pgAdmin 4は,PostgreSQL に関する各種操作を,簡単に行えるツール.
【目次】
このページでは,データベースの作成を行うので, 作成するデータベースのデータベース名と漢字コード(エンコーディング)を決めておくこと. このページでは,次のように書く.
データベース名は,自由に決めてよいが,半角文字(つまり英字と英記号)を使い,スペースを含まないこと,
このページでは, データベース・一般ユーザのアカウントを作成するので, そのユーザ名とパスワードを決めておくこと.このページでは次のように書く.
※ 説明上,単純に hoge$#34hoge5 と書いているが,必ず,これとは違う適切なパスワードを設定すること)
データベース・一般ユーザのアカウント作成やデータベースの作成と権限の設定には, PostgreSQL データベース管理者のユーザ名とパスワードが必要になるので,前もって調べておくこと. このページでは,Postgres データベース管理者のユーザ名を postgres と書く.
pgAdmin III で PostgreSQL を使うには, 最初に,pgAdmin III において,PostgreSQL への接続を行う必要がある. 以下,PostgreSQL データベース管理者 (postgres) として接続する手順を説明する.
このとき,ユーザ名 pgadminで接続すること.
オブジェクトブラウザで,PostgreSQL 12 の左横の「+」をクリックして,展開する.
ユーザ名として testuser,パスワードとして hoge$#34hoge5 を設定したいときの操作は次の通り.
※ 説明上,単純に hoge$#34hoge5 と書いているが,必ず,これとは違う適切なパスワードを設定すること)
このとき,ユーザ名 pgadminで接続すること.
オブジェクトブラウザで,PostgreSQL 12 の左横の「+」をクリックして,展開する.
データベース名は testdb,オーナーは testuser,漢字コード(エンコーディング)UTF8 としてデータベースを作成したいときの操作は次の通り.
データベースのオーナーは,データベースに対してあらゆる操作の権限が与えられる.PostgreSQL データベース管理者 (pdadmin) とは別にしておいた方が良い。
使いたいデータベースを選び,Query ウインドウを開く. Query ウインドウを使って,SQL の編集と実行,PostgreSQL コマンドの実行ができる. SQL によるテーブルの定義と,問い合わせと,更新の実行例は下記の通り.
一般ユーザでログインすることが望ましい. (必要がないのに,PostgreSQL データベース管理者でログインすることは避ける)
オブジェクトブラウザで,PostgreSQL 12 の左横の「+」をクリックして,展開する.
左横の「+」をクリックして,展開する.
データベースの一覧が出ているので,使いたいデータベースを選ぶ.
Query ウインドウが現れる.下記のような SQL を編集,実行できる.
create table order_records ( id integer primary key not null, year integer not null CHECK ( year > 2008 ), month integer not null CHECK ( month >= 1 AND month <= 12 ), day integer not null CHECK ( day >= 1 AND day <= 31 ), customer_name text not null, product_name text not null, unit_price real not null check ( unit_price > 0 ), qty integer not null default 1 check ( qty > 0 ), created_at timestamp with time zone not null, updated_at timestamp with time zone, check ( ( unit_price * qty ) < 200000 ) );
begin transaction; insert into order_records (id, year, month, day, customer_name, product_name, unit_price, qty) values( 1, 2020, 7, 26, 'kaneko', 'orange A', 1.2, 10 ); insert into order_records (id, year, month, day, customer_name, product_name, unit_price, qty) values( 2, 2020, 7, 26, 'miyamoto', 'Apple M', 2.5, 2 ); insert into order_records (id, year, month, day, customer_name, product_name, unit_price, qty) values( 3, 2020, 7, 27, 'kaneko', 'orange B', 1.2, 8 ); insert into order_records (id, year, month, day, customer_name, product_name, unit_price) values( 4, 2020, 7, 28, 'miyamoto', 'Apple L', 3 ); commit;
select * from order_records;
上記で説明したQuery ウインドウで, 「Download as CSV/TXT」」と操作する.
Excel をインストール済みのときは Excel が開く.
上記で説明したQuery ウインドウで, 「Open File」をクリック.
データベース内のテーブル一覧を表示するには, オブジェクトブラウザで, Schemas (スキーマ),public, Tables (テーブル)を展開.
テーブルの一覧表示を行った後,テーブルを右クリックして, 「View/Edit Data」→「All Rows (全ての列を表示)」と操作すると,テーブルの中身が表示される.編集もできる.
このウインドウで,更新(行の追加,行の削除,値の更新)が簡単にできる.