Excelによるデータ処理入門(授業資料)

【概要】Microsoft Excelの基本操作から応用機能までを全11回で段階的に習得する演習シリーズである。

構成

区分 内容
基礎編 ex-1〜ex-4 基本操作、編集、グラフ、検索、条件付き書式
分析編 ex-5〜ex-8 集計、ピボットテーブル、ルックアップ、乱数、統計
応用編 ex-9〜ex-11 数式のグラフ化、入力規則、SMALL関数

学習成果

本シリーズを修了することで、Excelによるデータの入力・編集・分析・可視化を自立的に行えるようになる。

大学授業用に作成した資料を更新・改良して公開しています。これらは クリエイティブコモンズ 表示-非営利-継承 4.0 国際ライセンス(CC BY-NC-SA 4.0) で提供しており、事前の許可なく自由に利用できます。条件は著作者表示(BY)、非営利目的のみ(NC)、同一ライセンスでの再配布(SA)です。

ex-1. Excel を使ってみる

資料(スライド): [PDF], [パワーポイント], [HTML]

【概要】 Excelは、表計算ソフトウェアとしてデータの記録、管理、集計・分析、グラフ作成などの多彩な機能を提供する。セルに数式を入力すると自動計算され、データが変更されても数式が即座に更新される。また、直感的な操作が可能である。

演習パート(クリックして展開)

本ガイドは、Microsoft Excelの基本操作を学ぶための自習用資料である。各演習はスライドの内容に対応しており、順番に取り組むことで表計算ソフトウェアの基礎を習得できる。

演習1:Excelの起動と値の入力

目的
Excelの起動方法、スタート画面の操作、およびセルへの値入力の基本操作を習得する。
手順
  1. Microsoft Excelを起動する
  2. スタート画面が表示されたら「空白のブック」をクリックして新規ブックを作成する
  3. シートが表示されたことを確認する
  4. 任意のセル(アクティブセル:現在選択されているセル)をクリックする
  5. キーボードで「東京」と入力し、Enterキーを押す
  6. アクティブセルが1つ下に移動したことを確認する
  7. 同様に「大阪」「福岡」を入力する
ヒント
Enterキーを押すとアクティブセルが下に移動する。この動作を利用すると、縦方向に連続してデータを入力できる。入力したデータは後の演習で使用するため、削除せずに残しておくこと。
参照
スライド13-14(スタート画面)、スライド17-22(アクティブセルと値の入力)、スライド24-25(演習指示)

演習2:データと数式の入力(合計の計算)

目的
セル参照(セルの位置を数式内で指定する方法)を用いた数式の入力方法と、自動計算の仕組みを理解する。
手順
  1. 新しいセルに数値「13196」を入力する(セルB1を想定)
  2. その下のセルに「8861」を入力する(セルB2を想定)
  3. さらにその下のセルに「5079」を入力する(セルB3を想定)
  4. 合計を表示したいセル(セルB4を想定)をクリックする
  5. 半角で「=B1+B2+B3」と入力する(数式の先頭には必ず半角の「=」を付ける)
  6. Enterキーを押して数式を確定する
  7. 合計値が自動計算されて表示されることを確認する
ヒント
数式を入力する際、先頭の「=」を忘れると文字列として認識され、計算が行われない。また、数式は必ず半角文字で入力する。入力後、そのセルをクリックすると数式バー(画面上部)に数式の内容が表示され、確認や修正ができる。
参照
スライド27-32(数式の入力)、スライド36(演習指示)

演習3:予算表の作成

目的
複数のセル参照を組み合わせた数式を作成し、表形式のデータを効率的に集計する方法を学ぶ。
手順
  1. A列からD列、1行から7行の範囲を使用する
  2. 以下のデータを入力する
    • 1行目:ヘッダー行(予算、使用済み などのラベル)
    • 2行目以降:関東(東京、横浜、神奈川)、関西(大阪、京都、兵庫)の数値データ
    • C列に「予算」の数値、D列に「使用済み」の数値を入力する
  3. E列に各行の合計を計算する数式を入力する
    • E2セルに「=C2+D2」と入力
    • E3セルに「=C3+D3」と入力
    • 同様にE4からE7まで対応する行の数式を入力する
  4. 最後に、E列すべての合計を計算する数式を入力する(「=E2+E3+E4+E5+E6+E7」)
  5. 各数式が正しく計算されていることを確認する
ヒント
数式を入力する際、セル番号(B3、C4など)は大文字でも小文字でも認識される。入力ミスを防ぐため、数式バーで入力内容を確認してからEnterキーを押すとよい。間違えた場合は「元に戻す」ボタン(Ctrl+Z)で直前の操作を取り消せる。
参照
スライド31-32(セル参照を用いた数式)、スライド33-35(クリアと元に戻す操作)、スライド38-39(演習指示)

演習4:集計表の作成(男性・女性・科目別)

目的
行方向と列方向の両方で合計を計算する集計表を作成し、複合的なデータ集計の手法を理解する。
手順
  1. 演習3で作成したデータは削除せずに残しておく
  2. A列からC列、9行から11行の範囲を使用する
  3. 以下の構造でデータを入力する
    • 9行目:ヘッダー(男性、女性)
    • 10行目:英語の点数(男性:28、女性:12)
    • 11行目:算数の点数(男性:25、女性:6)
  4. D列に行方向の合計(各科目の男女合計)を計算する数式を入力する
    • D10セルに「=B10+C10」と入力
    • D11セルに「=B11+C11」と入力
  5. 12行目に列方向の合計(男性合計、女性合計、総合計)を計算する数式を入力する
    • B12セルに「=B10+B11」と入力
    • C12セルに「=C10+C11」と入力
    • D12セルに「=D10+D11」と入力
  6. すべての計算結果が正しいことを確認する
ヒント
D12セルの値は、B12+C12でも、D10+D11でも同じ結果になる。これはクロス集計(行と列の両方向で集計する方法)の特徴である。計算結果が一致することを確認すると、入力ミスの検出に役立つ。
参照
スライド31-32(セル参照を用いた数式)、スライド40-41(演習指示)

演習完了後の操作

すべての演習が完了したら、作成したブックを保存してExcelを終了する。

保存手順
  1. 「ファイル」タブをクリックする
  2. 「閉じる」をクリックする
  3. 保存の確認画面で「保存」を選択する
  4. ファイル名とファイルの種類(Excel形式)を指定して保存する
参照
スライド42-45(ブックの保存とExcelの終了)

ex-2. 切り取りとコピーと貼り付け、Excel の関数

資料(スライド): [PDF], [パワーポイント], [HTML]

【概要】 Excelの基本機能として、セルの切り取り・コピー・貼り付け、相対参照と絶対参照、データ分析に便利な関数(SUM、AVERAGE、RANK.EQ等)、ショートカットキーによる迅速な操作がある。これらの機能を組み合わせることで、大量のデータの処理が容易にできる。

演習パート(クリックして展開)

演習1:数式のコピー演習

目的

Excelにおける数式の入力方法と、数式をコピーしたときにセル参照(セルのアドレス)が自動的に調整される仕組みを理解する。

手順

  1. Microsoft Excelを起動し、「空白のブック」を選択する
  2. A列1行目に「価格」、B列1行目に「税込み」と入力する
  3. A列2行目から4行目に、それぞれ「100」「200」「250」と入力する(数字は半角)
  4. セルB2に数式「=A2*1.08」を入力し、Enterキーを押す
  5. セルB2に「108」と表示されることを確認する
  6. セルB2をクリックし、右クリックメニューから「コピー」を選択する
  7. セルB3をクリックし、右クリックメニューから「貼り付け」を選択する
  8. 同様にセルB4にも貼り付けを行う
  9. セルB3、B4にそれぞれ「216」「270」と表示されることを確認する
  10. 確認後、範囲選択して右クリックし、「数式と値のクリア」を選択して内容を消去する

ヒント

数式バー(画面上部の入力欄)をクリックすると、セルに入力されている数式を確認できる。セルB3をクリックして数式バーを見ると、「=A3*1.08」となっているはずである。これは、コピー元のセルB2からB3へ1行下に貼り付けたため、数式内の「A2」が「A3」に自動調整されたことを示している。この仕組みを「相対参照」と呼ぶ。

参照:スライド14〜20

演習2:絶対番地と相対番地の演習

目的

絶対番地($記号を用いたセル参照)と相対番地(通常のセル参照)の違いを理解し、数式コピー時の挙動の違いを確認する。

手順

  1. A列1行目に「購入者」、B列1行目に「購入数」、C列1行目に「単価」、D列1行目に「合計」と入力する
  2. A列2〜4行目に「AA」「BB」「CC」と入力する
  3. B列2〜4行目に「22」「14」「25」と入力する(数字は半角)
  4. A列6行目に「単価は」と入力し、C列6行目に「50」と入力する
  5. セルC2に数式「=$C$6」を入力し、Enterキーを押す
  6. セルD2に数式「=B2*C2」を入力し、Enterキーを押す
  7. セルC2の数式をセルC3、C4にコピーする
  8. セルC2〜C4がすべて「50」と表示されることを確認する
  9. セルD2の数式をセルD3、D4にコピーする
  10. セルD2〜D4にそれぞれ「1100」「700」「1250」と表示されることを確認する
  11. セルC6の値を「60」に変更し、C列およびD列の値が自動更新されることを確認する

ヒント

$C$6」のように$記号を付けた参照を「絶対番地」と呼ぶ。絶対番地は数式をコピーしても参照先が変わらない。一方、「B2」のような通常の参照は「相対番地」と呼び、コピー先の位置に応じて自動調整される。セルC6の値を変更すると、C列すべての単価が連動して変わるのは、すべてのセルが同じセルC6を絶対番地で参照しているためである。

参照:スライド21〜28

演習3:AVERAGE関数の演習

目的

AVERAGE関数(指定した範囲の平均値を計算する関数)の使い方を習得する。

手順

  1. 演習2で作成した表を引き続き使用する
  2. A列5行目に「平均」と入力する
  3. セルD5に数式「=AVERAGE(D2:D4)」を入力し、Enterキーを押す
  4. セルD5に「1220」と表示されることを確認する

ヒント

AVERAGE関数の書式は「=AVERAGE(範囲)」である。範囲は「開始セル:終了セル」の形式で指定する。「D2:D4」はセルD2からD4までの3つのセルを意味する。入力はすべて半角で行うこと。

参照:スライド32, 34〜35

演習4:RANK.EQ関数の演習

目的

RANK.EQ関数(指定した値の順位を求める関数)の使い方と、絶対番地を活用した数式のコピー方法を習得する。

手順

  1. 演習3で作成した表を引き続き使用する
  2. E列1行目に「順位」と入力する(必要に応じて列を追加)
  3. セルE2に数式「=RANK.EQ(D2,$D$2:$D$4)」を入力し、Enterキーを押す
  4. セルE2に「2」と表示されることを確認する
  5. セルE2の数式をセルE3、E4にコピーする
  6. セルE3に「3」、セルE4に「1」と表示されることを確認する

ヒント

RANK.EQ関数の書式は「=RANK.EQ(順位を調べたい値, 比較対象の範囲)」である。比較対象の範囲「$D$2:$D$4」には絶対番地を使用している。これにより、数式をコピーしても比較対象の範囲は固定されたまま、順位を調べたい値(D2, D3, D4)だけが相対的に変化する。もし相対番地「D2:D4」を使用すると、コピー時に範囲がずれて正しい順位が計算されない。

参照:スライド33, 36〜38

演習5:総合実習(平均の計算)

目的

これまで学んだAVERAGE関数と数式のコピーを組み合わせ、都市別の気温平均を計算する表を作成する。

手順

  1. 新しい領域(A列〜D列、1行〜4行)に表を作成する
  2. 1行目に見出しとして、A1に空白またはラベル、B1に「1月」、C1に「2月」、D1に「3月」と入力する
  3. 2行目〜4行目のA列に「東京」「大阪」「名古屋」と入力する
  4. 各都市の1月〜3月の気温データを入力する(スライド46の値を参照)
  5. E列1行目に「平均」と入力する
  6. セルE2に、東京の1月〜3月の平均を求める数式を入力する
  7. セルE2の数式をE3、E4にコピーする
  8. スライド47の期待される結果と一致することを確認する

ヒント

AVERAGE関数で横方向の範囲を指定するには「=AVERAGE(B2:D2)」のように記述する。数式を下方向にコピーすると、範囲が「B3:D3」「B4:D4」と自動調整される。

参照:スライド46〜47

演習6:総合実習(金額と合計の計算)

目的

乗算による金額計算とSUM関数(合計を求める関数)を用いて、商品購入表を完成させる。

手順

  1. 新しい領域(A列〜D列、6行〜10行)に表を作成する
  2. スライド48の内容に従い、見出しと商品データを入力する
  3. 金額列に、単価と数量を掛け合わせる数式を入力する
  4. 合計行に、金額の合計を求める数式をSUM関数を用いて入力する
  5. スライド49の期待される結果と一致することを確認する

ヒント

SUM関数の書式は「=SUM(範囲)」である。金額を求める数式は「=単価のセル*数量のセル」の形式となる。数式を正しく作成すれば、1つのセルに入力した数式をコピーして他のセルに適用できる。

参照:スライド31, 48〜49

演習7:総合実習(順位の計算)

目的

RANK.EQ関数と絶対番地を活用し、点数に基づく順位表を完成させる。

手順

  1. 新しい領域(A列〜C列、12行〜16行)に表を作成する
  2. スライド50の内容に従い、見出しと名前・点数データを入力する
  3. 順位列に、RANK.EQ関数を用いて順位を求める数式を入力する
  4. 数式を他のセルにコピーする
  5. スライド51の期待される結果と一致することを確認する

ヒント

RANK.EQ関数の第2引数(比較対象の範囲)には必ず絶対番地を使用すること。相対番地を使用すると、コピー時に範囲がずれて正しい順位が得られない。演習4で学んだ内容を復習してから取り組むとよい。

参照:スライド33, 50〜51

ex-3. Excel での並べ替え、グラフ

資料(スライド): [PDF], [パワーポイント], [HTML]

【概要】 Excelには、データを可視化するためのさまざまなグラフの機能がある。散布図や折れ線グラフは経時変化やデータの相関関係の表示に向く。円グラフは比率の表示に向く。横棒グラフは項目間の比較に向く。これらグラフの作成後に、デザインの調整も可能である。

演習パート(クリックして展開)

3-1 並べ替え

演習1:並べ替え演習

目的
Excelにおけるデータの並べ替え機能を習得する。最優先されるキー(並べ替えの基準となる列)と順序(昇順・降順)の設定方法を理解する。
手順
  1. Microsoft Excelを起動し、「空白のブック」を選択する
  2. A1からB5の範囲に以下のデータを入力する(A列:氏名、B列:得点)
  3. 数字はすべて半角で入力する
  4. A1:B5の範囲を選択する
  5. リボンの「データ」タブをクリックし、「並べ替え」を選択する
  6. 「最優先されるキー」で得点の列(B列)を選択する
  7. 「順序」で「降順」を選択し、「OK」をクリックする
  8. 得点の高い順に行が並び替わっていることを確認する
  9. 確認後、範囲選択して右クリックメニューから「数式と値のクリア」でデータを消去する
ヒント
  • 並べ替えは行単位で実行される。特定の列だけが移動するわけではない
  • 範囲選択を正しく行わないと、意図しない結果になる場合がある
  • 操作を誤った場合はCtrl+Zで元に戻せる
  • 昇順は小さい値から大きい値へ、降順は大きい値から小さい値への並びである
参照:スライド7-11(並べ替えの概念説明)、スライド13-16(演習手順)

3-2 散布図/折れ線グラフ

演習2:散布図・折れ線グラフ演習

目的
時系列データの変化を可視化する手法として、散布図、折れ線グラフ、および線形近似(データの分布を近似した補助線)付き散布図の3種類のグラフ作成方法を習得する。
手順
  1. A1からC7の範囲に出生数・死亡数のデータを入力する(A列:年次、B列:出生数、C列:死亡数)
  2. 数字はすべて半角で入力する

散布図の作成

  1. データ部分(A1:C7)を範囲選択する
  2. リボンの「挿入」タブをクリックする
  3. 散布図のアイコンの▼を展開し、一番左上の散布図を選択する

折れ線グラフの作成

  1. 再度データ部分を範囲選択する
  2. リボンの「挿入」タブから散布図のアイコンの▼を展開する
  3. 一番左列の上から2番目(折れ線+マーカ)を選択する

散布図+線形近似の作成

  1. 散布図を作成した後、グラフをクリックしてグラフメニューを表示する
  2. 「+」ボタンをクリックし、「近似曲線」を選択する
  3. 「系列1」を選択して「OK」をクリックする
  4. 再度グラフメニューを出し、近似曲線の右横の矢印を展開する
  5. 「線形」を選び、「系列2」を選択して「OK」をクリックする
  6. 3つのグラフが正しく作成されていることを確認する
  7. 確認後、データを消去する
ヒント
  • 散布図は2つの数値データの関係性を見るのに適している
  • 折れ線グラフは時間的な変化の推移を見るのに適している
  • 線形近似を追加すると、データ全体の傾向を把握しやすくなる
  • グラフのタイトルや凡例はクリックして編集できる
参照:スライド18-27(グラフ作成手順の説明)、スライド28-30(演習手順)

3-3 円グラフ,横棒グラフ

演習3:円グラフ・横棒グラフ演習

目的
カテゴリ別のデータを視覚的に表現する方法として、円グラフと横棒グラフの作成方法を習得する。円グラフでは、データを降順に並べ替えてから作成することで視認性が向上することを理解する。
手順
  1. A1からB12の範囲に食中毒原因食品のデータを入力する(A列:原因食品名、B列:事件数)
  2. 数字はすべて半角で入力する

円グラフの作成

  1. データ部分を範囲選択し、右クリックメニューで「コピー」を選択する
  2. 空いている領域(例:セルD2)を右クリックして貼り付ける
  3. 貼り付けたデータを範囲選択する
  4. リボンの「データ」→「並べ替え」を選択する
  5. 「最優先されるキー」で事件数の列を選択し、「順序」で「降順」を設定して「OK」をクリックする
  6. 並べ替え結果を確認する
  7. 並べ替え後のデータを範囲選択する
  8. リボンの「挿入」タブから円グラフのアイコンの▼を展開し、一番左上の円グラフを選択する

横棒グラフの作成

  1. 元のデータ部分を範囲選択する
  2. リボンの「挿入」タブから横棒グラフのアイコンの▼を展開し、一番左上の横棒グラフを選択する
  3. 横棒グラフの縦軸付近をクリックして選択する
  4. 右クリックメニューから「軸の書式設定」を選択する
  5. 「軸を反転する」にチェックを入れる
  6. 2つのグラフが正しく作成されていることを確認する
  7. 確認後、データを消去する
ヒント
  • 円グラフは全体に対する各要素の割合を示すのに適している
  • 円グラフを作成する前にデータを降順に並べ替えると、大きい要素から順に配置され見やすくなる
  • 横棒グラフは項目数が多い場合や項目名が長い場合に適している
  • 軸を反転しないと、データの並び順と表示順が逆になる
参照:スライド32-40(グラフ作成手順の説明)、スライド41-43(演習手順)

3-4 横棒グラフのバリエーション

演習4:横棒グラフバリエーション演習

目的
複数の系列データを比較するための積み上げ横棒グラフの作成方法を習得する。
手順
  1. A1からD4の範囲にデータを入力する(A列:地域名、B列:朝食のあと、C列:昼食のあと、D列:夕食のあと)
  2. 数字はすべて半角で入力する
  3. データ部分を範囲選択する
  4. リボンの「挿入」タブから横棒グラフのアイコンの▼を展開する
  5. 「その他の横棒グラフ」を選択する
  6. グラフの種類選択画面で、積み上げ横棒グラフを選択し「OK」をクリックする
  7. グラフが正しく作成されていることを確認する
  8. 確認後、データを消去する
ヒント
  • 積み上げ横棒グラフは、複数のカテゴリの合計と内訳を同時に表現できる
  • 各系列の割合を比較したい場合は100%積み上げ横棒グラフも検討できる
参照:スライド45-46(バリエーション作成手順)、スライド47-49(演習手順)

総合演習問題

演習5:総合演習 - 折れ線グラフ

目的
複数系列の時系列データを折れ線グラフで表現する技術を確認する。
手順
  1. スライド51に示されたデータを入力する
  2. 数字はすべて半角で入力する
  3. データ部分を範囲選択する
  4. 演習2で学んだ手順に従い、折れ線グラフを作成する
  5. 4本の折れ線が表示されていることを確認する
  6. 作成したグラフは消さずに保持する
ヒント
  • 4本の折れ線が表示されない場合は、範囲選択が正しいか確認する
  • グラフの凡例で各線が何を表しているか確認できる
参照:スライド22(折れ線グラフ作成手順)、スライド51-52(演習課題)

演習6:総合演習 - 散布図

目的
2変数間の関係性を散布図で表現する技術を確認する。
手順
  1. スライド53に示されたデータを入力する
  2. 数字はすべて半角で入力する
  3. データ部分を範囲選択する
  4. 演習2で学んだ手順に従い、散布図を作成する
  5. 作成したグラフは消さずに保持する
ヒント
  • 散布図の各点がデータの1行に対応していることを確認する
参照:スライド20-21(散布図作成手順)、スライド53-54(演習課題)

演習7:総合演習 - 円グラフ

目的
カテゴリ別データの割合を円グラフで表現する技術を確認する。
手順
  1. スライド55に示されたデータを入力する
  2. 数字はすべて半角で入力する
  3. 演習3で学んだ手順に従い、データを降順に並べ替える
  4. 並べ替え後のデータから円グラフを作成する
  5. 作成したグラフは消さずに保持する
ヒント
  • 降順に並べ替えてから円グラフを作成すると、大きい項目から順に配置される
参照:スライド34-37(円グラフ作成手順)、スライド55-56(演習課題)

演習8:総合演習 - 横棒グラフ

目的
横棒グラフの作成と軸の反転操作を確認する。
手順
  1. スライド57に示されたデータを入力する
  2. 数字はすべて半角で入力する
  3. 演習3で学んだ手順に従い、横棒グラフを作成する
  4. 軸の書式設定で「軸を反転する」にチェックを入れる
  5. 上から1980, 1985, 1995, 1995の順に並んでいることを確認する
  6. 作成したグラフは消さずに保持する
ヒント
  • 軸を反転しないと、年次が下から上に向かって古い順に並ぶ
  • 反転後は上から下に向かって古い順(時系列順)に並ぶ
参照:スライド38-40(横棒グラフ作成手順)、スライド57-58(演習課題)

演習9:総合演習 - グラフ配置

目的
作成した複数のグラフを1つのシート上に見やすく配置する技術を習得する。
手順
  1. 演習5-8で作成した4つのグラフがすべて保持されていることを確認する
  2. 各グラフをドラッグして移動し、4つすべてが画面上で同時に見えるように配置する
  3. 必要に応じてグラフのサイズを調整する
  4. 印刷プレビューで4つのグラフが1ページに収まることを確認する
ヒント
  • グラフの角や辺をドラッグするとサイズを変更できる
  • グラフの中央部分をドラッグすると位置を移動できる
  • 並べ方に指定はないが、見やすさを意識して配置する
参照:スライド59(演習課題)

ex-4. Excel での検索、条件付き書式設定、並べ替

資料(スライド): [PDF], [パワーポイント], [HTML]

【概要】 Excelでデータの検索を行うとき、条件付き書式設定、並べ替えの機能を活用して検索を行うこともできる。検索機能は特定のキーワードでセルを探すものである。条件付き書式設定では数値の大小関係で該当するセルを強調表示する。並べ替えの機能では、指定列の値を基準に行データを昇順・降順で整列する。これらの機能によって、データの検索を直感的に行うことができる。

演習パート(クリックして展開)

第1部:Excelで検索(スライド5〜16)

演習1:データ入力

目的
演習で使用するサンプルデータをExcelに入力し、以後の演習の準備を行う。
手順
  1. Excelを起動し、新しいブックを開く
  2. A列に「商品名」、B列に「価格」という見出しを1行目に入力する
  3. 2行目以降に、スライド12に示されたデータ(牛肉(ロース)250、豚肉(バラ)150、鶏肉80、鶏卵300、ワイシャツ2000、男子シャツ1500、子供シャツ1000、洗濯代(ワイシャツ)100、即席めん150、中華そば500)を入力する
  4. 数字はすべて半角で入力する
ヒント
価格の列に全角数字が混在すると、後の条件付き書式設定や並べ替えで正しく動作しない場合がある。入力後、数値が右寄せで表示されていることを確認すると、半角で入力されていることがわかる。

参照:スライド12

演習2:検索演習(1)「肉」「シャツ」の検索

目的
Excelの検索機能を使って、特定の文字列を含むセルを見つける方法を習得する。
手順
  1. シート左上の「行番号と列番号の交点」(A列の左、1行目の上にある四角形)をクリックし、全セルを選択する
  2. リボン(画面上部のメニュー領域)で「ホーム」タブをクリックする
  3. 「検索と選択」をクリックし、表示されたメニューから「検索」を選択する
  4. 「検索する文字列」欄に「肉」と入力する
  5. 「すべて検索」をクリックする
  6. 検索結果として表示されたセルの数を確認する
  7. 同様の手順で「シャツ」を検索し、結果を確認する
ヒント
「すべて検索」をクリックすると、該当するセルの一覧がダイアログ下部に表示される。一覧の各項目をクリックすると、該当セルに移動できる。

参照:スライド8-9、13

演習3:検索演習(2)「めん」の検索

目的
検索機能の操作に習熟する。
手順
  1. 全範囲を選択する(演習2の手順1と同様)
  2. 検索ダイアログを開く(演習2の手順2-3と同様)
  3. 「検索する文字列」欄に「めん」と入力する
  4. 「すべて検索」をクリックし、結果を確認する
  5. Excelファイルは閉じずにそのままにしておく
ヒント
検索文字列は部分一致で検索される。「めん」と入力すると「即席めん」がヒットする。

参照:スライド14

第2部:条件付き書式設定(スライド17〜30)

演習4:条件付き書式(1)500より大きい値の強調表示

目的
条件付き書式設定(指定した条件に合致するセルの書式を自動的に変更する機能)を使って、特定の数値条件に合うセルを視覚的に強調する方法を習得する。
手順
  1. セルB2からB11までをドラッグして範囲選択する
  2. リボンで「ホーム」タブをクリックする
  3. 「条件付き書式」をクリックする
  4. 「セルの強調表示ルール」にマウスを合わせ、サブメニューから「指定の値より大きい」を選択する
  5. 表示されたダイアログで、値として「500」を入力する
  6. 書式(色など)を確認し、「OK」をクリックする
  7. 500より大きい値のセルが強調表示されていることを確認する
ヒント
範囲選択の際、B1(見出しの「価格」)を含めないように注意する。見出しを含めると、見出しセルにも書式が適用される場合がある。

参照:スライド19-21、24

演習5:元に戻す操作

目的
操作を誤った場合の復元方法を習得する。
手順
  1. キーボードでCtrlキーを押しながらZキーを押す(CTRL+Z)
  2. 条件付き書式設定が解除され、元の状態に戻ったことを確認する
ヒント
CTRL+Zは「元に戻す」のショートカットキーであり、Excelに限らず多くのアプリケーションで共通して使用できる。複数回押すと、複数の操作を順に戻すことができる。

参照:スライド21、25

演習6:条件付き書式(2)300より小さい値の強調表示

目的
「指定の値より小さい」条件での強調表示を習得する。
手順
  1. セルB2からB11までを範囲選択する
  2. リボンで「ホーム」→「条件付き書式」→「セルの強調表示ルール」→「指定の値より小さい」を選択する
  3. 値として「300」を入力し、「OK」をクリックする
  4. 300より小さい値のセルが強調表示されていることを確認する
ヒント
「指定の値より小さい」では、指定した値そのもの(この場合300)は強調表示されない。

参照:スライド22、26

演習7:元に戻す操作

目的
次の演習に備えて、条件付き書式設定を解除する。
手順
  1. CTRL+Zで元に戻す
  2. 強調表示が解除されたことを確認する

参照:スライド27

演習8:条件付き書式(3)300と500の間の値の強調表示

目的
「指定の範囲内」条件での強調表示を習得する。
手順
  1. セルB2からB11までを範囲選択する
  2. リボンで「ホーム」→「条件付き書式」→「セルの強調表示ルール」→「指定の範囲内」を選択する
  3. 下限値として「300」、上限値として「500」を入力し、「OK」をクリックする
  4. 300から500の範囲内の値のセルが強調表示されていることを確認する
ヒント
「指定の範囲内」では、境界値(300と500)も強調表示の対象に含まれる。スライド22の説明にも「300, 500 も強調表示する」と記載されている。

参照:スライド22、28

演習9:結果確認

目的
条件付き書式設定の結果を確認する。
手順
  1. 強調表示されたセルが、300以上500以下の値(300、500)であることを確認する
  2. 確認後、次の演習に進む

参照:スライド29

第3部:Excelで並べ替え(スライド31〜35)

演習10:並べ替え演習

目的
Excelの並べ替え機能を使って、データを特定の列の値に基づいて整列する方法を習得する。
手順
  1. セルA2からB11までをドラッグして範囲選択する(見出し行A1:B1は含めない)
  2. リボンで「データ」タブをクリックする
  3. 「並べ替え」をクリックする
  4. 「最優先されるキー」で「価格」(またはB列)を選択する
  5. 「順序」で「降順」(大きい順)を選択する
  6. 「OK」をクリックする
  7. データが価格の高い順に並べ替えられたことを確認する
ヒント
範囲選択の際、A列とB列の両方を含めることが重要である。B列(価格)のみを選択して並べ替えると、商品名と価格の対応関係が崩れてしまう。また、見出し行を含めると、見出しも並べ替えの対象になってしまうため注意する。

参照:スライド34-35

第4部:総合演習(スライド36〜40)

演習11:新規ブック作成

目的
新しいExcelブックを作成し、総合演習の準備を行う。
手順
  1. Excelで「ファイル」メニューをクリックする
  2. 「新規」を選択する
  3. 「空白のブック」をクリックして、新しいブックを作成する

参照:スライド37

演習12:総合演習用データ入力

目的
総合演習で使用するデータを入力する。
手順
  1. スライド38に示されたデータを入力する
  2. A列に「分類」、B列に「事件数」という見出しを1行目に入力する
  3. 2行目以降に、データ(魚介類、肉類など11件のデータ)を入力する
  4. 数字はすべて半角で入力する
  5. 範囲はA1からB12を使用する
ヒント
スライド38の画像を参照し、データを正確に入力する。

参照:スライド38

演習13:総合演習・検索

目的
第1部で学んだ検索機能を応用する。
手順
  1. 全範囲を選択する
  2. 「魚」を検索し、該当するセルを確認する
  3. 「肉」を検索し、該当するセルを確認する
ヒント
検索結果をプリントアウトして提出する必要はないとスライドに記載されている。

参照:スライド39

演習14:総合演習・条件付き書式と並べ替え

目的
第2部・第3部で学んだ条件付き書式設定と並べ替えを組み合わせて応用する。
手順
  1. 事件数の列(B列のデータ部分)を範囲選択する
  2. 条件付き書式設定で「指定の値より大きい」を選択し、値として「100」を入力する
  3. 100より大きいセルが強調表示されていることを確認する
  4. セルA2からB12までを範囲選択する
  5. 「データ」→「並べ替え」を選択する
  6. 「最優先されるキー」をB列に設定する
  7. 「順序」を「昇順」(小さい順)に設定する
  8. 「OK」をクリックし、結果を確認する
ヒント
演習10では「降順」を使用したが、今回は「昇順」を使用する点に注意する。昇順は値の小さいものから大きいものへ、降順は値の大きいものから小さいものへ並べ替える。

参照:スライド40

ex-5. Excel での集計、ピボットテーブル(クロス集計表)

資料(スライド): [PDF], [パワーポイント], [HTML]

【概要】 Excelでの集計によりグループごとの合計、平均、最大、最小などの計算を行うことができる。ピボットテーブルの機能により、クロス集計表の作成ができる。

演習パート(クリックして展開)

演習1:Excel の起動と空白ブックの選択

目的
Excel を起動し、新規ブックを作成する基本操作を確認する。

手順

  1. Excel を起動する
  2. 起動画面から「空白のブック」を選択する
ヒント
Excel の起動方法は、スタートメニューからの選択、デスクトップのショートカット、タスクバーへのピン留めなど複数存在する。自分の環境で最も効率的な方法を確認しておくとよい。
参照:スライド18

演習2:データ入力(科目・受講者・得点)

目的
集計の元データとなる表を作成する。フィールド(列)とレコード(行)の構造を理解する。

手順

  1. A1セルに「科目」、B1セルに「受講者」、C1セルに「得点」と入力する
  2. 2行目以降にスライド19の表に示されたデータを入力する
ヒント
入力時は Tab キーで右のセルへ、Enter キーで下のセルへ移動できる。データ入力後、各セルの内容が正しいか目視で確認すること。
参照:スライド19

演習3:集計の実施(データの個数)

目的
Excel の「小計」機能を用いて、受講者ごとのデータの個数(受講科目数)を集計する方法を習得する。集計(aggregation)とは、データの集まりに対して何らかの計算を行うことである。

手順

  1. シートの左上(行番号と列番号の交差部分)をクリックし、全セルを選択する
  2. リボンの「データ」タブをクリックする
  3. 「並べ替え」をクリックする
  4. 「最優先されるキー」に「受講者」を指定し、「順序」を「昇順」に設定して「OK」をクリックする
  5. 再度、シートの左上をクリックし、全セルを選択する
  6. リボンの「データ」タブから「小計」をクリックする
  7. 「グループの基準」に「受講者」を選択する
  8. 「集計の方法」に「データの個数」を選択する
  9. 「集計するフィールド」で「得点」にチェックを入れる
  10. 「OK」をクリックする
  11. 集計結果を確認する(Aさんは3、Bさんは2となるはずである)
ヒント
集計を行う前に、グループの基準となるフィールドで並べ替えを行う必要がある。これを忘れると正しく集計されない。操作を間違えた場合は Ctrl + Z で元に戻せる。
参照:スライド10-16, 20-21

演習4:集計方法の変更(合計)

目的
既存の集計設定を変更し、得点の合計を求める方法を学ぶ。グループの基準を変えない場合、再度の並べ替えは不要であることを理解する。

手順

  1. シートの左上をクリックし、全セルを選択する
  2. リボンの「データ」タブから「小計」をクリックする
  3. 「グループの基準」は「受講者」のまま変更しない
  4. 「集計の方法」を「合計」に変更する
  5. 「集計するフィールド」は「得点」のまま
  6. 「OK」をクリックする
  7. 集計結果を確認する(集計行が書き換わり、合計が表示される)
ヒント
グループの基準を変更しない場合、データを再度並べ替える必要はない。「小計」ダイアログで集計方法のみを変更すれば、既存の集計行が新しい計算結果に更新される。
参照:スライド23-27

演習5:集計方法の変更(平均)

目的
得点の平均を求める集計を行い、複数の集計方法を切り替える操作に習熟する。

手順

  1. シートの左上をクリックし、全セルを選択する
  2. リボンの「データ」タブから「小計」をクリックする
  3. 「集計の方法」を「平均」に変更する
  4. 「OK」をクリックする
  5. 集計結果を確認する
ヒント
平均値が期待どおりか、電卓等で検算してみるとよい。計算結果の検証は、集計操作の理解を深める上で有効である。
参照:スライド28-29

演習6:集計方法の変更(最大)

目的
各受講者の最高得点を求める集計を行う。

手順

  1. シートの左上をクリックし、全セルを選択する
  2. リボンの「データ」タブから「小計」をクリックする
  3. 「集計の方法」を「最大」に変更する
  4. 「OK」をクリックする
  5. 集計結果を確認する
ヒント
最大値は、各グループ内で最も大きい値を抽出する。元データと照合し、正しい値が抽出されているか確認すること。
参照:スライド30-31

演習7:集計方法の変更(最小)

目的
各受講者の最低得点を求める集計を行う。

手順

  1. シートの左上をクリックし、全セルを選択する
  2. リボンの「データ」タブから「小計」をクリックする
  3. 「集計の方法」を「最小」に変更する
  4. 「OK」をクリックする
  5. 集計結果を確認する
ヒント
演習4〜7を通じて、同じ元データに対して異なる集計方法(データの個数、合計、平均、最大、最小)を適用できることを確認できた。実務では、分析目的に応じて適切な集計方法を選択することが重要である。
参照:スライド32-33

演習8:グループ基準の変更(科目別の平均)

目的
グループの基準を「受講者」から「科目」に変更し、科目ごとの平均得点を集計する。基準を変更する場合は再度並べ替えが必要であることを理解する。

手順

  1. シートの左上をクリックし、全セルを選択する
  2. リボンの「データ」タブから「並べ替え」をクリックする
  3. 「最優先されるキー」に「科目」を指定し、「順序」を「昇順」に設定して「OK」をクリックする
  4. 「集計行をすべて削除して並べ替えを行います」というメッセージが表示されたら「OK」をクリックする
  5. 再度、シートの左上をクリックし、全セルを選択する
  6. リボンの「データ」タブから「小計」をクリックする
  7. 「グループの基準」に「科目」を選択する
  8. 「集計の方法」に「平均」を選択する
  9. 「集計するフィールド」で「得点」にチェックを入れる
  10. 「OK」をクリックする
  11. 集計結果を確認する(国語87.5、算数93、理科95となるはずである)
ヒント
グループの基準を変更する場合は、必ず新しい基準フィールドで並べ替えを行う必要がある。これは集計機能が連続した同一値のグループを認識するためである。メッセージが表示されない場合は、並べ替え操作をやり直すこと。
参照:スライド34-38

演習9:新しい空白ブックの作成

目的
ピボットテーブル用のデータを入力するため、新規ブックを作成する。

手順

  1. リボンの「ファイル」タブをクリックする
  2. 「新規」をクリックする
  3. 「空白のブック」を選択する
ヒント
これまでの集計演習で使用したデータは残しておくこと。別のブックで作業することで、データを保持したまま新しい演習に進める。
参照:スライド46

演習10:ピボットテーブル用データ入力

目的
ピボットテーブル(クロス集計表)の元データを作成する。

手順

  1. A1セルに「名前」、B1セルに「性別」、C1セルに「申し込み」と入力する
  2. 2行目以降にスライド47の表に示されたデータを入力する
ヒント
ピボットテーブルでは、列見出し(フィールド名)が重要な役割を果たす。1行目には必ずフィールド名を入力すること。
参照:スライド47

演習11:ピボットテーブル(クロス集計表)の作成

目的
ピボットテーブル機能を用いて、性別と申し込み状況のクロス集計表(cross tabulation)を作成する。ピボットテーブルとは、元データを様々な視点から集計・分析できる機能である。

手順

  1. シートの左上をクリックし、全セルを選択する
  2. リボンの「挿入」タブをクリックする
  3. 「ピボットテーブル」をクリックする
  4. ダイアログが表示されたら「OK」をクリックする
  5. 画面右側のフィールドリストで「性別」と「申し込み」にチェックを入れる
  6. 「列」のエリアに「申し込み」が、「行」のエリアに「性別」が配置されるようにドラッグして調整する
  7. 「名前」にチェックを入れる
  8. 「行」のエリアにある「名前」を、「値」のエリアにドラッグアンドドロップする
  9. クロス集計表が完成したことを確認する(男性-済:2, 男性-未:2, 女性-済:1, 女性-未:1)
ヒント
フィールドの配置は、ドラッグアンドドロップで自由に変更できる。列と行を入れ替えると、異なる視点での集計表が得られる。「値」エリアに配置したフィールドがカウントの対象となる。
参照:スライド40-48

演習12:演習問題 - データ入力(名前・担当・得点)

目的
演習問題として、新しいデータセットを用いた集計を行う準備をする。

手順

  1. 「ファイル」→「新規」→「空白のブック」で新規ブックを作成する
  2. A1セルに「名前」、B1セルに「担当」、C1セルに「得点」と入力する
  3. スライド50の表に示されたデータを入力する
ヒント
スライド50の表をよく確認し、すべてのレコードを正確に入力すること。
参照:スライド50

演習13:演習問題 - 並べ替えと集計(担当別の得点平均)

目的
これまでに学んだ集計の知識を応用し、担当別の得点平均を求める。

手順

  1. 全セルを選択する
  2. 「担当」フィールドで昇順に並べ替える
  3. 「小計」機能を使用して集計を行う
  4. グループの基準:担当、集計の方法:平均、集計するフィールド:得点
  5. 集計結果を確認する(スライド51の結果と照合する)
ヒント
演習3および演習8で学んだ手順を思い出しながら作業すること。結果がスライド51の値(90, 88, 94.5, 91)と一致するか確認する。
参照:スライド51

演習14:演習問題 - 8名分のデータ入力

目的
ピボットテーブルの演習問題に取り組むため、8名分のデータを入力する。

手順

  1. 「ファイル」→「新規」→「空白のブック」で新規ブックを作成する
  2. スライド52の表に示された8名分のデータを入力する
ヒント
8名分のデータには複数のフィールドが含まれている。フィールド名を1行目に正確に入力し、2行目以降にレコードを入力すること。
参照:スライド52

演習15:演習問題 - ピボットテーブルの作成

目的
演習11で学んだピボットテーブル作成の知識を応用し、8名分のデータからクロス集計表を作成する。

手順

  1. 全セルを選択する
  2. 「挿入」→「ピボットテーブル」でピボットテーブルを作成する
  3. フィールドを適切に配置し、スライド53に示された結果と同じクロス集計表を作成する
ヒント
どのフィールドを行・列・値に配置するかを考えること。スライド53の完成形を目標に、フィールドの配置を試行錯誤してみるとよい。
参照:スライド53

ex-6. Excel でのルックアップ

資料(スライド): [PDF], [パワーポイント], [HTML]

【概要】 Excelのルックアップ機能は、商品名や料金表などの参照用データから必要な値を自動的に検索して転記する機能である。VLOOKUPの数式では、検索値、検索範囲、参照列、一致条件を指定して利用し、検索範囲は絶対参照を用いることで数式のコピーが可能となる。

演習パート(クリックして展開)

演習1:Excel演習(基本VLOOKUP)

目的

VLOOKUP関数(Vertical Lookup:垂直方向のルックアップ関数)を使用して、商品名をキーに別の表から単価を自動取得する方法を習得する。また、相対番地と絶対番地の違いを理解し、数式のコピー時の挙動を確認する。

手順

  1. Excelを起動し、「ファイル」→「新規」→「空白のブック」の順に操作して新しいブックを作成する。
  2. スライド12を参照し、購入リスト(A1:E4)と商品リスト(G1:H4)のデータを入力する。数値(3, 2, 5, 50, 100, 500)は半角で入力すること。
  3. セルD2をクリックし、数式 =VLOOKUP(B2, $G:$H, 2, FALSE) を入力してEnterキーを押す。セルD2に「50」と表示されることを確認する。
  4. セルD2を右クリックして「コピー」を選択し、セルD3を右クリックして「貼り付け」を選択する。同様にセルD4にも貼り付ける。
  5. セルD2, D3, D4をそれぞれクリックし、数式バーに表示される数式を確認する。B2, B3, B4と相対番地が変化していること、$G:$Hは変化しないことを確認する。
  6. セルB2の値を「みかん」から「りんご」に変更し、セルD2の値が「100」に自動更新されることを確認する(確認後、元に戻してもよい)。
  7. セルE2に数式 =C2*D2 を入力してEnterキーを押す。「150」と表示されることを確認する。
  8. セルE2の数式をセルE3, E4にコピーする。E2, E3, E4の値がそれぞれ150, 1000, 500になることを確認する。

ヒント

  • VLOOKUP関数の第3引数「2」は、検索範囲($G:$H)の2列目から値を取得することを意味する。検索は常に1列目で行われる。
  • 第4引数「FALSE」は完全一致検索を指定する。省略またはTRUEにすると近似一致となり、意図しない結果になる場合がある。
  • 絶対番地($G:$H)を使用しないと、数式をコピーした際に参照範囲がずれる。
  • セルをダブルクリックすると編集モードに入るため、数式の確認時は左クリック(シングルクリック)で選択すること。
参照:スライド11〜26

演習2-1:実習(前半)

目的

VLOOKUPの範囲指定として絶対参照($E$2:$F$4のように行番号も固定する形式)を使用する方法を習得する。

手順

  1. 新しい空白のブックを作成する。
  2. スライド28を参照し、名前リスト(A1:C6)と部門マスタ(E1:F4)のデータを入力する。
  3. セルC2に数式 =VLOOKUP(B2, $E$2:$F$4, 2, FALSE) を入力してEnterキーを押す。
  4. セルC2の数式をセルC3, C4, C5, C6にコピーする。
  5. スライド29の結果と一致することを確認する。

ヒント

  • この演習では範囲指定に $E$2:$F$4 を使用している。列全体($E:$F)ではなく特定の範囲を指定する場合、行番号も絶対参照にしないとコピー時に範囲がずれる。
  • 部門マスタの1列目(E列)に検索キーとなる値が配置されていることを確認してから数式を入力すること。
参照:スライド28〜29

演習2-2:実習(後半)

目的

同一シート内に複数のルックアップテーブルが存在する場合に、適切な範囲を指定してVLOOKUPを使用する方法を習得する。

手順

  1. 演習2-1で作成したブックに、スライド30を参照して追加データを入力する。
  2. セルC9に数式 =VLOOKUP(B9, $E$9:$F$11, 2, FALSE) を入力してEnterキーを押す。
  3. セルC9の数式をセルC10, C11, C12にコピーする。
  4. スライド31の結果と一致することを確認する。

ヒント

  • 演習2-1の範囲($E$2:$F$4)と演習2-2の範囲($E$9:$F$11)は異なるテーブルを参照している。参照範囲を間違えると正しい結果が得られない。
  • 複数のルックアップテーブルを使い分ける場合、それぞれの範囲を正確に把握することが重要である。
参照:スライド30〜31

ex-7. Excel での乱数

資料(スライド): [PDF], [パワーポイント], [HTML]

【概要】 Excelの乱数関数RANDとIF関数を組み合わせて、確率的なイベントのシミュレーションを行うことができる。例えば、お釣りの10円玉の増減、賞金の獲得など、確率的なイベントのシミュレーションを実行できる。Excel では、コピー&貼り付け機能を使い、複数回の試行を簡単にシミュレーションできる。

演習パート(クリックして展開)

演習1:サイコロの目を模擬する乱数の生成

目的

RAND関数とTRUNC関数を組み合わせて、指定した範囲の整数乱数を生成する方法を理解する。

手順

  1. Excelを起動し、「空白のブック」を選択する
  2. セルA1に式 =TRUNC( RAND() * 6 ) + 1 を入力する
  3. セルA1を選択し、右クリックメニューから「コピー」を選ぶ
  4. セルA2からA5までを範囲選択し、右クリックメニューから「貼り付け」を選ぶ
  5. F9キーを押すか、任意のセルを編集すると、乱数が再計算されることを確認する

ヒント

式の構造を理解することが重要である。RAND() * 6 は0以上6未満の小数を生成し、TRUNC関数(小数点以下切り捨て)で整数化すると0〜5となる。これに1を加えることで1〜6の範囲となる。スライド7に段階的な説明があるため、式の意味が不明な場合は参照すること。

参照

スライド4〜7(乱数の概念と式の解説)、スライド8〜10(演習手順)

演習2:乱数の散布図作成

目的

多数の乱数を生成し、散布図で可視化することで、乱数の分布特性を視覚的に確認する。

手順

  1. 「ファイル」→「新規」→「空白のブック」で新しいブックを作成する
  2. セルA1に式 =RAND() を入力する
  3. セルA1をコピーし、A2からA20およびB1からB20に貼り付ける(合計40個の乱数)
  4. セルA1からB20までをマウスでドラッグして範囲選択する
  5. 「挿入」タブをクリックし、散布図のアイコンからグラフを挿入する
  6. 生成された散布図を観察する

ヒント

散布図では、A列の値がX軸、B列の値がY軸にプロットされる。乱数が一様に分布していれば、点はグラフ全体に散らばって表示される。F9キーを押すたびにグラフが変化することを確認すると、乱数の性質をより深く理解できる。

参照

スライド11〜14(演習手順と散布図作成方法)

演習3:自動販売機の10円玉シミュレーション

目的

IF関数と乱数を組み合わせて確率的なイベントを模擬し、パラメータ(確率)を変更した場合の結果の変化を観察する。

手順

  1. 「ファイル」→「新規」→「空白のブック」で新しいブックを作成する
  2. セルA1に値 0.7 を入力する(これが確率パラメータとなる)
  3. セルA2に式 =IF(RAND() < A$1, 3, -2) を入力する
  4. セルA2をコピーし、A3からA16に貼り付ける(15人分のシミュレーション)
  5. セルA17に式 =SUM(A2:A16) を入力する(10円玉の増減合計)
  6. セルA1の値を 0.5 に変更し、A17の値の変化を観察する
  7. セルA1の値を 0.3 に変更し、A17の値の変化を観察する

ヒント

式中の A$1 は絶対参照(行番号を固定する記法)であり、コピー&貼り付けしても参照先がA1のまま変わらない。この仕組みにより、A1の値を変更するだけで全ての計算セルに反映される。シミュレーションの背景(スライド16〜17)を読み、なぜ「+3」と「-2」という値を使用しているのかを理解してから演習に取り組むとよい。

参照

スライド15〜25(シミュレーションの背景説明と演習手順)

演習4:確率的な利益・損失のシミュレーション

目的

確率的なイベント(確率10%で「100」、確率90%で「-10」)を複数回実行し、シミュレーション結果の変動を観察する。

手順

  1. セルA1に式 =IF(RAND() < 0.1, 100, -10) を入力する
  2. セルA1をコピーし、A2からA10に貼り付ける(10回分の試行)
  3. セルA11に式 =SUM(A1:A10) を入力する
  4. セルA1からA11を範囲選択し、右クリックメニューで「コピー」を選ぶ
  5. セルB1を選択し、右クリックメニューで「貼り付け」を選ぶ
  6. 同様の操作を繰り返し、複数列にシミュレーション結果を展開する
  7. 11行目に表示される各列の合計値を比較し、結果のばらつきを観察する

ヒント

このシミュレーションは、低確率で大きな利益(100)、高確率で小さな損失(-10)が発生する状況を模擬している。期待値(確率で重み付けした平均)を計算すると 0.1 × 100 + 0.9 × (-10) = 10 - 9 = 1 となり、平均的にはわずかにプラスとなるはずである。しかし、10回程度の試行では結果が大きくばらつくことを確認できる。

参照

スライド26〜27(演習手順)

ex-8. Excel での平均と標準偏差

資料(スライド): [PDF], [パワーポイント], [HTML]

【概要】Excelでは、平均値(AVERAGE)と標準偏差(STDEVP)を使用し、データの傾向とばらつきを把握できる。さらに、NORMINV関数とRAND関数を組み合わせることで、同じ統計的性質を持つ乱数を生成できる。これは、シミュレーションや予測に活用できる分布データを作成できる。

演習パート(クリックして展開)

演習1:Excel での平均と標準偏差の計算

目的

Excelで数値データを入力し、AVERAGE関数(平均を計算する関数)とSTDEVP関数(母集団の標準偏差を計算する関数)を使って平均と標準偏差を求める方法を習得する。

手順

  1. Excelを起動する。
  2. スライド6に示されたとおり、セルA1〜A5およびB1〜B5に数値を入力する(数値はすべて半角で入力すること)。
  3. セルA6に式「=AVERAGE(A1:A5)」を入力し、A列の平均を求める。
  4. セルA7に式「=STDEVP(A1:A5)」を入力し、A列の標準偏差を求める。
  5. 同様に、セルB6に式「=AVERAGE(B1:B5)」、セルB7に式「=STDEVP(B1:B5)」を入力する。
  6. 計算結果を確認し、スライド4の例と比較して、標準偏差の値がデータのばらつきを反映していることを確認する。

ヒント

  • セル範囲の指定では、コロン「:」を使用して連続したセル範囲を表す(例:A1:A5はA1からA5までの5つのセル)。
  • 標準偏差は、平均からの散らばり具合を表す指標である。値が大きいほどデータのばらつきが大きい。
  • STDEVPは母集団全体の標準偏差を計算する関数である。標本の標準偏差を求める場合はSTDEV.S関数を使用するが、本演習ではSTDEVPを使用する。
参照:スライド4〜7

演習2:演習問題(1問目)

目的

与えられたデータセットに対して、演習1で学んだ方法を適用し、平均と標準偏差を自力で求める。

手順

  1. スライド8に示されたデータをExcelに入力する。
  2. AVERAGE関数を使用して平均を計算する。
  3. STDEVP関数を使用して標準偏差を計算する。
  4. 計算結果を確認する。

ヒント

  • 演習1と同じ手順で実施できる。
  • 数値を入力するセル範囲は、データの個数に応じて調整すること。
  • 計算結果が妥当かどうか、データを目視で確認し、値の散らばり具合と標準偏差の関係を考察すること。
参照:スライド8

演習3:演習問題(2問目)

目的

別のデータセットに対して平均と標準偏差を求め、演習2の結果と比較することでデータの特性の違いを理解する。

手順

  1. スライド9に示されたデータをExcelに入力する。
  2. AVERAGE関数を使用して平均を計算する。
  3. STDEVP関数を使用して標準偏差を計算する。
  4. 演習2の結果と比較し、平均と標準偏差の違いについて考察する。

ヒント

  • 平均が同じでも標準偏差が異なる場合、データの分布が異なることを意味する。
  • スライド4の例を参考に、ばらつきと標準偏差の関係を理解すること。
参照:スライド9

演習4:変数と乱数の演習(NORMINV関数)

目的

変数(値が変化するデータ)の概念を理解し、NORMINV関数を使って平均と標準偏差に基づく正規分布に従う乱数を生成する方法を習得する。

手順

  1. 新しいExcelブックを開く。「ファイル」→「新規」→「空白のブック」を選択する。
  2. スライド14に示されたとおり、セルA1〜A5に販売量データを入力する(数値はすべて半角)。
  3. セルA6に式「=AVERAGE(A1:A5)」を入力し、平均を求める。
  4. セルA7に式「=STDEVP(A1:A5)」を入力し、標準偏差を求める。
  5. セルC1に式「=NORMINV(RAND(),100,20.97618)」を入力する。この式は、平均100、標準偏差20.97618の正規分布(データが平均値を中心に左右対称に分布する確率分布)に従う乱数を生成する。
  6. セルC1を選択し、コピーする(右クリックメニューまたはCtrl+C)。
  7. セルC2〜C6を選択し、貼り付ける(右クリックメニューまたはCtrl+V)。
  8. セルC1〜C6を選択(マウスでドラッグ)する。
  9. スライド19の手順に従い、選択範囲からグラフを作成し、分布を視覚化する。

ヒント

  • RAND関数は0から1の間の乱数を生成する。NORMINV関数と組み合わせることで、指定した平均と標準偏差を持つ正規分布に従う乱数を得られる。
  • 乱数は実行のたびに異なる値になる。F9キーを押すと再計算され、新しい乱数が生成される。
  • NORMINVの書式は「NORMINV(確率, 平均, 標準偏差)」である。
  • コピー&貼り付けにより、式が各セルに複製され、それぞれ独立した乱数が生成される。
参照:スライド10〜19

ex-9. Excel での数式のグラフ

資料(スライド): [PDF], [パワーポイント], [HTML]

【概要】Excelでの散布図の作成は、セルの領域を選択し、挿入タブから散布図を選ぶことで、簡単に行うことができる。

演習パート(クリックして展開)

演習1:Excelの起動

目的

Excelを起動し、新規ブックを作成できるようになる。

手順

  1. Microsoft Excelを起動する
  2. 起動画面が表示されたら「空白のブック」をクリックする

ヒント

Excelの起動方法は環境によって異なる。Windowsの場合、スタートメニューから「Excel」を検索するか、デスクトップのショートカットを使用する。

参照

スライド3

演習2:データの入力

目的

セルに数値データを入力し、グラフのx軸となる値を準備する。

手順

  1. セルA1をクリックして選択する
  2. 「-1」と入力し、Enterキーを押す
  3. 同様に、以下の値を順にA2〜A7に入力する
    • A2: -0.5
    • A3: 0
    • A4: 0.5
    • A5: 1
    • A6: 1.5
    • A7: 2

ヒント

入力する値は、放物線グラフのx座標となる。負の値から正の値まで入力することで、放物線の左右対称な形状を確認できる。入力後、各セルに正しい値が表示されているか確認すること。

参照

スライド4

演習3:数式の入力

目的

Excelの数式機能を使い、放物線の式 y = 0.5x² を計算する方法を学ぶ。

手順

  1. セルB1をクリックして選択する
  2. 「=0.5 * A1 * A1」と入力する
  3. Enterキーを押して数式を確定する
  4. セルB1に計算結果(0.5)が表示されることを確認する

ヒント

数式は必ず「=」(イコール)から始める。「A1 * A1」はA1の値を2乗することを意味する。Excelでは「^」演算子を使って「=0.5 * A1^2」と書くこともできるが、本演習ではスライドの指示に従い「A1 * A1」の形式を使用する。

参照

スライド5

演習4:数式のコピー

目的

数式のコピー&貼り付けにより、セル参照が自動的に調整される仕組みを理解する。

手順

  1. セルB1をクリックして選択する
  2. 右クリックしてメニューを表示し、「コピー」を選択する(またはCtrl+C)
  3. セルB2からB7までをマウスでドラッグして範囲選択する
  4. 右クリックしてメニューを表示し、「貼り付け」を選択する(またはCtrl+V)
  5. 各セルに計算結果が表示されることを確認する

ヒント

コピーした数式のセル参照は、貼り付け先に応じて自動的に変化する。たとえば、B1の「=0.5 * A1 * A1」をB2に貼り付けると「=0.5 * A2 * A2」となる。これを相対参照(relative reference)という。貼り付け後、各セルをクリックして数式バーで数式を確認するとよい。

参照

スライド6

演習5:散布図の作成

目的

入力したデータから散布図を作成し、放物線のグラフを可視化する。

手順

  1. セルA1をクリックする
  2. マウスをドラッグして、セルA1からB7までの範囲を選択する
  3. リボンの「挿入」タブをクリックする
  4. グラフのグループにある「散布図」のプルダウンメニューをクリックする
  5. 散布図の種類を選択する(点のみ、または線付きなど)
  6. y = 0.5x² の放物線グラフが表示されることを確認する

ヒント

範囲選択では、A列がx軸、B列がy軸のデータとして認識される。グラフが期待どおりに表示されない場合は、選択範囲が正しいか確認すること。放物線は原点付近で最小値をとり、左右対称な形状となる。

参照

スライド7〜8

ex-10. Excel でのデータの入力規則

資料(スライド): [PDF], [パワーポイント], [HTML]

【概要】Excelのデータ入力規則機能は、プルダウンメニューによって、特定セルの入力値を制限する機能であり、ユーザの入力ミスの防止に役立つ。その設定は、セル範囲を選択後、データタブから入力規則を設定することで行うことができる。制限はリスト形式での値選択、数値範囲の制限などが可能である。

演習パート(クリックして展開)

演習1:入力規則の設定

目的

Excelの「データの入力規則」機能を使用し、特定のセル範囲に入力可能な値をリストで制限する方法を習得する。

手順

  1. Excelを起動し、新規ブックを作成する
  2. セルG2〜G4に、入力規則で使用するリスト項目(例:りんご、みかん、バナナなど果物名)を入力する
  3. 列番号「B」をクリックし、B列全体を選択する(スライド3参照)
  4. 「データ」タブをクリックする
  5. 「データの入力規則」ボタンをクリックする(スライド4参照)
  6. 表示されたダイアログで「入力値の種類」から「リスト」を選択する
  7. 「元の値」欄に =$G$2:$G$4 と入力する(スライド5参照)
  8. 「OK」ボタンをクリックして設定を完了する
  9. B列の任意のセルをクリックし、プルダウンメニューが表示されることを確認する(スライド6参照)

ヒント

  • 「元の値」で使用する $ 記号は絶対参照(セル番地を固定する参照方式)を表す。これにより、参照先のセル範囲が常にG2〜G4に固定される
  • 列全体を選択するには、列番号(アルファベット)の部分をクリックする
  • 入力規則を設定したセルには、選択時にセル右側に小さな三角形(ドロップダウン矢印)が表示される
参照:スライド2〜7

演習2:プルダウンメニューを使用したデータ入力

目的

入力規則で設定したプルダウンメニューを使用して、効率的かつ正確にデータを入力する方法を習得する。

手順

  1. 演習1で入力規則を設定したExcelファイルを開く
  2. データが入力されている最終行の次の行に、新しいデータ行を追加する
  3. B列の該当セルをクリックする
  4. セル右側に表示されるドロップダウン矢印をクリックする
  5. プルダウンメニューから「みかん」を選択する
  6. 選択した値がセルに入力されたことを確認する

ヒント

  • プルダウンメニューを使用することで、入力ミス(タイプミスや表記ゆれ)を防止できる
  • キーボードの Alt + ↓ キーでもプルダウンメニューを表示できる
  • リストにない値を直接入力しようとすると、エラーメッセージが表示される
参照:スライド6、8

演習3:数式のコピー

目的

右クリックメニューを使用して、数式を別のセルにコピーする方法を習得する。

手順

  1. 演習2で行を追加したExcelファイルを使用する
  2. セルD4を右クリックする
  3. 表示されたメニューから「コピー」を選択する
  4. セルD5をクリックして選択する
  5. 右クリックし、「貼り付け」を選択する(または Ctrl + V キーを押す)
  6. 同様に、セルE4を右クリックし「コピー」を選択する
  7. セルE5をクリックして選択する
  8. 右クリックし、「貼り付け」を選択する
  9. コピーした数式が正しく動作していることを確認する

ヒント

  • 数式をコピーすると、相対参照($記号のない参照)は貼り付け先に応じて自動的に調整される
  • 数式バーを確認し、コピー後の数式が意図した参照先を指しているか確認するとよい
  • 複数のセルを同時にコピーする場合は、範囲選択してからコピー操作を行う
参照:スライド9

ex-11. Excel で small 関数を用いて、順位からデータを探す

資料(スライド): [PDF], [パワーポイント], [HTML]

【概要】ExcelのSMALL関数は、データの並びの中から順位を指定して値を取得する機能である。任意の順位の値を参照できる。

演習パート(クリックして展開)

演習1:新規ブックの作成

目的 Excelで新しい空白のブックを作成する操作を確認する。
手順
  1. Excelを起動する
  2. 「ファイル」タブをクリックする
  3. 「新規」をクリックする
  4. 「空白のブック」を選択する
ヒント Excelのバージョンによって画面の見た目が異なる場合があるが、「ファイル」→「新規」の流れは共通である。
参照 スライド6

演習2:データの入力

目的 SMALL関数で処理する元データをセルに入力する。
手順
  1. セルA1をクリックし、「10」と入力してEnterキーを押す
  2. 同様に、A2に「6」、A3に「2」、A4に「3」、A5に「5」を入力する
ヒント データは意図的にばらばらの順番(ソートされていない状態)で入力する。これがSMALL関数の効果を確認するための準備である。
参照 スライド7

演習3:SMALL関数の入力(1番目に小さい値)

目的 SMALL関数を使って、データの中で1番目に小さい値を取得する方法を学ぶ。
手順
  1. セルB1をクリックする
  2. 「=SMALL(A1:A5, 1)」と入力する
  3. Enterキーを押す
ヒント SMALL関数の第1引数「A1:A5」はデータの範囲を、第2引数「1」は「1番目に小さい」を意味する。結果として、範囲内で最も小さい値が表示される。
参照 スライド8, 12

演習4:SMALL関数の入力(2〜5番目に小さい値)

目的 SMALL関数の第2引数を変えることで、2番目、3番目、…と順位を指定できることを理解する。
手順
  1. セルB2に「=SMALL(A1:A5, 2)」と入力し、Enterキーを押す
  2. セルB3に「=SMALL(A1:A5, 3)」と入力し、Enterキーを押す
  3. セルB4に「=SMALL(A1:A5, 4)」と入力し、Enterキーを押す
  4. セルB5に「=SMALL(A1:A5, 5)」と入力し、Enterキーを押す
ヒント 第2引数の数値を変えるだけで、異なる順位の値を取得できる。入力ミスを防ぐため、数式を入力したら必ず確認すること。
参照 スライド9

演習5:結果の確認

目的 SMALL関数の実行結果を確認し、関数が正しく動作していることを検証する。
手順
  1. B列に表示された値を確認する
  2. A列の元データ(10, 6, 2, 3, 5)を小さい順に並べた場合と一致するか検証する
ヒント 元データを昇順(小さい順)に並べると「2, 3, 5, 6, 10」となる。B1からB5にこの順で値が表示されていれば正しい。
参照 スライド10

演習6:データ変更と同点データの確認

目的 データを変更した場合のSMALL関数の動作を確認する。特に、同じ値(同点)が複数ある場合の挙動を理解する。
手順
  1. A列のデータを次のように書き換える:A1に「10」、A2に「20」、A3に「30」、A4に「30」、A5に「50」
  2. B列の結果を確認する
  3. 同点(30が2つ)がある場合、3番目と4番目にどのような値が表示されるか観察する
ヒント スライドによると、このデータでは「1位:10、2位:20、3位:30、30(同点で2つ)、5位:50」となる。SMALL関数は同点の値を別々の順位として扱うため、3番目も4番目も「30」が返される。
参照 スライド11