Ruby のインストール(Ubuntu 上)

前準備

Ubuntu のシステム更新

Ubuntu で OS のシステム更新を行うときは, 端末で,次のコマンドを実行する。これは、パッケージ情報を最新の状態に保ち、インストール済みのパッケージをセキュリティ更新やバグ修正を含めて更新するためである。

Ubuntu のインストールはこちらの別ページで説明する。

# パッケージリストの情報を更新
sudo apt update
# インストール済みのパッケージを更新 (依存関係の変更も反映)
sudo apt full-upgrade
# カーネル更新等で再起動が必要な場合のみ実行
# sudo shutdown -r now

ビルドツールのインストール

gem のうち C 言語の拡張ライブラリを含むものは、インストール時にコンパイルが行われる。そのため build-essential(C/C++ コンパイラと make)と、Ruby のヘッダファイルを含む ruby-dev が必要である。インストールするには,端末で,次のコマンドを実行する。

sudo apt -y install build-essential

Ruby のインストール

Ubuntu の apt でインストールできる Ruby は、その Ubuntu のバージョンに合わせて固定されたバージョンである(例:Ubuntu 24.04 LTS では Ruby 3.2 系)。インストールするには,端末で,次のコマンドを実行する。

sudo apt -y install ruby ruby-dev

インストール後、端末で,次のコマンドを実行し、バージョンの確認を行う。

ruby -v
gem -v

apt で導入される Ruby より新しいバージョンが必要な場合は、ソースコードからビルドする方法をこちらの別ページで説明する。

gem を用いて Ruby のパッケージのインストール

gem は Ruby のパッケージ管理コマンドである。依存パッケージは既定で同時にインストールされる(かつて用いられていた --include-dependencies オプションは廃止されている)。

C 言語の拡張ライブラリを含む gem のビルドには、対応する開発用パッケージが必要である。端末で,次のコマンドを実行する。

sudo apt -y install libmagickwand-dev libmysqlclient-dev libsqlite3-dev libyaml-dev

gem のインストールを行うときは,端末で,次のコマンドを実行する。

# Web アプリケーションフレームワーク
sudo gem install rails
# 画像処理 (ImageMagick の Ruby バインディング)
sudo gem install rmagick
# MySQL 接続 (旧 mysql gem の後継)
sudo gem install mysql2
# SQLite 接続 (旧 sqlite3-ruby gem の後継)
sudo gem install sqlite3
# グラフ描画
sudo gem install gruff

システム全体ではなくユーザ単位でインストールする場合は、sudo を付けずに gem install --user-install <パッケージ名> を実行する。この場合、コマンドは ~/.local/share/gem/ruby/<バージョン>/bin に置かれるので、PATH にこのディレクトリを追加する。