FFmpeg のインストール(Ubuntu 上)

FFmpeg は,音声・動画の変換,再生,配信のためのソフトウェアとライブラリ(libavcodec, libavformat, libavfilter など)の集合である。

URL: https://ffmpeg.org/download.html

ソフトウェア等の利用条件は,利用者自身で確認下さい.

FFmpeg のインストール(パッケージを使用)(Ubuntu 上)

Ubuntu の公式パッケージの FFmpeg を使う場合は, 端末で,次のコマンドを実行する。この方法では,Ubuntu のバージョンごとに決まった版の FFmpeg がインストールされる。最新版や,独自のビルドオプションが必要な場合は,後述のソースコードからのビルドを行う。

# パッケージリストの情報を更新
sudo apt update
sudo apt -y install ffmpeg
# バージョンの確認
ffmpeg -version

前準備(ソースコードからビルドする場合)

Ubuntu のシステム更新

Ubuntu で OS のシステム更新を行うときは, 端末で,次のコマンドを実行する。これは、パッケージ情報を最新の状態に保ち、インストール済みのパッケージをセキュリティアップデートやバグ修正を含めて更新するためである。

Ubuntu のインストールはこちらの別ページで説明する。

# パッケージリストの情報を更新
sudo apt update
# インストール済みのパッケージを包括的に更新 (依存関係も考慮)
sudo apt full-upgrade
# カーネル更新等で実際に再起動が必要な場合のみ実行を推奨
# sudo shutdown -r now

C/C++ コンパイラと Make とビルドツールのインストール

ソフトウェアをソースコードからビルドするには、C/C++コンパイラ (通常はGCC) や make ユーティリティといった開発ツールが重要である。Ubuntuでは、これらのツールは build-essential パッケージにまとめられている。インストールするには,端末で,次のコマンドを実行する。

sudo apt -y install build-essential libtool texinfo dpkg-dev pkg-config

libtool, texinfo, dpkg-dev, pkg-config は、より複雑なビルドやパッケージ管理の際に役立つ開発関連ツールである。

nasm, yasm, curl のインストール(Ubuntu 上)

nasmyasm は,FFmpeg のアセンブリ最適化コードのビルドに用いるアセンブラである。 端末で,次のコマンドを実行する.

# パッケージリストの情報を更新
sudo apt update
sudo apt -y install nasm yasm curl

FFmpeg のインストール(ソースコードを使用)(Ubuntu 上)

端末で,次のコマンドを実行する。ここでは 2026 年 8 月に公開された FFmpeg 9.0 を使用する。最新版の番号は https://ffmpeg.org/download.html で確認する。

cd /tmp
rm -rf ffmpeg-9.0
curl -O https://ffmpeg.org/releases/ffmpeg-9.0.tar.gz
tar -xzf ffmpeg-9.0.tar.gz
cd ffmpeg-9.0
./configure --enable-gpl --enable-shared --prefix=/usr/local
make -j$(nproc)
sudo make install

--enable-shared は共有ライブラリを生成するオプション,--prefix=/usr/local はインストール先の指定である。

共有ライブラリの検索パスの設定

/usr/local/lib にインストールされた共有ライブラリを実行時に見つけられるようにするため,動的リンカの検索パスに追加する。 端末で,次のコマンドを実行する。

echo "/usr/local/lib" | sudo tee /etc/ld.so.conf.d/ffmpeg.conf
sudo ldconfig

動作確認

端末で,次のコマンドを実行する。バージョン番号とビルド構成が表示されれば,インストールは成功している。

ffmpeg -version