コンテナマネージャ lxd のインストールと利用方法(Ubuntu 上)

前準備

Ubuntu のシステム更新

Ubuntu でシステム更新を行う際は、以下のコマンドを実行する。

# パッケージリストの情報を更新
sudo apt update
# インストール済みのパッケージを包括的に更新 (依存関係も考慮)
sudo apt full-upgrade
# 変更をシステム全体に反映させるために再起動
sudo shutdown -r now

lxd のインストール

  1. lxd のインストール
    # パッケージリストの情報を更新
    sudo apt update
    sudo apt -y install lxd btrfs-progs
    
    lxd と btrfs-progs のインストール実行画面
  2. lxd の初期設定

    設定に関する質問には、すべて既定値のまま進める。

    sudo lxd init
    
    lxd init コマンドの実行画面
  3. 初期設定の完了確認

    ストレージプール(storage pool)が「default」という名称で生成されているかを確認する。

    sudo lxc storage show default
    
    ストレージプールの確認画面

インスタンスの作成

  1. インスタンスの作成

    以下の設定でインスタンスを作成する。

    • イメージ名(リモートイメージサーバ上のイメージ):ubuntu:24.04
    • インスタンス名:ubuntu2404
    sudo lxc launch ubuntu:24.04 ubuntu2404
    
    インスタンス作成の実行画面
  2. コンテナの状態確認
    sudo lxc info ubuntu2404
    
    コンテナの状態確認画面
  3. コンテナでのシェル実行
    sudo lxc exec ubuntu2404 bash
    
    コンテナ内でのシェル実行画面

    シェルを終了する場合は exit コマンドを実行する。

  4. コンテナの停止と削除

    コンテナを停止する場合は以下を実行する。

    sudo lxc stop ubuntu2404
    

    コンテナを削除する場合は以下を実行する。

    sudo lxc delete ubuntu2404