Pleiades All in One Eclipse のインストール、日本語化、基本操作(Windows 上)
Windows での Pleiades All in One Eclipse のダウンロード、インストール、基本操作(プロジェクトの作成、クラスの定義と実行)の手順を説明する。
【この Web ページの目次】
インストール前の準備
Eclipse のインストール前に、以下の2点を決めておく。
- Eclipse インストールディレクトリ
本ページでは C:\eclipse を使用する。
パスに「-」や空白文字を含めると起動しない場合がある。C:\Program Files の下へのインストールは推奨しない。 - ワークスペースディレクトリ
本ページでは C:\workspace を使用する。
ワークスペースは、Eclipse が管理するすべてのファイル(Java プログラム等)を置く領域である。半角英数字のみで構成し、空白文字を含まないパスを推奨する。
Eclipse のインストール
JDK のインストール
Eclipse を使用するには JDK が必要である。 OpenJDK のインストール手順(Windows 上)を別ページで説明している。
OpenJDK は GPL v2 with Classpath Exception の下で配布されている。利用条件は OpenJDK のライセンスページで確認すること。
Pleiades All in One Eclipse のダウンロード
Pleiades All in One Eclipse の公式サイトは https://willbrains.jp/ である。
- 公式ページを開く
https://willbrains.jp/ にアクセスする。
- 最新版を選択する
- Full Edition を選択する
- ダウンロードを待つ
.zip ファイルのダウンロードが完了するまで待機する。
インストール
- ダウンロードした .zip ファイルを展開する。
展開には 7-Zip 等のツールが便利である。7-Zip のインストール方法は別ページで説明している。
- 展開したファイルを C:\eclipse に配置する。
- eclipse.exe を実行し、起動を確認する。
初回起動時設定
初回起動時に以下の設定を行う。
- Eclipse の起動
- ワークスペースの設定
ワークスペースのディレクトリを指定する。C:\workspace のような短いパスを推奨する。半角スペースや全角文字を含むパスは避ける。
- Eclipse の起動確認
- インストール済み JRE の確認
「ウィンドウ」→「設定」→「Java」→「インストール済みの JRE」で確認する。
JDK(jdk を含むパス)が選択されていることを確認する。JRE のみが表示されている場合は、「検索」ボタンで JDK のディレクトリ(C:\Program Files\Java\jdk... 等)を追加し、チェックを入れる。
JDK を設定すると Javadoc が利用できる。キーワード上で Shift+F2 を押すと、Web ブラウザに Javadoc が表示される。
- 文字コードの確認
「ウィンドウ」→「設定」→「一般」→「ワークスペース」で、「テキスト・ファイル・エンコード」と「新規テキスト・ファイルの行区切り文字」を確認する。
- ビルド・パスの確認
「ウィンドウ」→「設定」→「Java」→「ビルド・パス」で、「ソース及び出力フォルダー」が「フォルダー」になっていることを確認する。
- コンパイラ準拠レベルの確認
「ウィンドウ」→「設定」→「Java」→「コンパイラ」で、Compiler compliance level を確認する。Java 17 または 21(LTS バージョン)を推奨する。使用する JDK のバージョンに合わせて設定する。
Eclipse の基本操作
基本操作として、プロジェクトの新規作成、クラスの作成、実行を行う。
あらかじめ決めておく事項
- プロジェクト名:HelloWorld
- パッケージ名:com.example.hello(ドメイン名の逆順形式)
- クラス名:HelloWorld
プロジェクトの新規作成
プロジェクトを作成すると、ワークスペース(C:\workspace)の下にプロジェクトディレクトリが作成される。デフォルトで src と bin のサブディレクトリが生成される。
- 新規プロジェクトの作成開始
「ファイル」→「新規」→「プロジェクト」を選択する。
- Java プロジェクトの選択
「Java プロジェクト」を選び、「次へ」をクリックする。
- プロジェクト名の指定
プロジェクト名を入力する。全角文字は避ける。
- Java 設定
デフォルトのまま「完了」をクリックする。
- パースペクティブの確認
関連付けの確認が表示された場合は「パースペクティブを開く」をクリックする。「Java(デフォルト)」を選択する。
パッケージとクラスの作成
- プロジェクト・エクスプローラの表示
表示されていない場合は「ウインドウ」→「ビューの表示」→「プロジェクト・エクスプローラ」を選択する。
- クラスの新規作成
プロジェクト・エクスプローラでプロジェクト名を右クリックし、「新規」→「クラス」を選択する。
「クラス」が表示されない場合は「新規」→「その他」→「Java」→「クラス」を選択する。
- パッケージ名とクラス名の入力
以下を入力する。
- パッケージ:com.example.hello
- 名前:HelloWorld
- 「public static void main(String[] args)」にチェックを入れる
クラス定義
- クラスファイルを開く
プロジェクト・エクスプローラで「src」→「com.example.hello」→「HelloWorld.java」をクリックする。
- コードを入力する
以下のコードを入力する。
package com.example.hello; public class HelloWorld { public static void main(String args[]) { System.out.println("Hello Java World !"); } } - 保存する
「ファイル」→「保存」または Ctrl+S で保存する。保存時に自動的にコンパイルされる。エラーがあれば「問題」ビューに表示される。
実行
- 実行するクラスを選択する
プロジェクト・エクスプローラで HelloWorld.java を右クリックする。
- 実行する
「実行」→「Java アプリケーション」を選択する。
- 結果を確認する
コンソールに「Hello Java World !」と表示される。
プラグイン
同梱されているプラグイン
Eclipse には複数のプラグイン(フィーチャ)が同梱されている。インストール済みのプラグインは「ヘルプ」→「Eclipse IDE について」→「インストール詳細」で確認できる。
代表的なプラグインは以下の通りである。同梱内容は Eclipse のバージョンや種類によって異なる。
- Eclipse モデリング・フレームワーク(EMF)
- グラフィカル・エディティング・フレームワーク(GEF)
GEF プラグインの更新手順は別ページで説明している。 - Web ツール・プラットフォーム(WTP)
WST(Web Standard Tools)と JST(Jakarta EE Standard Tools)から構成される。JSP、HTML、XML、CSS エディタ、データツール等の機能を提供する。
公式サイト:https://www.eclipse.org/webtools/ - データ・ツール・プラットフォーム(DTP)
データベース接続、テーブルデータの表示、SQL 問い合わせの実行、データのインポート・エクスポートを行う機能を提供する。PostgreSQL にも対応している。
公式サイト:https://www.eclipse.org/datatools/
プラグインの追加
- 「ヘルプ」→「新規ソフトウェアのインストール」を選択する。
- 「作業対象」のプルダウンメニューで「すべての使用可能なサイト」を選択する。
- 追加したいプラグインにチェックを入れ、指示に従ってインストールする。
プラグインの更新
- 「ヘルプ」→「更新の確認」を選択する。
- 更新可能なプラグインが表示されたら、選択して「更新」をクリックする。
追加可能なプラグインの例
以下のプラグインは同梱されていない場合があり、必要に応じてインストールする。
- BIRT(Business Intelligence and Reporting Tools)
PDF、Word、Excel 等でのレポート作成と分析機能を提供するフレームワークである。
公式サイト:https://eclipse-birt.github.io/birt-website/
日本語化(通常版 Eclipse の場合)
Pleiades All in One Eclipse は日本語化済みであるため、本セクションの作業は不要である。以下は通常版の Eclipse を日本語化する場合の手順である。
- Pleiades 公式ページを開く
https://willbrains.jp/ にアクセスする。
- Pleiades プラグインをダウンロードする
「Pleiades プラグイン・ダウンロード」から Windows 版を選択してダウンロードする。
- 展開する
ダウンロードした zip ファイルを展開する。展開時にエラーが出た場合は、ファイルが破損している可能性があるため再ダウンロードする。
- setup.exe を実行する
「選択」をクリックして eclipse.exe を指定し、「日本語化する」をクリックする。
- クリーン起動を行う
C:\eclipse\eclipse\eclipse.exe -clean.cmd を実行する。Eclipse が起動することを確認する。クリーン起動は日本語化後に一度だけ実行すればよい。以降は通常通り eclipse.exe を使用する。