Lubuntu 20.04.1 のインストール
Lubuntu は,Ubuntu ベースで,デスクトップが違う.軽量である.画面の左下にアプリのメニューがある.
このページでは,Lubuntu 20.04.1 のインストール手順を図解などで説明する
* Ubuntu 20.04.1 のインストールは,別ページで説明している.
【サイト内の関連ページ】
- システム更新: 別ページで説明
- Ubuntu 22.04 のインストール直後の設定: 別ページ »で説明
- その他の設定: 別ページ »にまとめ
- ソフトウェアのインストール: 別ページ »にまとめている.
先人に感謝.
DistroWatch の Webページ: https://distrowatch.com/table.php?distribution=lubuntu
準備
システム設定項目(事前に決めておく事項/調べておく事項)
設定項目 | データ型 | 本 Web ページでの設定値 |
OS の種類 | 文字列 | focal (Ubuntu 20.04) |
Linux カーネルの種類 | 文字列 | amd64 (64ビット) |
マシン名(コンピュータの名前) | 文字列 | lubuntu200411 |
ネットワークアドレスは固定 IP アドレスか DHCP か | ブール値 | true または false ※ 1) |
IP アドレス | IP アドレス | |
ネットマスク | 文字列 | |
ブロードキャストアドレス | 文字列 | |
デフォルトルータ(ゲートウエイ) | IP アドレスまたは完全修飾形式のホスト名 | |
DNS サーバ(ネームサーバ) | IP アドレスまたは完全修飾形式のホスト名 | |
初期ユーザのフルネーム | 文字列 | kunihiko kaneko |
初期ユーザのユーザ名 | 文字列 | kaneko |
初期ユーザのユーザ ID | 正の整数 | 8010 |
初期ユーザのパスワード | 文字列 | <秘密の文字列> |
特権ユーザのパスワード (root のパスワード) | 文字列 | <秘密の文字列> |
ロケール | 文字列 | ja_JP.UTF-8 または C |
タイムゾーン | 文字列 | Asia/Tokyo |
システムコンソールのキーマップ | 文字列 | Japan / Japan または 英語(US) / 英語(US) |
* 1) ネットワークアドレスは固定 IP アドレスか DHCP か
- 固定 IP アドレス: サーバマシンとして使うなどの場合は、外部ネットにつなぎ、IP アドレスを固定的に割り当てる。
- DHCP: DHCP クライアントとして設定する。
上記に書いた設定は、間違って入力した場合でも、あとで、修正できるので、あまり悩まないように。
Lubuntu のダウンロード
- Lubuntu のダウンロード Web ページを開く
- ダウンロードしたいので「Desktop 64-bit」をクリック
- ISO 形式のファイルのダウンロードが始まる
インストール
- DVD (あるいはISO イメージファイル)を使って起動
* ダウンロードした .iso イメージファイルを DVD に焼くか, rufus などを使って起動可能な USB メモリを作る.
- 起動画面
「日本語」を選ぶ.
- 「start Lubuntu」を選ぶ
- 「Install Lubuntu 20.04 LTS」を起動.
- ようこそ画面
「日本語」を選び,「次へ」をクリック
- 地域とゾーンの設定
地域として「Asia」, ゾーンとして「Tokyo」, を選び, 「次へ」をクリック
- キーボードレイアウト
キーボードを選び, 「進む」をクリック
* キーボードでレイアウトをJapanse (日本) / デフォルトにしたい場合の実行例
* キーボードでレイアウトをEnglish / デフォルトにしたい場合の実行例
- インストールの種類
ふつうは,「ディスクの消去」を選び 「次へ」をクリック
* 当然ですが、選んだディスクのファイルは全て「削除」される
- 情報の設定
「あなたのフルネーム」(初期ユーザのフルネーム)と, 「ログイン」(初期ユーザのユーザ名)と, コンピュータの名前 (=「ホスト名」と 「パスワード」(初期ユーザのパスワード)を設定し, 「進む」をクリック
- 「インストール」をクリック.
- 表示を確認する.問題なければ,「今すぐインストール」をクリック.
- インストールが始まる
数分待つ.
- 再起動を始めたいので「実行」をクリック
- 再起動が始まるので確認する
「press ENTER」と表示されたときは「Enter キー」を押す.
- ログイン画面が現れる
これで,インストールは終了
- 試しにログインしてみると次のような画面が現れる
- アプリのメニューには左下
- (参考)システム更新
システム更新については,別ページ »で説明
- (参考)基本設定
Ubuntu 22.04 のインストール直後の設定については, 別ページ »で説明
システム設定
ネットワークアドレスは固定 IP アドレスか DHCP か,ホスト IP アドレス,ネットマスク,デフォルトルータ(ゲートウエイ),DNS サーバ(ネームサーバ)の設定
- ネットワーク・ツールを起動する
「ネットワークのアイコン」をクリックし, → 「接続を編集する」を選ぶ.
- ネットワークの一覧(有線、無線)が表示されるので,確認する
下記の実行例では、「有線設定1」を選択している
- ネットワークの設定画面が出る.
- 「IPv4 設定」をクリック
* ネットワークアドレスを DHCP にしたい場合
「自動 (DHCP)」を選び, 「保存」をクリック.
* ネットワークアドレスを固定 IP アドレスにしたい場合
「手動」を選び, ホスト IP アドレス, ネットマスク, デフォルトルータ(ゲートウエイ), DNS サーバ(ネームサーバ) を設定する.
(オプション)特権ユーザのパスワード (root のパスワード) を設定したい場合
端末を開き,「sudo su -」を実行し,「passwd」を実行して, 特権ユーザのパスワードを設定する(同じパスワードを2回入力する).
* 端末は,メニューで簡単に開くことができる
* このとき,初期ユーザのパスワードを聞いてきたら入力する.
sudo su -
passwd (特権ユーザのパスワードを入力) (再度同じパスワードを入力)
新しいパスワードを設定したら,「exit」を実行し,初期ユーザに戻る
exit
(オプション)初期ユーザのユーザ ID を設定したい場合
今度は,初期ユーザのユーザ IDを変更したい.
- まず,特権ユーザ (root) になる
sudo -i
- chown の実行
ホームディレクトリ(ここでは /home/kaneko)にある全てのファイルのオーナを, 変更後の初期ユーザのユーザ ID(ここでは「8010」)に変更したいので, chown コマンドを実行する.
cd /home/kaneko chown -R 8010 .
- 次に「vipw」を実行する.
vipw
- 初期ユーザのユーザ名の行の第3列にある 「初期ユーザのユーザ ID」を設定する.