対話型 Ruby 処理系を使ってみよう
対話型 Ruby 処理系は,コンソールでコマンドを打つたびに評価結果が表示されるもの. 手軽に試すときに便利です.
Ruby の処理系は Ruby の Web ページ (http://www.ruby-lang.org/ja/) で配布されている. このページでは,この本家の Ruby を「Ruby」と呼びます.
それとは別に,JRuby (http://jruby.org) という処理系 (2010/1 時点で Ruby バージョン 1.8.7 とほぼ完全に互換)があります. Java との親和性が高く(処理系そのものが Java で書かれているため),便利な場合があります. このページでは,「JRuby」についても触れます.、
前準備
- Ruby 処理系のインストール
- JRuby を使う場合に限り,Windows での Java JDK 18 (Java SE Development Kit 18) のインストールが済んでいること.
対話型 Ruby 処理系の起動
Linux
irb (Ruby の場合) あるいは jirb (JRuby の場合) のようなコマンドで起動する.
Windows
* Ruby の場合
コマンドプロンプトで 「irb」と打つ.irb は 「Interactive Ruby」
ActiveScriptRuby を使ってインストールした場合には,Windows の「スタート」から「Ruby 1.8」を選び,「irb」を選ぶことでも起動できる.

Rumix を使ってインストールした場合,Windows の「スタート」から「Rumix」を選び,「NYACUS (コマンドラインシェル)」を選ぶことでも起動できる.
* JRuby の場合
jirb コマンドによる起動
対話型 Ruby 処理系の使用例
- 足し算
1 + 2 + 3 1234567890123456789 + 1234567890123456789
- sin, sqrt, log
include Math sin(1.57) sqrt(2) log(10)
- 変数
x = 100 y = 200 x + y