Rでの SQLiteMap パッケージのインストール

【概要】R システムで SQLiteMap パッケージをインストールする手順を解説する。Windows では R コンソールのメニューまたはコマンドを使用し、Ubuntu では端末から install.packages 関数を実行する。インストール後は library 関数でパッケージを読み込む。

【目次】

  1. 前準備
  2. R の SQLiteMap パッケージのインストール手順
  3. SQLiteMap パッケージを使ってみる
このページでは、Rでの SQLiteMap パッケージのインストールについて解説する。

SQLiteMap パッケージとは:SQLiteMap は、R から SpatiaLite(SQLite データベースに空間データ機能を追加する拡張モジュール)を利用するためのパッケージである。地理情報データの保存、検索、分析を SQLite データベース上で行うことができる。

【注意】SQLiteMap パッケージは2012年9月30日に CRAN リポジトリから削除された。現在はアーカイブからのみ入手可能である。R で空間データを扱う場合は、現在標準となっている sf パッケージの利用を推奨する。sf パッケージは SpatiaLite データベースの読み書きにも対応している。

前準備

SQLiteMap パッケージをインストールする前に、R システムのインストールが必要である。

R システムのインストール

R システムは CRAN(https://cran.r-project.org/)から入手できる。

R の SQLiteMap パッケージのインストール手順

Windows の場合

Windows の場合は、R コンソールを使用してパッケージをインストールできる。

  1. chooseCRANmirror()」を実行して、CRAN ミラーサイトを選択する

    「chooseCRANmirror()」を実行すると、ミラーサイトを選択するための画面が表示される。ミラーサイトとは、CRAN の内容を複製して配布しているサーバーである。Japan(日本)を選択するとダウンロード速度が向上する。

    一度 CRAN ミラーサイトを選択すると設定が保存されるため、以降のインストール時に再選択する必要はない。

    Windows の R コンソールを使う場合

    Windows の R コンソールでは、「パッケージ」→「CRAN ミラーサイトの設定」と操作することでも同様の設定が可能である。

  2. 「utils:::menuInstallPkgs()」を実行した後、インストールしたいパッケージを選択する

    Windows の R コンソールを使う場合

    Windows の R コンソールでは、「utils:::menuInstallPkgs()」と入力する代わりに、「パッケージ」→「パッケージのインストール」と操作することでも同じ機能を利用できる。

    install.packages を使う場合

    インストールしたいパッケージ名が分かっている場合は、install.packages 関数を使用できる。

    install.packages("SQLiteMap")
    
    依存パッケージ(SQLiteMap が動作するために必要な他のパッケージ)は、install.packages 関数の実行時に自動的にインストールされる。

  3. 「library(SQLiteMap)」を実行して、パッケージを読み込む

    インストール後、パッケージを使用するには library 関数で読み込む。

    library("SQLiteMap")
    
  4. 依存パッケージのインストールを促すダイアログが表示された場合は、「はい」をクリックする
  5. インストール終了の確認

    エラーメッセージが表示されていないことを確認する。

Ubuntu の場合

Ubuntu の場合は、端末から操作を行う。

  1. R の起動

    端末で R を起動する。

    Ubuntu 端末で R を起動した画面
  2. install.packages 関数を使用してパッケージをインストールする
    install.packages("SQLiteMap")
    
    install.packages 関数で SQLiteMap をインストールする画面
    依存パッケージ(SQLiteMap が動作するために必要な他のパッケージ)は、install.packages 関数の実行時に自動的にインストールされる。

  3. (オプション) CRAN ミラーサイトの選択

    install.packages 関数を実行すると、ミラーサイトを選択するウィンドウが表示される場合がある。日本国内のミラーサイトを選択するとダウンロード速度が向上する。

  4. インストール終了の確認

    エラーメッセージが表示されていないことを確認する。

    パッケージインストール完了後の画面
  5. library 関数を実行してパッケージを読み込む

    インストール後、パッケージを使用するには library 関数で読み込む。

    library("SQLiteMap")
    
    library 関数で SQLiteMap を読み込む画面
  6. (オプション) 依存パッケージのインストールを促すダイアログが表示された場合は、「はい」をクリックする

SQLiteMap パッケージを使ってみる

インストールが完了したら、SQLiteMap パッケージの動作を確認する。以下の手順でサンプルデータベースへの接続を行い、パッケージが正常に動作することを確認する。

  1. SQLiteMap パッケージの読み込み
    library("SQLiteMap")
    
  2. サンプルデータベースへの接続

    以下のコードは、SQLiteMap パッケージに付属するサンプルデータベースに接続し、SpatiaLite 拡張機能を初期化する。dbDriver 関数と dbConnect 関数は、R からデータベースに接続するための関数である。spatialite.init 関数は、SpatiaLite の空間データ機能を有効にする。

    drv <- dbDriver("SQLite")
    conn <- dbConnect(drv, dbname=system.file("mydb", package="SQLiteMap"), loadable.extensions=TRUE )
    spatialite.init(conn)
    
    SQLiteMap パッケージでデータベースに接続した画面

    エラーが発生せずにコマンドが実行されれば、パッケージは正常に動作している。