Eclipse で Axis を使ってみる (書きかけ)

Axis は Web サービスエンジンです

Eclipse を使用する。

  1. (前準備)新規 Tomcat サーバの定義

    Eclipse 内部の tomcat サーバ(あとで説明する)を使えるようにするためには,Eclipse で 新規サーバの定義という操作を行う必要がある. (新規サーバの定義は,Eclipse で1回行うだけでいいです).

  2. Java サーブレットのプログラムの作成

    Java サーブレットは,Java のクラスとして定義されることになる.作成は Eclipse 上で行う. 詳しくは,次の手順になる.

    1. 動的 Web プロジェクトの作成
    2. Java パッケージの作成
    3. サーブレットの作成

      「サーブレット」というときは,URL と Java のクラスとのマッピング定義が必要になるため,単なる「Java のクラス」と「サーブレット」という言葉は区別することにします.

    Eclipse を使わずにJava サーブレットのプログラムを作成する場合と比べると,Eclipse が,マッピング定義が自動で行ってくれるし,ディレクトリ作成も自動で行ってくれるという違いがあります.

  3. 動作テスト

    Java サーブレットのプログラムのテストを行うために,「Eclipse 内部の tomcat サーバ」(あとで説明する)を使う. つまり,Java サーブレットの作成とテストとデバッグの一連の作業を,Eclipse 上で行う.

  4. エクスポート

    動作テストが終わったら, Eclipse でエクスポート操作を行って, 公開 tomcat サーバ で動くようにします. ここでの「エクスポート」は簡単にいうと,Eclipse の配下にある各種ファイルを,公開 tomcat サーバが管理するディレクトリの下に コピーする操作です.

【この Web ページの目次】

【補足説明】

下記の 2つのサーバは別物です. 2つを同時に動かすことはできません(ポートを奪い合うことができないので).一方を動かすときは,もう一方を止めることになる.

  1. Eclipse 内部の tomcat サーバ:

    Eclipse では,Eclipse 内部の tomcat サーバが動き, Java サーブレットの動作テストなどに使う.

  2. 公開 tomcat サーバ:

    公開 tomcat サーバは Eclipse と独立した tomcat サーバです(Windows の場合は、例えばC:\tomcat60\bin\tomcat6w.exe 等で起動する Tomcat サーバのこと).当然, 公開 tomcat サーバが管理するディレクトリも Eclipse とは独立している.

必要となるソフトウェア

設定項目

前もって,Tomcat のバージョンと、Tomcat インストールディレクトリを調べておいてください.

  このページでは次のように書く.  

Axis2 のインストール

  1. Ubuntu で OS のシステム更新を行うときは, 次のコマンドを実行.
    sudo apt -y update
    sudo apt -yV upgrade
    sudo /sbin/shutdown -r now
    
  2. Axis/C のインストール ◆ Ubuntu の場合の操作手順
    sudo apt -y update
    sudo apt -y install libapache2-mod-axis2c
    sudo apt -y install libaxis2c0
    sudo apt -y install libaxis2c0-doc
    sudo apt -y install libaxis2c0-dev
    sudo apt -y install libaxis2c0-bin
    sudo apt -y install libaxis2c0
    
  3. WAR (Web アーカイブ)のダウンロード
    1. Web ページを開く

      https://axis.apache.org/axis2/java/core/

    2. リリース版が欲しいので「Release」をクリック
    3. 最新の WAR Distribution を選ぶ

Eclipse で Axis2 を使うための設定

  1. Eclipse の起動

    Eclipseプラグイン(codegen, service-archiver-wizard)

  2. 「ソフトウェア更新」の開始

    ヘルプ (Help)」メニュー → 「新規ソフトウェアのインストール」 を選ぶ

  3. 作業対象として「--すべての使用可能なサイト-- (--All Available Sites--)」を選ぶ

    コラボレーション」の下にある、以下のものにチェック

    • Eclipse EGit

    プログラミング言語」の下にある、以下のものにチェック

    • JavaScript 開発ツール
  4. 必要なプラグインの選択

    Web ツール。プラットフォーム (WTP)」の下にある、以下のものにチェック

    • Axis2ツール
    • Eclipse Java EE 開発ツール
    • Eclipse Java Web Developer Tools
    • Eclipse Web 開発者ツール
    • Eclipse XMLエディタおよびツール
    • Eclipse XSL開発者ツール
    • JSTサーバー・アダプタ
    • JST Server Adapters Extensions
    • JSTサーバーUI

    「次へ (Next)」をクリック.

  5. インストール詳細の確認

    このままでよいので, 「次へ(Next)」をクリック.

  6. ライセンス条項の確認

    ライセンス条項を確認する

  7. インストールが始まる
  8. Eclipse の再起動
  9. Axis の設定
    1. Eclipse で 「Window(ウィンドウ)」→「Preferences(設定)」 と操作する
    2. Web サービス 」 を選ぶ
    3. Axis2 設定 」 を選ぶ
    4. ダウンロードした war ファイルをTomcat 配下に解凍
    5. Axis2ランタイムロケーションの設定
    6. Axis2サーバとランタイムの設定
    7. Tomcatの設定
    8. サーバのランタイム環境の新規追加
    9. Tomcatに関するディレクトリの設定
    10. 動的Webモジュールのバージョンを2.5に設定、プロジェクトファセットでAxis2Webサービスをチェック、