Eclipse で Axis を使ってみる (書きかけ)
Axis は Web サービスエンジンです
Eclipse を使用する。
- (前準備)新規 Tomcat サーバの定義
Eclipse 内部の tomcat サーバ(あとで説明する)を使えるようにするためには,Eclipse で 「新規サーバの定義」という操作を行う必要がある. (新規サーバの定義は,Eclipse で1回行うだけでいいです).
- Java サーブレットのプログラムの作成
Java サーブレットは,Java のクラスとして定義されることになる.作成は Eclipse 上で行う. 詳しくは,次の手順になる.
- 動的 Web プロジェクトの作成
- Java パッケージの作成
- サーブレットの作成
「サーブレット」というときは,URL と Java のクラスとのマッピング定義が必要になるため,単なる「Java のクラス」と「サーブレット」という言葉は区別することにします.
Eclipse を使わずにJava サーブレットのプログラムを作成する場合と比べると,Eclipse が,マッピング定義が自動で行ってくれるし,ディレクトリ作成も自動で行ってくれるという違いがあります.
- 動作テスト
Java サーブレットのプログラムのテストを行うために,「Eclipse 内部の tomcat サーバ」(あとで説明する)を使う. つまり,Java サーブレットの作成とテストとデバッグの一連の作業を,Eclipse 上で行う.
- エクスポート
動作テストが終わったら, Eclipse でエクスポート操作を行って, 公開 tomcat サーバ で動くようにします. ここでの「エクスポート」は簡単にいうと,Eclipse の配下にある各種ファイルを,公開 tomcat サーバが管理するディレクトリの下に コピーする操作です.
【この Web ページの目次】
- axis
- 新規サーバの定義とTomcat サーバ起動・停止
- Java サーブレット・プログラムの作成手順
- Java サーブレット・プログラムのテスト実行
- Java サーブレット・プログラムのエクスポート
【補足説明】
下記の 2つのサーバは別物です. 2つを同時に動かすことはできません(ポートを奪い合うことができないので).一方を動かすときは,もう一方を止めることになる.
- Eclipse 内部の tomcat サーバ:
Eclipse では,Eclipse 内部の tomcat サーバが動き, Java サーブレットの動作テストなどに使う.
- 公開 tomcat サーバ:
公開 tomcat サーバは Eclipse と独立した tomcat サーバです(Windows の場合は、例えばC:\tomcat60\bin\tomcat6w.exe 等で起動する Tomcat サーバのこと).当然, 公開 tomcat サーバが管理するディレクトリも Eclipse とは独立している.
必要となるソフトウェア
- Windows での Java JDK 18 (Java SE Development Kit 18) のインストールが済んでいること.
C:\Program Files\Java\jdk1.6.0_26 のようなディレクトリがあれば,インストール済み.
- Eclipse のWebページの記述に従って,Eclipse のインストールが終わっていること.
- Eclipse の 「Web, XML, and Java EE 及びエンタープライズ開発」に関するプラグインのインストールが終わっていること.
- Tomcat インストールが終わっていること.
設定項目
前もって,Tomcat のバージョンと、Tomcat インストールディレクトリを調べておいてください.
- Ubuntu の場合: 例えば /var/lib/tomcat7や/var/lib/tomcat6 のようになります
- Windows の場合: 例えば C:\tomcat60やC:\tomcat55 のようになります
- Tomcat のバージョン:
- Tomcat インストールディレクトリ: /var/lib/tomcat7
Axis2 のインストール
-
Ubuntu で OS のシステム更新を行うときは,
次のコマンドを実行.
sudo apt -y update sudo apt -yV upgrade sudo /sbin/shutdown -r now
- Axis/C のインストール
◆
Ubuntu の場合の操作手順
sudo apt -y update sudo apt -y install libapache2-mod-axis2c sudo apt -y install libaxis2c0 sudo apt -y install libaxis2c0-doc sudo apt -y install libaxis2c0-dev sudo apt -y install libaxis2c0-bin sudo apt -y install libaxis2c0
- WAR (Web アーカイブ)のダウンロード
- Web ページを開く
- リリース版が欲しいので「Release」をクリック
- 最新の WAR Distribution を選ぶ
Eclipse で Axis2 を使うための設定
- Eclipse の起動
Eclipseプラグイン(codegen, service-archiver-wizard)
- 「ソフトウェア更新」の開始
「ヘルプ (Help)」メニュー → 「新規ソフトウェアのインストール」 を選ぶ
- 作業対象として「--すべての使用可能なサイト-- (--All Available Sites--)」を選ぶ
「コラボレーション」の下にある、以下のものにチェック
- Eclipse EGit
「プログラミング言語」の下にある、以下のものにチェック
- JavaScript 開発ツール
- 必要なプラグインの選択
「Web ツール。プラットフォーム (WTP)」の下にある、以下のものにチェック
- Axis2ツール
- Eclipse Java EE 開発ツール
- Eclipse Java Web Developer Tools
- Eclipse Web 開発者ツール
- Eclipse XMLエディタおよびツール
- Eclipse XSL開発者ツール
- JSTサーバー・アダプタ
- JST Server Adapters Extensions
- JSTサーバーUI
「次へ (Next)」をクリック.
- インストール詳細の確認
このままでよいので, 「次へ(Next)」をクリック.
- ライセンス条項の確認
ライセンス条項を確認する
- インストールが始まる
- Eclipse の再起動
- Axis の設定
-
Eclipse で
「Window(ウィンドウ)」→「Preferences(設定)」
と操作する
-
「
Web サービス
」
を選ぶ
-
「
Axis2 設定
」
を選ぶ
- ダウンロードした war ファイルをTomcat 配下に解凍
- Axis2ランタイムロケーションの設定
- Axis2サーバとランタイムの設定
- Tomcatの設定
- サーバのランタイム環境の新規追加
- Tomcatに関するディレクトリの設定
- 動的Webモジュールのバージョンを2.5に設定、プロジェクトファセットでAxis2Webサービスをチェック、
-
Eclipse で
「Window(ウィンドウ)」→「Preferences(設定)」
と操作する