Windows で MobaXterm の ssh を使い,サーバにリモート接続

Windows で MobaXterm を使い、Linux サーバへ SSH 接続する手順を示す。SSH は通信を暗号化するリモート操作プロトコルである。パスワード認証のほか鍵認証も利用できる。MobaXterm は SFTP によるファイル転送機能も備える。接続できない場合は、IP アドレス、sshd の稼働状況、ファイアウォールの設定を確認する。
  1. MobaXterm を起動する。
  2. SSH でリモートログインするためのセッションを作成する。メニューバーの「Session」アイコンをクリックする。
  3. セッションタイプの選択画面が表示されるので、「SSH」アイコンをクリックする。
  4. 接続先の情報を入力する。

    Remote host (SSH server)」欄に、接続先サーバの IP アドレスまたはホスト名を入力する。

    ログインするユーザ名を指定する場合は、「Specify username」左横のチェックボックスをオンにし、その右のテキストボックスにユーザ名を入力する。指定しない場合は、接続時にユーザ名の入力を求められる。

    入力が終わったら、ウィンドウ下部の「OK」ボタンをクリックする。

  5. パスワードを入力して接続する。

    パスワード認証が有効なサーバでは、パスワードの入力を求められる。接続するユーザのパスワードを入力し、Enter キーを押す。入力した文字は画面に表示されない(アスタリスクも表示されない)が、入力は受け付けられているので、そのまま入力を続ける。

  6. ログインが成功し、リモートシェルの画面が表示されることを確認する。これでサーバ上でコマンドを実行できる。

【補足】SSH 鍵認証について

鍵認証では、あらかじめ生成した公開鍵秘密鍵のペアを使い、秘密鍵を持つユーザだけがパスワードなしでログインできる。公開鍵はサーバ側のユーザのホームディレクトリの ~/.ssh/authorized_keys に登録する。MobaXterm には鍵ペアの生成ツール(MobaKeyGen)が付属している。

【補足】MobaXterm のファイル転送機能(SFTP)

MobaXterm は SFTP(SSH File Transfer Protocol)によるファイル転送機能を備える。SSH 接続が確立すると、左サイドバーに SFTP ブラウザが表示される。ここでファイルをドラッグ&ドロップしてファイル転送を行う。

【補足】接続できない場合のチェックポイント

まず、入力した接続先の IP アドレスまたはホスト名、ユーザ名、パスワードを確認する。次に、サーバ側で SSH サービス(sshd)が動作しているかを systemctl status ssh で確認する。ファイアウォール(UFW)を有効にしている場合は、SSH のポート(既定は 22 番)が許可されているかを sudo ufw status で確認し、必要であれば sudo ufw allow 22/tcp で許可する。認証のログは、Ubuntu 24.04 LTS では journalctl -u ssh で確認できる。

2回目以降のログインは、保存したセッションを再利用して行う。 MobaXterm の左側にある「Sessions」タブのセッションリストで、目的のセッション名をダブルクリックすると、前回設定した情報(ホスト、ユーザ名、鍵ファイルなど)でログインできる。接続情報を毎回入力する必要がない。