Arduino 開発環境 Arduino IDE のインストール(Windows 上)

Arduino IDEは、Arduinoを使用したプログラミングを行うための統合開発環境(IDE)である.本稿では、Windows環境へArduino IDEをインストールする手順を解説する.

対象読者・環境:

インストール前の確認事項:

本稿の手順に従い、公式ウェブサイトからArduino IDEをダウンロードし、適切な設定を行うことで、開発環境を構築できる.

Arduino の URL: https://www.arduino.cc/

Arduino IDE のインストール手順

1. Arduino IDE のダウンロード

  1. Arduino公式サイト ( https://www.arduino.cc/ ) にアクセスする.
  2. メニューから「SOFTWARE」>「DOWNLOADS」を選択する.
  3. 「Download options」セクションにある「Windows Win 10 and newer, 64 bits」などのインストーラを選択する.(※自身の環境に合わせて選択)
  4. 寄付を依頼する画面が表示される.「JUST DOWNLOAD」または「CONTRIBUTE & DOWNLOAD」(寄付する場合)をクリックする.
  5. インストーラ(.exeファイル)のダウンロードが開始される.任意の場所に保存する.

2. インストーラの実行と設定

  1. ダウンロードしたインストーラ(.exeファイル)を実行する.管理者権限の昇格を求めるダイアログ(ユーザーアカウント制御)が表示された場合は「はい」を選択する.
  2. ライセンス条項の確認: ソフトウェアライセンス条項が表示されるので、内容を確認し、同意する場合は「I Agree」などをクリックする.
  3. インストールオプションの選択: インストールするコンポーネントを選択する画面が表示される.通常はデフォルト設定のままで問題ない.「Next >」などをクリックする.
  4. インストール先の指定: Arduino IDEをインストールするフォルダを指定する.通常はデフォルトの場所で問題ない.変更する場合は「Browse...」などで指定し、「Install」などをクリックする.
  5. インストール開始: インストールプロセスが開始される.完了するまで待つ.

    途中、ドライバのインストールに関する確認画面が表示されることがあるため、その場合は「インストール」などを選択する.

  6. インストール完了: インストール完了の画面が表示されたら、「Close」などをクリックしてインストーラを終了する.

3. 初回起動と確認

  1. Windowsのスタートメニューから「Arduino IDE」を起動する.
  2. ファイアウォール警告(初回起動時): 初回起動時にWindowsセキュリティ(ファイアウォール)の警告が表示される場合がある.これはArduino IDEがネットワーク通信(シリアルポート通信など)を行うためである.「プライベートネットワーク」「パブリックネットワーク」の適切な方にチェックを入れ、「アクセスを許可する」をクリックする.
  3. Arduino IDEのメイン画面が表示されれば、インストールは正常に完了している.

これで、Windows上でArduino開発環境を利用する準備が整った.

次のステップ

Arduino IDEのインストールが完了したら、以下の手順で開発を始めましょう.

  1. Arduinoボードの接続: 使用するArduinoボードをUSBケーブルでPCに接続します.
  2. ボードとポートの選択: Arduino IDEの「ツール」メニューから、使用する「ボード」と「シリアルポート」を正しく選択します.
  3. スケッチの作成と書き込み: 簡単なサンプルスケッチ(例:「ファイル」>「スケッチ例」>「01.Basics」>「Blink」)を開き、「→」(マイコンボードに書き込む)ボタンをクリックして、ボードにプログラムを書き込みます.

詳細な使い方やトラブルシューティングについては、公式サイトや関連ドキュメントを参照してください.