xoops インストール手順
前提となるソフトウェア
XOOPS は PHP で書かれた CMS(コンテンツ管理システム)である。動作には Web サーバ,PHP,MySQL(または MariaDB) が必要である。
XOOPS 2.7 系の動作要件は次の通りである。
- PHP 8.2 以上(PHP 8.4 以上を推奨)
- MySQL 5.7.8 以上,または MariaDB 10.5 以上(MySQL 8.4 以上を推奨)
- Apache 2.4 以上,または nginx
以下では FreeBSD のパッケージ管理コマンド pkg を用いてインストールする手順を示す。コマンドの実行は管理者権限(root)で行う。
MySQL のインストール
- MySQL サーバをインストールする。コマンドプロンプトで次のコマンドを実行する。
pkg install mysql84-server - 起動設定を行い,MySQL サーバを起動する。コマンドプロンプトで次のコマンドを実行する。
sysrc mysql_enable="YES" service mysql-server start初回起動時に root の仮パスワードが生成され,エラーログ
/var/db/mysql/<ホスト名>.errに記録される。 - 初期設定を行う。コマンドプロンプトで次のコマンドを実行し,root パスワードの変更などの指示に従う。
mysql_secure_installation
MySQL のバージョンの確認
コマンドプロンプトで次のコマンドを実行する。
mysql -V
実行結果の例を示す。
mysql Ver 8.4.6 for FreeBSD14.3 on amd64 (Source distribution)
PHP のインストール
PHP 本体と,XOOPS が必要とする拡張モジュールをインストールする。mysqli,session,pcre,filter,fileinfo は必須である。mbstring,intl,iconv,xml,zlib,gd,exif,curl は推奨である。
コマンドプロンプトで次のコマンドを実行する。
pkg install php84 php84-extensions php84-mysqli php84-session php84-filter php84-fileinfo php84-mbstring php84-intl php84-iconv php84-xml php84-zlib php84-gd php84-exif php84-curl
Apache で PHP を動作させる場合は,あわせて mod_php84 または php84-fpm を導入する。php.ini では file_uploads を有効にしておく。
PHP のバージョンの確認
コマンドプロンプトで次のコマンドを実行する。
php -v
実行結果の例を示す。
PHP 8.4.10 (cli) (built: Jul 15 2025 09:12:33) (NTS) Copyright (c) The PHP Group Zend Engine v4.4.10, Copyright (c) Zend Technologies
PHP の拡張モジュールの確認
コマンドプロンプトで次のコマンドを実行し,必須の拡張モジュールが一覧に含まれることを確認する。
php -m
XOOPS のインストール
配布ファイルの入手と配置
- XOOPS の配布ファイルを GitHub のリリースページから入手する。
https://github.com/XOOPS/XoopsCore27/releases
- 書庫を展開する。展開されたディレクトリのうち,htdocs/ の中身(htdocs ディレクトリそのものではない)を Web サーバの公開ディレクトリにコピーする。
- Web サーバから書き込みができるように,次のファイルとディレクトリのパーミッションと所有者を設定する。
-
mainfile.php -
uploads/以下 -
xoops_data/以下
ディレクトリは 0775,
mainfile.phpは 0664 とし,所有グループを Web サーバの実行ユーザに合わせる方法が一般的である。 -
- セキュリティ上の理由から,インストール完了後に
xoops_lib/とxoops_data/を公開ディレクトリの外へ移動する。
データベースと XOOPS 用ユーザの作成
コマンドプロンプトで次のコマンドを実行し,MySQL に接続する。
mysql -u root -p
MySQL のプロンプトで次を実行する(データベース名 xoops,ユーザ名 xoopsuser の例)。
CREATE DATABASE xoops CHARACTER SET utf8mb4 COLLATE utf8mb4_unicode_ci; CREATE USER 'xoopsuser'@'localhost' IDENTIFIED BY 'password'; GRANT ALL PRIVILEGES ON xoops.* TO 'xoopsuser'@'localhost'; FLUSH PRIVILEGES;
password には十分な長さの文字列を設定する。権限は XOOPS が使用するデータベースのみに与える。Web サーバとデータベースサーバが別ホストの場合は,'localhost' の代わりに接続元のホスト名または IP アドレスを指定する。
インストールウィザードの実行
Web ブラウザで XOOPS を配置した URL(例:http://localhost/xoops/)にアクセスすると,インストールウィザードが起動する。ブラウザでは Cookie と JavaScript を有効にしておく。画面の指示に従い,言語選択,設定チェック,データベース接続情報の入力,管理者アカウントの作成を行う。
インストール完了後は install/ ディレクトリを削除する。
[参考サイト]
- XOOPS 公式サイト
https://xoops.org/
- XOOPS ソースコードとリリース(GitHub)
https://github.com/XOOPS/XoopsCore27
- XOOPS インストール・アップグレードドキュメント
https://xoops.github.io/xoops-docs/
- MySQL
https://www.mysql.com/
- MySQL リファレンスマニュアル
https://dev.mysql.com/doc/refman/8.4/en/
- PHP
https://www.php.net/
- Apache HTTP Server
https://httpd.apache.org/
- FreeBSD ハンドブック
https://docs.freebsd.org/ja/books/handbook/