Blender内蔵のPythonでPythonパッケージのインストール

概要

BlenderのPythonシステムにパッケージをインストールする手順を説明する。Windowsでは、コマンドプロンプトからBlender内蔵Pythonを指定し、ensurepipとpip(Pythonのパッケージ管理ツール)を使用する。

目次

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第1章:前準備

Blenderは,3次元コンピュータグラフィックス・アニメーションソフトウェアである.3次元モデルの編集,レンダリング,光源やカメラ等の設定による3次元コンピュータグラフィックス・アニメーション作成機能がある.

メニューの日本語化を行っておくと使いやすい.「編集(Edit)→プリファレンス(Preferences)→インターフェイス(Interface)→翻訳(Translation)」で設定できる.

第2章:Blender内蔵のPythonパッケージのインストール

Windowsを使用する場合は、次のように操作する。

  1. Blenderを起動する
  2. Blender Pythonコンソール(Blenderに内蔵されたPythonプログラミング環境)を開くために、Blenderのワークスペース(作業画面のレイアウト)を「スクリプティング」に変更する
    Blenderのワークスペース選択画面
  3. コンソール画面(Pythonプログラムを対話的に実行するための画面)が開くので確認する

    Pythonコンソールは、Blenderに組み込まれた対話型Python実行環境である。

    Blender Pythonコンソール画面
  4. Blender内蔵Pythonのバージョンと実行ファイルの場所を確認する

    Blender Pythonコンソールで次のコードを実行する。表示されたsys.executableのパスを、以降のコマンドで使用する。

    import sys
    
    print(sys.version)
    print(sys.executable)
    
  5. 管理者権限コマンドプロンプトを起動する (手順:Windowsキーまたはスタートメニュー → cmd と入力 → 右クリック → 「管理者として実行」)。
  6. pipを利用可能にする

    以下はBlender 5.2の標準インストール先の例である。実際には、手順4で表示されたpython.exeのパスに読み替えること。

    "C:\Program Files\Blender Foundation\Blender 5.2\5.2\python\bin\python.exe" -m ensurepip --upgrade
    
  7. pipの更新

    以下はBlender 5.2の標準インストール先の例である。実際には、手順4で表示されたpython.exeのパスに読み替えること。

    "C:\Program Files\Blender Foundation\Blender 5.2\5.2\python\bin\python.exe" -m pip install --no-user --upgrade pip
    
  8. インストール済みのパッケージの確認

    以下はBlender 5.2の標準インストール先の例である。実際には、手順4で表示されたpython.exeのパスに読み替えること。

    "C:\Program Files\Blender Foundation\Blender 5.2\5.2\python\bin\python.exe" -m pip list
    
  9. pipを用いて、パッケージをインストールする

    ここでは動作確認用にrequestsをインストールする。requestsの部分は、インストールしたいパッケージ名に読み替えること。OpenCVの拡張機能が必要な場合はopencv-contrib-pythonのみを指定し、opencv-pythonと同時に指定しない。TensorFlowなど、Blender内蔵Pythonに対応する配布ファイルが必要なパッケージは、対応バージョンが公開されていることを確認し、必要に応じてtensorflow==...のようにバージョンを指定する。

    "C:\Program Files\Blender Foundation\Blender 5.2\5.2\python\bin\python.exe" -m pip install --no-user -U requests
    
  10. インストールしたパッケージの動作確認

    BlenderのPythonコンソールで次のコードを実行して動作確認を行う。バージョン番号が表示されれば、インストールしたパッケージをBlender内蔵Pythonから利用できている。

    import requests
    
    print(requests.__version__)