Windows で Apache Tomcat 11.0.23 のダウンロードとインストールとテスト実行

概要

このページでは,Apache Tomcat 11.0.23ダウンロードインストールテスト実行の手順を,Windows 環境向けに説明する(以下,Apache Tomcat のことを Tomcat と書く)。

* 特記事項Tomcat 11 では,実装する API の主要パッケージが javax.* から jakarta.* へ変更されている(Java EE から Jakarta EE への移行によるもの)。このため,Tomcat 9 以前向けに書かれたアプリケーションを Tomcat 11 へ移行するには,通常はコードの修正が必要になる。

目次

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Tomcat 上で動く Java サーブレット・プログラムの説明

第1章 あらかじめ決めておく事項

Tomcat インストールディレクトリを決めておくこと。好きに決めてよいが,半角文字でスペースを含まないパスにすること。このページでは,次のように書く。

第2章 Java 25(Temurin 25 JDK)のインストール

Eclipse Temurin(Adoptium)のインストールを行い、Javaのプログラムをコンパイル・実行する環境を整える。扱う環境は、Windows搭載パソコンである。現時点(2026年6月)での最新LTS版である Java 25(Temurin 25 JDK)を推奨する。

[Windows での Java 25(Temurin 25 JDK) のインストール手順を見るには、ここをクリック]

Windows での Java 25(Temurin 25 JDK) のインストール

以下のいずれかの方法で Java 25(Temurin 25 JDK)をインストールする。JDKがインストール済みの場合、この手順は不要である。

方法 1:winget によるインストール

インストールコマンドの実行方法

管理者権限コマンドプロンプトを起動する(手順:Windowsキーまたはスタートメニュー → cmd と入力 → 右クリック → 「管理者として実行」)。そして、コマンド全体をコマンドプロンプトにコピー&ペーストする。

Temurin の Windows インストーラー(.msi)は、ユーザー単位ではなくマシン単位でインストールされる(1台に1つのインストール)。そのため、システム全体(全ユーザー向け)にインストールするには管理者権限が必要である。インストール完了後、コマンドプロンプトを再起動するとPATHが反映される。

REM Java 25(Temurin 25 JDK) をインストール(PATH と JAVA_HOME を更新)
winget install --id EclipseAdoptium.Temurin.25.JDK -e --silent --accept-source-agreements --accept-package-agreements --override "ADDLOCAL=FeatureMain,FeatureEnvironment,FeatureJarFileRunWith,FeatureJavaHome INSTALLDIR=\"C:\Program Files\Eclipse Adoptium\jdk-25\" /quiet"

上記の --override 内の指定の意味は次のとおりである。FeatureEnvironment はPATH環境変数の更新、FeatureJavaHomeJAVA_HOME 環境変数の更新、FeatureJarFileRunWith は .jar ファイルとJavaアプリケーションの関連付けである。INSTALLDIR はインストール先フォルダの指定である。

方法 2:インストーラーによるインストール

  1. Adoptium公式サイト(https://adoptium.net/temurin/releases/)にアクセスし、Version として「25 - LTS」、Operating System として「Windows」を選び、.msi 形式のWindows用インストーラーをダウンロードする。
  2. ダウンロードした .msi ファイルを実行し、インストールプログラムを起動する。
  3. ライセンス条項を確認し、同意できる場合はチェックを入れて次へ進む。
  4. 「Installation Scope」画面では「Install for all users of this machine」を選ぶ
  5. 「Custom Setup(カスタムセットアップ)」画面で、インストールする機能を選択する。既定では「Add to PATH(PATH環境変数への追加)」と「Associate .jar」(.jarファイルの関連付け)が有効になっている。さらに、ツリー内でバツ印(×)が付いている「Set JAVA_HOME variable(JAVA_HOME環境変数の更新)」をクリックして有効に変更することを推奨する。これらを有効にしないと、コマンドプロンプトから java コマンドを実行できなかったり、開発ツールがJDKを見つけられなかったりする。
  6. 「次へ (Next)」をクリックし、続いて「インストール (Install)」をクリックしてインストールを開始する。完了後「Finish」で閉じる。

インストールの確認

コマンドプロンプトで以下を実行する。

java --version

バージョン番号(例:openjdk 25.x.x)が表示されればインストール成功である。「'java' は、内部コマンドまたは外部コマンドとして認識されていません。」と表示される場合は、インストールが正常に完了していないか、PATHが反映されていない(コマンドプロンプトを再起動して再度確認する)。

あわせて、コンパイラと JAVA_HOME も確認しておくとよい。

javac --version
echo %JAVA_HOME%

第3章 Tomcat 11.0.23 のインストール(Windows の場合)

  1. Apache Tomcat の Web ページからダウンロードする。

    https://tomcat.apache.org/

    ダウンロード用の Web ページは次のとおり。 https://tomcat.apache.org/download-11.cgi

    「Binary Distributions」の「Core」から「32-bit/64-bit Windows Service Installer」(.exe)をダウンロードする。

  2. ダウンロードした apache-tomcat-11.0.23.exe を実行し,Windows インストーラの指示に従ってインストールする。

    Tomcat は Windows サービスとしてインストールされる。コンポーネント選択画面のチェックボックスでサービスを「auto(自動)」起動に設定すると,Windows の起動時に Tomcat が自動的に起動する。

    インストール先(Tomcat インストールディレクトリ)には,第1章で決めた C:\apache-tomcat-11.0.23 を指定する。

    Java の場所(Java location)は,インストーラが Java 17 以降の JRE または JDK をレジストリや JAVA_HOME 環境変数から自動的に検出する。第2章でインストールした Temurin 25 JDK が検出される。検出された Java を使わず,別の Java 17 以降を指定することもできる。

  3. インストール時に,管理用ユーザ(Administrator)のユーザ名とパスワードを設定できる。設定しておくと,後で管理用 Web アプリケーションを利用できる。

第4章 Tomcat の起動・停止とテスト実行

  1. Tomcat の起動。

    Windows サービスとしてインストールした場合,Windows の「サービス」管理ツールから Apache Tomcat のサービスを開始する。あるいは,Tomcat のインストール時に作成されるショートカット(Monitor Tomcat)から起動・停止を操作できる。

  2. Tomcat の停止。

    「サービス」管理ツールから Apache Tomcat のサービスを停止する。あるいは Monitor Tomcat から停止する。

  3. Web ブラウザで localhost のポート 8080 にアクセスし,Tomcat のページが開くことを確認する。

    http://localhost:8080/