smoke2cyclesのインストールと動作確認
前準備
Blender のインストール
【Blender のインストール】
- Windows での Blender 4 のインストール: 別ページ »で説明
- Ubuntu での Blender 3 のインストールは,別ページ »で説明
メニューの日本語化を行っておいた方が使いやすい.
smoke2cyclesのインストールと動作確認
- smoke2cycles(煙のシミュレーションをCyclesレンダラーで表現するためのアドオン)の Webページを開く
https://blenderartists.org/t/2-8-cycles-smoke-volume-artifacts/1144792
- smoke2cycles アドオン(Blenderの機能を拡張するプラグイン)へのリンクをクリック
- 登録作業を行う
- 確認メールが届く
- ファイルをダウンロード
- Blenderでアドオンを追加する操作
- 「Edit (編集)」メニューから「Preferences (プリファレンス)」を選択する(Blender 4では、以前の「File (ファイル)」→「User Preference (ユーザー設定)」からメニュー構成が変更されている)
- 左側のサイドバーから「Add-ons (アドオン)」タブを選択する
- 画面右上の「Install...」ボタンをクリックする(Blender 4では「Install Add-on from File」から表記が変更されている)
- ダウンロードしたファイルsmoke2cycles-V_00_03_00.zipを選択する
- インストール完了後の画面を確認する
- 「Object: Smoke2Cycles」の左側にあるチェックボックスをオンにする.次に画面右下の「Save Preferences」ボタンをクリックする(Blender 4では「Save User Settings」から名称が変更されている).
- 右上の「×」ボタンをクリックして設定画面を閉じる
- 「Edit (編集)」メニューから「Preferences (プリファレンス)」を選択する(Blender 4では、以前の「File (ファイル)」→「User Preference (ユーザー設定)」からメニュー構成が変更されている)
- 3Dビューポート(3Dモデルを操作・編集する主要な表示領域)で,立体を選択する(Blender 3/4ではマウスの左クリックで選択する.以前のバージョンでは右クリックだった)
上部メニューの「Object (オブジェクト)」から,「Quick Effects (クイックエフェクト)」→「Quick Smoke (クイック煙)」を選択する
- 「Quick Smoke (クイック煙)」エフェクト(視覚効果)が設定される
- Quick Smoke(クイック煙)が正しく設定されたことを確認するために,画面下部のタイムライン(時間軸)エディタにあるアニメーションの再生ボタンをクリックする.煙のエフェクトが表示される.
- 煙の表示を確認したら,メニューバーから「File (ファイル)」→「Save (保存)」と操作する.
- 名前を指定して保存する
* 保存しておかないと,後で使用する「Physics(物理演算)」機能の全機能が利用できなくなるため注意が必要である.
- 画面右側のプロパティパネルで「Physics(物理演算)」タブを選択する
- 「Smoke Cache(スモークキャッシュ:煙のシミュレーション結果を一時保存するメモリ領域)」セクションを展開し,「Bake(ベイク:シミュレーション結果を事前計算して保存する処理)」ボタンをクリックする
- 3Dビューポートの右側にあるシェルフ(補助パネル)内の「smoke2cycles」タブをクリックして,物理演算シミュレーション(現実世界の物理法則に基づく動きの計算処理)を開始する.
- シミュレーション処理中は,画面下部にプログレスバーが表示される.処理が完了するまで待機する.
- 処理完了後,煙のリアルな表示を確認するために「Render(レンダリング)」タブを選択し,「Render Engine(レンダリングエンジン)」が「Cycles」に設定されていることを確認する.
- F12キーを押すか,メニューから「Render(レンダリング)」→「Render Image(画像をレンダリング)」を選択して,最終的な煙のエフェクトをレンダリングする.
- レンダリング結果に問題がなければ,再度「File(ファイル)」→「Save(保存)」でプロジェクトを保存する.
注意: Blender 4では,Mantaflow(物理ベースの流体シミュレーションシステム)が標準の煙シミュレーションエンジンとして組み込まれているため,smoke2cyclesアドオンの互換性に問題が生じる場合がある.その場合は公式のMantaflowシステムを使用することを検討する.