PupSQLite 2.0 のインストール,データベース作成,テーブル定義,テーブルの更新(Windows 上)
PupSQLite は,SQLite 3 のデータベースを操作する機能を持ったソフトウェア.
【関連する外部ページ】 窓の社のPupSQLiteのページ: https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/pupsqlite/
- 既存のデータベースを開く (Open an existing SQLite database)
- SQL の編集と実行 (Edit and issue SQL)
- データのブラウズ (Browse data)
テーブルの一覧表示と中身の表示と更新(行の削除,値の変更.SQL でなく,グラフィカル・ユーザインタフェースを使用,
- テーブルの CSV ファイル形式でのインポートとエクスポート (Export and import table data)
あらかじめ決めておく事項
このページでは,データベースの生成を行うので, 生成するデータベースのデータベース名を決めておくこと. このページでは,次のように書く.
- データベース名: mydb
データベース名は,自由に決めてよいが,半角文字(つまり英字と英記号)を使い,スペースを含まないこと,
- PupSQLite プログラムを置くディレクトリ: C:\sqlite3
自由に決めてよいが,半角文字(つまり英字と英記号)を使い,スペースを含まないこと,
PupSQLite 3 のインストール
- PupSQLite 3の Web ページを開く
窓の社のPupSQLite 3の Web ページ: https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/pupsqlite/
- 利用条件などを確認の上,ダウンロード,インストールを行う.
- 確認のため,起動してみる
空のデータベースを生成してみる.
ここでの設定
- 生成したいデータベースファイル名: C:\sqlite3\hoge.db ※ 書き込み権限のあるディレクトリを使用すること.
- PupSQLite を実行する.
- データベースを生成したいので,「データベースの新規作成」をクリック.
- 生成したいデータベースファイル名 C:\sqlite3\hoge.db を指定する.
- テーブル定義を行う
- データベースが生成される.
テーブル定義を行ってみる
ここで定義するテーブル: P(id, name, weight)
- DB Browser for SQLite を実行する.
- データベースをオープンしたいので,「ファイル」→「」と操作する.
- 開きたいデータベースのデータベースファイル名を指定する.
- SQL を実行したいので「SQL 文入力」をクリック,メニューで種類を選ぶ.
- テーブルを定義したいので,SQL編集画面に,次の SQL プログラムを書く
create table T( id integer primary key not null, name text, weight real);
- 「実行ボタン」をクリック
- エラーメッセージが出ていないことを確認
- 開きたいデータベースのデータベースファイル名を指定する.
SQL を用いた更新 (Update using SQL)
SQL を用いたデータの更新 (update)の実行例を示す. 「UPDATE <table-name> SET <attribute-name>=<expression> WHERE <expression>」の形をした SQL は,データの更新である. この SQL 文を 「begin transaction」と「commit」で囲む.
「UPDATE ... SET ...」は更新.ここには 1つの SQL 文を書き, 「begin transaction」と「commit」で囲む.
begin transaction;
insert into T values(1, 'apple', 1.2);
commit;
select * from T;
begin transaction;
update T set weight = 1.6 WHERE id = 1;
commit;
select * from T;

日本語を試してみる
テーブルのデータとして日本語を試す(属性名やテーブル名を日本語にするわけではない)
- 「"① ② I Ⅱ ㍉ ㌢ ㈱"」は Shift_JIS にはなく,Shift_JIS を拡張した文字コードセットである Windows-31J にある
- 「"‖ 〜 − ¢ £ ¬ " 」は Shift_JIS, EUC-JP, ISO-2022-JP では同じ文字コードなのに Windows-31J では違う文字コード
- 「表 十 構」は Shift_JIS では 2 バイト目が「5C」になっているもの
create table A (
id integer,
p text
);
begin transaction;
insert into A values( 1, 'コンニチハ');
insert into A values( 2, '① ② I Ⅱ ㍉ ㌢ ㈱');
insert into A values( 3, '‖ 〜 − ¢ £ ¬');
insert into A values( 4, '表 十 構');
insert into A values( 5, '〒');
commit;
select * from A;
