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◆ Linux のライブ USB メモリの作成について説明する. UNetbootin UNetbooin を使用します.このソフトウエアは Windows でも Linux でも Mac OS X でも動きます.
◆ ライブ USB メモリとは、「ライブ USB メモリをパソコンに挿入し,パソコンを起動すると オペレーティングシステムが起動できるようになるためのもの. 内蔵のハードディスクにインストールしなくても動きます
◆ UNetbooin で作成したライブ USB メモリでライブ起動するとき, ファイルの変更はリブート時に消える(Live モード)ようにもできますし, USB メモリに記録する(Persistent モード)こともできます. 設定は、UNetbootin での作成時に行う.
◆ ライブ USB メモリを使って,内蔵のディスクに Linux をインストールすることもできます.
※ Fedoraを使いたい場合には、 https://fedorahosted.org/liveusb-creator/ の使用も検討できます
下の画面は、Linux 用の UNetbootin のダウンロード画面
十分な容量を持った USB メモリ (FAT でフォーマットしておくこと)を準備しておく. USB メモリ内のデータは全て消えるので,必要なデータがあれば必ず移しておくこと.
ダウンロードしたファイルを実行する
以下 Ubuntu 18.04 での UNetbootin の動作画面を使って説明する
sudo QT_X11_NO_MITSHM=1 ./unetbootin-linux64-661.bin
「apt-cache search libicu」で、パッケージを探し、見つかったパッケージをインストールする.
保存領域のサイズを設定
USB メモリ(USB メモリのドライブ名)を選ぶ
「OK」をクリック
これでライブ USB メモリが出来ました.
USB メモリ内の isolinux/isolinux.cfg を確認しておく
次のようになっている(Linuxの種類のよって中身が変わるはず)
ライブ USB メモリの使用法は簡単(パソコンの BIOS で、USBメモリからの起動ができるようにする) です. ライブ USB メモリがうまく作成できたかを 手軽に試したい ときには, 仮想マシンを使うのが便利でしょう。
<事前準備>
「ポータブル版 Oracle VM VirtualBox を使ってみる」の Web ページを参考に、 ポータブル版 Oracle VM VirtualBoxを入手
※ 「起動しない」と思ったとき,設定しなおすと起動できる場合がある
◆ 設定例:ここでは,以下のように設定する手順を説明する.
※ 4GB を越えるマシンに Ubuntu 32 ビット版をインストールすると,PAE 付きのカーネルが自動的にインストールされる. なので,できた ISO イメージファイルも PAE 付きのカーネルが含まれています.
◆ 設定例(「Ubuntu」に設定している)
「PAE/NX を有効化」に設定
キーボードの自動キャプチャ機能についての説明が現れる場合がある.
しばらく待つ(起動に時間がかかる).
ここでは GNOME のログイン画面
◆ 起動しないときの対処の例
起動時に、「textonly」を選んで起動
すると、情報が得られる. 例えば下のように,Oracle VM VirtualBox で「This kernel requires the following features not present on the CPU: pae unable to boot - please use a kernel appropriate for your CPU」と表示されているときは,Oracle VM VirtualBox で「プロセッサの設定を,PAE/NX を有効化」することを忘れていたということが分かる.
起動時に「Could not find kernel image: linux」 のように表示される場合の対処例;
→ isolinux.cfg のファイル名を syslinux.cfg に変える
起動時に「Invalid or corrupt kernel image」 のように表示される場合の対処例;