Blender 2.9 の画面構成と,種々の基本操作をスクリーンショット等で説明する.
Blenderは,3次元コンピュータグラフィックス・アニメーションソフトウェア. 立体の編集,レンダリング、ライト(ランプ)やカメラ等を設定しての3次元コンピュータグラフィックス・アニメーション作成機能がある.
【目次】
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謝辞:Blenderソフトウェアの作者に感謝します
参考 Web ページ
前準備として,Blender のインストールが終わっていること.
メニューの日本語化を行っておいた方が使いやすい.
既定(デフォルト)では,メニュー,3Dビューポート,タイムライン,アウトライナー,プロパティの5画面が表示される.(これらは,配置,表示・非表示の調整可能)
3Dビューポートには,立体,カメラ,ライト,ヘッダ(メニュー),サイドバー,ナビゲーションコントール,インタラクティブナビゲーションが表示される.
サイドバーの表示,非表示は,マウス操作でできる.n キーでもできる.
元に戻す,やり直すは,メニューでできる.
ショートカット
ファイル保存は,画面上部の「ファイル (File)」→ 「保存 (Save As...)」 ※ ファイル名は英語で保存するほうが扱いやすい.
既定(デフォルト)では,3Dビューポートに, 立体,カメラ,ライト(ランプ)が表示される.
立体, カメラ, ライト(ランプ)の操作を行うモード
立体の要素である頂点,辺,面,メッシュの操作を行うモード
モード切り替えは,メニューでできる.オブジェクトモード,編集モードなど.Tab キーでもできる.
ショートカット:Tab キー
オブジェクトモードのときは,立体, カメラ,ライト(ランプ)が選択される.編集モードのときは,頂点,辺,面が選択される. 直前まで選択されていたオブジェクトは,選択解除される.
オブジェクトを選択した状態(複数オブジェクトを選択していてもよい)で,オブジェクトモードから編集モードにモード切り替えを行うと,選択していたオブジェクトの頂点,辺,面だけが選択できる.
マウスの左ボタンでドラッグした範囲のオブジェクトが,選択対象に追加されるようになる.
ショートカット
ツールバーで移動ツールへに切り替えたときは, 選択されたオブジェクト(あるいは複数オブジェクト)のマニピュレータが表示される.
移動ツールでは,マウスの移動につれて,選択されたオブジェクトが動く. 移動のあと,マウスの左クリックは確定,右クリックは取り消し.
マニピュレータの座標軸(赤,青,緑の軸)のうち1つを,左ボタンでクリック,マウスを動かすと、オブジェクトも動く
編集モードのときは,オブジェクトが変形する.
ツールバーで回転ツールに切り替えたときは, 選択されたオブジェクト(あるいは複数オブジェクト)のマニピュレータが表示される.
ツールバーにより,回転ツールが表示される.回転ツールでは,マウスの移動につれて,選択されたオブジェクトが回転する 回転のあと,マウスの左クリックは確定,右クリックは取り消し.
編集モードのときは,オブジェクトが変形する.
ツールバーで拡大縮小(スケール)ツールに切り替えたときは, 選択されたオブジェクト(あるいは複数オブジェクト)のマニピュレータが表示される.
拡大縮小(スケール)ツールでは,マウスの移動につれて,選択されたオブジェクトが拡大縮小する 拡大縮小のあと,マウスの左クリックは確定,右クリックは取り消し.
編集モードのときは,オブジェクトが変形する.
編集モードで,e キーでもよい.
ショートカット
※ 「r」キーを1回だけ押すと,視点を基準として回転
※ 「r」キーを2回押すと,3軸の回転
立体の追加(新規作成)は,メニューの「Add(追加)」(あるいは SHIFT + Aキー)→「Mesh(メッシュ)」,その後,種類を選択(円柱,立方体などが選べる).
メニューの「Add(追加)」(あるいは SHIFT + Aキー)→「ライト」,その後,ライト(ランプ)の種類を選択
ショートカット
オブジェクトモードで,移動してみる.別のオブジェクトに分離されたことが分かる
ショートカット
ビューの移動は,ナビゲーションコントロールでもできる.ナビゲーションコントロールの「ビューを移動します」を左クリックしたままマウス移動.
※ SHIFTキーとマウスの中ボタンを押しながらマウス移動でもよい.
ビューのズームイン・ズームアウトは,ナビゲーションコントロールでもできる.ナビゲーションコントロールの「ビューのズームイン・アウト」を左クリックしたままマウス移動.
※ マウスホイールの操作,テンキーの「+」と「-」でもよい.
ビューの回転は,インタラクティブナビゲーションでもできる.インタラクティブナビゲーションの「ビューを回転します」を左クリックしたままマウス移動.
※ マウスの中ボタンを押しながらマウス移動でもよい.
3Dビューポートの境界にマウスを移動 → マウスの中ボタンまたは右クリック → メニューが表示されるので,エリア分割 (Split Area) → 分割線が表示されるので,マウスの中ボタンを押して決定.
エリア統合は,統合したいエリアの境界にマウスを移動 → マウスの中ボタンまたは右クリック → メニューが表示されるので,エリア統合 (Join Areas)
透視投影,平行投影切り替えは,ナビゲーションコントロールでもできる.
透視投影では,遠くのものが小さくなる.平行投影ではそのようなことはない.
選択されたオブジェクトのみが表示されるモードに切り替わる
ショートカット
ビューのカメラ視野(カメラビュー),ユーザビュー(作業ビュー)切り替えは,ナビゲーションコントロールでもできる.
カメラ視野(カメラビュー)は,レンダリングのときに用いる視野.
※ 終わったら,もう1度「N」キーを押して,シェルフを閉じる
ビューをカメラ視野(カメラビュー)に切り替える.
すると,「カメラ視野(カメラビュー)」を動かすと,同時に「カメラ」も動くようになる
メッシュ細分化は,
※ 5以上のレベルも、同様の操作
レンダリングでは,光が当たっているか当たっていないかなどの計算が行われる.
レンダープレビューモードへの切り替えは,メニューでできる.
レンダリングプレビューが表示されるようになる.これは,シーン内に設定したライトや,立体に設定したマテリアルを使いレンダリングを行うモード.
ルック開発モードへの切り替えは,メニューでできる.
ルック開発モードでの表示が行われる. これは,立体のマテリアル等を調整するために,シーン内のライトを,簡単に切り替えながら確認するためのモードである.
※ 立体形状を造形するときなど,このモードが使いやすい場合がある.
ソリッドモードに変わる.
ワイヤーフレームモードへの切り替えは,メニューでできる.z キーでもできる
ワイヤフレーム表示は、面の枠線のみの表示
フラットシェードでは,ポリゴンがそのまま描画され, スムースシェードでは,ポリゴンの境界がなめらかになるように描画される.
3Dビューポートでの表示やレンダリングのとき,
ショートカット