FreeBSD バージョン 15.1 のインストール
参考 Web ページ
- FreeBSD 公式サイト
- FreeBSD ハンドブック 第2章 FreeBSD のインストール
Index
準備
システム設定項目(事前に決めておく事項/調べておく事項)
| 設定項目 | データ型 | 本 Web ページでの設定値 |
| ホスト名 | 文字列 | freebsd15 |
| ネットワークアドレスは固定 IP アドレスか DHCP か | ブール値 | DHCP |
| ホスト IP アドレス | IP アドレス | (DHCP のため設定しない) |
| ネットマスク | 文字列 | (DHCP のため設定しない) |
| デフォルトルータ(ゲートウエイ) | IP アドレスまたは完全修飾形式のホスト名 | (DHCP のため設定しない) |
| DNS サーバ(ネームサーバ) | IP アドレスまたは完全修飾形式のホスト名 | (DHCP のため設定しない) |
| 初期ユーザのフルネーム | 文字列 | kunihiko kaneko |
| 初期ユーザのユーザ名 | 文字列 | kaneko |
| 初期ユーザのユーザ ID | 正の整数 | 8010 |
| 初期ユーザのパスワード | 文字列 | <秘密の文字列> |
| 特権ユーザのパスワード (root のパスワード) | 文字列 | <秘密の文字列> |
| システムコンソールのキーマップ | 文字列 | Japanese 106 (jp.106x) または USA (us.iso) |
| ネットワークインタフェース論理名 | 文字列 | em0 |
* ネットワークアドレスは固定 IP アドレスか DHCP か
- 固定 IP アドレス: サーバマシンとして使うなどの場合は、外部ネットにつなぎ、IP アドレスを固定的に割り当てる。
- DHCP: DHCP クライアントとして設定する。
上記の設定は,インストール後に /etc/rc.conf を編集して変更できる.
* 初期ユーザは,wheel グループに所属させておく. wheel グループに所属していないユーザは,su コマンドで root になることができない.
Windowsを残したいとき
1台のパソコンで FreeBSD と Windows の両方を使いたいときは, FreeBSD 用の領域を用意する必要がある.方法は次の 2通りである.
- FreeBSD を別のディスクにインストールする.ディスクを増設できるときは,この方法が確実である.
- 同じディスクを使うときは,あらかじめ Windows の「ディスクの管理」で Windows のパーティションを縮小し, 未割り当ての領域を作っておく.そのうえで,インストーラのパーティション設定で「Manual」を選び, 未割り当ての領域に FreeBSD 用のパーティションを作成する.
インストーラの「Auto (ZFS)」や「Auto (UFS)」は,ディスク全体を使用し, 既存のデータを消去する.Windows を残したいときは,これらを選んではならない. どちらの方法をとる場合も,作業前に Windows 側のデータをバックアップしておく.
FreeBSD のインストール
-
FreeBSD の配布ページ(https://www.freebsd.org/where/) に行き,アーキテクチャ (amd64 など)を選ぶ.
ふつうのパソコンのときは amd64
- 最新の RELEASE をダウンロード.
インストール用のイメージファイルには,DVD 用の「dvd1.iso」, 必要なファイルをネットワークから取得する「disc1.iso」, USB メモリ用の「memstick.img」などがある.
- 起動
ISO ファイルを DVD に書き込む,あるいは memstick.img を USB メモリに書き込むなどを行ってから起動
- インストールの開始.「Install」を選ぶ.
- Keymap Selection
◇ ここでは,システムコンソールのキーマップ を設定する.
* 日本語キーボードなら
Japanese 106
* 英語キーボードなら
United States of America
- 次の画面が出たときは「Continue with ... keymap」を選ぶ
- ホスト名の設定
Set Hostnameの画面では、ホスト名を設定する.
例えば「freebsd15」のように.
- ディストリビューションを選ぶ.
既定(デフォルト)のままでよい. 「OK」をクリック.
* ここで選べる項目のうち,src は FreeBSD のソースコード, ports はポーツ・コレクション,lib32 は 64 ビット環境で 32 ビットのプログラムを動かすためのライブラリである.
- パーティションの設定
ここでは ZFS を使うので, 「Auto (ZFS)」を選び, 「Select」.
- バーチャルデバイスタイプの設定
ディスクが 1台のときは,既定(デフォルト)の「stripe」のままでよい. 「OK」.
- ドライブの選択
ドライブを選択し, 「OK」.
- 確認
選んだディスクに保存されていたデータは消去される. 問題がなければ 「YES」を選ぶ.
- インストールが始まる。
システム設定
インストールが終了したら、ネットワーク等に関する基本的な設定を行う. ここでの設定は,インストール後に /etc/rc.conf などの設定ファイルを編集して変更できる.
- 特権ユーザのパスワード (root のパスワード)
「root のパスワードを入れなさい」というメッセージが英語で出る
- 特権ユーザのパスワード (rootのパスワード)を設定します.
- 2回入れる。入力中の文字は画面に表示されない.
- このパスワードは忘れてはならないもの。
- ネットワークインタフェースの選択
Network Configuration の画面では、 使用するイーサネットカードのネットワークインタフェース論理名を選ぶ. 下記の画面はem0を選んでいるところ.
- IPv4 の設定を行うことの確認
IPv4 の設定を行うので、Yes を選択
- ネットワークアドレスは固定 IP アドレスか DHCP かを選ぶ.
- ネットワークアドレスを DHCP にしたい場合: Yes
- ネットワークアドレスを固定 IP アドレスにしたい場合: No
* サーバマシンとして使うときは,「固定 IP アドレス」がよい. 固定 IP アドレスを選んだときは,次の項目を設定する.- IP Address (ホスト IP アドレス)
- Subnet Mask (ネットマスク)
- Default Router (デフォルトルータ(ゲートウエイ))
その後の Resolver Configuration の画面で,次の項目を設定する.
- Search: ドメイン名(例えば「kunihikokaneko.com」)
- Nameserver: DNS サーバ(ネームサーバ)の IP アドレス
ネットワークアドレスを DHCPに設定するとして説明を続ける. Yes を選ぶ
- "Acquiring DHCP release ..." と出る.
普通ならすぐに終わる.ここで数秒以上待つようなら, ケーブルの接続と,ネットワーク上に DHCP サーバがあるかを確認する.
- IPv6 に関する設定
IPv6 の機能は残しておくにして、Yes を選択する。
- stateless address configuration に関する設定
IPv6 のアドレスをルータからの広告により自動設定するので,Yes を選択する。
- ネットワーク設定の確認
OK を選択する。
- タイムゾーンの設定
「4 Asia」、
「19 Japan」を選ぶ。
- 確認表示
JST にしたいので Yes を選ぶ.
- 日付の設定
表示が正しければ「Skip」を選ぶ.
- 時間の設定
表示が正しければ「Skip」を選ぶ.
- システム起動時に開始するサービスの設定
特に必要がなければ、既定(デフォルト)のままでよい. 「OK」をクリック.
* ネットワーク経由でログインしたいときは sshd を選ぶ. 時刻を合わせたいときは ntpd を選ぶ.
- セキュリティの設定
特に必要がなければ、既定(デフォルト)のままでよい.
- 一般ユーザを追加するか
追加したいので 「Yes」を選ぶ
- Username(ユーザ名)を入れる
- Full name(フルネーム)を入れる
- Uid(ユーザ ID)を入れる
空欄のまま Enter キーを押すと,自動で割り当てられる.
- ログイングループを設定する
- 他のグループにも所属させるかを設定する
su コマンドで root になれるようにするため,「wheel」と入れる.
- ログインクラスを設定する
- シェルを設定する
- ホームディレクトリを設定する
- ホームディレクトリの権限を設定する
- パスワードによる認証を行うかの設定
- 空のパスワードを用いるかの設定
- ランダムパスワードを用いるかの設定
- パスワードの設定.同じものを2回入れる
- アカウントをロックするかの設定
- 確認.大丈夫なら「yes」
- 別のユーザを追加するか.追加しないなら「no」
- 設定メニューで「Hostname」を選ぶ
- ホスト名を設定する.
- メニューで「Exit」を選び終了.次の画面では「No」.
次の画面では「Reboot」.
これで、FreeBSD インストールが終了.
アプリケーションソフトウェアのインストールについて
FreeBSD でアプリケーションソフトウェアをインストールする方法は,次の 2つである. どちらの方法でインストールしたソフトウェアも,同一のパッケージデータベースで管理される.
- パッケージ(ビルド済みのバイナリ)を使ってインストール
「pkg install <パッケージ名>」でインストールする. コンパイルが不要なので短時間で終わる.
- ポーツ・コレクションからビルドしてインストール
ポーツのディレクトリで「make install clean」を実行する. コンパイル時のオプションを選べる.
インストール後の更新の手順は「FreeBSD システムの更新,ポーツコレクションの維持更新」 のページで説明している.
◆ 設定については「FreeBSD 基本設定」 のページで説明している.