CImg のインストール(Ubuntu 上)
CImg は、画像処理の機能を持つ C++ のライブラリ。ヘッダファイル CImg.h のみで構成されるため、リンクするライブラリを追加せずに利用できる。
前準備
Ubuntu のシステム更新
Ubuntu で OS のシステム更新を行うときは, 端末で,次のコマンドを実行する。これは、パッケージ情報を最新の状態に保ち、インストール済みのパッケージをセキュリティアップデートやバグ修正を含めて更新するためである。
# パッケージリストの情報を更新
sudo apt update
# インストール済みのパッケージを包括的に更新 (依存関係も考慮)
sudo apt full-upgrade
# カーネル更新等で実際に再起動が必要な場合のみ実行を推奨
# sudo shutdown -r now
CImg のインストール(Ubuntu 上)
端末で,次のコマンドを実行する。cimg-dev がヘッダファイル本体、cimg-doc が API リファレンス、cimg-examples がサンプルプログラムのソースコードである。
# パッケージリストの情報を更新
sudo apt update
sudo apt -y install cimg-dev cimg-doc cimg-examples
インストールされるファイル
- ヘッダファイル: /usr/include/CImg.h(拡張機能のプラグインは /usr/include/plugins/ に置かれる)
- ドキュメント: /usr/share/doc/cimg-dev/html/index.html
- サンプルプログラム: /usr/share/doc/cimg-dev/examples(tutorial.cpp、CImg_demo.cpp など)
ビルドの確認
CImg は画面表示に X11 とスレッドを使用するため、コンパイル時に -lX11 -lpthread を指定する。次のコマンドは、サンプルプログラムを作業用ディレクトリにコピーしてビルドし、実行するものである。
cd /tmp
cp -r /usr/share/doc/cimg-dev/examples .
cd examples
g++ -o tutorial tutorial.cpp -lX11 -lpthread
./tutorial
JPEG や PNG などの画像ファイルを扱う場合は、対応するライブラリを追加でインストールし、コンパイル時にマクロとライブラリを指定する。
sudo apt -y install libjpeg-dev libpng-dev
# 例: JPEG と PNG を有効にしてコンパイル
# g++ -o a.out a.cpp -Dcimg_use_jpeg -Dcimg_use_png -lX11 -lpthread -ljpeg -lpng