FreeBSD に VirtualBox OSE (オープンソース・エディション)をインストール
Oracle VM VirtualBox は,仮想マシンソフトウェアである.
このページでは FreeBSD をホスト OS として VirtualBox OSE を動作させるためのインストール手順と設定手順を説明する.
- インストール
- カーネルモジュールの設定
- ユーザの設定
- 起動確認
- フォルダの設定
FreeBSD 版の VirtualBox は amd64 のみに対応している. また,USB 2.0/3.0 などの機能を追加する Extension Pack は FreeBSD をサポート対象外としており,FreeBSD では利用できない.
ライセンス条項は各人で確認すること.
Windows 版については別の Web ページで説明している.
Linux 版については別の Web ページで説明している.
前もって決めておく事項
- デフォルト・仮想マシンフォルダ (Default Machine Folder): このページでは /var/Machines と書く
仮想マシンの設定ファイル,仮想ハードディスクファイル,操作ログ等を格納するフォルダのこと
インストール
- パッケージを使ってインストール
現在の FreeBSD ports/packages では,バージョンごとにポート名が分かれている. 以下は VirtualBox 7.2 系をインストールする場合である.
pkg install virtualbox-ose-72 - カーネルモジュールのインストール
カーネルモジュール virtualbox-ose-kmod は, 実行中のカーネルに対応したものが必要である. パッケージ版のカーネルモジュールが読み込めない場合は,ports からビルドする.
cd /usr/ports/emulators/virtualbox-ose-kmod-72 make install clean - エラーメッセージが出ていないことを確認
ゲスト OS 側で使用する Guest Additions (virtualbox-ose-additions) は, ホスト OS ではなく,ゲスト OS の中でインストールするものである.
カーネルモジュールの設定
- カーネルモジュールの読み込み
kldload vboxdrv - 起動時に自動で読み込まれるように /boot/loader.conf に次の行を追加
vboxdrv_load="YES" - ブリッジネットワーク,ホストオンリーネットワークを使う場合は,
/etc/rc.conf に次の行を追加
vboxnet_enable="YES" - 設定を反映させるために再起動
ユーザの設定
- 仮想マシンを使う一般ユーザを vboxusers グループに追加
vboxusers グループは,VirtualBox のインストール時に作成される.
pw groupmod vboxusers -m <仮想マシンを使う一般ユーザのユーザ名> - ブリッジネットワークを使う場合は,/dev/vboxnetctl の権限を変更
chown root:vboxusers /dev/vboxnetctl chmod 0660 /dev/vboxnetctl - 権限の変更を再起動後も有効にするために,/etc/devfs.conf に次の行を追加
own vboxnetctl root:vboxusers perm vboxnetctl 0660
起動確認
- 起動チェックしたいので,(一般ユーザで,Xorg のセッションから)VirtualBox の起動
/usr/local/bin/VirtualBox
- 起動できれば OK
フォルダの設定
- ディレクトリの作成
mkdir /var/Machines
- ディレクトリの権限の設定
chown <仮想マシンを使う一般ユーザのユーザ名> /var/Machines - VirtualBox を起動
- 「ファイル (File)」→「環境設定 (Preferences)」
- デフォルト・仮想マシンフォルダ (Default Machine Folder) に
/var/Machines を設定