Raspberry Pi Imager を用いて Raspberry Pi OS を microSD カードに書き込む

ユースケース: Windows パソコンを使い,Raspberry Pi OS が動く microSD カードを作る.あわせて,ディスプレイやキーボードを接続せずにリモートログインできるよう,SSH サーバの有効化ユーザ名・パスワードの設定を行う.

Raspberry Pi 公式の書き込みソフトウェアである Raspberry Pi Imager を使用する.

【サイト内の Raspberry Pi 関連ページ】

小型コンピュータ Raspberry Pi について: 別ページ »にまとめ

関連する外部ページ

Raspberry Pi 公式のインストール手順: https://www.raspberrypi.com/documentation/computers/getting-started.html

準備するもの

* 書き込みを行うと,microSD カード内のデータはすべて消去される.必要なデータがある場合は,事前に別の場所に保存しておく.

* Raspberry Pi OS の名称は,かつて「Raspbian」であった.また,Raspberry Pi OS では,2022年4月以降のバージョンで pi / raspberry という既定のアカウントは廃止されている.そのため,以下の手順の中でユーザ名とパスワードを自分で設定する.

Raspberry Pi Imager のインストール

  1. Raspberry Pi の公式ソフトウェアのページを開く

    https://www.raspberrypi.com/software/

  2. Windows 用の Raspberry Pi Imager をダウンロードする
  3. ダウンロードしたインストーラを実行し,画面の指示に従ってインストールする

microSD カードへの書き込み

  1. Windows パソコンに microSD カードを接続する

    * microSD カードのフォーマットは不要である.Raspberry Pi Imager による書き込みで,パーティションの作成とフォーマットが行われる.

  2. Raspberry Pi Imager を起動する
  3. Raspberry Pi デバイス」で,使用する Raspberry Pi の機種を選ぶ

    機種を選ぶことにより,その機種で動作するオペレーティングシステムのみが一覧に表示される.

  4. OS」をクリックし,書き込むオペレーティングシステムを選ぶ

    通常は「Raspberry Pi OS (64-bit)」を選ぶ.デスクトップ環境を含む標準的なオペレーティングシステムであり,Debian 13 (Trixie) をもとにしている.

    * ディスプレイを接続せずにサーバとして使う場合は,「Raspberry Pi OS (other)」の中の「Raspberry Pi OS Lite (64-bit)」を選ぶこともできる.

  5. ストレージ」をクリックし,書き込み先の microSD カードを選ぶ

    * 誤って別のドライブを選ぶと,そのドライブのデータが消去される.容量とドライブ名で,書き込み先が microSD カードであることを確認する.

  6. 次へ」をクリックする
  7. OS のカスタマイズ設定の確認画面で,「設定を編集する」をクリックする
  8. 一般」タブで,次の設定を行う
    • ホスト名: チェックし,ホスト名を設定する(例: raspberrypi).リモートログインのときに「<ホスト名>.local」の形式で使用する
    • ユーザー名とパスワードを設定する: チェックし,ユーザ名とパスワードを設定する.ここで設定した内容が,リモートログインのときのユーザ名とパスワードになる
    • Wi-Fi を設定する: 無線 LAN を使用する場合にチェックし,SSID とパスワード,「Wi-Fi を使う国」に「JP」を設定する
    • ロケール設定: タイムゾーンに「Asia/Tokyo」,キーボードレイアウトに「jp」を設定する
  9. サービス」タブで,「SSH を有効化する」をチェックする

    パスワード認証を使う」を選ぶ.この設定により,Windows パソコンからネットワーク経由でリモートログインできるようになる.

  10. 保存」をクリックする
  11. 「OS カスタマイズ設定を適用しますか?」の表示に対して,「はい」をクリックする
  12. 書き込みの確認表示に対して,「はい」をクリックする

    microSD カード内のデータがすべて消去されることの確認である.

  13. 書き込みが始まるので,終了するまで待つ

    書き込みのあと,書き込んだ内容の検証(Verify)が自動で行われる.

  14. 「書き込みが正常に終了しました」と表示されたことを確認する

    このとき,Windows で「ドライブを使うにはフォーマットする必要があります」という表示が出ることがあるが,フォーマットは行わない(表示を閉じる).Raspberry Pi OS が使用する形式のパーティションを Windows が認識できないために表示されるものであり,microSD カードの内容に問題はない.

  15. Raspberry Pi Imager を閉じる
  16. Windows パソコンで「ハードウェアの安全な取り外し」の操作を行い,microSD カードを取り出す
  17. microSD カードを Raspberry Pi に入れて使用する

    Windows パソコンから,ネットワーク経由で Raspberry Pi を操作する方法は,別ページで説明している.