ここでは,Eclipse を使って,Apache Tomcat 上で動く Java サーブレット・プログラムを作る手順を,操作手順の図解とプログラムの見本を使って説明する.
Apache Tomcat とは(以下,Apache Tomcat のことを「Tomcat」と書く), Java サーブレット(Java Servlet)と Java サーバ・ページ (JavaServer Page; JSP) が動くための土台となるソフトウェアです. このページでは,Tomcat を使って,以下のことを行う.
Web アプリケーションプログラムのユーザは,Web ブラウザで URL を指定して Web サーバにアクセスすることになるわけです.つまり, ユーザは, Web サーバにアクセスしにくるのであって,Tomcat の存在を意識しません. Web サーバと Tomcat の連携が必要になる. そこで,Web サーバ(ここでは,Apache HTTP サーバを使う)と Tomcat を連携させます.連携させるために,Apache HTTP サーバの側にモジュールを組み込みます.
Tomcat 上で動く Java サーブレット・プログラムを, Eclipse を使って開発します. Eclipse を使うと,簡単に開発(実装とテスト)ができるが,ふつうの Java プログラムとは,少し違う手順を踏む(新規サーバの定義などが必要)ので,その説明も行う.
JSP と Struts を使い,プログラムを組みます.このとき,アクション・コントローラとビジネスロジックの分離,システム内部状態とフォーム入力データのオブジェクト化を行う.
Tomcat 上で動く Java サーブレット・プログラムの見本を動かして見ます. Tomcat では,ディレクトリ構造の流儀がありますので,あえて Eclipse を使わないで,練習しておきます.
Apache Tomcat コネクタの設定は,Apache HTTP サーバと Tomcat の連携のために必要.
どうしても Jk, Jk2 コネクタを使いたいときのための参考情報.(参考として書いているが,Apache Tomcat コネクタの設定 で説明している. jakarta の使用を薦めます).
【外部ページへのリンク】Apache HTTP サーバのインストール
Tomcat の勉強のために,Struts を使わないで,素の Tomcat の機能を使い,Java サーブレット・プログラムを書いてみます.
Eclipse で Java サーブレット・プログラムの開発を行う. さらには,Eclipse での動作テスト,エクスポート(公開 Tomcat サーバで動くようにするための操作)も行う. Eclipse での動作テストのために,「新規サーバの定義」という操作を行って,Tomcat サーバを登録する必要があることに注意. ステップ実行や単体テストなどによるデバッグ機能も試します.
Eclipse を使って開発した Java サーブレット・プログラムについて,エクスポートを行い,公開 Tomcat 上で,Java サーブレット・プログラムが動くようにします. このとき,Eclipse のプロジェクト内のファイル一式が, 公開 Tomcat サーバが管理するディレクトリの配下にコピーされます.
既存の Java サーブレットプログラムを,Eclipse に取り込む手順を説明する.Eclipse を使ってデバッグしたい,という場合に役立ちます.
Java サーブレット・プログラムの中で,リレーショナルデータベースを操作する場合の操作手順の図解とプログラムの見本の説明.
Struts とは,Web アプリケーション開発のフレームワークです. Apache Jakarta プロジェクトの成果物です. Eclipse を使い,Struts フレームワークの Web アプリケーションプログラムを開発する手順を,図解などで説明している. (プログラミング言語としては,Java と JSP を使用する).
StartAction, HighAndLowAction, HighAndLowForm, HighAndLowData, BusinessLogic の5つのクラスを作る. 同時に, index.jsp, game.jsp, gameover.jsp の3つのJSPを作る.