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Ubuntu バージョン 12.04 でシステム全体の ISO イメージ・ファイルの作成(Remastersys バージョン 3.0.1 を使用)

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要点: remastersys を使って,ライブ DVD やライブ USB メモリを作るのは簡単です.いま稼働中のシステム全体が、そのままライブ DVD やライブ USB メモリになる.

◆ この Web ページで行うこと.

◆ ISO イメージ・ファイルの主な使途

ISO イメージ・ファイルから 「Ubuntu でライブ USB メモリ の作成」の手順で,ライブ USB メモリ を作ることができます.このライブ USB メモリ は

◆ ISO イメージ・ファイルの注意事項

ISO イメージ・ファイルの最大サイズは およそ4ギガバイト (=4096x1024x1024 =4,294,967,296バイト) です.圧縮が行われるので、システム全体のサイズが 12 ギガバイトくらいまでなら大丈夫でしょう。

sudo remastersys backup で作成しました

※ 再配布可能なファイルのみを含めているように気をつけています.教育目的で無料の利用が許されているが,商用利用はできないものが含まれている可能性があります(ライセンス条項は各自で確認下さい).

カスタム ISO イメージ・ファイルの使用上の注意> の詳細は,別の Web ページに記述している


前準備

remastersys を使って,ライブ DVD やライブ USB メモリを作るのが目的だ! という場合ですので、 次の作業を行なっておきます. マシンを、ライブ DVD やライブ USB メモリ作成用にセットアップします.

以下、コンソール(端末)を開き、作業を行う.

  1. インストール済みのパッケージを最新のものにアップデートする操作

    端末で次のように操作する。

    ◆ Ubuntu の場合の操作手順(例)

    sudo apt-get update
    sudo apt-get -yV upgrade
    

  2. システムの再起動の操作

    sudo shutdown -r now 
    

  3. パッケージ間の依存関係の修復

    端末で,次のコマンドを実行.エラーメッセージが出ないこと

    sudo apt-get -f install
    

  4. linux-headers, linux-image のバージョンの確認

    要点は linux-header, linux-image の更新が済んでいるかを確認しておく.

    dpkg -l | grep linux
    

    ◆ Ubuntu 12.04 での実行結果例

  5. (オプション)Ubuntu Japanese Team による追加パッケージに関する GPG 鍵とレポジトリの設定

        export RELEASE=`lsb_release -sc`
        wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-ja-archive-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add -
        wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-jp-ppa-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add -
        sudo wget https://www.ubuntulinux.jp/sources.list.d/"${RELEASE}".list -O /etc/apt/sources.list.d/ubuntu-ja.list
        sudo apt-get update
    

    実行後、エラーメッセージが出ていないことを確認。エラーメッセージが出る場合には対処。

  6. (オプション)システム更新

    システム更新 についてはUbuntu のシステム更新 の Web ページに記述している.

  7. (オプション)ソフトウエアの調整

    不要なソフトウエアがあれば削除しておく

    ◆ 操作手順例(torrent などをアンインストール) 

        sudo apt-get -yV --purge remove  ktorrent
        sudo apt-get -yV --purge remove  transmission
        sudo apt-get -yV --purge remove  transmission-daemon
        sudo apt-get -yV --purge remove  transmission-cli
        sudo apt-get -yV --purge remove  transmission-gtk
        sudo apt-get -yV --purge remove  transmission-common
        sudo apt-get -yV --purge remove  qtorrent
        sudo apt-get -yV --purge remove  ctorrent
        sudo apt-get -yV --purge remove  bittorrent
        sudo apt-get -yV --purge remove  bittornade
        sudo apt-get -yV --purge remove  azureus
        sudo apt-get -yV --purge remove  vuze
        sudo apt-get -yV --purge remove  skype
    
        sudo apt-get -yV --purge remove  adobe-flashplugin
        sudo apt-get -yV --purge remove  google-chrome-stable
    
        sudo apt-get -yV --purge remove ttf-ipamonafont
        sudo apt-get -yV --purge remove lha-sjis
        sudo apt-get -yV --purge remove adobereader-jpn
        sudo apt-get -yV --purge remove adobereader-jpn-ipamonafont
    

  8. lilo パッケージがインストールされていないことの確認

    端末で,次のコマンドを実行.

    dpkg -l | grep lilo 
    


Remastersys Baskup に関するレポジトリの追加と,remastersys のインストール

Remastersys Baskup に関するレポジトリの設定

http://www.geekconnection.org/remastersys/ubuntu.html の記述に従う

◆ Ubuntu Lucid あるいはそれ以降のバージョンのでの操作手順例

export RELEASE=`lsb_release -sc`
wget -O - http://www.remastersys.com/ubuntu/remastersys.gpg.key | sudo apt-key add -
sudo cp /etc/apt/sources.list  /etc/apt/sources.list.BAK
echo "deb http://www.remastersys.com/ubuntu ${RELEASE} main" | sudo tee -a /etc/apt/sources.list 
sudo apt-get update

Remastersys Backup のインストール

  1. Remastersys Backup のインストール

    sudo apt-get -yV install remastersys
    

  2. (オプション)調整

    remastersys では、 ISO イメージファイルの生成後、そのファイルサイズを調べて 3,999,999,999 バイトを超えている場合には強制終了するようになっています. 3,999,999,999 バイトを超えた ISO イメージファイルを作りたい場合には、自己責任で(作者に苦情を言わないこと)、プログラムを書き換えます. 書き換え箇所は2箇所です(プログラムファイルを「3999」で検索するとすぐに分かります)

    cp /usr/bin/remastersys /usr/bin/remastersys.ORG.$$ 
    cat /usr/bin/remastersys | sed 's/3999/4294/g' > /tmp/remastersys
    cp /tmp/remastersys /usr/bin/remastersys
    chmod 775 /usr/bin/remastersys
    

Remastersys Backup を用いたシステム全体のISO イメージ・ファイルの作成

  1. 最初に,DVD ドライブ,USB メモリ等をアンマウントする

    USB メモリについては「安全な取り外し」を実行.

    アンマウントされていることは,df コマンドを使って簡単に確認できる.

  2. (オプション) /var/cache/apt/archives 下の deb ファイルを削除する操作

    sudo apt-get clean
    

  3. (オプション) 起動時のメニューに関する設定

    /etc/remastersys/isolinux/isolinux.cfg.vesamenu を編集

    ◆ 設定例  ※ このように設定する必要はない.好みに応じて設定するということ.

    上記のように設定すると,起動画面は,下図のようになる.

  4. Remastersys Backup を用いたISO イメージ・ファイルの作成

    出来た ISO イメージ・ファイルは,起動用 ISO ファイルになっている. なお, 圧縮後の容量がおよそ4ギガバイト(DVD のサイズ)に収まらない場合には,remastersys backup を使ってのバックアップファイルが作成できません.

    ■ システム全体をフルバックアップする場合:

    sudo remastersys clean
    sudo remastersys backup
    

    ■ バックアップの対象からホームディレクトリを除外する場合:

    sudo remastersys clean
    sudo remastersys dist
    

  5. 終了の確認

    エラーメッセージが出ないこと.

以上の手順で, システム全体のISO イメージ・ファイルが作成されました. ISO イメージ・ファイルのファイル名は /home/remastersys/remastersys/custombackup.iso です.


できた ISO イメージ・ファイルを使ってみる

◆ この Web ページの手順+アルファで最終的に出来た カスタム ISO イメージ・ファイルの例

remastersys を使って カスタム ISO イメージファイル を作りました。 カスタム ISO イメージファイルの中身の詳しい説明は別のWebページです.

カスタム ISO イメージ・ファイル

※ カスタム ISO イメージファイルに関する説明

※ 再配布可能なファイルのみを含めているように気をつけています.教育目的で無料の利用が許されているが,商用利用はできないものが含まれている可能性があります(ライセンス条項は各自で確認下さい).

■ qemu を用いたシステム起動チェック

起動チェックしたいので、ここでは手軽に、qemu を使うことにします.

※ ISO イメージ・ファイルがうまく作成出来たかのテストを兼ねます.

sudo apt-get install qemu-kvm
qemu-img create -f qcow2 uck.img 80G
# 32 ビット Linux の場合
qemu-system-i386 -hda uck.img -cdrom /home/remastersys/remastersys/customdist.iso -boot d -m 1024 --enable-kvm -usb
# 64 ビット Linux の場合
qemu-system-x86_64 -hda uck.img -cdrom /home/remastersys/remastersys/customdist.iso -boot d -m 1024 --enable-kvm -usb

インストールが完了したところ

再起動したところ

■ Brasero 等を用いて ISO イメージ・ファイルを DVD-R に書き込み,カスタム・ライブ DVD として使用

  1. DVD に ISO イメージファイルを燒く
  2. できた DVD を挿入し,パソコンを起動 (BIOS の設定では,DVD から起動するように設定)

  3. メニューで「live - boot the Live System」を選ぶ

  4. 数分ほど待つと、Ubuntu がライブ起動する

◆ カスタム・ライブ DVD を使い,Ubuntu を内臓ハードディスクにインストールする手順

  1. DVD を挿入し,パソコンを起動 (BIOS の設定では,DVD から起動するように設定)

  2. メニューで「install - start the installer directly」を選ぶ

  3. Ubuntu のインストールを行う

■ ISO イメージ・ファイルを VMware Player を使って起動する

  1. VMWare Player の起動

    vmplayer 
    

  2. 「Create a New Virtual Machine」をクリック

  3. ISO イメージファイルのファイル名を指定する

  4. Linux の種類を指定する

  5. マシン名を指定する

  6. ディスクサイズを指定する

  7. 設定の確認

  8. VMWare Player の起動時に「Live」や「install」を選ぶ

    「Live」を選んでライブ起動したところ

■ ライブ USB メモリを作成

Windows マシンで動く Linux Live USB Memory Creator などが動くと思います(書きかけ)