CMake のインストール(winget を使用)(Windows 上)
【要約】 CMakeは,ソフトウェアのビルドプロセスを自動化し効率的に管理するツールである.Windows環境でCMakeをwinget を用いてインストールする.
CMake ビルドシステム生成ツール
最新のクロスプラットフォームビルドシステム生成ツール
主な機能:ビルドファイル自動生成,クロスプラットフォーム対応,GUIインターフェース
Windows環境では,CMakeの詳細設定やオプションを確認する際,「cmake-gui」コマンドを使用してCMakeのGUIを起動する.このcmake-guiでは,ビルドオプションの設定やビルドプロセスの実行が可能であり,多様なプラットフォームやコンパイラに対応したビルドファイルを生成できる.
【関連する外部ページ】
- CMake公式ダウンロードページ:https://cmake.org/download/
【関連する外部ページ】
- CMake の公式ダウンロードページ: https://cmake.org/download/
【関連項目】 CMake のインストール(Windows 上), CMake の使用方法
CMake の使用方法
CMakeの使用方法は次の通りである.
- プロジェクトのソースコードディレクトリに移動する.
- ディレクトリ内の「CMakeLists.txt」ファイルがCMakeのビルド設定として使用される.
- CMakeをビルドシステム生成ツールとして使用し,プロジェクト用のビルドファイルを生成する.
例えば,次のコマンドでは:
cmake -G "Visual Studio 17 2022" -A x64 -T host=x64 ..
次の設定を行っている.
- 生成するビルドファイルを Visual Studio 2022 用に設定.
- ターゲットアーキテクチャを64ビットに設定.
- ビルドに使用するツールセットのアーキテクチャを64ビットに設定.
CMakeを用いたビルドの実行
生成されたVisual Studio 2022 用の64ビットビルドファイルを使用してビルドを行うには,次のコマンドを使用する.ここではビルド構成を「Release」に設定している.
cmake --build . --config Release
この方法により,CMakeはビルドプロセスの自動化を実現している.また,cmake-guiコマンドを使用することで,GUIを通じてビルドオプションの設定やビルドの実行も視覚的に行うことができる.
Windows では,CMake のオプションを確認したい場合には,「cmake-gui」コマンドを使用して,CMake のグラフィカルユーザインタフェースを起動することにより確認ができる.このcmake-guiで,ビルドオプションの設定や,ビルドの実行も可能である.