- UbuntuでSpatiaLite GUIを使ってみる
- RでのSQLiteMapパッケージのインストール
地図データの入手
地図データの主な入手先として、オープンデータプロジェクト、政府機関、宇宙機関などがある。
- OpenStreetMap、ESRI Shapeファイルの入手
- 国土地理院の電子国土基本図(オルソ画像)
オルソ画像とは、航空写真や衛星画像の歪みを補正し、地図と重ね合わせ可能にした画像である。
- 人工衛星「だいち」のデータ
JAXAの地球観測衛星「だいち」(ALOS: Advanced Land Observing Satellite)による衛星画像データを入手できる。地形観測や災害監視などに活用される。
https://eisei-data.jp
参考メモ
以下は関連する追加情報および作業メモである。
関連リンク
SpatiaLiteリソース
SpatiaLite公式リソースサイト: http://www.gaia-gis.it/spatialite/resources.html
主な内容は以下のとおりである。
- Sampleデータベースを使ってみる
- SQL Scripts
- init_spatialite-2.3.sql: 空間メタデータテーブル(geometry_columnsおよびspatial_ref_sys)の初期化に必要
- テストスクリプト集
- OpenStreetMapデータの読み込み
- Shapefileの読み込み
- 空間インデックスの構築(geometry属性に対して)
- 空間クエリの例:
select * from roads where MBRContains(BuildMBR(7.5,46.5,7.6,46.6),Geometry) = 1
- Cサンプルプログラム
その他のメモ
- sqlite3を使用しているソフトウェアがある(QGISと推測される)
- ライブUSBメモリのデータファイル
- OpenGISの話題は別立てで扱う予定
- [gae/jruby] gae+jruby+sinatra+haml+DataMapperでアプリケーション